RCCM試験問題W−2臨時掲示板 平成27年度RCCM試験の問題4-2(土質基礎部門)について語る、臨時掲示板です。
=土質基礎部門= 2015.11.13開設、2015.11.30終了

[30] 1 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:24
1.土の構成の模式図(下図参照)に示す体積、質量の割合から土の状態を表す諸量として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。
a.含水比:w=(mw/ms)×100(%)
b.含水率:Wm=(mw/m)×100(%)
c.体積含水率:θ={Vw/(Vw+Vs)}×100(%)
d.飽和度:Sr={Vw/(Va+Vw)}×100(%)




[41] RE:1 Name:1234 Date:2015/11/13(金) 08:28
a ○
b ○
c × θ=Vw/V×100%
d ○

[29] 2 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:24
2.設計に用いるN値を求めるための標準貫入試験方法(JISA1219)に関する記述として、正しいものをa〜dのなかから選びなさい。
a.ハンマーの落下方法は、自動落下(全自動落下型)とする。
b.標準貫入試験のための掘削孔径は、原則66〜ll6mmとする。
c.ハンマーをセットし予備打ち開始前の時点で貫入量が450mmに達した場合は、本打ちを実施せず、ロッド自沈量を記載する。
d.予備打ち及び本打ちにおいて、50回の打撃に対して累計貫入量が10m皿未満の場合は、貫入不能と記録する。


[63] RE:2 Name:シャンプー Date:2015/11/14(土) 10:19
a.❌ 半自動落下装置も適用できます。
b.❌ 掘削孔径は、65〜150mmとの記載があります。
c.❌ spcサンプラーを降ろした状態でとありますので、ハンマーは、セットしません。
d.⭕ 記載のとおりです。

JIS1219 標準貫入試験方法より


[28] 3 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:24
3.「道路橋示方書・同解説IV下部構造綿」の一軸圧縮試験に関する以下の記述の[ア]〜[エ]に入る組み合わせとして、正しいものをa〜dのなかから選びなさい。
粘性土に対しては、[ア]の三軸圧縮試験に代わる簡便な試験として用いることができる。硬質な粘性土や砂質成分の多い粘性土の場合にはサンプリング等による乱れや脆性的な破壊の影響により強度を[イ]に評価する可能性がある。また、砂質成分の多い場合には、[ア]状態とみなせない載荷状態となり強度を[ウ]に評価する可能性もある。したがって、このような場合には、[エ]指数等の情報により適切な補正を行うか、又は、三軸圧縮試験等を行うことが望ましい。
a.ア:排水、イ:過小、ウ:過大、エ:塑性
b.ア:排水、イ:過大、ウ:過大、エ:液性
c.ア:非排水、イ:過大、ウ:過小、エ:液性
d.ア:非排水、イ:過小、ウ:過小、エ:塑性


[58] RE:3 Name:1234 Date:2015/11/13(金) 09:00
道路橋示方書・同解説W下部構造編(H24.3)P136

a ×
b ×
c ×
d ○

[64] RE:3 Name:シャンプー Date:2015/11/14(土) 13:08
私もdだと思います

[27] 4 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:23
4.軟弱地盤の分布域と地盤の成層の例を模式的に示した下図において、(a)分布域のF〜S地点と(b)成層状況の@ABCEの組み合わせとして、正しいものをa〜dのなかから選びなさい。
a.ア=B、イ=@、ウ=C、エ=A、オ=E
b.ア=E、イ=@、ウ=A、エ=C、オ=B
c.ア=E、イ=B、ウ=C、エ=A、オ=@
d.ア=A、イ=B、ウ=@、エ=C、オ=E




[31] RE:4 Name:太刀魚 Date:2015/11/13(金) 07:47


ア自然堤防、イ枝谷、ウ後背湿地、エ三角州、オ小おぼれ谷

道路土工 軟弱地盤対策工指針より


[61] RE:4 Name:999 Date:2015/11/13(金) 21:00
太刀魚様、解答ありがとうございます。

私は後で三角州はエなので間違ったと思ったのですが、試験時はアが自然堤防Eなのでbかcに絞れ、おぼれ谷堆積地@は明らかにオだと思ったのでcにしました。
三角州と後背湿地の正答はbだと思いますが、イとオの選択はあいまいな気がします。

