過去ログ倉庫No.67


No.14557 やっとやる気が沸いてきました 投稿者:気力充実 投稿日:2008/07/27(Sun) 15:28 [返信]

総監受験です。
やっと気力が沸いてきました。

青本のみですが、文章問題はアドリブで
乗り越えます。

がんばりましょう!!!


       

No.14560 RE:やっとやる気が沸いてきました 投稿者:vagabond 投稿日:2008/07/27(Sun) 21:02

こうやって業務の中で切磋琢磨され、
アドリブで乗り越えていく・・・
理想です。
資格試験とはそうあるべきなんでしょう。

お互いがんばりましょう。


       

No.14562 RE:やっとやる気が沸いてきました 投稿者:れべりく 投稿日:2008/07/27(Sun) 21:25

東京でのコンクリート診断士試験を終えて、電車で単身赴任先に向かう途中です。大雨で鉄道のダイヤが乱れていますが、今度の土、日の技術士試験に向けてセミナーテキストを読みながら移動しています。本当に疲れが溜まる時期ですが、皆さんと一緒に頑張ります。

       

No.14563 RE:やっとやる気が沸いてきました 投稿者:れべりく 投稿日:2008/07/27(Sun) 23:21

単身赴任先に到着しました。ところで、先ほど書きそびれたこと;診断士試験の論文のうち、A問題は建設一般に通ずるものがある(と、私は思っている)ので技術士試験の前に経験することが良い訓練になると考えていました。が、試験として要求される内容が異なるとはいえ、しかも文字数は少ないのに、論文を書くということの難しさにあらためて衝撃を受けてしまいました・・・・こんな状態ですが、最後まで諦めることなく、技術士試験としての文章の書き方を覚えようと思います。

       

No.14644 RE:やっとやる気が沸いてきました 投稿者:気力充実 投稿日:2008/08/03(Sun) 13:11

択一正解率55%程度

筆記 記入率90%
ただし、題意理解困難多々有

こんな状況でした。

来年がんばれということでしょう。


       


No.14614 併願です。明日が肝心 投稿者:れべりく 投稿日:2008/08/02(Sat) 17:55 [返信]

総監の試験を池袋で終えて、帰路についています。経験論文が役に立ちそうな課題でした。建設の専門的な考え方を封じ込め、ひたすら総監的表現を心がけました。明日の試験会場は東洋大学。手が痛いけど頑張ります。

       

No.14631 重願ですが、甘かった。 投稿者:錠全店 投稿日:2008/08/02(Sat) 23:44

 5枚書いただけで手が筋肉痛に・・・。一昨年までの試験の1日分を2日に分けて書ける程度だから十分いけると思ったのですが、体力となかんずく腕力の低下が計算に入っておらず大アマでした。明日は今日の倍書かなきゃならないと思うと気持ちがくじけそうですが、インドメタシンを塗でなんとか回復させたい。

 自分は会場が八王子ですが、お互い気力を奮い立たせてがんばりましょう。


       


No.14617 色鉛筆の使い方 投稿者:Bonj 投稿日:2008/08/02(Sat) 20:01 [返信]

試験前夜にする質問ではないかもしれませんが、試験で使用してもよい物の中に色鉛筆があります。
皆さんはどのように使うのでしょうか?
タイトルに色をつける?
挿絵などを描いたりするのでしょうか?

よろしくお願いします。


       

No.14620 RE:色鉛筆の使い方 投稿者:ぼうず 投稿日:2008/08/02(Sat) 21:21

強調したいところにアンダーラインなど引くときに使う人もいると聞きました。
ただし、コピーして複数の採点者に渡すようなのでコピーは色はわかりませんね。
私は、色は使わず強調したいところ(項目)などに鉛筆でアンダーラインを引きました。

がんばってください。


       

No.14623 RE:色鉛筆の使い方 投稿者:Bonj 投稿日:2008/08/02(Sat) 21:37

ありがとうございます。
そんなに使うところは無いようですね。

経験論文以外に、挿絵とか描かれた人はいるんでしょうか?


       

No.14627 RE:色鉛筆の使い方 投稿者:camper 投稿日:2008/08/02(Sat) 22:43

>経験論文以外に、挿絵とか描かれた人はいるんでしょうか?


昨年合格した者です。論文の主旨を読み手である試験官にわかり易く理解していただけるのなら簡単な図表は効果的と思います。
昨年の場合、1枚に1テーマを書く形式となったため、解答の中心を表にまとめました。表にすることで字数を稼ぐことが出来ます。(読み辛くなるかも)
また、専門論文には簡単な挿絵を入れたりしました。
あくまで補足説明で言葉にし難い点を図に表しました。結果的にはOKだったので、良しとしましょう。


       

No.14629 RE:色鉛筆の使い方 投稿者:Bonj 投稿日:2008/08/02(Sat) 22:49

ぼうずさん、camperさん
ありがとうございます。

出題によって書いたほうがわかりやすいのであれば、絵を描いてみようと思います。
絵心がないから、時間がかかるかもしれませんが・・


       


No.14615 総監論文 投稿者:nor 投稿日:2008/08/02(Sat) 18:10 [返信]

みなさん試験お疲れ様でした。
総監の論文は以外にもオーソドックスな設問だったと思います。
ただ経験論文と混同して書いてしまったので、設問の意図とあっていない事に気づいてしまいました。
結局、どんな総監技術を使ったかではなく、経験を基に抽出した問題に対してどんな技術があって、それによりどんな効果があるか、といった一般的な内容を記述するんですよね。
「総合的に」というのはそこなんだなぁと。
あまりにも勉強不足だったので、最初から気づいていても、キーワードが出てこなかったとは思いますが。
来年またチャレンジします!


       


No.14612 総合技術監理 投稿者:ゲンゴロウ丸 投稿日:2008/08/02(Sat) 17:16 [返信]

本日、総監受験してきました。論文試験は、あのような問題が出題されるとは・・・。経験論文を用意しておけばよかったと悔やまれます。とほほ。

       


No.14595 いよいよ試験がはじまりますね 投稿者:がんばるぞ 投稿日:2008/08/01(Fri) 12:46 [返信]

明日から平成20年度の試験がはじまりますね。昼の勉強の合間に書き込みましたが,自身のために頑張ろうと思います。(当方,明日,総監試験を受験します)

       

No.14596 RE:いよいよ試験がはじまりますね 投稿者:ブンブン 投稿日:2008/08/01(Fri) 12:57

いよいよ今週末は試験ですね。

私は応用理学の地質で受けるので、試験日は3日です。
地質の専門分野は、長文1問(3枚)、用語説明3問(各1枚)を3時間半で解く必要があります。
結構、用語説明がクセモノなので、2ヶ月程かけて、20問ほど回答例を作ってみました。

昨日、この中から3問を自力で2時間で解いてみました。
しかし、解き始めた直後、頭が真っ白になりました。
覚えていたと思っていたキーワードが全然出てこなかったのです。

そこで、3問の用語のキーワードを思い出した順に片っ端から書き留めたところ、
ようやく色々思い出し、2時間でなんとか3問書くことができました。
これが試験本番で、勉強していない用語だったら、しばらく固まりそうです。

試験本番ではこの経験を生かし、とにかくキーワードを書き出し、格子法で解いていこうと思います。


       

No.14599 RE:いよいよ試験がはじまりますね 投稿者:ショウ 投稿日:2008/08/01(Fri) 17:20

お疲れ様です。
受験される皆さん、がんばってください。

東日本の天気は、晴れ〜くもり、
気温30度以上と暑くなりそですね。

私は今年は、訳あって受験できませんでしたが、
来年は受験します。

皆さんのご健闘をお祈り致しております。
それでは。


       

No.14600 RE:いよいよ試験がはじまりますね 投稿者:ななめ魚 投稿日:2008/08/01(Fri) 18:23


@睡眠をしっかりとる。
A当日の交通手段は楽なものを。(遠隔地の場合、交通 費をケチって車で移動…疲れますよ)
B新たな試験予想等の情報に焦らない。

今年は、8/2総監(応用理学)と8/3建設(土質基礎)を重願します。
業務優先で何の準備もしてませんが、今日は過去問を斜め読みして、早めに就寝するつもりです。

とにかく最後まで記載する。
みなさん、がんばりましょう。


       

No.14602 RE:いよいよ試験がはじまりますね 投稿者:KKS 投稿日:2008/08/01(Fri) 19:53

いよいよ試験ですが最後のあがきを頑張っています。持ち物でお聞きしたいのですがエンピツ削りはokなのでしょうか?昨年はシャープを使いましたが、エンピツの方が疲れないので今年はエンピツで考えています。たくさん削って持っていっても、ころころと机から落ちそうなのでちびたら削ってを繰り返そうかと思っています。どなたかご存じないでしょうか?

