〜その1〜 |
■まずは基礎知識(1)■ドングリって何? 「ドングリ」という植物があるわけではもちろんありません。 ドングリは、堅い木の実(堅果:けんか)のなる広葉樹、ブナ科と呼ばれる中でコナラ属・シイ属・マテバシイ属の木全体の名前(総称)です。 日本には20種類ほどのドングリがありますが、小浜でよく見られるドングリの代表的なものは、コナラ、ミズナラ、クヌギ、カシ(シラカシなど)、スダジイ、マテバシイといったところです。 [参考]http://moritetsu.net/donguri/donguri.html |
マテバシイ 砲弾型の大きな実がなる。お尻がへこんでいるのが特徴。 小浜市羽賀寺前の自転車道入り口付近の広場(駐車場?)で採取。 |
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クヌギ ころころ丸い、マテバシイより大きな実。イガイガの帽子をかぶっている。 小浜市加斗のプラントから海岸へ向かう県道に少し入ったあたりで大量に拾った。 |
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■まずは基礎知識(2)■ドングリはなぜ渋い? ドングリをそのまま食べると、渋柿よりすごい強烈な渋さでとても食べられません。 この渋みの正体はタンニン。お茶の渋み成分と同じものです。 ではどうしたらタンニンを取りのぞけるのか? 実はタンニンは水溶性、つまり水に溶ける性質があるらしいのです。 ということは水につけておけばいいのか? 「それでいい」と書いてある本もあります。逆に「灰汁で煮なければダメだ」と書いてある本もあります。 よくわからないので、今回はいろいろ試してみることにしました。 果たしてうまく行くのか?乞うご期待!! |
コナラ シイに似た細長い実。帽子はウロコ模様。マテバシイやクヌギより小さいが大量に拾え、一人で1時間も拾えばリュック一杯になる。 クヌギと同じ所で大量に拾った。 |
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