[66] RE:4 Name:さんた Date:2015/11/14(土) 22:36
私は推論しました。

ABEにはM:海成堆積物が見られないことから、内陸側のデータであることが予想されます。

よってア、イ、ウ、オのいずれかに該当すると推測しました。

イとウとオは有機物が見られますので湿地と思われます。そのため、@ABのいずれかが該当すると思います。

Eは内陸側で湿地ではありませんので、アと推測しました。

とすると、答えはb又はcになります。
以下、bとcについてみます。

イについては、谷部の湿地ですから@Bのいずれかとなります。ここでは答えは判断できませんでした。

ウも湿地ですが谷部に該当しないA後背湿地が当てはまると思います。
この時点で正解はbと判断しました。

確認のため、エ・オについても確認しました。

エはC三角州低地で妥当だと思います。

オはやはり湿地なのでB〜細い谷で有機質土が見られるのは妥当だと判断しました。

以上より、答えはbと推論しました。


[26] 5 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:23
5.「河川砂防技術基準」における河川堤防の新設時に推奨される本調査(第1次および第2次)の調査位置、調査密度の目安として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。
a.ボーリング調査は、堤防法線付近に沿って、本調査(第1次)では1箇所/200m程度、本調査(第2次)では1箇所/100m程度の頻度で計画する。
b.本調査(第1次)のボーリング調査の深さは、支持層となる地盤(N値30以上の層が3〜5m程度連続して確認される深さ)までを目安とし、一般に計画堤防高の3倍程度までとしている。
c.透水性地盤調査の本調査(第2次)のボーリングの深さは、基礎地盤の上面から最低限5m以上、連続した不透水層までまたは15mまでとする。
d.液状化が想定される地盤の判定のためのボーリング調査(第2次)の深度は、地震時に液状化が想定される層下端の深さまでとし、軟弱層(液状化が想定される層)が厚い場合には、地盤種別の判定ができる深さ25m程度までを目安とする。


[62] RE:5 Name:シャンプー Date:2015/11/13(金) 21:26
液状化の対象深度は、現地盤より20mまでなのでdが謝りだと思います。

[83] RE:5 Name:1234 Date:2015/11/17(火) 18:12
国土交通省 河川砂防技術基準 調査編(H26.4)より
www.mlit.go.jp/river/shishin_guideline/gijutsu/gijutsukijunn/chousa/pdf/00.pdf

a ○ 第15章 第2節 −8
b ○ 第15章 第2節 −6〜8
c × 第15章 第2節 −8 基礎地盤の上面から最低限10m以上、連続した不透水層までまたは20mまで
d ○ 第15章 第2節 −8

[25] 6 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:23
6.「道路土工切土工・斜面安定工指針」のグラウンドアンカー工設計上の留意点に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。
a.アンカーを仮設構造物以外の一般的な構造物や地すべり等の抑止工に用いる場合には、アンカーは確実な防食を原則とする。
b.アンカー頭部の受圧構造物は、アンカー緊張力が大きな場合に沈下のおそれが生じないような構造と規模を確保する必要がある。
c.アンカー緊張力は、時間の経過とともに減少する場合があり、永久構造物として用いる場合には、再緊張可能なアンカー頭部の構造として、アンカー長に応じた余長を確保する。
d.アンカーの品質保証試験は、アンカー全本数の5%以上、かつ3本以上に対して多サイクル確認試験を、また残りの全本数に対して1サイクル確認試験を行う。


[32] RE:6 Name:太刀魚 Date:2015/11/13(金) 07:48


アンカー長 ×
自由長 〇


[24] 7 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:23
7.「道路土工盛土工指針」の「盛土の圧縮沈下」に関する以下の枠内の記述において、[@][A][B]に当てはまる組み合わせとして、正しいものをa〜dのなかから選びなさい。
盛土の圧縮量の大半は盛土施工中に終わり、盛土完成後の表面沈下量は極めて少ないのが普通である。盛土完成後の圧縮量は、粘性土盛土で[@]%、砂質土盛土で[A]%程度が目安である。しかし、脆弱な泥岩のズリ、細粒分の[B]まさ土等では、盛土の圧縮沈下が無視できない場合もある。
a.@=0.3〜1.5、A=0.4〜2.0、B=少ない
b.@=0.3〜1.5、A=0.1〜0.5、B=多い
c.@=0.2〜1.0、A=0.4〜2.0、B=少ない
d.@=0.2〜1.0、A=0.1〜0.5、B=多い


