RCCM試験問題W−2臨時掲示板 平成27年度RCCM試験の問題4-2(トンネル部門)について語る、臨時掲示板です。
=トンネル部門= 2015.11.11開設、2015.11.30終了

[30] 1 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:49 
1.東日本大震災における復興道路・復興支援道路に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。

a.震災時における三陸沿岸道路の開通延長は、全体の3割程度(129km)であったが、大きな被害を受けなかったことから「命の道」として災害復旧に大きく貢献した。
b.三陸沿岸道路は、完成2車線の自動車専用道路で、トンネル内にも剛性の中央分離帯を設置することから、幅員は12mで計画されている。
c.復興道路・復興支援道路のトンネルは、134本(但し、宮古盛岡横断道路の未事業化区間を除く)であり、路線全体延長584kmのうち45%を占めている。
d.三陸地方は、歴史的にも津波により大きな被害を受けていることから、東日本大震災の教訓を活かし、ルートは津波浸水区域を95%避けて計画されている。


[71] RE:1 Name:透 Date:2015/11/14(土) 20:16
a.○?命の道とは、youtubeより震災6日前の3月5日に­開通したばかりの「釜石山田道路」のことを指すと言っています。129kmに含まれていると考えれば○
https://www.youtube.com/watch?v=6Gph1MM9lrQ
b.○?HPより色々なトンネルの幅員が12m。すいません。全部見切れてません。
c.×?HP見る限り、※5でトンネル計画延長で109.5kmとあり、これならば109.5/584=約19%
http://www.thr.mlit.go.jp/road/fukkou/content/shintyoku/index.html
d.○http://www.thr.mlit.go.jp/road/fukkou/content/summary/sanrikuengan.html

調べてみましたが、逆に混乱するかも知れません。
申し訳ありません。

[29] 2 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:48 
2.道路トンネルの定期点検に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。

a.覆工コンクリート等にひび割れが深さ方向に斜めに入っている場合は、打音検査によりその方向と範囲が推定できるものもあるので、注意して点検を行う必要がある。
b.打音検査にあたっては、頭部重量100〜300g程度の点検用ハンマーを用いて、初回点検では、変状がなくても全面において行う。
c.覆工表面に段差がある場合は、施工の不具合のみが原因があり、構造的に弱点となっている場合はない。
d.コールドジョイントは、施工の不具合でできた継目であり、コールドジョイントの付近は、ひび割れが発生しやすいので、コンクリートがブロック化することがある。


[31] RE:2 Name:エリック Date:2015/11/12(木) 01:24
cにしました。段差があるのに構造的に弱点にならないのは変だと思いました。

[39] RE:2 Name:NR15 MAIL Date:2015/11/12(木) 19:32
c。構造的弱線部にも段差が生じます。

[48] RE:2 Name:大阪受験 Date:2015/11/12(木) 23:14
私もcだと思います。
覆工のずれなど構造的な変形の特徴と思われます。

[28] 3 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:47 
3.道路トンネル定期点検要領における用語の定義に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。

a.外力とは、トンネルの外部から作用する力であり、緩み土圧、偏土圧、地すべりによる土圧、膨張性土圧、水圧、凍上圧等の総称をいう。
b.材質劣化とは、使用材料の品質が時間の経過とともに劣化が進行するものであり、コンクリートの中性化、アルカリ骨材反応、鋼材の腐食、凍害、塩害、温度変化、乾燥収縮等の総称をいう。
c.漏水とは、覆工背面地山の地下水が、覆工コンクリートに生じたひび割れ箇所や目地部を通過し、トンネル坑内側に流出するなどの現象の総称をいい、漏水等による変状には、冬期におけるつららや側氷が生じる場合は含まない。
d.監視とは、応急対策を実施した箇所、もしくは健全性の診断の結果、当面は応急対策または本対策の適用を見送ると判断された箇所に対し、変状の挙動を追跡的に把握することをいう。


[32] RE:3 Name:エリック Date:2015/11/12(木) 01:25
cにしました。根拠はないのですが、冬季には漏水は凍るのでないですか?

[49] RE:3 Name:大阪受験 Date:2015/11/12(木) 23:15
cです。
道路トンネル定期点検要領 平成26年6月に記載あります。

[27] 4 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:45 
4.山岳工法における膨張性地山の施工に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。

a.掘削にあたっては、地山を緩めないように、早期に断面の閉合を図ることを基本とし、地山条件に合わせた適切な掘削工法を選定しなければならない。
b.トンネルが掘削されると、周辺の地山とともに孔壁が徐々に内空に押し出されてくる現象が見られ、はなはだしい場合には工事に支障をきたすほど著しく掘削断面が縮小することがあるが、その変位は天端、側壁だけで、底盤や鏡面に生じることはない。
c.最近では、地山変位をある程度許容し、最初の支保工(一次支保工)の健全性が損なわれることを見越して、その内側に新たに何層にも支保工(多重支保工)を設けることで支保全体の健全性を確保するという考え方にもとついて施工している事例もある。
d.吹付コンクリートは、掘削後ただちに施工することにより、地山の緩み、風化を防止することができ、膨張性地山においては、とくにその効果は著しく、吹付コンクリートの厚さは、標準支保パターンに比べ厚い吹付け厚が採用されている。