       

No.14603 RE:いよいよ試験がはじまりますね 投稿者:kidsconsul 投稿日:2008/08/01(Fri) 20:45

三菱鉛筆UNIのBを12本しっかり削って持参しました。
さらに予備としてシャープペンシル0.5のBを準備し、中には芯6本ほどを入れておきました。
鉛筆削りは準備しませんでした。
あと、プラスチック系の消しゴムを複数、一つはポケットに。これで専門と総監をゲットしました。
ちなみにシャープペンは使用しませんでした。
断然鉛筆、長めの鉛筆が軽くてバランスも良いです。
ご参考まで。


       

No.14604 RE:いよいよ試験がはじまりますね 投稿者:norinari 投稿日:2008/08/01(Fri) 21:06

昨年の合格の勢いに任せ受験に至ったのですが
周囲の様々な状況の変化に心が折れそうになり
ました。(詳しくは書けませんが)
準備が充分ではありませんが、やれることはや
りました。
あとは、当日頑張るのみです!
「ハートは熱く、頭はクールに!」
というAPECさんの言葉を忘れず頑張ってきます。
受験される皆さんのご健闘をお祈りしております。

ちなみに私は札幌会場で建設(河川)を受験します。


       

No.14605 RE:いよいよ試験がはじまりますね 投稿者:いよいよ 投稿日:2008/08/01(Fri) 21:45

私は河川砂防を受験します。
しっかり勉強できるのは明日で最後。
今まで作った骨子の復習にあてようと考えています。
みなさん、頑張りましょう。


       

No.14606 RE:いよいよ試験がはじまりますね 投稿者:hamburg 投稿日:2008/08/01(Fri) 23:28

私は鋼構造の二次試験初受験です。

明日は論文作成練習はやめ総復習に充てて
試験当日に挑みます。

受験勉強を応援してくれた妻と子供に報いる
ため、全力が出せるように頑張ります。

戦友の皆さま頑張りましょう。


       

No.14607 RE:いよいよ試験がはじまりますね 投稿者:APEC 投稿日:2008/08/02(Sat) 02:00

先ほど帰ってきました。
明日はいろいろとバタバタしつつも、午後から大阪に向かいます。
仕事であれ、試験であれ、そのほかのいろんなことであれ、とにかくその時その時に一生懸命、全力を尽くしましょう。
私も3日、皆さんと同じように大阪大学で全力を尽くします。
がんばりましょう。


       

No.14608 RE:いよいよ試験がはじまりますね 投稿者:クプクプ 投稿日:2008/08/02(Sat) 10:33

今年も、応用理学で受験します。
昨年のリベンジと思っていたのですが、
結局、いろいろあって、なんの準備も・・・
まあ、他の受験者の添削はだいぶやったので、それが準備とも言えるか・・・

暑いですねえ。
でも、会場は、冷房ばっちりでしょうから、
以前のように暑さ対策は、考えなくてもいいかもしれませんが、逆に冷房の寒さ対策が必要かも。。

朝の移動でバタバタするのがいやなので、
最近は、会場近くのビジネスホテルに泊まり込みです。

がんばりましょう。


       

No.14609 科目最後の受験かも・・・ 投稿者:kmatsu 投稿日:2008/08/02(Sat) 11:41

明日(3日)APECさんと同じ会場(大阪大学)で受験します。
経営工学(L科目)最後の受験かも・・と思うと、受験準備の状況はともかく・・イジでも受験はするぞ(笑)。・・とはいえ、大阪会場で受験者2名のようなので・・寂しい限り。kmatsu


       

No.14610 RE:いよいよ試験がはじまりますね 投稿者:kkk 投稿日:2008/08/02(Sat) 14:26

明日、池袋で受験します 今、移動中です 電車が30分遅れで、時間ができたので、投稿します
7月から、新プラントの試運転で土日関係なく働いています 昨年も受けましたが、より今年は準備の時間が取れません まあ、棄権するよりは、何かしら得るものはあるだろうと思って、会場に行きます
ところで、一般に科学計算に使われる電卓は使えないんですね
(SIN、COS などが付いているもの)
直前に気がついて良かったです


       

No.14611 RE:いよいよ試験がはじまりますね 投稿者:ハマーン 投稿日:2008/08/02(Sat) 17:05

今年は去年にもまして勉強した。
がんばるぞ〜。

では、今から出陣します。
みなさんがんばりましょう。


       


No.14582 専門科目の骨子法作成のための時間 投稿者:ぼっちくん 投稿日:2008/07/29(Tue) 18:42 [返信]

専門科目の試験時間は2題で3時間半です。つまり、1題は1時間45分ということになります。今週から手書きで論文を作成しているのですが、普通に書くと1枚25分位かかってしまうので、3枚書くと1時間15分かかることになります。この計算でいくと、骨子法に割りふることができる時間は30分しかなく、骨子がまとまりきれません。骨子法で原稿を書いている皆さんはまとまりきれますか。その際に何かこつのようなものがありますか。

       

No.14589 RE:専門科目の骨子法作成のための時間 投稿者:河川野郎 投稿日:2008/07/30(Wed) 05:55

おつかれさまです。私も同様の問題を抱えておりました。
単純に計算すれば105分/問ですが、どの問題を選択するかで少し時間を消費したり、書き終えた後に誤字のチェックを行ったりする必要があるので、100分/問で作成する練習をしています。

あと、それ以前に、昨年の専門問題(河川・砂防)は、問題用紙に余白がほとんどなかったため、ちょっと焦りました。

専門は、時間が短いので焦ります。


       

No.14590 RE:専門科目の骨子法作成のための時間 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/30(Wed) 10:40

HPや本では骨子の中身はきちんとした箇条書き文章ですが、実際に私が試験で骨子を作るときは、キーワードやマークなどを殴り書きする程度で、他人が読んで理解できるようなものでは到底ありません。自分自身が読めればいいのですから。
画像は地球温暖化の緩和策部分の骨子ですが、ほとんど読めないでしょ?時々自分でも読めない^^;

また、私はいきなり骨子を作り始めることもありません。
まず骨子の枠だけ作っておき、ぜんぜん別のところに問題文や自分の知識からキーワードをずらずらメモ書きします。
それらを消したり追記したり線で結んだりしながら(シンプルな場合は頭の中で)ポイントを絞り込んでいき、ある程度全体イメージができた時点で骨子に記入していきます。
それまでの考察で頭の中はある程度集中しているので、骨子にはキーワードを書けば十分理解できます。

骨子は答案の骨格にはなりますが、答案そのものはあくまで答案用紙に書いた文章になります。
骨子は構成はしっかりしているべきですが、見た目(文書を含む)はぐちゃぐちゃでもかまいません。

がんばってください。


   

   

No.14591 RE:専門科目の骨子法作成のための時間 投稿者:くりろう 投稿日:2008/07/30(Wed) 13:49

1枚(600文字)の筆記速度が25分というのは普通です。
3枚で1時間15分、30分しか余裕がないとのことですが、
専門問題1問に思案時間を30分取ることは無いと思います。
建設一般なら30分考えてもいいですが、専門ならば具体的事例が問題に併記されていたり、
とにかく専門なら幾つかの問題と解決ストーリーは頭にあると思いますので、
思案時間を10〜15分作ればOKです。

骨子もキチンと書く必要はなく、自分が理解できるストーリー、マップ、雑書きがあれば良いわけです。
骨子法という形式だけに囚われず、時間に応じた”しなやか”な思考で展開すれば十分です。

なお、読み直しと描画などで後半に5〜10分の余裕は欲しいです。


       

No.14592 焦らないための「骨子法」・・・ 投稿者:kmatsu 投稿日:2008/07/31(Thu) 06:35

お話は、APECさんとクリロウさんの書き込みで尽きていると思いますが・・・
むしろ、時間がなくて焦ること、行き当たりばったりで書き始めて「消しゴム」のお世話になること、試験後ああ書けば良かったと悔やむこと・・これらをなくすために「骨子法」がある・・っと思います。
「骨子法」に時間をかけ過ぎる・・これは「骨子法」を誤解しています。頭の中にはネタがあるわけなので、「骨子法」は項目とそれらの関連が分かれば十分。
19年度からの新試験方法、特に一般問題には極めて有効だと・・私は試験場で実感しました。「骨子法」等の構想にかける時間は、一般問題でせいぜい約30分以下。どんな難問でも、それ以上時間をかけるというのは、やり方が間違っています。kmatsu


       