[53] RE:7 Name:1234 Date:2015/11/13(金) 08:38
a
b
c
d ○ 道路土工-盛土工指針(H22.4)P60より

[23] 8 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:22
8.「道路土工盛土工指針」の応急対策工の検討に当たって留意すべき主な事項の記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。
a.二次災害の発生のおそれや作業の安全性を確認するなど、二次災害防止を第一に考慮する。
b.盛土とその周辺の現地状況、交通の状況、天候等を十分考慮する。
c.交通を確保しながら応急対策工を施工できることが必要条件となる。
d.迂回道路があるか否か確認するとともに、必要に応じて、交通、崩壊の状況に応じた通行規制を検討する。


[33] RE:8 Name:太刀魚 Date:2015/11/13(金) 07:54


道路道 盛土工指針 P286

極力交通を確保しながら


[67] RE:8 Name:さんた Date:2015/11/14(土) 22:46
cにしました。

必要条件だと一時通行止めなどもできないため、応急対策自体ができないケースも生じると思います。

必要に応じて通行止め等の規制は行われますので、必要条件は誤りだと考えました。


[22] 9 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:22
9.「道路土工構造物技術基準」の切土・斜面安定施設の設計に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。
a.切土のり面は、のり面の侵食や崩壊を防止する構造となるよう設計する。
b.切土は、雨水や湧水等を速やかに排除する構造となるよう設計する。
c.斜面安定施設については、常時の作用として、少なくとも死荷重の作用及び活荷重の作用を考慮するほか、その設置目的に応じて斜面崩壊、落石・岩盤崩壊、地すべり又は土石流による影響を考慮する。
d.斜面安定施設は、雨水や湧水等を速やかに排除する構造となるよう設計する。


[34] RE:9 Name:太刀魚 Date:2015/11/13(金) 07:57


活荷重の作用は考慮しない


[42] RE:9 Name:1234 Date:2015/11/13(金) 08:30
上記補足

道路土工構造物技術基準より
ttp://www.mlit.go.jp/common/001085088.pdf

a ○ 4-4-1(3)に記載
b ○ 4-4-1(4)に記載
c × 4-4-1(1) 活荷重の作用の影響を考慮することは言及されていない。
d ○ 4-4-1(5)に記載

[21] 10 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:22
10.「道路土工盛土工指針」の現地発生土の有効利用の基本的な考え方の記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。
a.安定や沈下等が問題となる材料は、障害が生じにくいのり面表層部・緑地等へ使用する。
b.高含水比の材料は、なるべく薄く敷き均した後、十分な放置期間をとり、ばっ気乾燥を行い使用するか、処理材を混合調整し使用する。
c.有用な表土は、可能な限り仮置を行い、盛土本体(コア)として有効利用する。
d.岩塊や礫質土は、排水処理と安定性向上のためのり尻への使用を図る。


[35] RE:10 Name:太刀魚 Date:2015/11/13(金) 07:58


盛土本体(コア) ×

土羽土 〇


[68] RE:10 Name:さんた Date:2015/11/14(土) 22:48
cの盛土本体は(コア)は誤りだと思います。

太刀魚さんの指摘通り、土羽土が正しいと思います。


[20] 11 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:22
11.軟弱な粘性土に関する記述として、正しいものをa〜dのなかから選びなさい。
a.正規圧密粘土の強度増加率は、自然状態の非排水せん断強さと受けている有効土被り圧の比で表される。
b.正規圧密粘土は、一般に正のダイレタンシーを有する。
c.一般的な粘性土の強度増加率mは、mr3〜4である。
d.一軸圧縮試験において、試料の乱れにより強度が低下した供試体は、破壊ひずみが小さくなる傾向がある。