[38] RE:4 Name:太刀魚 Date:2015/11/12(木) 14:46

底盤や鏡面にも変状が生じる


[50] RE:4 Name:大阪受験 Date:2015/11/12(木) 23:17
bです。
膨張性地山の場合、盤ぶくれを生じる可能性が高いです。

[58] RE:4 Name:NR15 Date:2015/11/13(金) 07:54
b。応力の解放方向に膨張しますので、底盤や鏡面にも影響が出ます。

[73] RE:4 Name:とらねこ MAIL Date:2015/11/17(火) 18:40
トンネル標準示方書 P205より

× その変位は天端、側壁だけで、底盤や鏡面に生じることはない。
○ その変位は天端、側壁だけでなく、底盤や鏡面にも生ずることが大きな特徴である。


[26] 5 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:44 
5.山岳工法における支保部材に関する記述として、正しいものをa〜dのなかから選びなさい。

a.ロックボルトは、周辺の地山と一体化するための定着材および頭部で芯材と吹付けコンクリート等とを一体化するためのプレートとナットから構成される複合部材で、吹付けコンクリートや鋼製支保工とは異なり、地山の内部から支保機能が発揮される点が特徴である。
b.中硬岩、硬岩地山の場合に、亀裂に交差してロックボルトを打設すると亀裂面のせん断強度が低下し、見かけの地山物性改良効果が期待できない。
c.吹付けコンクリートの施工方式には、湿式と乾式があり、それぞれの方式で施工される吹付けコンクリートの最終的な品質は、施工過程による影響は受けにくい。
d.鋼製支保工は、吹付けコンクリート等と一体となって地山に密着し、トンネルや周辺地山の安定を図るものであるが、脚部での支持を期待しなくても安定性を保つことができるような良好な地質条件下においても、下半部の鋼製支保工は省略することができない。


[40] RE:5 Name:NR15 Date:2015/11/12(木) 19:44
a;〇
b;ロックボルト⇒せん断強度増加。
c;施工過程による影響を受ける。
d;安定性を保つ地山では省略する。


[74] RE:5 Name:とらねこ MAIL Date:2015/11/17(火) 18:53
トンネル標準示方書より

a.○ P79
b.× P79より
 見かけの地山物性改良効果が期待できる。
c.× P75より
 施工過程による影響を受けやすい。
d.× P89より
 下半部の鋼製支保工を省略する場合もある。


[25] 6 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:43 
6.山岳工法における道路トンネルの設計に関する記述として、正しいものをa〜dのなかから選びなさい。

a.坑門の面壁設計においては、面壁に発生する応力がトンネル覆工にも影響するため、覆工内側面にも面壁に配置する主筋と同等の鉄筋を面壁から5m程度配置する。
b.トンネルの覆工仕上がり線は、設計断面に対して、施工上ある程度の誤差が生じることはまぬがれないため、あらかじめトンネル断面の所要空間とは別に、施工誤差として3cm程度を見込んでいる。
c.地山等級DUにおいて変形余裕量を見込む場合は、上部半断面工法は上半部に、補助ベンチ付全断面工法では掘削に時間差が無いため上半部、下半部にそれぞれ5cm程度見込んで設計するのが通例である。
d.インバート半径は、路盤構造、中央排水工、側溝などを包含するとともに地山の性状考慮した合理的な形状を選定するものとするが、一般には、インバート半径は、上半半径の2〜3倍とすることが多い。


[44] RE:6 Name:s Date:2015/11/12(木) 20:09
ボックスカルバートと同様に5mの呑込みを本坑側に行う。よってaだと思う。

[75] RE:6 Name:とらねこ MAIL Date:2015/11/17(火) 19:13
道路トンネル技術基準(構造編)・同解説より

a.× P149より
 覆工外側面にも面壁に配置する主筋と同等の鉄筋を面壁から5m程度配置するものとする。
b.× P95より
 通常、その許容範囲は5p程度を見込んでいる。
c.× P127より
 上・下半部に変形余裕量として10p程度見込んで設計するのが通例である。
d.○ P96より
 問題文記載の通り。


[24] 7 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:41 
7.山岳工法における計測Bの評価に際しての留意点に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。

a.計測Bは、計測Aの断面および測点にあわせて設置すると地山の挙動や支保工の効果を評価しやすい。
b.土被りの小さい都市トンネル等では、脚部の支持力不足により天端と脚部が同程度沈下する共下がり現象が発生しやすいため、地表から設置する地中変位計の頭部の沈下量を測定するなど、絶対的な沈下量を把握できるようにする。
c.覆工の応力は、完成後の気温変化、水位変化、近接施工による作用土圧の変化等により変化するため、評価にあたっては温度変化、間げき水圧分布、近接施工の範囲や種別等を正確に把握しておく必要がある。
d.吹付けコンクリートの若材齢時は、弾性係数が小さく、同じ変形であっても発生応力が大きい場合がある。


[45] RE:7 Name:s Date:2015/11/12(木) 20:16
d:フックの法則σ=Eεで応力はE=一定とすると変形はεで決まる。内空断面(半径)が異なれば同じ変形量でεが変わるが、半径が同じで変形量が同じであれば弾性係数が小さい方が応力は小さくなる。よってdだと思う。

[79] RE:7 Name:とらねこ MAIL Date:2015/11/24(火) 17:39
道路トンネル観察・計測指針 P183より
d:×
同じ変形であっても発生応力が小さい。


[23] 8 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:40 
8.トンネルの維持管理に関する配述として、娯っているものをa〜dのなかから選びなさい。

a.山岳工法により建設されたトンネルは、現在の標準工法である吹付けコンクリートとロックボルトを主体とするNATMと、それ以前の矢板工法に大別され、施工法の違いによる変状発生の特性を考慮する必要がある。
b.矢板工法で建設されたトンネルでは、覆工コンクリートと背面地山との間に空隙が存在することが多いことに留意が必要である。
c.シールド工法により建設されたトンネルの場合、RC、鋼製、ダクタイル鋳鉄、合成などのセグメントの種別によって対策工が異なるものがある。
d.開削工法により建設されたトンネルは、建設時のコンクリートの打込み方法、トンネルの防水工や親杭横矢板、柱列式連続壁、地下連続壁などの仮設工法などによる差異で対策に影響がでることはない。