No.14597 RE:専門科目の骨子法作成のための時間 投稿者:ハマーン 投稿日:2008/08/01(Fri) 14:13

河川砂防海岸海洋・鋼構造コンクリート・土質および基礎など、文字数の多い受験科目では、部門・科目・専門とする事柄・名前・受験番号・問題番号をすべての解答用紙に書くだけでも10分前後掛かります。

また、最初にそれらで10分前後を費やすと、何もしない(問題を解かない)で時間が過ぎたことに焦りを感じ、知識が飛んでいったり、問題の着目点を理解できなかったり・・・

初受験の方は、これに意外と時間を要すことを、前提と考えておいた方が良いと思います。焦ると、良いことはないので・・・


       

No.14598 RE:専門科目の骨子法作成のための時間 投稿者:海亀 投稿日:2008/08/01(Fri) 17:18

私も7年ほど前に施工計画…で受験しましたが、部門・科目・専門事項を全ての答案用紙に書き終えるまで10分位を費やしました。
でも、今は部門や科目などは試験開始前に書くことができますし、最初の1枚目のみで全答案用紙に記入する必要がなくなったので、受験科目によるそういった有利不利はありません。


       

No.14601 RE:専門科目の骨子法作成のための時間 投稿者:ぼっちくん 投稿日:2008/08/01(Fri) 19:14

APECさんの骨子法の見本のような感じでよいのですね。骨子法ではその表の中できちんとした文章を書くことと勘違いしていました。
 みなさんありがとうございました。


       


No.14579 都賀川の事故 投稿者:河川野郎 投稿日:2008/07/29(Tue) 15:50 [返信]

昨日、神戸の都賀川で痛ましい事故が起きました。河川技術者の端くれとして、残念でなりません。なぜ防げなかったのか、河川技術者は真剣に考える必要があると思います。

私見としては、以下の2点を思いつきました。
・河川の流出特性を考えずに、やみくもに親水性を高めるのは、危険ではないか?
・また、親水区域には、今回のような事態を避けるための何かしらの対策が必要であると思う。(非難所、非難はしご、ロープ等)

河川に携わる人間は、忘れてはならない事故だと思う。救えたはずの命なので、非常に残念です。


       

No.14581 RE:都賀川の事故 投稿者:ryo 投稿日:2008/07/29(Tue) 16:42

ニュース、見ました。大変に痛ましい事故です。私も小学生の娘がおり、人事ではありません。いろいろ考えさせられることがありました。

で、対策ですが、通常の河川の構造と違うところがいくつかあるようですね。

・河川が直線状になっている
・山から急な角度で流れてくる
・川幅が特に狭い

上記に加えて、多量の降雨で一気に水かさが増え、鉄砲水になって襲った。というところですか?


上流の水量が、ある一定以上になったら警報放送を流して、そのうえで一定以上の水は流れないような堰(砂防提の下部にスリットが入ったような構造物)と、すぐ脇に貯留池をつくって、あふれた水が貯留池に一定の時間とどまるようにすれば鉄砲水が防げるのかなと思います。

ただ、山が急峻であり、そんな土地面積がとれるのかなぁ、とも思いますが。あと、予算もないかと。

どうなんでしょうか?


       

No.14583 RE:都賀川の事故 投稿者:ボヤッキー 投稿日:2008/07/29(Tue) 18:59

本当に悲しいできごとです。
神戸では行政で学童保育を行っておらず、有志で募って運営しています。私がそうだったのでよけい心が痛みます。

阪神地区では、新湊川や武庫川をはじめ、かつての阪神大水害がものがたるほど六甲山系の河川は大きな課題を抱えていると聞きます。洪水調節機能が必要なのでしょうね。親水河川でこのような事態に対し河川管理者に責任は問われるのでしょうか。被害にあった学童保育の会長さんは「予測不可能だった」とコメントしたそうです。合掌


       

No.14584 RE:都賀川の事故 投稿者:覗き見 投稿日:2008/07/29(Tue) 19:06

側壁に,手摺か簡単な猿梯子でも取り付けておけば,最小限の費用で,ある程度の安全確保ができると思いますが。

       

No.14585 RE:都賀川の事故 投稿者:PMP(☆虎) 投稿日:2008/07/29(Tue) 20:50

PMP(☆虎)です。

昨日の関西圏の豪雨は痛ましい結果を残しました。
私は兵庫県西宮市に住み、大阪市内に勤務しているのですが、昼間は仲間と「暑いね〜」と言っていたのが、急の豪雨。雷もなり始めた。
帰宅してからニュースで痛ましい事故を知りました。
家内の実家は東北なのですが、ばあさんから「大丈夫だった?」とのTELもありました。

神戸、阪神間は六甲山系から短い河川で瀬戸内海に雨水が流れます。
阪神間の山と海の狭い地域では河川の途中で、途中に冗長的に回避する構造物の構築は不可能に近いのが実情です。貯留池なんて作る場所も地上にはありません。
すると東京のように地下に貯水源を造るしかありません。
が、予算は無いのが実情でしょうし。そういった対策を行政も思っていても提言できないのが現実でしょう。

川底が周辺地域より高い天井川もあります。
昔、原口忠次郎という神戸市長がいました。
京都大学出身の土木技術者の方です。
南北に狭い、山と海の狭間の神戸市の将来のため」に河川の両脇に土木工事用の道路を構築して、阪神間の瀬戸内海を埋め立てる、かつて「神戸市株式会社」といわれる基礎をつくった方です。

阪神間、大阪湾の瀬戸内海には多くの埋めて地があります。
阪神大震災でも山から海に近い地形で、消防活動の給水源がなく、海から水を消火のために送水せざるを得なく、遠くから集まっていただいた消防士の方が呆然と燃え盛る家屋を見ざるを得なかったという過去の経験があります。

で、学校には運動場に防災用貯水層が設置されています。
が、それは水を蓄える目的であって、豪雨のような緊急時の雨水を蓄える目的ではありません。

総監的にはこのトレードオフをどのように解決したらよいるのでしょうか???


       

No.14588 RE:都賀川の事故 投稿者:九州人  投稿日:2008/07/29(Tue) 23:44

本当に痛ましい事故です。
私は、以前、測量をしていたことがありました。
河川の中の横断測量で水位が50cm程度の急流河川では、大人でも流されそうになっていたことを覚えています。
それが、急激1m以上の水深になれば、逃げるのは不可能でしょう。
河川、いや土木に関係する技術者にとってこの事故は、真剣に受け止めなければいけない現実だと痛感しました。
地球温暖化の影響とは限定できませんが、このような突発出水事故というのが今後増大していく可能性も否定はできません。

ところで、PMPさんが言われる総監的トレードオフとして、
・経済性管理--費用がない。
・安全管理--国民の安全の確保。
・社会環境管理--貯留施設を建設する用地がない。また、大々的に建設を行えば環境を破壊することにもなりかねない。
など、この問題は、各管理項目が一対でトレードオフを形成しているのではなく複数の管理項目が関わっているため、本当に厄介な問題であると思います。
そこで、情報管理からのアプローチですが、警報装置などの設置は意外と簡単に思い浮かぶと思います。
さらに、人的資源管理からのアプローチになるのではないかと思いますが、このような状況が起こりえることを一般の人々にも広報していく必要があると思います。(これもやや情報管理的ですが)
河川のような、地域住民の日常の生活に密接していてなおかつあるリスクを保有しているものに対し、リスクを提示し、一般市民を巻き込んだ土木教育も必要ではないかと思います。
これで全てが解決するとは思いませんが、そういう方向へ導いていく役割を技術士及び技術者が担っていくことも今後、必要になってくるのではないかと思いました。
すみません支離滅裂になってしまいました。

今回の事故は、同じくらいの子供がいるため、他人ごとではなく、心が痛みました。

心からご冥福をお祈り致します。


       

No.14593 RE:都賀川の事故 投稿者:はな 投稿日:2008/07/31(Thu) 08:29

都賀川の事故は本当に残念でなりません。
現場は自宅から5分程度の場所で、現実私も子供達を連れて水遊びなどよくしていました。
当日はお昼過ぎくらいから六甲山が真っ黒になっており、辺り周辺も薄暗くなったのを記憶しています。
六甲山系の河川では山裾から河口までの距離が短く、かつ直線的で人工的な護岸が多く洪水時は急流となるのでしょう。数年前にも新湊川が溢水し周辺市場などが浸水したのを目の当たりにしました。
地域の住民が愛し、子供達が大好きな川でこのような事態が起こったことを地域住民と行政とが一体となって考えていく必要がありますね。


       

No.14594 RE:都賀川の事故 投稿者:自転車高速道路推進派 投稿日:2008/07/31(Thu) 13:14

私は河川技術者ではありませんが、カヤックやガサガサ(網で魚を獲る)や自由研究などで小学生の子供たちとさまざまな形で川とかかわっています。

 2ヶ月程前に、たまたま事故のあった都賀川で我が子を遊ばせました。その時の感想は、「都会にこんな空間をつくることはいいことだなあ〜と思いつつも、巨大ショッピングモールの親水空間と同じ印象を受けました。これは川じゃないって」。

 しかし、ここは本物の川であってポンプで循環させているようなアトラクション的な人工河川ではないはずです。三面張りの底辺に親水空間をつくるのに、問題はなかったのでしょうか?