[77] RE:11 Name:1234 Date:2015/11/16(月) 18:13
a ○ 道路土工-軟弱地盤対策工指針(H24.8)P82より
b × 正規圧密粘土は、緩い状態の粘土であるため、一般に負のダイレタンシーを有します。
c × 道路土工-軟弱地盤対策工指針(H24.8)P83より 粘性土の強度増加率mは、m=0.30〜0.45
d × 道路土工-軟弱地盤対策工指針(H24.8)P53より 『小さく』× →『大きく』○

[19] 12 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:22
12.「道路土工軟弱地盤対策工指針」における軟弱地盤対策工に関する記述として、正しいものをa〜dのなかから選びなさい。
a.サンドマット工法は、主に施工機械のトラフィカビリティーを確保するために用いられる対策であり、その厚さは一般的に50cm程度である。
b.地下水位低下工法は、砂質土の透水係数がlO'3〜10'6m/secのオーダーを有する場合に効果的である。
c.ウェルレジスタンス係数は、ドレーンの長さとドレーン径の比である。
d.サンドコンパクションパイル工法は、砂質土地盤を振動により締固めるものであり、粘性土地盤には適用できない。


[78] RE:12 Name:1234 Date:2015/11/16(月) 18:26
a × 道路土工-軟弱地盤対策工指針(H24.8)P236より 表層のコーン指数による
b ○ 道路土工-軟弱地盤対策工指針(H24.8)P268
c × 道路土工-軟弱地盤対策工指針(H24.8)P254より ドレーンの長さと径の比及び粘性土層とドレーンの透水係数の比等に影響する。
d × 道路土工-軟弱地盤対策工指針(H24.8)P271より 砂質土地盤と粘性土地盤の両方に適用できる

[18] 13 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:21
13.圧密沈下量の算定式として、空欄〔A〕および〔B〕に当てはまるものをa〜dのなかから選びなさい。
a.A:体積圧縮係数、B:圧密係数
b.A:圧密係数、B:圧縮指数
c.A:初期の鉛直有効応力、B:体積圧縮係数
d.A:圧縮指数、B:初期の鉛直有効応力


S=[A]/(1+eo)・log{(Po+ΔP)/[B]}・H
ただし、S:全沈下量、Po:初期の鉛直有効応力、eo:初期鉛直有効応力Poでの間隙比、ΔP:守男による鉛直有効応力の増分、H:圧密層の厚さ




[44] RE:13 Name:1234 Date:2015/11/13(金) 08:30
a
b
c
d ○ 道路土工-軟弱地盤対策工指針(H24.8)P53より

[17] 14 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:21
14.下表は、「道路土工軟弱地盤対策工指針」における道路面の「維持修繕蔓否判断の目標値」を示したものであるが、[A]、[B]および[⊂]に当てはまるものとして、正しいものをa〜dのなかから選びなさい。
a.[A]10、[B]20、[C]30
b.[A]10、[B]20、[C]40
c.[A]20、[B]30、[C]40
d.[A]20、[B]40、[C]60

            項目
道路の種類
段差(mm)
管渠
自動車専用道路 [A] [B]
交通量の多い一般道路 [B] [C]
交通量の少ない一般道路 [B]



[45] RE:14 Name:1234 Date:2015/11/13(金) 08:32
a
b
c ○ 道路土工-軟弱地盤対策工指針(H24.8)P393より
d

[16] 15 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:21
15.「道路土工仮設構造物工指針」のヒーピングの検討に用いる安定数N,に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。
a.安定数Nbの算定式はNb=γt・H/cである。
ここに、γt:土の湿潤単位体積重量、H:掘削深さ、c:地盤の粘着力
b.検討に用いる粘着力cは、掘削底面と土留め壁の根入れ先端部の平均値とする。
c.安定数N,が3.14未満では、ヒービングに対する検討は省略してよい。
d.安定数N,が5.14以上の場合は、底部破壊が生じるとされている。