[33] RE:8 Name:エリック Date:2015/11/12(木) 01:27
dにしました。開削工法でも施工方法の違いによって影響が出るのではと思いました。

[51] RE:8 Name:大阪受験 Date:2015/11/12(木) 23:18
dです。
特に防水工の違いなどは漏水の発生に大きな影響を及ぼすと思いました。

[22] 9 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:39 
9.「ずい道等建設工事における換気技術指針」における用語に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。

a.粉じん濃度目標レベルとは、トンネル内の切羽から30m地点での粉じん濃度の測定の結果の評価を行うときに使用する粉じん濃度の目標値として、各建設工事毎に設定すべき値であり3mg/m3(吸入性粉じん)以下にすることとされている。
b.許容濃度とは、日本産業衛生学会及びACGIH(米国産業衛生専門家会議)が勧告している濃度をいう。
c.法的規制値とは、労働安全衛生法、労働安全衛生規則、酸素欠乏症等防止規則等の関係法令で、就業禁止等について規制されている値をいう。
d.管理濃度とは、作業環境管理を進める過程で、有害物質に関する作業環境の状態を評価するために、作業環境測定基準に従って単位作業場所について実施した測定結果から、当該作業単位場所の作業環境管理の良否を判断する際の管理区分を決定するための指標をいう。


[77] RE:9 Name:ひろし Date:2015/11/20(金) 17:53
   解 答


   「a」・・・×   ( 切羽から30m → 50m )
   「b」・・・○
   「c」・・・△ ?  (法的規制値という言葉が見当たらない)
   「d」・・・○



   下記に、解説を示す。


  「a」・・・×   ( 切羽から30m → 50m )

a.粉じん濃度目標レベルとは、トンネル内の切羽から30m地点での粉じん濃度の測定の結果の評価を行うときに使用する粉じん濃度の目標値として、各建設工事毎に設定すべき値であり3mg/m3(吸入性粉じん)以下にすることとされている。


F粉塵濃度目標レベル
粉塵濃度目標レベルは3mg/m3以下とすること。(掘削断面積が小さいため、3mg/m3を達成するのに必要な大きさ(口径)の風管又は必要な本数の風管の設置、必要な容量の集塵設置等が施工上極めて困難であるものについては、可能な限り、3mg/m3に近い値を粉塵濃度目標レベルとして設定し、当該値を記録しておくこと。)

粉じん対策ガイドライン」では、粉じん濃度目標レベルを、切羽から50mの地点で3mg/m3以下と定めていますが、山住トンネルにおける、同地点での粉じん濃度は、掘削作業で平均1mg/m3、コンクリート吹付け作業で平均0.5mg/m3と、良好な作業環境が確保されました。



 「b」・・・○

b.許容濃度とは、日本産業衛生学会及びACGIH(米国産業衛生専門家会議)が勧告している濃度をいう。

      管理濃度の設定方法の見直しについて作業環境測定結果の評価指標である「管理濃度」は、現行では日本業衛生学会の許容濃度及び米国産業衛生専門家会議(ACGIH)のばく露限界を参考に設定しているが



「c」・・・△ ?  (法的規制値という言葉が見当たらない)

c.法的規制値とは、労働安全衛生法、労働安全衛生規則、酸素欠乏症等防止規則等の関係法令で、就業禁止等について規制されている値をいう。



  1) 労働安全衛生法・・・「病者の就業禁止」

    事業者は、次の伝染性の疾病その他の疾病にかかった労働者については、その就業を禁止しなければなりません。

   2) 労働安全衛生規則・・・「第三節 病者の就業禁止」

   第六十一条  事業者は、次の各号のいずれかに該当する者については、その就業を禁止しなければならない。ただし、第一号に掲げる者について伝染予防の措置をした場合は、この限りでない。

  3) 酸素欠乏症等防止規則・・・労働安全衛生法に基づき定められたものである。



 「d」・・・○

d.管理濃度とは、作業環境管理を進める過程で、有害物質に関する作業環境の状態を評価するために、作業環境測定基準に従って単位作業場所について実施した測定結果から、当該作業単位場所の作業環境管理の良否を判断する際の管理区分を決定するための指標をいう。

 「管理濃度」とは、作業環境管理を進める上で、有害物質に関する作業環境の状態を評価するために、作業環境測定基準に従って実施した作業環境測定の結果から作業環境管理の良否を判断する際の管理区分を決定するための指標です。
 個々の労働者のばく露濃度と対することを前提として設定されているばく露限界(日本産業衛生学会の「許容濃度」、米国産業衛生専門家会議(ACGIH)の「TLV」など)とは異なります。

[21] 10 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:37 
10.山岳トンネルに適用される主な補助工法に関する配述として、正しいものをa〜dのなかから選びなさい。

a.地山のアーチ作用が期待できないような不安定な地山に対して、天端部の安定を図る目的でフォアポーリング、長尺フォアパイリング等の崩落、抜け落ち防止対策を行った場合は、鏡吹付けコンクリートや鏡ボルトを併用した事例はない。
b.支保工脚部の支持力が不足する場合には、仮インバートや脚部補強ボルト、脚部補強パイルあるいはサイドパイルが有効である。
c.切羽の安定性は、地山の性状のみによるものではなく、湧水を伴って不安定となる場合も少なくないが、切羽安定対策を実施する場合には、湧水対策等は別々に検討する。
d.含水未固結地山において、水抜きボーリング、水抜き坑等の排水工法を採用する場合には、水と一緒に細粒分を抜くように心掛ける。


[76] RE:10 Name:ひろし Date:2015/11/20(金) 15:58
   解 答

   「a」・・・×
   「b」・・・○
   「c」・・・×
   「d」・・・×


   下記に、解説を示す。


 「a」・・・×   (下記の施工事例では、記述の対策工法が検討されている。)

a.地山のアーチ作用が期待できないような不安定な地山に対して、天端部の安定を図る目的でフォアポーリング、長尺フォアパイリング等の崩落、抜け落ち防止対策を行った場合は、鏡吹付けコンクリートや鏡ボルトを併用した事例はない。

 事例 「地すべり面・破砕帯下における海老坂トンネル施工について」
2.掘削補助工法の計画   (3) 鏡補強工

 表‐3に切羽安定性評価の検討結果を示す.地山が破砕帯であることを考慮すると粘着力は低く評価することが妥当であり、切羽は自立しない可能性が高く,鏡面の安定対策の補助工法が必要である。
 当該トンネルにおいては,水平押出し力が大きく切羽前方に緩み領域があると考えられるため,鏡吹付けコンクリートだけでは地山の押出しを抑制することは困難であり,鏡ボルトによる切羽面の拘束と緩み領域外への定着が必要である.