 私は川や海が好きで、小学生の子供といっしょによく遊びにいき、わざと川の瀬やカレント(波打ち際に発生する潮流)で流させたりして、自分で身を守る事を体験させていますが、それは自然の中であって、三面張りの底辺で同じような事が起これば、防ぐことができないと思います。(極端な話、下水管の遊んでいるようなもの)

 したがって、人工的に親水空間をつくる場所は、できるかぎり自然に近い所もしくは、通常の河川でみられるような傾斜のついた堤防があるところでなくてはならないと思います。(都会の人から親水空間を奪ってしまう事になるのは残念ですが)

 それから、今回の状況を見る限り、学者の方の六甲山の保水力を高めろ的な発言もかなりおかしいですよね。また、事が起こってからの立入り禁止措置・警報装置の設置・教育機関への指導などは、最初は多少効果はあるのかもしれませんが、自己判断能力の低下を招き(すでに相当低下している)多分形骸化しちゃうと思います。
 
 余談ですが・・・川で遊ぶものとしては、最近はやりの多自然型の川つくりにも少し危険を感じます。(川で一番危ないのは人工物、そしてそれを自然っぽくみせることで人を近づけて危険を招くという意味で)

 いずれにせよ、こども達の尊い命と大切な体験、どちらも奪ってしまわないようなあり方を考えていきたいですね。
  


       


No.14551 再度、地球温暖化 投稿者:後がない 投稿日:2008/07/27(Sun) 01:33 [返信]

誠に申し訳ございません。
地球温暖化の設問パターンに対する解答の考え方について皆様のご意見を頂けないでしょうか。

地球温暖化の設問の出し方には、いくつかのパターンがあり、そのパターンによっては以下の解答が考えられると思います。

パターン1:適応策と緩和策のどちらを述べればよい
パターン2:適応策と緩和策を対等に述べるべき。
パターン3:適応策と緩和策の2つがあることを「はじめに」で述べておいて、課題、解決策ではどちらか一方だけに絞って述べるべき。

設問で、はっきりパターンが指示されている場合は問題がないですが、どちらか一方への方向性だけは示してあるが、明確な指示がない場合もあるかと思います。
例えば、

「気候変動→自然災害増加→安全・安心の構築のための社会資本整備を述べよ」

といった設問の場合、適応策について詳細を求めていると考えられます。
そのため、適応策だけに絞って記述しても良いように感じますが、「はじめに」だけでも、「地球温暖化の抜本対策として緩和策も必要だ」ということを明記すべきなのでしょうか。

設問意図把握の非常に基本的な部分であり、当掲示板では不適切かもしれませんが、ご意見いただけると嬉しく思います。


       

No.14553 RE:再度、地球温暖化 投稿者:らくちん技術士 投稿日:2008/07/27(Sun) 11:29

>「気候変動→自然災害増加→安全・安心の構築のための社会資本整備を述べよ」

>適応策だけに絞って記述しても良いように感じますが、「はじめに」だけでも、「地球温暖化の抜本対策として緩和策も必要だ」ということを明記すべきなのでしょうか。

●多分、そうするのが良いように思いますが、仮に、建設環境で受験する場合には、原因に対しての緩和策をクローズアップしても良いような気がします。自分の仕事で責任を持ちやすい部分をしっかり書いたほうがリアリティがあるでしょうから、、

●ところで、今年の私は道路で受けるので、やぱっり、災害対策が主役ですね。恐縮ですが、勉強させて頂くつもりで、最初のところを考てみました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
我が国は、急峻な地形や脆弱な植林層が多くを占める一方で、人口や資産が臨海の浸水想定区域に集中している。気候変動に伴う風水害の多発は、国土の自然基盤や産業経済、そして人命にもかかわる甚大な被害をもたらしている。
私たち社会資本整備を担う技術者にとって不可避の重要課題である「@災害に強い地域づくりのための社会資本整備(適応策)」について詳述する。尚、少なからず原因をなすと考えられている「A地球温暖化への対応(緩和策)」についても概説を加えておく。

@は、
・治山治水にかかる災害対策
・市街地の災害対策
に分けて、課題と具体的な対策を詳述します。

Aは、(無くても良いかもしれませんが)
多分7行くらいで、
5つくらいの対策項目を箇条書きにします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そんな、イメージでしょうか。


       

No.14556 RE:再度、地球温暖化 投稿者:総監初受験 投稿日:2008/07/27(Sun) 15:20

ここまで緻密に構成を考えられているのら
100%大丈夫デス。一般のハードルは
それほど高くありません。

それよりも専門です。


       

No.14564 RE:再度、地球温暖化 投稿者:後がない 投稿日:2008/07/27(Sun) 23:57

らくちん技術士様。

ご返答、ありがとうございます。

私の仕事は、環境調査が主体ですので、緩和策も適応策もリアリティの面からは厳しいかもしれません。

ただ、どちらかと言いますと、適応策の方が書きやすく、切迫した状況も述べやすいように感じておりますので、改めて適応策中心で述べようと思いました。

「はじめに」では、”地球温暖化の主原因であるCO2の排出を抑制・低減する緩和策も必要ですよ”ということをひと言述べようと思います。

大変、参考になりました。

ありがとうございました。

試験まであと少しですが、道路の試験、頑張ってください。
私も、残された数日をパニックにならぬように、不足部部の勉強と今までの確認をしていきたいと思います。


       

No.14565 RE:再度、地球温暖化 投稿者:後がない 投稿日:2008/07/28(Mon) 00:01

総監初受験様。

お心遣い、ありがとうございます。

専門・・・、やはり難しいですね。
時間・情報・実力含め、足りないものが多すぎます。

合格は厳しいかもしれませんが、焦っても仕方がないので、1つずつ進んで行こうと思います。

総監初受験様も、お体等、壊さぬよう、頑張ってください。


       

No.14567 RE:再度、地球温暖化 投稿者:らくちん技術士 投稿日:2008/07/28(Mon) 22:30

話が終わっているようで恐縮ですが、
ずっと考えていて、APECさんのメモで、あまりに感心してしまったもので、、
恐縮ながら、もう1コメントさせて頂きます。
自分勝手な長文で、すいません。

●私の記事は、後から自分で見ていて、実はいい加減だなあと思っていました。
というのは、適応策について、一般論的に対策を並べるのも芸が無く、うまく書けてもボーダーギリギリかなとか思って色々試行錯誤していました。要するに、もう一歩踏み込む切り口をみつけないと、応用的な展開が披露できないというような思いです。

●そこで、実は、昨日の夜ですが、APECさんの直前コーナーの地球温暖化について書かれたメモを見て、驚きました。次のURLを参照ください。
http://www.pejp.net/pe/niji/ondanka.pdf

このメモの、異常気象から始まる下半分の真ん中のところです。
@「ハード整備が追いつかない」というくだりから、A「ハードとソフトを登場」させ、Bしかも「選択と集中」を条件として、C事業評価やリスクアセスメントまで持ってくる。
このストーリ展開には、圧倒されました。こうすると、自然な流れで、社会資本整備の本命の見識を披露できることになります。素晴らしいと思います。さすが、APECさんです。

○ちなみに、私の場合、道路領域で考えてみました。
前段(14553)の記事の「・治山治水にかかる災害対策・市街地の災害対策に分けて、課題と具体的な対策を詳述します。」とは、、、つじつまが合いませんが、そこは、また考えるとして、、
@「治水:内外水対策」「治山:林相の転換など森林保全、」の日常管理を基礎にしながら、災害時の防災活動を支えるための道路整備が不可欠である。ここでは、特に災害時の防災活動に焦点をあて、防災のための道路整備について述べる。
A高規格幹線道路をはじめ地域幹線道路、生活道路に至るまで、財源不足等により不十分である。
Bそのような中で、異常気象による災害は増加の傾向である。ハードだけではなく、ソフトで補い組み合わせることで、整備効果を最大に発揮することが期待される。同時に、限られた財源で、選択的かつ集中して道路整備を進める必要がある。
C地域と道路の性格に応じた機能を評価し、防災のための道路機能の選択と集中を図る必要がある。具体には、次のとおりである。
 ・高規格幹線=リダンダンシー強化/構想段階PI推進
 ・地域幹線=緊急輸送や孤立集落支援/広域連携と相互支援
 ・生活道路=避難路の整備推進/ハザードマップ、住民参画と自主防災体制の強化、
 ・留意事項=路線区間に応じた評価と道路構造の選択/ストック(現道)を生かした整備/産業・景観・環境・文化との連携
(↑実際には、もう少し複数の評価要素で示すことにします)

