こんにちは、
私は、ある電子機器システムの保守をしているのですが、いま電気電子部門の技術士試験の受験を検討しています。
2次試験の受験資格は、科学技術に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画・研究・設計・分析・試験又は評価などの業務に従事した者(修習技術者)で、その経験が7年以上(総合技術監理部門は10年以上)あること(法第6条第2項第3号) とあります。
電子機器システムの保守は、「サーバ」「IPネットワーク」「無線」「電子機器」「電力設備」等の最新知識と高度な知識が必要な業務ですが、2次試験の受験資格としては認められないのでしょうか?なお私の立場は、客先との契約書で、保守業務の「主任技術者」です。
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No.16901 RE:電気電子部門技術士の2次試験受験資格について 投稿者:電気電子受験者 投稿日:2009/01/02(Fri) 13:15
次郎さんへ
私は、電気電子部門(情報通信)で本年度筆記・口頭試験(2次試験)を受験しました。
電子機器システムの保守業務ということですが、たぶん「分析・試験又は評価」あたりで技術士にふさわしい業務経歴かどうかというところだと思います。
「電子機器システムの保守業務」と経歴票あるいは提出する技術的体験論文に書いても、口頭試験の際に、試験官がこの文言だけでは判断できないと思いますので、例えば「分析・試験又は評価」のなかで技術士にふさわしい業務経歴があるかどうか当てはめてみてはいかがでしょうか?
(勤務先で仕事として必ずしも成就していなくとも、ご自身で行ったと確信できれば良いと思いますし、分析等が不足であれば補充されても良いかと思います。)
例ですが、△△保守業務において、試験(検査)を行った結果を分析(あるいは評価又は解析)して■■の改善点を技術提案した。その効果(筋道がはっきりして実現可能であれば予想でも可)は○○である。
のような形で技術的体験論文に纏める事が可能であれば良いと思います。(上記は例ですのでご自身の業務内容により色々だと思います。)
以上、ご参考になればと思います。
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No.16903 RE:電気電子部門技術士の2次試験受験資格について 投稿者:zone 投稿日:2009/01/02(Fri) 16:19
私も電気電子受験者さんと同意見で、保守運用は「計画」「設計」「分析」に該当すると考えます。
ただし受験申込書の経歴欄に〜の保守と書いても理解してもらえない可能性がありますので、
・xxx無線ネットワーク設備の配置に関する計画
・xxxサーバ装置の電源設備に関する設計
・xxxシステムのボトルネックに関する分析
といったように計画、研究、設計、分析、試験、指導に当てはめて記述すると良いかと思われます。
高等の専門的応用能力発揮度については試験官がABC判定してくれますので、
まず挑戦してみると良いのではないでしょうか。合格目指して頑張りましょう!
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No.16904 RE:電気電子部門技術士の2次試験受験資格について 投稿者:dengiken 投稿日:2009/01/02(Fri) 21:44
次郎様
この試験は業務の名称や契約内容にはほとんど囚われる必要のない試験です。
同じ保守といっても色々あると思いますが、技術士に相応しい仕事だと本人が認識していればそれでOKです。
逆に電気関係のメーターを単純に読み取っているだけで、そこに技術的考察がなかったら難しいでしょう。
客先との契約書で、保守業務の「主任技術者」となっているようですが、実際に何をしているのかが問題です。
経済産業省管轄の電気主任技術者業務がメインなのか、情報通信関係のシステム維持がメインなのか。
できれば同じ保守でも、システムや設備の改善に関する計画や設計に関与しているようですとより受験し易いようには感じます。
まずは電気電子部門の中にある5つの選択科目から、早めに一つに絞られた方が目標を持ちやすいと思います。
参考になりますでしょうか?