 「b」・・・○   (支保工脚部の補助工法で採用される対策工に合致している。)

b.支保工脚部の支持力が不足する場合には、仮インバートや脚部補強ボルト、脚部補強パイルあるいはサイドパイルが有効である。

「脚部の補強」
支保工脚部の拡幅、仮インバート、脚部補強ボルト・パイル
「脚部の沈下を抑制すれば地表面の沈下も収まるであろう」との考えから,Fig. 1-2 に示すような脚部
補強工4) (サイドパイル,フットパイル) が用いられており,効果を発揮した施工事例が報告されてい
る.
 


 「c」・・・× (不安定切羽では、湧水対策の検討を同時に実施する必要がある。)

c.切羽の安定性は、地山の性状のみによるものではなく、湧水を伴って不安定となる場合も少なくないが、切羽安定対策を実施する場合には、湧水対策等は別々に検討する。

  「土砂トンネルの切羽安定性評価に基づく地山分類法に関する研究」Untitled - 九州大学
  第3章切羽安定性評価に関する既往の研究と切羽崩壊事例の分析
   3. 2 切羽安定性評価に関する主な既往の研究

 山岳工法の最も恨本的な特徴の一つである掘削時の切羽の応力解放は,常に
トンネル切羽を不安定化させる主要因として作用する。このため,強度が低い
土砂地山では,短時間で塑性変形が進行するような条件下にある場合,切羽の
崩壊が発生することがある。特に, トンネル湧水を伴う場合には切羽周辺の地
山を構成する堆積物の流出,崩壊や,場合によっては地表陥没の発生等,重大
な問題の発生に至る。トンネル切羽の安定性は,このような問題の発生に対す
る崎工の安全性の確保や支保設計の根拠として従来から機々な議論がなされ,
17J}f価のノj法が段々な着服点から提案されている。以下に主な既往の研究の成果
を,切羽の状態区分のための問題点の抽出という観点から整理し,検討を行う。



 「d」・・・×   (流砂現象は防止しなければならず、細粒分を抜いてはいけない)

d.含水未固結地山において、水抜きボーリング、水抜き坑等の排水工法を採用する場合には、水と一緒に細粒分を抜くように心掛ける。

 下記の論文に火災されているように、排水工法で流出する細粒分は「流砂現象」と呼ばれ、
 細粒分の流出は地山の変状の要因となる。

 題名「未固結滞水砂質土層におけるトンネル掘削」(日本鉄道建設公団)

その付近から少量の湧水(切羽全面に出汗した状況)を伴う小規模の流砂現象が見られた状況を確めながら掘進したが、湧水と共にモルタル状の砂が流出するに及び導坑掘削を中止して,
応急対策としてバルクヘッド等を築き流砂を防いだ。
その付近から少量の湧水(切羽全面に出汗した状況)を伴う小規模の流砂現象が見られた状況を確めながら掘進したが、湧水と共にモルタル状の砂が流出するに及び導坑掘削を中止して,
応急対策としてバルクヘッド等を築き流砂を防いだ。

[20] 11 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:36 
11.道路トンネルにおける換気方式に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。

a.ジェットファン式の特徴は、トンネル縦方向に作用する交通換気力および自然換気力を補足するようにジェットファンの噴流効果による圧力上昇を発生させ、これにより所要換気量を満足しようとすることにある。
b.一方通行トンネルにおけるジェットファン式は、新鮮空気が坑口から供給されることになるので、濃度分布は坑口部からの曲線分布になる。
c.対面交通トンネルで縦流換気方式を採用する場合、走行車両による交通換気力は期待できず、逆に換気上の抵抗としてのみ作用することが多いが、走行速度などによって換気状態が影響を受ける度合いは一方通行トンネルの場合に比べて小さい。
d.横流換気方式や排気半横流換気方式は、交通方式にかかわらず、坑口からの排気の比較的少ない換気方式である。


[72] RE:11 Name:ventilation Date:2015/11/15(日) 02:47
b 濃度分布は坑口部からの「直線分布」になる

[19] 12 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:35 
12.山岳工法で施工するトンネルにおいて留意すべき地山条件に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。

a.シラスの特徴は、他の土質に比べ水により侵食されやすいことにあるが、不飽和状態においてはそのかみ合わせ(インターロッキング)の良さのため、力学的性質は一般的な砂に比べて比較的大きなせん断抵抗を示す。
b.砂層・砂礫層地山は、粘着力が小さく、掘削から吹付けを開始するまでの間、あるいは、吹付け作業中でも天端に肌落ちが生じ、結果的に余掘りが増加することがある。
c.花崗岩では、他の岩種に比べ風化が深部に及んでいて、坑口からかなり長区間にわたり脆弱な地山を掘削せざるを得ない場合が多く、とくに土被りの小さいトンネルでは、全区間がまさ土からなることも少なくない。
d.未固結地山とは、洪積層や一部沖積層を形成する未固結ないし固結度の低い砂質土や礫質土ならびに火山灰、火山礫、軽石からなる火山噴出物等であり、岩石の風化帯、断層破砕帯等は含まれない。