というようなことでしょうか。
あまり展開しすぎるとややこしいかもしれません。
しかし、地球温暖化の災害は風水害ですね。風水害となると本来、治山・治水がメインですね。無理やり、道路に引っ張るのもしんどいかもしれません。もうちょっと考えてみます。

●ということで、APECさんの神業を参照させて頂くことで、私の不備を補わせて頂きます。APEC様、悪しからず御容赦下さい。


       

No.14569 RE:再度、地球温暖化 投稿者:後がない 投稿日:2008/07/29(Tue) 00:01

らくちん技術士様

ご返答、ありがとうございます。

リスクアセスや事業評価まで・・・すごいです。
ここまでは、記事を読んだ上でも、実力がないため、とてもまねできません。

適応策について絞ってAPEC様の方向で記述ならば、スペース的になんとか入るのですが、緩和策まで述べると、どうしても足が出てしまいます。
そこで、私的には、やはり、「はじめに」でちょこっとだけ述べる程度が良いように感じています。

ただ、「両方述べよ」だとお手上げです。
緩和策はいまいち勉強不足なためです。

ソフト対策を有効に機能させるのは、とても難しく感じています。
地域特性をきんと考慮しないと、十分な機能を果たさないと感じているためです。

ハザードマップでもそれなりの使い方の工夫や事前準備が必要だと感じています。

少し話がずれますが、ハザードマップはせめて耐水紙にして欲しいです。でないと、全く役に立ちそうにありませんから。しかも大き目の字で。


       

No.14586 RE:再度、地球温暖化 投稿者:温暖化太朗 投稿日:2008/07/29(Tue) 21:35

温暖化に関する模擬解答を観るとみなさんが
100点近くの点数を獲得できるような気がします。
紙一重のところがボーダーになりそうです。

となると、専門のウェイトが大きくなりそうです!!


       


No.14387 セミナー素晴らしかったです 投稿者:SPECTOL  投稿日:2008/07/13(Sun) 00:43 [返信]

初めて投稿させていただきます。
 本日、APECさんの筆記試験対策セミナー(建設部門編)を受講して来ました。
 主に建設一般を題材にして説明されていましたが、技術士試験に求められているエッセンスが随所に示されていたように感じます。
 特に、「課題をしっかり掘り下げること、論理の飛躍に注意せよ」というアドバイスは、例えば以下のような具体例を示していただいて分かりやすかったと思います。

【悪い例】
気候変動で災害リスクが増加する
 → ハザードマップなどのソフト対策が必要

【修正例】
気候変動で災害リスクが増加する
 → 財政投資余力が限られている中、選択と集中によるハード対策が必要
 → それでも増加する災害を防ぎきれないので、ハザードマップなどのソフト対策が必要

残り3週間を切りましたが、再度知識の体系化が必要であることを痛感しました。
本日は本当にありがとうございました。


       

No.14393 RE:セミナー素晴らしかったです 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/13(Sun) 15:14

こちらこそどうもありがとうございました。
伝えたいことはいっぱいあったのですが、どうも思いばかりが空回りしてしまったのではないかと反省しております。
多少ともお役に立てたなら嬉しいのですが・・・・

最後はとにかくトレーニングです。答案を書いて覚えるのではなく、答案の書き方を覚えるよう、がんばってください。

一人でも多くの方が筆記試験のハードルを越えられることを祈念しております。


       

No.14414 RE:セミナー素晴らしかったです 投稿者:M&M 投稿日:2008/07/15(Tue) 12:37

私もAPECさんの総監対策セミナー東京会場に参加しました。部門は違うのですが(私は機械部門の総監を受験します)、非常に有意義でした。ぼんやりしていた総監的発想がよく理解できました。セミナーテキストを何回も読み返しています。本当に受講させてもらって良かったとおもいます。ありがとうございました。

       

No.14477 RE:セミナー素晴らしかったです 投稿者:温泉卵 投稿日:2008/07/21(Mon) 17:06

私は今年受験はしませんが、来年は是非とも総監にチャレンジしたいと思っています。
すいませんが総監対策セミナーとは毎年開催していただけるのでしょうか?何月くらいに開催しているのでしょうか?次は是非参加したいです。


       

No.14486 RE:セミナー素晴らしかったです 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/21(Mon) 21:31

商売でやっているわけではないのでお約束はできませんが、できたら開催したいと思っています。
もし開催する場合の時期については、今年はSUKIYAKI塾講座をやっていて思い立って開催したため、特に東京でのセミナーは試験まで1ヶ月をきっていました。
もし来年開催する場合はもっと早い時期に開催したいと思っています。

なお、このセミナーのビデオを見たいという要望が複数あったため、今準備中です。
今年の試験に特化した内容ではないし、テーマが「総監の発想」だけに口頭試験対策としても有効なので、音量とか画質を調整して、DVDに焼いて配布したいと思っています。
ただ、私はビデオを編集する技量もソフトも、そしてDVDにシコシコ焼いている時間も持ち合わせないため、出版社にお願いしてDVDにしてもらいました。
プロに頼んだため相応の値段になってしまうと思うのですが、「総監のエッセンスを伝えたい」という思いはひとまず形になって決着したかなとほっとしています。


       

No.14489 RE:セミナー素晴らしかったです 投稿者:カイザー 投稿日:2008/07/22(Tue) 08:01

APECさんの講義はすごくわかりすかったです。
聴衆者の方も真剣に聞いていました。
できればDVDがほしいですね。
今年は合格できるかどうかわかりませんが、このようなセミナーがありましたらまた、参加したいと思っております。
APECさん、遠方よりご苦労様でした。


       

No.14492 RE:セミナー素晴らしかったです 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/22(Tue) 09:46

ありがとうございます。そう言っていただけると甲斐があります。
なんとかダウンロード配布できないか少しチャレンジしてみたのですが、AV方面はソフトも技術もないため、声は聞き取りにくいわ、ボードの字はほとんど読めないわ、どうにもならないものになってしまって、やっぱりDVD配布しかないと判断したものの、1枚焼くのに時間がかかるのであきらめたものです。

私も総監・建設とも、ネット上での情報配信や添削指導では得られない手ごたえを感じたので、これからもできるだけ開催したいと思っています。


       

No.14513 RE:セミナー素晴らしかったです 投稿者:数え年還暦 投稿日:2008/07/23(Wed) 23:03

APEC様へ
「セミナーのDVD」は、どのようにしたら求めることができるのでしょうか?お教え願います。


       

No.14516 RE:セミナー素晴らしかったです 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/23(Wed) 23:27

総監セミナーのみですが、今作っているところのようで、27日ごろ出せるのではないかと聞いています。
http://techlife.jp/でアナウンスされると思います。
ギリギリの日程で申し訳ないのですが・・・・


       

No.14522 RE:セミナー素晴らしかったです 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/24(Thu) 11:13

どうやらダウンロード配布になりそうです。週末にかけて上記URLをチェックしていただければと思います。

       

No.14523 販売が開始されてました 投稿者:1040 投稿日:2008/07/24(Thu) 14:49

techlifeさんのHPで確認したところ、
セミナーの動画が24日〜25日にかけて
upされるようです。

APECさんとtechlifeさんの早急な
対応に感謝いたします。

セミナーを見て、試験に挑みたいと
思います。

7/24 15:00追記
購入しようと思い、HPを確認したところ
「現在取り扱っておりません」と
なってました。


       

No.14524 RE:セミナー素晴らしかったです 投稿者:購入希望者 投稿日:2008/07/24(Thu) 17:16

質問させてください。ダウンロード配布されるセミナーの内容に「5. 練習問題」とありますが、これは例題文だけでしょうか? 解答する上でのポイント等、多少の解説はあるのでしょうか?

       

No.14527 RE:セミナー素晴らしかったです 投稿者:温泉卵 投稿日:2008/07/24(Thu) 22:35

ネットを見たら、販売になっていたので、早速申し込みました。後は入金です。
技術士は全然自分とは無縁と思っていたのが、このサイトで夢の取得となりました。しかしいくらなんでも総監は無理・・・・と今は思っていますが、これもAPECさんのセミナーをきっかけに夢を現実にさせたいと思います。
まずは総監とは何か?から、来年に照準を合わせ、ゆっくりやっていきたいと思います。

*ネットで見たらダウンロード商品ということですが、声が聞き取りにくいとか大丈夫でしょうか?