[46] RE:15 Name:1234 Date:2015/11/13(金) 08:33
道路土工-仮設構造物工指針(H11.3)P83より

a ○
b × 掘削底面付近の地盤の粘着力
c ○
d ○
(bについて:粘着力は、沖積粘性土地盤において深度方向に増加する傾向にあり、先端付近との粘着力との平均値を採用すれば、危険側の設計となる)

[15] 16 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:21
16.土留め工の掘削底面の安定に関する記述として、娯っているものをa〜dのなかから選びなさい。
a.盤ぶくれは、掘削底面下に粘性土(難透水層)があり、その直下に被圧帯水層が存在する場合に検討する。難透水層には細粒分の多い砂質土も含まれる。
b.ヒービングは、沖積粘性土のような含水比の高い粘性土が厚く堆積する地盤で発生する危険性が増大する。
c.パイピングは、ボイリング、盤ぶくれと同じ地盤で、杭の引抜き跡など水みちができやすい場合に発生する可能性がある。
d.ボイリングは、透水性が小さく地下水位が高い地盤で発生する可能性がある。


[36] RE:16 Name:太刀魚 Date:2015/11/13(金) 07:59


透水性が小さく ×

透水性が大きく 〇


[47] RE:16 Name:1234 Date:2015/11/13(金) 08:33
上記補足

道路土工-仮設構造物工指針(H11.3)より

a ○ 仮設構造物工指針P85
b ○ 仮設構造物工指針P83
c ○ 仮設構造物工指針P77
d × 仮設構造物工指針P78 透水性が小さく→透水性が大きく

[69] RE:16 Name:さんた Date:2015/11/14(土) 22:51
dにしました。

透水性が小さくは誤りです。

透水性が大きいが正しいです。


[14] 17 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:21
17.「道路土コ:仮設構造物工指針」における掘削:1:事の計画に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。
a.一般的な仮設構造物であれば、地震時の検討は行なわなくてよい。
b.平面位置の計画にあたり、特に土留め壁を本体利用する場合は、施工時の土留め壁の変形量と地盤の塑性域を考慮して内空を確保するようにしなければならない。
c.軟弱地盤で、且つ大深度工事の場合は計測管理(情報化施工)を実施するのがよい。
d.若干不経済となっても、掘削平面形状は平行四辺形や多角形にすることを避け、矩形形状とするのがよい。


[37] RE:17 Name:太刀魚 Date:2015/11/13(金) 08:00


地震による影響や被害が大きいと想定される場合は、配慮が必要


[48] RE:17 Name:1234 Date:2015/11/13(金) 08:34
道路土工-仮設構造物工指針(H11.3)より

a ○ P16
b ○ P16
c ? P17
d ? P16

(cについて:『AまたはB』の和事象であっても『AかつB』の積事象であっても、情報化施工することが好ましいと思うため、私では判断不能。以下に指針の本文を転写します。)
 仮設構造物の設計については、これまで多数の研究がなされてきているが、現在においても不明確な事項は多い。特に、軟弱な地盤での工事、大深度の工事、および構造物が近接する場合等においては、計測により安全性の確認を行いながら施工する計測管理(情報化施工)を実施するのがよい。(以上)

(dについて:私では判断不能。以下に指針の本文を転写します。)
 周辺環境条件や経済性等の理由から、土留めを平行四辺形や多角形等の掘削平面形状とすることは、土留めが不安定な構造となるため、施工条件等の許す限り矩形形状とするのがよい。(以上)
 私が判断不能とする理由としては以下のとおりです。
・問題文の『若干』がどの程度を表すのかわからない。
・問題文の主語が『土留め』ではなく、『掘削平面形状』であるため、多様な場合(例えば多角形等の構造物等)の掘削における平面形状とも解読できる。
・矩形形状が適用できるのは、施工条件等が許す限りである。

[60] RE:17 Name:太刀魚 Date:2015/11/13(金) 12:40
補足

仮設構造物指針 P169 2-115

仮設構造物は、一般に設置期間が短い一時的な構造であることや、可とう制に富む構造であるため耐震性に優れていると考えられること、また、これまでの地震による大きな被害が報告されていないことから、設計計算時において地震時の検討を行わなくてよいこととしている。しかし、仮設構造物が被災した場合、その社会的影響が大きいと考えられる場所や、液状化および液状化による流動化による被害が大きいと予測される地域、そのた必要と考えられる場合には、特に耐震性に富む構造としなければならない。