[41] RE:12 Name:NR15 Date:2015/11/12(木) 19:55
a;× 引張せん断強度は低い。
d;△ 第三紀の固結度の低い岩石の風化帯は含んでも良いと思う。


[43] RE:12 Name:s Date:2015/11/12(木) 20:06
シラスが垂直に立つのはφが大きいからでは?よってaは正解でdが誤りだと思います。

[18] 13 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:33 
13.シールドトンネルにおけるセグメントの耐久性に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。

a.セグメントの継手面には、トンネルとしての止水性を確保するために、シール材等による止水工を施さなければならない。
b.セグメントにひび割れが生じる原因は、一般的に、曲げモーメントや軸引張力等の断面力のほか、ジャッキ推力やセグメントの運搬、組立時の取扱いなど施工に起因するものやコンクリートの乾燥収縮、中性化等によるものがある。
c.耐久性の高い鋼製セグメントや合成セグメントでは、腐食性環境におかれる場合でも、防食や防せいの処理を行う必要はない。
d.セグメントの耐久性の検討では、コンクリート、鉄筋、鉄鋼材等からなるセグメント本体、鉄鋼材等からなる継手、注入孔の部品の耐久性を確認する。


[34] RE:13 Name:エリック Date:2015/11/12(木) 01:29
cにしました。腐食性の環境では、防食や防せいの処理を行う必要があるのではないかと思いました。

[52] RE:13 Name:大阪受験 Date:2015/11/12(木) 23:23
cです。
エリックさんと全く同意見です。
少し調べたところ、鋼製セグメントに塗装や防食を目的としたコンクリートを施すとの記述がみられました。

[59] RE:13 Name:NR15 Date:2015/11/13(金) 08:00
c。耐久性が高くても、防食性能が低くては意味がありません。防食、防錆処理が必要です。

[80] RE:13 Name:とらねこ MAIL Date:2015/11/26(木) 14:14
トンネル標準示方書 シールド工法
P107より

腐食性環境におかれる場合は必要に応じて防食や防せいのための処理を行う。


[17] 14 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:31 
14.既設構造物と近接するシールドトンネルに関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。

a.近接施工の影響を定量的に評価する場合、有限要素法等の数値解析により行うのが一般的であるが、シールド施工の影響は沈下による影響が支配的であるため、隆起に対する解析の必要はない。
b.有限要素解析の結果から、施工時の指標としての管理基準値を定める際には、管理者と協議の上、機能面、構造面のどちらも満足する値を定める必要がある。
c.対策工法として地盤改良を用いる際には、対象地盤、施工方法等によって十分な改良効果が得られない場合があるので、試験施工等により、改良範囲と均一性、出来上がり品質等の効果確認を行い、詳細の仕様を定めるのがよい。
d.計測管理は、通過前、通過時、通過後の3段階を追って実施する必要がある。とくに、近接区間の手前の類似の地盤条件の地点で通過前計測を行い、予測解析手法の妥当性や施工方法の是非を確認しておくことが重要である。


[35] RE:14 Name:エリック Date:2015/11/12(木) 01:30
a.にしました。普段の業務で隆起に対する検討もしているので・・・・

[16] 15 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:30 
15.開削トンネルの本体工の設計に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。

a.開削トンネルの性能照査において考慮する限界状態は、終局限界状態ならびに使用限界状態ならびに疲労限界状態である。
b.箱形ラーメン形式のトンネルでは、土圧が大きい場合に応力が大きくなる部材と、土圧が小さい場合に応力が大きくなる部材とがある。
c.地下水位以下に施工される開削トンネルにおいては、土被りの少ない場合、トンネル部から地上部への移行区間ならびに構造物が大きい場合に浮上りに対する検討が必要である。
d.耐震設計上の基盤面として設定できる十分に堅固な地層は、支持力が十分にあり、せん断弾性波速度が概ね200m/s以上(一般に、砂質土でN値50以上、粘性土でN値25以上)と考えてよい。


[36] RE:15 Name:エリック Date:2015/11/12(木) 01:31
dにしました。
誤:せん断弾性波速度が概ね200m/s以上
正:せん断弾性波速度が概ね300m/s以上
と思ったからです。


[81] RE:15 Name:とらねこ MAIL Date:2015/11/26(木) 14:41
トンネル標準示方書 開削工法
P69より

せん断弾性波速度が概ね300m/s以上(一般に、砂質土でN値50以上、粘性土でN値25以上)と考えてよい。


[15] 16 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:29 
16.トンネル工事を規制するおもな関連法規類に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。

a.都市計画関係の関連法規類としては、「都市計画法」「大深度地下の公共的使用に関する特別措置法」「都市再生特別措置法」などがある。
b.自然・文化財保護関係の関連法規類としては、「自然公園法」「都市公園法」「環境基本法」などがある。
c.環境・公害・廃棄物関係の関連法規類としては、「環境基本法」「環境影響評価法」「土壌汚染対策法」などがある。
d.災害防止関係の関連法規類としては、「宅地造成等規制法」「地すべり等防止法」「道路交通法」などがある。


[60] RE:16 Name:NR15 Date:2015/11/13(金) 08:02
d。道路交通法。

[82] RE:16 Name:とらねこ MAIL Date:2015/11/26(木) 14:47
dの道路交通法だと思われます。

[14] 17 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:28 
17.トンネルの周辺環境調査に関する調査項目と調査事項の組み合わせとして、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。

a.【調査項目】地下水状況・・【調査事項】帯水層の分布と透水性、帯水層ごとの地下水圧と水質および経年変化、地下水の流向と流速、湧泉の分布と湧水量
b.【調査項目】地表水状況・・【調査事項】表流水、温泉、湧泉、湖沼、湿原の分布、天然ガスの分布
c.【調査項目】地盤沈下・・・・【調査事項】事業対象領域の年間沈下量と累積沈下量、沈下の範囲、層別沈下量と沈下速度、沈下による建物等への影響
d.【調査項目】動植物・・・・・・【調査事項】動物、植物の分布(とくに希少な種)、生態系調査