       

No.14528 RE:セミナー素晴らしかったです 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/24(Thu) 23:16

セミナー内容として紹介されているのはテキストの目次です。
「練習問題」は、総監的発想を促すための練習問題を確か4問ほど掲載しています。
そのうち1問についてセミナーではロールプレイをしていますが、これはさすがに今回配布ビデオの中には入っていないでしょう。ただしロールプレイ後に解説はしています。

私がセミナーのメインテーマとしたのは、やはり「総監の発想」、「総監って何だ」でした。
それについてはちょっと(^^;)自負があります。


       

No.14576 RE:セミナー素晴らしかったです 投稿者:ゲンゴロウ丸 投稿日:2008/07/29(Tue) 14:39

リスクアセスメントにおける定量的予測評価尺度とは、具体的にどのようなものをイメージすればよいのでしょうか?

HAZOPによる大、中、小の判断?(定性的?)


       

No.14580 RE:セミナー素晴らしかったです 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/29(Tue) 16:14

そんな難しいことじゃなくて、単にリスク分析を定量的に、ということです。たとえば

●洪水で社屋1Fが冠水して被害を被るリスク
 被害規模=社屋1Fにある資産のうち水没するとダメになる資産総額(円)
 発生頻度=社屋1Fが冠水するような洪水の発生頻度(/年)
 リスク値=被害規模×頻度(円/年)

みたいに、数値化するというだけのことです。
でも、それだけでリスク評価は定量的にできるようになります。
たとえば同様にして社屋2Fまで冠水するリスクを考えてみると、被害規模は当然大きくなりますが、頻度がぐっと小さくなりますから、おそらくリスク値は小さくなります。
あるいは洪水でなく裏山が崩れて社屋が破損するというリスクでもいいでしょう。同じ感覚でリスク値を出します。
そしてリスク値が定量的になっていれば、その優先順位は一目瞭然になります。単純には大きいものから順に対処していくわけですね。

また、たとえば円/年という形でリスク値が定量化してあれば、保険に入るかどうか、いくらの保険に入るか、どの資産までを対象にするか、火災保険にとどめるか地震保険まで入るか、などの判断ができるようになるわけですね。

こんな単純なリスクでなく、何かと何かが相互作用して何かが起こるみたいな機構になっていれば、ETAとかFTAの出番でしょうが、試験問題で出る範囲ですから、出たとしてもすごくシンプルなものだと思います。

ということで、「リスク値を出してそれで優先順位や対応方針を考える」というように解釈していただければと思います。


       


No.14574 論文中の数値について 投稿者:今更星人 投稿日:2008/07/29(Tue) 13:51 [返信]

今更ながらですが、論文中の数値は一マスに一文字書いた方がいいのでしょうか?
たとえば三桁の数字や分数なんかは一マスに書いたほうが読みやすい気がしますが・・・
皆さんはどう思います?


       

No.14575 RE:論文中の数値について 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/29(Tue) 14:03

読みやすい方法でいいと思います。別にルールはありません。
私は短い英数字やカタカナは全角で、ある程度以上長くなると半角で書くようにしています。
3桁くらいだと半角にするでしょうね。


       

No.14577 RE:論文中の数値について 投稿者:今更星人 投稿日:2008/07/29(Tue) 15:06

ありがとうございました。
本番では読みやすいように工夫したいと思います。


       


No.14570 現状のピックアップについて 投稿者:河川野郎 投稿日:2008/07/29(Tue) 06:36 [返信]

皆様、おつかれさまです。
骨子法における現状のピックアップについて、相談させて下さい。

去年から、骨子法によるトレーニングを続けているのですが、自分はどうも現状のピックアップが苦手です。

例えば建設一般問題(CO2削減)を例にすると、現状として「自動車によるCO2が増加している」と書いてしまいます。 APEC様の骨子を見る限り、これは課題解決に向けた「問題点」としてあげられています。
上記は一例なのですが、どうも、現状と問題点の区別がつかずに混乱してしまう傾向にあります。
特に、専門問題だと、現状がすでに問題点のような気がする場合が多く、迷ってしまいます。

現状のピックアップは、あまり掘り下げない方がよいのでしょうか?

皆様のご意見をお願いします。

あと少し、がんばりましょう!


       

No.14571 RE:現状のピックアップについて 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/29(Tue) 09:07

自動車からのCO2が増加しているという情報があるのであれば、それを現状としてかまわないと思います。
その自動車からのCO2の全体への寄与率が高ければ自動車CO2削減が重要な課題となります。

・・・・とここまで来た段階で、
「じゃあ、自動車のCO2を減らせばいいじゃん」
になりますよね。
「災害リスクが高くなってるんなら、ダムとかスーパー堤防とかじゃんじゃん作ればいいじゃん」
というのと同じように。
でもそう簡単にはいかない。なぜか。自動車利用を減らせない、自動車燃費をあげられない事情がある。それは何か。
それはつまり「自動車CO2を削減する」という課題クリアを妨げるボトルネックであり、「これを何とかすれば課題クリアできるんだが」というハードルですね。これが問題点になります。

つまり、

CO2排出を減らす(課題)
   ↓
でも、自動車からのCO2が増加しているのでCO2減らない(問題点)
(理由)・・・・・・・・・・

という流れでもいいですし、

CO2排出を減らす(課題)
   ↓
自動車からのCO2が増加している(現状)
   ↓
自動車からのCO2を減らすことが重要(課題をさらに詰めた課題)
   ↓
でも、自動車利用を減らせない、自動車燃費をあげられない(問題点)
(理由)・・・・・・・・・・

という流れも同じだと思います。
重要なところ、つまり課題に対して「でも」「〜だからそれができない」という形で「そんな簡単じゃないんだよね」というのが問題点なわけですが、上記のような流れだと、どちらをとっても問題点はほとんど同じことになるからです。

こうなるのは、「解決困難な問題点」を「自動車利用を抑制できないような社会事情、それをもたらす都市構造」と「自動車燃費があがらないような道路事情」にしようと意図しているからです。
そしてそうなるのは、解決策として集約型都市と交通流円滑化というインフラ整備にもって行きたいという意図があるからです。

ということで、ここまできたら
「地球温暖化の緩和策ならこの問題点」
「地球温暖化の適応策ならこの問題点」
というように、あらかじめ絞り込んだ(問題の機構、原因を整理した)問題点をネタとして持っておくほうがいいと思います。そしてその問題点のほうにストーリーを流していくという形ですね。
もちろん題意とズレては話になりませんが。
そして問題点が絞り込んであるということは、解決策もそれとセットになりますから絞り込まれているわけで、問題点と解決策がズレるということも起こりにくくなります。
また解決策が絞り込まれているということは、具体策もあらかじめ用意できるということになりますから、実現性に関して評価が低くなることも避けられるということになります、

以上ですが、これを読んで「なるほど」と思われた方はぜひ試してみてください。
「???」になった方は、そういう思考スタイルが合わないと思いますので、読み流してください。


       

No.14572 RE:現状のピックアップについて 投稿者:イマジン 投稿日:2008/07/29(Tue) 12:40

APECさんの説明もわかりやすいのですが、やはり人それぞれ思考のしかたが違うんでしょうね。
私はこのスレを読んで次のようなことが最初に浮かびました。

>例えば建設一般問題(CO2削減)を例にすると、現状として「自動車によるCO2が増加している」と書いてしまいます。
→まずは、これでOK。続きを考えてみる。
「現状:自動車によるCO2が増加している」を改善したい。
では問題点は、
@自動車が多い。
A自動車交通が円滑でない。渋滞がある。
B自動車の燃費が悪い。
ということが浮かびました。
私の頭に浮かんだものも「現状」なのか「問題点」なのかあいまいです。でもかまわず進みます。
これらの問題点を解決するために、「建設部門が取り組むべきことは何か」を考えてみる。
@「自動車が多い」のはなぜか。自動車を利用する場合と公共交通機関を利用する場合を比較して、前者が勝るケースが多いから、というのが主な理由と思われる。ならば、解決策の1つは、「公共交通機関の利便性向上施策の実施」だろう。
A「自動車交通が円滑でない。渋滞がある」のはなぜか。道路交通網にも問題があるということだと思われる。ならば、解決策は「渋滞発生箇所の交通容量拡大の重点化」とか、「通過交通と生活交通を分離した道路網整備」とか、「高速道路におけるETCやスマートICの整備」などがあるだろう。
B「自動車の燃費が悪い」のはなぜか。1つは自動車の性能そのものの問題がありますが、自動車の使いかたの問題もあるだろう。解決策としては、「自動車への多人数乗車を推進する」とか、「乗合バスの整備を推進する」などがあるだろう。