「行わなくてよい。」
「行わなくてよいこととしている。しかし、・・・」

指針では「行わなくてよい。」と断言していないと考えました。


dについて私も施工条件的に疑念を感じていますが「若干不経済」、このキーワードが曲者でしょうね。
私は、矩形条件が適用できるように周辺条件を変更するには多額の費用が発生すると考え、「若干不経済」とは条件的に変更可能だと判断しました。


[13] 18 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:20
18.「道路土工仮設構造物工指針」における自立式土留めに関する記述として、正しいものをa〜dのなかから選びなさい。
a.土留め壁頭部の許容変位量は、掘削深さの596を目安とする。
b,指針に示された設計手法を用いた場合、適用範囲は軟弱地盤で概ね3m以浅である。
c.根入れ長の算定方法は、受働土圧によるモーメントと主働土圧によるモーメントのつり合いを基本としている。
d.粘性土地盤の主働土圧の下限値は、0.5γh(γ:土の単位体積重量、h:着目点までの掘削深さ)である。


[79] RE:18 Name:1234 Date:2015/11/16(月) 18:48
a × 道路土工-仮設構造物工指針(H11.3)P151より 5% → 3%
b ○ 道路土工-仮設構造物工指針(H11.3)P150より 軟弱地盤で概ね3m以浅、良質地盤で4m以浅
c × 道路土工-仮設構造物工指針(H11.3)P153より 下記参照
d × 道路土工-仮設構造物工指針(H11.3)P152より 0.5γh → 0.3γh

自立式土留めの根入れ長は、以下の最大値を採用する。
 @最小根入れ長
 A掘削底面の安定から決定される根入れ長
 B2.5/βより求められる根入れ長(β:杭の特性値)

[12] 19 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:20
19.「道路土工擁壁工指針」の維持管理に関する配述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。
a.擁壁の設計資料、工事記録、点検記録や補修履歴は、利用しやすいようにできるだけ簡潔に記録し、保存する。
b.記録は、所定の様式を定め、取りまとめておく。
c.擁壁の点検には、防災点検、日常点検、定期点検、異常時点検がある。
d.防災点検は、道路災害のおそれがある箇所について、その箇所の把握と対策事業計画の策定を目的として行われてきた。


[38] RE:19 Name:太刀魚 Date:2015/11/13(金) 08:00


簡潔に記録 ×

詳細に記録 〇


[11] 20 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:20
20.土圧に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。
a.クーロン土圧は、壁面の傾きや壁面摩擦角も任意に選ぶことができる。
b.ランキン土圧は、地表面が水平で且つ摩擦のある壁面に直接作用する場合に用いることはできない。
c.試行くさび法は、クーロン土圧を図解によって算定する方法の一つである。
d.クーロン土圧は、地盤が横方向に一様に広げられてゆき、地盤全体が土の破壊に到達した状態の土中の応力から、土圧を計算している。


[82] RE:20 Name:1234 Date:2015/11/17(火) 17:53
a ○
b ○
c ○
d × クーロン土圧× → ランキン土圧

ランキン土圧:崩壊時(極限平衡状態)の地中の応力より算出する。
クーロン土圧:崩壊時(極限平衡状態)のくさび重量とのつり合いより算出する。

[10] 21 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:20
21.「グラウンドアンカー股計・施工基準、同鰐説」に示されているアンカーの機能と対策のイメージに関する下図の[ア]〜[ラコに入る組み合わせとして、正しいものをa〜dのなかから還びなさい。
a.ア:更新、イ:補修・補強、ウ:耐久性向上
b.ア:更新、イ:補強、ウ:補修
c.ア:補強、イ:更新、ウ:耐久性向上
d.ア:更新、イ:補強、ウ:補修・耐久性向上




