ありのままの経験を書きました〜ちゃんいぇーさん 受験年度::2021(R03) 受験部門上工水道 答案本文 業務番号: 4 (1-1)業務の名称(50文字以内) : □□市簡易水道会計固定資産調査委託業務 (1-2)発注者名(25文字以内) : ○○県□□市水道課 (1-3)履行期間(25文字以内) : 平成27年6月から平成28年2月 9ヶ月間 (2)業務の目的(100文字以内) : 水道施設の資産調査を行い、水道施設の運転・管理状況を確認し、耐用年数、減価償却等の情報を含めた財政収支の状況及び情報を整理する。本業務によりアセットマネジメントの基礎資料を作成することとする。 (3)業務の内容(125文字以内) : □□市上水道が将来、水道事業のアセットマネジメントを行う際に必要となるであろう既往資料を収集し、各施設の諸元、耐用年数を整理するとともにその資料を報告書としてとりまとめる。現況との相違点を抽出し、対比した資料を作成する。 (4)あなたの果たした役割(75文字以内) : 管理技術者として、社内の担当者及び発注者と連携をとり、それぞれの担当者が調査収集した資料をとりまとめアセットマネジメントの基礎資料を作成した。 業務番号: 10 (1-1)業務の名称 (50文字以内) : 平成30年度□□県交付金に伴う△△市配水管布設替工事設計業務 (1-2)発注者名(25文字以内) : ○○県△△市水道局 (1-3)履行期間(25文字以内) : 平成29年12月から平成30年9月 10ヶ月間 (2)業務の目的(100文字以内) : 老朽化が進んだ鋳鉄管の漏水を無くし有収率の向上を図り安定した生活用水の供給を図る。また、災害時に重要拠点となる病院等の給水優先度が高い施設への配水管を整備し地震等からの被害の軽減を図る。 (3)業務の内容(125文字以内) : 対象地区の配水管布設替に係る管路設計及び設計図書作成全般。 1.対象地区の詳細測量。2.交付金申請書資料作成。 3.積算設計書作成。4.実績報告書作成。5.工事監督補助。 (4)あなたの果たした役割(75文字以内) : 管理技術者として測量成果、設計図面、積算設計書等のとりまとめに参画した。また、工事発注後は工事監督補助として施工現場での様々な問題点解決にあたった。 業務番号: 1 (1-1)業務の名称(50文字以内) : □□市上水道耐震化基本計画策定業務 (1-2)発注者名(25文字以内) : ○○県□□市水道課 (1-3)履行期間(25文字以内) : 平成26年10月から平成27年2月 5ヶ月間 (2)業務の目的(100文字以内) : ○○県□□市は中央構造線に近接しており、さらに給水区域内には老朽化した水道施設及び配水管が多く残存する。水道用水の安定した供給を図るため、水道施設の早急な耐震化基本計画を策定する。 (3)業務の内容(125文字以内) : □□市上水道全域の水道施設のとりまとめおよび平面図の作成。地震による被害を受けた際に想定される水道施設の被害の算定。各施設の耐震化手法及び実施計画の検討。また、それに係る概算費用の算出ととりまとめ及び報告書の作成。 (4)あなたの果たした役割(75文字以内) : 管理技術者として、それぞれの担当者が調査収集した資料をとりまとめ、次の業務(耐震化の詳細設計業務)につながる成果報告書の作成を行った。 (5)技術上の問題点とその対応(425文字以内) : 施設の大半は供用年数が長く、老朽化しているため、耐震化による予算投入には優先順位付けが必要となった。このためこの業務において作成した水道施設の平面図等をもとに水道施設の重要度を改めて洗い出しA1、A2、Bの区分を確認する作業を行った。 この業務における一番の問題点は、10年から20年先における給水人口の分布に対応した耐震化対策であった。過疎化の著しい山間部においては、社会インフラ整備を行うにあたり、費用対効果を考慮すると躊躇する部分があった。 当該地区は、大小様々な簡易水道施設が吸収、統合した上水道であるが、各々の既設水源、浄水施設にこだわらず他の配水本管から支管を分岐、給水する広域的な案を模索し検討提案した。 これは従来の給水人口が増え続けるという前提で施設拡張に予算を使っていたモデルに逆行する考え方で、地区の水道行政として有効であると考えた。将来の給水人口減少と水道施設の耐震化という、相反する問題を中長期的に考慮した結果である (6)業務の実施上の問題点とその対応(425文字以内) : 当該地区は平成18年に4町と2村が合併して生まれた市である。以後、小さな簡易水道を吸収、統合し上水道事業を形成、経営してきた。そのため必要な情報が市内各地に点在しており発注者側の管理担当者も不明なケースが多く旧町村役場での資料収集に膨大な時間を費やした。 まずは水道施設の基本情報である水道施設台帳の調査から行った。また、運転及び維持管理の情報、合わせて建設当時あるいは竣工時の設計図書を一元化した情報としてとりまとめるようにした。 一番の問題点となったのは、必要な資料が部分的に存在しない箇所があったり更新されておらず、現況と一致しないため、全体としてつながらない部分が多かったことである。 これを解決するためには現地踏査と合わせて、埋設されている水道管の管路について当時の関係者、つまり発注担当者、設計、施工関係者等に対する資料提供依頼及びヒアリングを積極的に行い、現在の当該地全体像把握を行い、できる限り正確な現況図面の復元に努めた。 (7)上記(5)(6)の対応について、現時点での評価(350文字以内) : 成果報告書は、必要なときに誰もがすぐにモバイルパソコン等で配管状況等が閲覧できるように汎用性のあるPDF形式のファイルとして充実させることが出来たのは 特に貢献できたところであると思う。 当時はほとんどが紙ベースの資料であったため、できるだけまとめた資料をデジタル化して、複雑なコンピュータの操作をすることなく、誰もが閲覧できる形式にこだわった。履行期間内に工事中であったり、資料が不明であるため成果報告書に記載できなかったところが残った。そのため順次更新することを前提としたファイル構成にした。 これからの設計業務は全てがデジタルファイルで残っていくが今回あまり残存しなかった日々の運転、維持管理に関するデータも合わせて残し、マッピングシステム等々も利活用し、改良改築の資料とすべきである。 問題全般の感想・アドバイスなど この経験論文は参考書に載っているような模範解答ではありませんが、私はこのとおり試験会場でPCに打ち込み、合格したので、間違いなく合格論文です。RCCM試験は参考書が少ない中、この掲示板を頼りに勉強し受験しました。お礼の意味を込めて、私の論文で良ければ、と思い投稿させていただきました。私は、特に添削も受けず、自分自身が担当した業務に関して、ありのままを素直に書きました。試験会場で、文章が出てこなくて考えるのが怖かったので、あらかじめ多めの字数の論文を用意して試験に臨みました。みなさん、ぜひ頑張ってください。 |
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