という感じで、その「現状」を出発点に、論文を展開してみたらいいと思います。もし展開しにくいようでしたら、現状の挙げかたを考え直してみたらいいと思いますし、もしかしたら、問題点や解決策を考えているときに、別の現状が思いつくかもしれません。そうすれば、別な展開が生まれてくるでしょう。
今週末にはいよいよ本番です。最後のひと踏ん張り、がんばってください。


       

No.14573 RE:現状のピックアップについて 投稿者:河川野郎 投稿日:2008/07/29(Tue) 13:02

APEC様、イマジン様、稚拙な質問に丁寧に解答頂き、ありがとうございます。

少しわかったような気がしてきました。

現状整理は簡単なようで難しい気がします。
浅すぎると課題抽出への論理が飛躍しますし、突っ込み過ぎると問題点の抽出が難しくなる。

あと少しでが、最後まであきらめずに頑張ろうと思います! トレーニングあるのみですね。


       


No.14509 橋台掘削箇所のすべり面発生 投稿者:チョンキー 投稿日:2008/07/23(Wed) 20:13 [返信]

橋台基礎杭が完了した段階で掘削法肩から10mほど上部にパックリと亀裂(15cm)が発生しまして掘削床付が盛り上がっています。とりあえず抑え盛土を行い、すべりは止まったように感じますが、さてこれからどのような調査を行えばいいでしょうか?また、どんな対策工がありますでしょうか?場違いでしょうがよろしくお願いします。

       

No.14511 RE:橋台掘削箇所のすべり面発生 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/23(Wed) 21:40

ポンチ絵のような状況ですか?

すべり(形状は岩盤であれば円弧とは限らない。流れ盤すべりも疑うべき)の形状次第ですが、Aのように冠頭部切土で安全率が確保できる可能性もあります。
Bのアンカーのような抑止工が順当なのでしょうが。
そのためには矢印のあたり(状況によりますが)でボーリングしてすべり面を把握してはどうでしょうか。時間が取れれば傾斜計やパイプ歪計で動態観測もしたほうがいいでしょう。取れなければ、せめて地下水検層ででもして、正確にすべり面を特定したいところです。
いずれにせよ、動態観測の不動点確保、アンカーや深礎などの対策工設計を考えると、ボーリングは十分な硬度の岩盤層を3mは確認したいところです。

これは、すべり頭部(クラック)と末端部(盛り上がり)の位置が特定できていることが前提です。
なお、すべり面形状は、特に岩盤・風化岩であった場合、堆積構造なども十分観察して決めないといけません。
すべり解析は逆算法が妥当でしょう。特に岩盤・風化岩であった場合は、すべり面が弱層であることが多いので、サンプリングしての試験などはあまり意味がない場合が多くなります。

気になるのは、杭が施工済みということです。
杭に異常はないでしょうか。懸念するのは、基礎杭が地すべり抑止杭状態になってしまって、さらに降伏もしくは破壊している可能性です。

データがあればもう少し具体的なアドバイスもできるでしょうが、想定・仮定も交えて思いつくところをざっと書きました。


   

   

No.14514 RE:橋台掘削箇所のすべり面発生 投稿者:畑違い 投稿日:2008/07/23(Wed) 23:03

何だか試験問題みたいですね。不謹慎ですが,面白そうなので参加します。
といっても,APECさんが既に,大半の内容を記載していますが........
1.地表変状箇所のその後の挙動を監視する。
・既に地すべり活動が沈静化しているようなので,変位状況を確認できないかもしれませんが,今後の対策工実施時の活動監視・実施後のモニタリング等のためにも地盤伸縮計を地すべり形状に合わせて1〜数箇所設置して下さい。できれば警報装置も必要です。
・周囲地形や地すべりの規模,杭との位置関係等にもよるのでしょうが,大規模なものであれば,GPSや光波測量を用いた監視も有効です。
・このような観測施設を設置する前に,原則からすればまず丁張を亀裂の両側に渡して木杭で固定し,真ん中(亀裂直上)で切断して,切断面の開き具合を確認して下さい(“抜き板”と言いましたっけ)。
2.既存の杭基礎調査資料や空中写真・地形図をチェックする。
・地すべりのための地質調査を行うには時間がかかりますので,まずは既存の杭基礎調査資料を確認し,大局的な地質構造を把握しておく必要があります(例えば流れ盤か,断層等の構造は?,斜面の堆積物は?etc.)
・掘削により発生する地すべりは,掘削前の地形からある程度その形状が推定されるものが非常に多いです。したがって,空中写真(正確な地形図があればこれも有効)を地質の専門家にチェックしてもらうことも有効と思われます。
3.地質専門家による現地調査を行って地すべり形状を把握する。
・地すべりの平面形状を把握することは,対策工を計画する上で基本となりますので,上記の空中写真判読とともに現地調査を行って,地すべり地形を確認して下さい。現地を丹念にみると,意外と変状がたくさん発見されるものです。←緊急現地踏査結果に基づき地盤伸縮計配置を決める。
4.その他
・まず,発生した亀裂について,丁寧に防水性ビニールシートで覆うようにして下さい。これは雨水が直接すべり面に流れ込まないようにするためで,極めて重要なことです。
・杭の降伏・破断等が心配な状況であれば,健全度調査を行ったほうが良いかと思います。新潟県中越地震時には,青○あす○ろ建設のオーリ○(わかりますよね)が重宝がられていたようです。実際に使ってみたことがありますが,それなりの答えが出ます。
・「抑え盛土」ではなく「押え盛土」です。

取りあえず思いつくまま....


       

No.14519 RE:橋台掘削箇所のすべり面発生 投稿者:ハマーン 投稿日:2008/07/24(Thu) 07:36

何だか試験問題みたいですね。不謹慎ですが,面白そうなのでぼくも参加します。

何となく表層すべりチックなので、簡易貫入の多様でルーズな部分を一応確認。(格安)
予想通り表層すべりであれば、切り直し法面の頭部が亀裂部分一致するようにもう一度緩い勾配で切り直す。法高にもよるが、それでも変位する場合は、ボルトやふとんかご程度で抑止。
あくまで、表層すべりが前提です。

でも、APECさんが言われるように、基礎杭が地すべり抑止杭状態になっていないかが気になる。


       

No.14520 RE:橋台掘削箇所のすべり面発生 投稿者:チョンキー 投稿日:2008/07/24(Thu) 10:08

APECさんのイメージでOKです。掘削勾配は1:0.6で高さは10mです。法肩から上部はなだらかな地形なので、借地をして安定勾配で掘削し直そうかと考えています。土質は全体的に崖錐堆積物なのでcやφの推定は難しいかと思いますので何かの文献で安全側の値を使用し安定勾配を算出しようと思っています。どうやって算出するかわからないので本屋に走ります。

       

No.14521 RE:橋台掘削箇所のすべり面発生 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/24(Thu) 11:12

法肩付近のクラックだけなら法面部分の表層崩壊でしょうから(単に仮掘削法面勾配が急すぎた)切り直せばいいと思います。(その場合も、単純に勾配を緩くするというのと、それなりの勾配のままで図Aのように主働側土塊を軽減する2段カットがある)
ただ、気になるのは「掘削床付が盛り上がっています」とのお話。その場合、すべり面が掘削面より下に回り込んでいる可能性が出てきます。それだけは十分気をつけないといけません。杭への悪影響も考えられますし。

また、崖錐ということであれば、上部斜面での地すべり性崩壊誘発の危険性もチェックしておく必要があります。

c、φは、すべり面の最大層厚=cとしてφを逆算する方法と、斜面勾配=φとしてcを逆算する方法があります。(マニュアルに書いてあるのは前者ですが、これは第三紀層地すべりの岩盤せん断強度の残留強度に関する経験則なので、すべりに何でもかんでも適用するのはどうかと私は思っています)
間隙水圧の考慮も重要ですから、現地の状況にあわせて慎重に進めてください。


       

No.14526 RE:橋台掘削箇所のすべり面発生 投稿者:くりろう 投稿日:2008/07/24(Thu) 22:31

1:0.6勾配で床堀高さまで10m掘削し、その後に杭打設が完了しているということは、土質定数はそれほど低くはないようです。

1)床堀期間中の降雨はどうですか?誘因にはなっていませんか?
2)不安定土塊は全て崖錐ですか?それとも強度境界面がありますか?
3)崖錐の性質が判りませんが、切土の標準勾配から考えると適正勾配は1:0.8〜1.2くらいでしょうか?