[75] RE:21 Name:たろ Date:2015/11/16(月) 14:24
正解はa

同書 p.133「第9章 維持管理」で設問の解説図で記載されています。

[76] RE:21 Name:たろ Date:2015/11/16(月) 14:31
同書p.133〜134には以下の説明がありました。

【更新】
補修・補強により健全性が確保することが困難な場合、または経済的・効率的でない場合に”新たなアンカーを打設”する処置をいう。

【補修・補強】
抑止力として必要なレベルを下回るアンカーに対して、必要なレベルまで機能回復をはかる処置をいう。

【耐久性向上】
健全性は確保されているが、将来的には必要な機能を確保するのが困難と予想されるアンカーに対して、将来に向けて維持するためもとる処置をいう。

[9] 22 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:19
22.軟弱粘性土地盤に橋台を殴置する場合の設計・施工に関する配述として、最も適切でないものをa〜dのなかから遇びなさい。
a.圧密沈下の発生が予想されたので、杭はその影響を考慮し、突出杭として設計した。
b.側方移動のおそれがあったので、上部工荷重の軽減を行った。
c.橋台の施工に先立ち、盛土を先行施工した。
d.橋台背面の盛土荷重を軽減する工法の採用は、基礎の剛性を減少させることから、かえって大きな側方移動が生じることもある。


[81] RE:22 Name:もりもり Date:2015/11/17(火) 13:01
a.○ 必要に応じて突出杭として設計するのがよい。
b.× 背面土圧の低減
c.○ 盛土の沈下が収束した後で橋台を施工する
   必要がある 道示IV P.290
d.○ 道示IV P.291

[8] 23 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:19
23.「道路橋示方書・同解説IV下部構造纏」における設計図等に配載すべき事項のうち、設計で考慮した維持管理に関する項目として、誤っているものをa〜dのなかから遇びなさい。
a.基礎の施工法に関する記載
b.地震による液状化・流動化に関する記載
c.長期の圧密沈下や側方移動に関する記載
d.洗掘に関する記載


[39] RE:23 Name:太刀魚 Date:2015/11/13(金) 08:01


P117 aの記載なし


[59] RE:23 Name:1234 Date:2015/11/13(金) 09:18
上記補足

道路橋示方書・同解説W下部構造編(H24.3)P117

『下部構造に関する維持管理上留意すべき事項例』
 ・洗掘
 ・長期の圧密沈下や側方移動
 ・地震による液状化・流動化
 ・橋台背面アプローチ部の沈下

[7] 24 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:19
24.地中連続壁基礎を採用する場合の設計・施工条件として、最も適用性が低いものをa〜dのなかから選びなさい。
a.地下水の流速が5m/minの滞水層が存在する。
b.中間層に礫径5〜10cm程度の砂礫層が存在する。
c.周辺に近接構造物があり、施工による影響を極力排除する必要がある。
d.支持層の深さが50m程度である。


[80] RE:24 Name:1234 Date:2015/11/16(月) 19:03
道路橋示方書・同解説W下部構造編(H24.3)P613より

a ×
b △
c ○
d ○

[6] 25 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:19
25.「道路橋示方書・同解説IV下部構造編」における構造物基礎に関する記述として、齪っているものをa〜dのなかから選びなさい。
a.ケーソン基礎の許容鉛直支持力は、偏心傾斜の影響を考慮して求めなければならない。
b.直接基礎の場合、鉛直荷重は基礎底面地盤の鉛直地盤反力のみで抵抗させなければいけない。
c.地盤が軟弱で基礎に生じる水平変位が大きくなるような条件では、斜杭を用いることにより合理的な構造となる可能性がある。
d.地中連続壁基礎に関しては、一般に根入れ深さが大きく、また、水平変位の照査も行うことから、転倒に至るような著しい傾斜は起こらないと考えてよい。


[55] RE:25 Name:1234 Date:2015/11/13(金) 08:42
道路橋示方書・同解説W下部構造編(H24.3)

a × P322 根入れ深さが大きいこと等を考慮して、偏心傾斜の影響を無視した許容鉛直支持力度を用いてよい。
b ○ P296
c ○ P382
d ○ P489