[42] RE:17 Name:NR15 Date:2015/11/12(木) 19:58
b。天然ガスの分布。

[53] RE:17 Name:大阪受験 Date:2015/11/12(木) 23:25
bです。
わたしも地表水状況調査に天然ガスの分布が関係あるのか疑問でした。

[83] RE:17 Name:とらねこ MAIL Date:2015/11/26(木) 14:52
トンネル標準示方書 山岳工法
P31より
b:×
天然ガスの分布は地形および地質、地盤状況の調査項目のため


[13] 18 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:25 
18.覆工コンクリートの打込みに関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。

a.コンクリートの打込みに先立ち、コンクリートの品質を低下させないよう型枠内の清掃を行い、湧水や溜り水がある場合は適切な排水を行わなければならない。
b.コンクリートの打込みは、材料の分離を生じないよう、また隅々に行きわたり空隙が残らないよう十分に締め固めなければならない。
c.コンクリートは、打上がりが適切な速度となるように、また覆工の左右均等に連続して打込まなければならない。
d.コンクリートの打上がり速度を速くすると、締め固め効果が向上する傾向がある。


[37] RE:18 Name:エリック Date:2015/11/12(木) 01:33
dにしました。打ちあがり速度が速いと、締固めに対して悪影響があると思いました。

[54] RE:18 Name:大阪受験 Date:2015/11/12(木) 23:26
dです。
速度が速いと締固めに悪影響です。

[84] RE:18 Name:とらねこ MAIL Date:2015/11/26(木) 14:55
トンネル標準示方書 山岳工法
P175より
d:×
コンクリートの打上がり速度が速いと、コンクリートの締固めが不十分になる。


[12] 19 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:24 
19.トンネルの変状に関する坑内調査項目・方法に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。



[55] RE:19 Name:大阪受験 Date:2015/11/12(木) 23:27
aにしました。
ひびわれ調査にボーリング?と思いました。
コアボーリングでコアのひび割れを調べるのなら判るのですが、どうなんでしょう。

[11] 20 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:23 
20.施工時の坑内安全点検項目・内容に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。

a.【点検項目】地山・・・・・・・【点検内容】切羽における浮石や亀裂等の有無、未覆工区間の変状の有無、可燃性ガスや有毒ガスの発生の有無、および湧水の状態、地表面の変状の有無等
b.【点検項目】支保工・・・・・【点検内容】吹付けコンクリートのひび割れ、および剥離の有無、ロックボルトの定着状態、プレートの変形、ボルトの破断、鋼製支保工の沈下および変形等
c.【点検項目】作業環境・・・【点検内容】温度、炭酸ガス、視界、通気量、排ガス、SS濃度、粉じん濃度、振動および騒音等
d.【点検項目】機械、設備・・【点検内容】通路、運搬路、軌道、走行車両、換気設備、照明設備、排水設備、連絡通報設備、緊急避難設備および救護用具等の整備状況等


[70] RE:20 Name:透 Date:2015/11/14(土) 18:05
【2006年制定トンネル標準示方書山岳工法p.137】より

a.○
b.○
c.×SS濃度
d.○

と思います。

[85] RE:20 Name:とらねこ MAIL Date:2015/11/26(木) 14:58
c:×
SS濃度の記載がありません。


[10] 21 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:19 
21.覆工コンクリートの特性に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。

a.覆工コンクリートには、過大な荷重が作用した場合の変状に伴うひび割れとは別に、主としてコンクリートの収縮ひずみが外部拘束されるために生ずるせん断応力に伴うひび割れがある。
b.覆工コンクリートに収縮ひずみが発生する要因には、コンクリートの硬化温度の降下による温度収縮がある。
c.覆工コンクリートに収縮ひずみが発生する要因には、トンネル内温度の降下による温度収縮がある。
d.覆工コンクリートに収縮ひずみが発生する要因には、トンネル内湿度の低下による乾燥収縮とコンクリート硬化時の自己収縮がある。


[56] RE:21 Name:大阪受験 Date:2015/11/12(木) 23:29
aにしました。
せん断応力ではなく、引張応力だと思います。

[9] 22 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:17 
22.覆工コンクリートの養生に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。

a.打ち終わったコンクリートに十分な強度を発現させ、所要の耐久性、水密性等、品質を確保するためには、打込み後一定期間中、コンクリートを適当な温度および湿度に保つ必要がある。
b.コンクリート養生期間は、振動をあたえワーカビリティを促進する必要がある。
c.坑内は、坑口付近を除いて温度が安定しており、湿潤状態に保たれているので、一般には付加的な養生は行われていない。
d.坑口付近は、外気の影響を受けやすいため、ここでの覆工は明り構造物と同じように養生を行うなどの配慮が必要である。


[46] RE:22 Name:s Date:2015/11/12(木) 20:18
養生期間中に振動を与えたらコンクリート自体にひび割れなどの悪影響が出る。よってbだと思う。

[57] RE:22 Name:大阪受験 Date:2015/11/12(木) 23:30
bです。
養生中は振動を与えてはいけません。

[86] RE:22 Name:とらねこ MAIL Date:2015/11/26(木) 15:07
トンネル標準示方書 山岳工法
P176より
b:×
振動や変形等の有害な作用の影響を受けないようにする必要がある。