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No.16905 RE:電気電子部門技術士の2次試験受験資格について 投稿者:次郎 投稿日:2009/01/02(Fri) 23:30
皆様、お返事有り難う御座います。
「保守業務の技術士受験→「×」と言われるとどうしようか?」と考えていました。しかし励ましのご回答大変参考になりました。
保守業務は、設計・開発と比べるとランクが低いように思われるかもしれませんが、どんな障害に対しても迅速な対応が必要なため、幅広い技術的知識が必要です。私は、業務で得た「無線」の知識と、「無線」に関する興味のあることを自分なりに研究して、技術論文に纏めたいと考えています。2次試験受験には、その「無線」技術に磨きをかけて、チャレンジしたいと思います。会社の設計・開発部門を見返すためにも、何苦楚魂(No pain,no gain)で、頑張ります。皆様、今後ともご指導よろしくお願い致します。
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No.16908 RE:電気電子部門技術士の2次試験受験資格について 投稿者:一里釘 投稿日:2009/01/03(Sat) 10:43
次郎さんの意気込みが伝わってくるようで頼もしく感じます。
無線を極めるのであれば、技術士以外で唯一技術士を名乗れる「第一級陸上無線技術士」の取得もおすすめします。
というのも、私が過去に受験した際、口頭試験の知識確認部分で、一陸の範囲を良く聞かれた経験があるからです。
ご参考まで
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No.16910 RE:電気電子部門技術士の2次試験受験資格について 投稿者:電気電子受験者 投稿日:2009/01/03(Sat) 12:50
次郎さんへ
一里釘さんへ
一里釘さんが書かれた内容について、少し補足事項があります。
私は「第一級陸上無線技術士」(一陸技)の資格を持っていて、技術士(電気電子)と一陸技の両方の受験の経験がありますのでその感想(両者の違い)ですが、
・一陸技は業務独占資格ですが、技術士は名称独占資格です。
一陸技は、無線従事者資格で、放送局やその他無線局(出力が低いものは下位の資格で可)では必ず必要な資格です。
(私の場合、メーカ勤務なので特に業務独占資格として活用しておらず、名称独占資格のような感じです。)
・試験の内容は、一陸技は、経験が問われませんので無線の基礎知識があって、参考書と過去問題をまめに解いて理解していれば合格できますが、技術士はこの資格にふさわしい経験が口頭試験(技術的体験論文)で問われ、又筆記試験(2次)では知識と専門的応用能力が問われます。
(技術士で、何をもって専門的応用能力というかは明らかではありませんが一言でいうとマニュアル等ではできない様な問題解決能力です。
一陸技では難易度では比較的高いとされていますが、必要なのは無線における知識と教科書に書いてあるような問題が解けるかどうかが問われます。
また一陸技ではどうしても理論式や計算などの訓練・知識が多少は必要ですが技術士(2次)では直接計算するような能力は問われません。1次試験で確認済みと解釈されます。)
・難易度は正確には比較できませんが、資格の難易度を表しているサイト等では、技術士の方がやや難易度が高いようです。
(私の受験した感触でも、技術士の方がやや難易度が高いと思われます。)
・試験の範囲ですが、一陸技は無線と無線に関する電気電子(主に弱電と言われる範囲で電力等の強電は含まない)の知識とその法規ですが、
技術士(2次試験・電気電子)では筆記の選択科目TとUがあり、選択科目Tは選択科目の範囲の問題(応用能力は問われる)ですが、選択科目Uでは『「技術部門」全般(すなわち電気電子分野全てでいわゆる電力等の強電の分野も含みます)にわたる論理的考察力と課題解決能力を問う問題』(午前中の問題)があります。この選択科目Uでは電気電子部門では自分自身が専門とする選択科目の範囲以外の問題しか選択できない様になっています。(最近ではH19年度のみこの制限が無くなりましたがH20年度はまた以前と同じ形に戻りました。H19年度は合格率が近年では異常に低かったので一概に制限が無いとも言えないようです。)
>無線を極めるのであれば、技術士以外で唯一技術士を
>名乗れる「第一級陸上無線技術士」の取得もおすすめします。
技術士という名前が付いている点では同じですが、上記のように各々の資格の性格が多少違います。また、一陸技で単純に技術士と名乗ってはいけない(技術士法による)と思います。(その人がどの程度の技術レベルがあるかという確認においては両者とも有用であるとはいえますが。)
>私が過去に受験した際、口頭試験の知識確認部分で、>一陸の範囲を良く聞かれた経験があるからです。
確かに、受験者の専門が無線であれば口頭試験の知識確認部分で、一陸技の範囲が重なると思いますが、例えば選択科目が情報通信であれば情報通信の分野の知識確認を問われますので、無線に限らない例えばネットワーク等の基礎知識の質問も可能性としてあります。(無線とかネットワーク等、情報通信の目的では、その境目は無いといって良いと思います。)
一陸技が、ご自身の技術レベル確認(またはレベルアップ)と、勤務先で無線の技術レベルを示す必要があるとか、無線従事者資格で技術においては、とりあえず一番上位資格なので、その意味で取得するのはそれも有効かもしれません。
ご参考にして下さい。
(長くなってすみません。
又なんだか技術士が難しそうな印象を与えてしまいましたが一陸技との比較と言うことでご了解下さい。頑張りといろんな人からの情報収集も含めた少しの勉強の工夫でなんとかなると思います。)
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No.16921 RE:電気電子部門技術士の2次試験受験資格について 投稿者:次郎 投稿日:2009/01/04(Sun) 23:10
一里釘さん、電気電子受験者さん、貴重なアドバイス有り難うございます。
アドバイスに従い、更に「無線」の技術を更に磨くため、「第一級陸上無線技術士」も受験することにしました。今年は、技術士の1次試験を受験しますので、H21年度第2回目(来年の2月頃)に、「第一級陸上無線技術士」を受験しようと思います。それまでに、「IP通信」「無線」(特にSS通信)について、いろいろと勉強するつもりです。また質問させて頂きますので、技術的なアドバイス等頂きましたら幸いです。
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No.16922 2次試験受験資格としては・・・ 投稿者:IntPE 投稿日:2009/01/05(Mon) 07:29
次郎様
2次試験の受験資格は「科学技術に関する専門的応用能力を必要とする事項についての・・」ですから、受験資格だけなら(経歴票に書くのは)、それに該当するどんな技術であっても、その経験年数が所定以上であれば構いません。それを前提としての議論ですよね。念の為。蛇足でしたか(笑)。IntPE
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