[65] RE:25 Name:コンサルBOY Date:2015/11/14(土) 15:05
bは誤りでは?
私はbとしましたが。

直接基礎の場合、支持力算定の式に寝入れ深さDf項があり、側方土圧による抑え込みの影響はあります。地中に入る土木構造物であればDf効果は無視できないと思います。

[74] RE:25 Name:コンサルBOY Date:2015/11/15(日) 14:06
改めて道示を調べると、誤りはaでしたね。
失礼しました。

[5] 26 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:19
26.「道路橋示方■・同解説IV下部構造編」における基礎の設計に関する以下の記述文の[ア]に当てはまる値として、正しいものをa〜dのなかから選びなさい。
基礎は、1<βLe<[ア]までを有限長の弾性体として、また、βLe≧[ア]を半無限長の弾性体として取り扱う。(ただし、β:基礎の特性値(m^-1)、Le:基礎の有効根入れ深さ(m))
a.2
b.3
c.5
d.10


[43] RE:26 Name:steam MAIL Date:2015/11/13(金) 08:30
基礎は、1<βLe<3 までを有限長の弾性体として、また、βLe≧3 を半無限長の弾性体として取扱う。
bです。

[51] RE:26 Name:1234 Date:2015/11/13(金) 08:37
上記補足

道路橋示方書・同解説W下部構造編(H24.3)P274

[4] 27 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:18
27.直接基礎の極限鉛直支持力を静力学公式にて算出する際、用いないものをa〜dのなかから選びなさい。
a.地盤の粘着力
b.基礎幅
c.基礎の有効根入れ深さ
d.基礎地盤の間隙比


[50] RE:27 Name:steam MAIL Date:2015/11/13(金) 08:37
計算には、間隙比は関係ありません。
dです。

[56] RE:27 Name:1234 Date:2015/11/13(金) 08:43
上記補足

道路橋示方書・同解説W下部構造編(H24.3)P297〜P298

[70] RE:27 Name:さんた Date:2015/11/14(土) 22:57
a.○ 粘着力は使います
b.○ 基礎幅も使います
c.○ 根入れ深さも使います。
d.× 間隙比は使いません。


[3] 28 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:18
28.地盤の液状化に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。
a.液状化の評価を行う際には、一定の拘束圧相当に換算したN値を用いる。
b.液状化は、地盤の密度が大きくなるほど発生しやすい。
c.旧河道、埋立地などの飽和したゆるい砂質地盤では、特に液状化が生じやすい。
d.動的せん断強度は、地表面からの深さが大きくなれば増大する。


[40] RE:28 Name:太刀魚 Date:2015/11/13(金) 08:02


密度が大きくなるほど ×

密度が小さくなるほど 〇


[71] RE:28 Name:さんた Date:2015/11/14(土) 22:58
bです。

密度は小さくなるほど液状化しやすくなります。


[2] 29 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:18
29.「道路橋示方書・同解説V耐震設計編」における耐震設計上の基盤面とみなしてよいせん断弾性波速度V、として、正しいものをa〜dのなかから選びなさい。
a.Vs=300m/s程度以上
b.Vs=350m/s程度以上
c.Vs=400m/s程度以上
d.Vs=500m/s程度以上


[52] RE:29 Name:1234 Date:2015/11/13(金) 08:38
道路橋示方書・同解説X耐震設計編(H24.3)P33

a ○
b ×
c ×
d ×

[72] RE:29 Name:さんた Date:2015/11/14(土) 22:59
a:Vs=300m/s程度以上 です。

1234さんの指摘通り、道示耐震設計編に明記されています。


[1] 30 Name:APEC Date:2015/11/13(金) 02:17
30.液状化対策工法とその効果の組合せとして、正しいものをa〜dのなかから選びなさい。
a.サンドコンパクションパイル工法…粒度の改良
b.高圧噴射撹拝工法…せん断変形の抑制
c.間隙水圧消散工法…飽和度の低下
d.石灰パイル工法…有効応力の増大


[57] RE:30 Name:1234 Date:2015/11/13(金) 08:45
道路土工 軟弱地盤対策工指針P191参照

a ×
b ○
c ×
d ×

[73] RE:30 Name:さんた Date:2015/11/14(土) 23:02
aは密度増大です。

bはせん断変形の抑制です。

cは過剰間隙水圧消散です。

dは固結+密度増大です。

以上より、bが正解です。