[8] 23 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:15 
23.インバートコンクリートの施工に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。

a.支保工や覆工コンクリートの脚部とインバートとの打継ぎ目は、トンネルの断面のうち、最も弱点となりやすいので、吹付けコンクリートのはね返り材等の異物を除去するとともに、インバートの掘削面は十分に清掃を行い、ずりや異物等がコンクリートに混入しないように留意しなければならない。
b.インバートコンクリートの表面の整形は、定規を使用して仕上げるが、覆工との間に小半径の曲線が入るインバート形状の場合には、仕上がり面が急なので上型枠を用いて打ち込むこともある。
c.打込み後、インバートを埋め戻す場合や車両等の通行に供する場合は、コンクリートが埋め戻し土や転圧作業の荷重あるいは輪荷重等の載荷に支障のない強度に達してから行わなければならない。
d.覆工コンクリートとの打ち継ぎ目、およびインバートコンクリートの中央付近に設ける打継ぎ目は、せん断力を円滑に伝達できるように、原則としてインバートの軸線と直交するように設けなければならない。


[63] RE:23 Name:透 Date:2015/11/13(金) 16:43
【2006年制定トンネル標準示方書山岳工法p.177】より

a.○
b.○
c.○
d.×せん断力⇒軸力

と思います。

[87] RE:23 Name:とらねこ MAIL Date:2015/11/26(木) 15:08
d:×
同じ理由です。


[7] 24 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:13 
24.坑外仮設備に関する組み合わせとして、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。

a.【設備】ずりビン・・・・・・・【主要内容】受ビン、ベルトコンベア、フィーダー
b.【設備】セメントサイロ・・【主要内容】スクリューコンベア、クラムシェル
c.【設備】受電設備・・・・・・【主要内容】高圧線路引込線、高圧受電盤、変圧器
d.【設備】照明設備・・・・・・【主要内容】低圧電線路、坑外設備照明


[78] RE:24 Name:ひろし Date:2015/11/21(土) 00:11
   解 答

   「a」・・・? 
   「b」・・・? もしかしたら ×
   「c」・・・○
   「d」・・・○

   下記に、解説を示す。


  「a」・・・?   (受けピン)

a.【設備】ずりビン・・・・・・・【主要内容】受ビン、ベルトコンベア、フィーダー

1)山岳トンネルのズリ出しに用いる連続ベルトコンベアにおいて
2)フィーダ/フィーダ
  集積した材料を適量ずつ送り出す装置。トンネルのずり搬出のとき、坑口付近および斜坑底等において、ずりびんに併設し、ダンプトラックまたはベルトコンベア等にずりを積み込むために設置する。これにはエプロンフィーダ、プレートフィーダなどがある。泥水シールド等においても、ずりのふるい分け装置のついたフィ-ダ等を用いることがある。
3)ずりびん/ずりビン
   ずり運搬を行う場合、坑口付近および斜坑底等にずりを一時仮置きして、運搬作業とずり捨て作業を効率よく行う。この一時仮置き設備として、掘削1日分程度の容量とした鋼製の漏斗形施設とこれにフィーダを併設して、ダンプトラック等への積込みを容易なものとする。
4)受ビン・・・・・不明


   「b」・・・?

b.【設備】セメントサイロ・・【主要内容】スクリューコンベア、クラムシェル

1)セメントサイロ セメント供給スクリューコンベア 鋳物砂サイロ 鋳物砂供給スクリューコンベア 鋳物砂ホッパー
2)従来は、サイロからロータリーでスクリューコンベアに排出し、バケットエレベーターでプラントの高さまで搬送し、再び、スクリューコンベアでセメントピンに投入する設備が主流であった。
3)クラムシェル・・・・・深堀用の掘削機であり、セメントサイロで使用するか疑問が残る。(?)
             固結セメントの拡散用にクラムシェルを使い分解する方法はある。


  「c」・・・○

c.【設備】受電設備・・・・・・【主要内容】高圧線路引込線、高圧受電盤、変圧器

* 受電設備=受変電設備(同じであれば)、上記の名称は正しい。

「電気設備技術基準・解釈の解説〔その5〕電線路に関する規制 」...
    高圧受電設備規程の引込み線の施設に具体的に示されている
特別高圧受変電設備設置工に適用する。 2. 施工概要 .... キュービクルとは,引込盤・受電盤・切替盤・動力盤・低圧盤・コントロールセンター
受変電設備更新 1式. (高圧引込盤、高圧受電盤、主変圧器. 盤、切換盤 各


 「d」・・・○

d.【設備】照明設備・・・・・・【主要内容】低圧電線路、坑外設備照明

  下記の内容から、正しいと思われる。
1)特別低電圧照明回路の施設 310 トンネル等
  2)トンネル内に設備されているトンネル照明、作業用電源等に電気を供給するために、トンネルに沿って低圧配電線路を敷設しています。
  3)トンネルの照明設備. トンネルの照明設備は図1に示すように大きく分け. て基本照明・入口照明・坑外照明から
4)照明設備は、坑内照明、坑外照明、切破照明、覆工照明に区分し

[88] RE:24 Name:とらねこ MAIL Date:2015/11/26(木) 15:12
トンネル標準示方書 山岳工法
P49より
b:×
クラムシェルは骨材サイロの設備のため


[6] 25 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:11 
25.施工時の支保工変更に関する組み合わせとして、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。

a.【変更項目】吹付けコンクリート・・【変更内容】厚さ、材質等の変更
b.【変更項目】ロックボルト・・・・・・・【変更内容】有無、長さ、本数、耐力、定着材、定着方式等の変更
c.【変更項目】鋼製支保工・・・・・・・【変更内容】有無、寸法、建込み間隔、材質等の変更
d.【変更項目】インバート・・・・・・・・・【変更内容】有無、形状、施工時期、材質等の変更


[64] RE:25 Name:透 Date:2015/11/13(金) 16:45
【2006年制定トンネル標準示方書山岳工法p.71】より

a.○
b.×有無
c.○
d.○

と思います。

[89] RE:25 Name:とらねこ MAIL Date:2015/11/26(木) 15:13
b:×
上記同じ理由です。


[5] 26 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:07 
26.道路トンネルの付属施設に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。

a.道路トンネルでは、とくに換気施設、非常用施設等のトンネル付属施設の計画が道路の交通量、トンネルの延長および平面線形と密接な関係がある。
b.トンネルの坑口位置、縦断線形を決めるときには、換気所、換気坑の位置、規模を含めた換気ならびに非常用施設の概略の設計を行い、工費、施工性、維持管理費等についての総合的な比較検討を行わなければならない。
c.長大トンネルでは、経済的な換気を行うために、換気所や換気坑等の位置がトンネルの線形を決定するような場合もある。
d.照明施設計画では、出入口部の緩和照明に関する費用が大きな比重を占めるため、あまりに短いトンネル群にするとかえって不経済になることもある。


[65] RE:26 Name:透 Date:2015/11/13(金) 16:46
【2006年制定トンネル標準示方書山岳工法p.13】より

a.×平面線形⇒縦断勾配
b.○
c.○
d.○

と思います。

[90] RE:26 Name:とらねこ MAIL Date:2015/11/26(木) 15:15
a:×
上記同じ理由です。


[4] 27 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:06 
27.トンネルの内空断面に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。

a.トンネルの内空断面は、その用途に適した必要断面を包含し、トンネルの安定性および施工性を考慮したうえで、合理的な形状寸法を決定しなければならない。
b.道路トンネルや鉄道トンネルでは、通常その種別や等級等によって建築限界が定められている。内空断面は、この建築限界の外に換気施設、照明施設、排水管路、非常用施設、標識等のための空間を確保したうえ、施工誤差等に対する若干の余裕を見込んで決定しなければならない。
c.道路トンネルや鉄道トンネルでは、平面線形によって横断勾配やカントが変化し、建築限界が変わるので、これも考慮しなければならない。
d.上下水道等の水路トンネルでは、通水量の将来の増加予想を考慮して内空断面を決定する。


[61] RE:27 Name:NR15 Date:2015/11/13(金) 08:18
b。道路トンネルの建築限界は、種別や等級に関わらず一定と思う。鉄道は不明。

[66] RE:27 Name:透 Date:2015/11/13(金) 16:46
【2006年制定トンネル標準示方書山岳工法p.10】より

a.○
b.×排水管路
c.○
d.○

と思います。

[91] RE:27 Name:とらねこ MAIL Date:2015/11/26(木) 15:17
b:×
上記同じ理由です。


[3] 28 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:03 
28.膨張性地山に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。

a.膨張性地山には、岩石強度をはるかに越える応力による塑性流動化を原因として内空断面が縮小する地山(スクィージング地山、押し出し性地山とも呼ばれる)がある。
b.膨張性地山には、水に伴う岩石の体積膨張を原因として内空断面が縮小する地山(スウェリング地山)がある。
c.膨張性地山は、単に岩石の種類や性質のみではなく、土被り圧による応力や褶曲構造等による地質構造的な応力との関連も大きく、同一基準によって膨張の大小を判定できないことが多い。
d.膨張性地山は、白亜紀以降の泥岩や凝灰岩、断層部の粘土、破砕帯、温泉余土、蛇紋岩等でみられることが多い。


[62] RE:28 Name:NR15 Date:2015/11/13(金) 08:22
d。白亜紀以降⇒第三紀以降。

[67] RE:28 Name:透 Date:2015/11/13(金) 16:47
【2006年制定トンネル標準示方書山岳工法p.21】より

a.○
b.○
c.○
d.×白亜紀以降⇒新第三紀以降

ですね。

[2] 29 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 18:00 
29.トンネル施工時の計測管理基準と安全管理体制に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。

a.通常体制・・・・・・定時計測
b.注意体制・・・・・・計測頻度強化、現場点検、作業員への注意強化
c.要注意体制・・・・計測体制の強化、軽微な対策工の実施
d.厳重注意体制・・施工の停止検討、変状要因・傾向の解析、トンネル補強の検討


[47] RE:29 Name:エリック Date:2015/11/12(木) 22:31
dにしました。
変状要因・傾向の解析は、要注意体制では?


[68] RE:29 Name:透 Date:2015/11/13(金) 16:48
【2006年制定トンネル標準示方書山岳工法p.263】より

a.○
b.○
c.○
d.×施工の停止検討⇒施工の停止

と思います。

[1] 30 Name:太刀魚 Date:2015/11/11(水) 17:57 
30.TBM工法の掘進に関する配述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。

a.TBMの特性上、トンネル線形の施工後の修正はほとんど不可能であるため、計画線からの離れを早期に把握して、TBM軌道の修正を遅滞なく行う必要がある。
b.計画線形を逸脱する要因として、TBM本体のピッチング、ヨーイングおよびローリングがあり、これらは地山の抵抗、ジャッキの操作、個々のTBMのもつ運動性能、地質の変化および測量の誤差等の複合した原因によることが多い。
c.ヨーイングが発生すると施工能率が低下し、TBM構造によってはベルトコンベヤー等の作動が困難になり、掘削土の排出ができなくなるなどの問題が生じることがある。
d.安定した高速掘進を持続するためには、地山の挙動、機械の性能、施工状況をリアルタイムに把握することが必要である。掘進にあたっては、掘進速度、推力、トルク、カッターヘッド回転速度およびずり取込み量等の地山状態に対応した最適掘進性能を把握することが重要である。


[69] RE:30 Name:透 Date:2015/11/13(金) 16:49
【2006年制定トンネル標準示方書山岳工法p.282】より

a.○
b.○
c.×ヨーイング⇒ローリング
d.○

と思います。