(3)から考えると0.2〜0.6分くらいの土塊が推力側に残っているはずですが、
法肩から10m背後に頭部クラックがあるとすれば剪断面は寝ていますね。
この法肩(頭部)を数mくらい幅広く除去して荷重を軽減し、下部工の施工後に埋め戻しすると仮設費用は安くなります。
ただし、借地の了解と原型復旧が必要になります。
観測施工という計測を含めた対策が安全上必要です。
当初のイメージは高角度のクサビ崩壊と思いましたが、
末端が圧縮で盛り上がっていることと、法肩の背後に10mバックするという点で
円弧を有する「すべり破壊」が予見されます。現場を見ていないのでこの程度ですか。


       

No.14529 RE:橋台掘削箇所のすべり面発生 投稿者:チョンキー 投稿日:2008/07/25(Fri) 07:22

皆様丁寧に教えていただいてありがとうございます。この杭は径1,000mmの場所打杭です。床付から2.5m上での施工でした。

       

No.14530 RE:技術士の姿に感激! 投稿者:覗き見 投稿日:2008/07/25(Fri) 08:37

機械部門の技術士ですが,ここで久しぶりに本当の技術士らしい技術の議論に触れることができ,楽しく拝見させて頂きました。
このような技術士の本領を発揮できる議論や相談事のトピックがもっと多くてもいいでしょうね。
社会への貢献にもなると思います。


       

No.14532 RE:橋台掘削箇所のすべり面発生 投稿者:長崎ちゃんぽん 投稿日:2008/07/25(Fri) 14:38

すべりの末端がもぐりこんでますので、地すべり性の崩壊と思われます。推測では強風化岩の中や層境に弱線(すべり面)があるんじゃないかと。崖錐の崩壊レベルなら末端が法尻に抜けると思います。地すべり性の崩壊をする所は周辺の地質も悪いことが多いので切り直しは慎重に考えるべきです。切り直しは崩壊であれば安定しますが、クラックの背後にすべりがあると末端が軽くなりますので、すべりを誘発します。切り直し案は背後の土質・岩質をよく確認してから決定してください。(明瞭なすべり面があればわかりやすいですが、判断は難しいです)
調査ボーリングは法肩とクラック背後の最低2箇所がいいと思います。斜面安定は非常に難しく、長い実務経験が必要です(すべって初めて、対策の必要性がわかる)。できれば、斜面安定の技術者もしくは地元の調査コンサルに手伝ってもらった方がいいのではないでしょうか。勉強は大事ですが、本を買って対応できるレベルではないかと思います。私も十数年、斜面の調査設計にかかわってますが、いまだに難しいと感じます。2、3回ほどすべらかしたことがありますが、かなりヘコミますよ。個人的には、1回すべってますし、施工中の安全を考えると仮設アンカーがいいと思いますが。


       

No.14535 RE:橋台掘削箇所のすべり面発生 投稿者:カエル 投稿日:2008/07/25(Fri) 21:35

すみません、現実感湧かないのですが・・・。
不安定な地盤で1:0.6法勾配の深さ10mの掘削!?
勾配が付いているということは、土留め無しですよね?
よく床付けまで持ちましたね・・・。


       

No.14536 RE:橋台掘削箇所のすべり面発生 投稿者:カエル 投稿日:2008/07/25(Fri) 22:03

橋台の大きさが分かりませんが、10mの掘削と言えばかなりの土量ですよね?
借地して安定勾配にするって・・・?
亀裂が入った不安定な地盤だから、かなり埋め戻さないと再度掘削は出来ないですよね?
法肩に重機を乗せるわけにはいかないので、埋めた側からブームがとどく程度には埋め戻しし、ダンプを入れるのも、きっとその埋め戻した上ですよね?
まさか、丁寧に転圧しているとも思えないので重機でしっかり転圧した上で、鉄板などで厳重に養生しないと作業できないでしょう。
さらに、運搬土量は洒落にならないぐらい増えるのではないでしょうか?

崖錐性堆積物はよく知らないのですが、ネットで見る限り盛土に毛が生えた程度の安定性しか無さそうですよね?
なら、1:1.0勾配以上の途中小段付きくらいの掘削法面になるのでは?
背面が緩やかな勾配になっていると言うことなので、掘削高さはさらに増えて小段も2段程度必要でしょうか・・・。
掘削土量とんでもなく増えませんか?
置き場はあるのですか?


       

No.14538 RE:橋台掘削箇所のすべり面発生 投稿者:くりろう 投稿日:2008/07/26(Sat) 00:00

橋梁基礎工なので事前調査は当然実施しているはずで、地質を認識(知った)した上で採用した勾配でしょう。
設計では床堀勾配を大体このようで、地質を考えずに(分かった上で)立てる方もいますね。

その是非はひとまず置いて・・・荷重軽減はそれほど難しい施工ではありません。
既に変状した斜面の解析は変状前に比べて理解しやすいからです。
1:0.6で10m下がりの斜面で法肩から上部10mの地点が頭部クラックとすれば、地山の剪断形状は概ね予測できます。大がかりな頭部排土は不要と思います。
もっとも、調査ボーリングを実施して変位面を探るのがベストです。
時間的余裕がなければ頭部土塊を掘削面に盛りこぼして変位を収束させ、工事用道路から運搬仮置きします。
問題は剪断面の残留強度で、埋め戻した後は橋台に設計水平力以上の力が作用する心配があります。
土圧とすべり力の比較で決まると思いますが、案外土圧の方が大きいことも多いです。
その場合は問題ないと思います。無視できない場合はアンカーでの安定化を考える必要もあるでしょう。
現地状況が分かりませんので、これも想像の範囲ですけど


       

No.14539 RE:橋台掘削箇所のすべり面発生 投稿者:温泉卵 投稿日:2008/07/26(Sat) 00:30

すばらしい技術者の技術的な議論だと思います。皆さんはコンサル系の技術者で、カエルさんはゼネコン系とお見受けしました。議論の前に確認したいことは、チョンキーさんが発注側であるか受注側であるかということです。

受注側からの提案であれば、コストと施工性、工期も重視しなければなりません。当然、設計変更となるわけですから。しかし、調査を十分行なった上でこのような現象が生じた場合、総価契約というこで責任施工ということも最悪考えられます。そうした場合、技術だけでは話は済まされません。
そういった場合、緊急の措置が必要かどうかの判断を見分けることも必要だと思います。急いで本屋さんに走る、ということですから、受注側であることがうかがえます。
受注側であれば、発注者に対する説明として、コストを最小限にした提案をするべきです。いくら良い考えを提案しても、受け入れられなければ仕方が無いわけでありますから。

状況によりますが、単純に法尻に親杭を打設し、背面を埋め戻すなどして土留を設置するということも、コスト的には有効ではないでしょうか?

cとかφも重要ですが、発注者が総合的にこの問題を考えた場合、何とか最少の手立てで効果的な方策は無いものかと言うことを考えます。その第一弾として、こてこての技術論が前面に出るようでは、発注者・施工者一丸となった方策は打てません。まずは、現地確認、緊急性の有無の判断、根本的ではなく、当面の緊急対策としての暫定手段を行い、更にその後の状況確認をする、さして問題がないようならその状態において本体施工を粛々と進める、そして本体構造を利用して土留として適用するなどということも私なら考えます。

経験は技術なり、という施工計画の面からの私の考えですが、いかがでしょうか?


       

No.14540 RE:橋台掘削箇所のすべり面発生 投稿者:ハマーン 投稿日:2008/07/26(Sat) 08:29

う〜ん。
何ともお粗末な設計ですが、このような設計を社内でよく見ます。1:0.6の切土勾配って言うのは、数量算出要綱の仮掘削勾配を適用しただけのマニュアル的で地質判断無視の計画でしょう。
実際、こういうことって多々あります。

コンサルが気付いても、発注者が予算的な判断や知識不足により、仮掘削の危険性を否定(軽視)する場合もあります。本体工と金額的に同規模となる仮設工(高価なアンカーや杭工)は、相当の発注者の理解がなければ採用されないのが現実。特に市町村レベルは。
同様に、調査段階でも橋台位置のみで1本のBorしかしないケースも多い。

逆に、地元や下請の橋梁オンリー技術者が、掘削後の斜面崩壊を念頭に置くことすらないケースも多い。そして他部門との連携がないので、チェック機能は自分たちの専門に限った本体構造(橋台)が主体となる。
でもこうなると、仮掘削どころか、本体工の設計における背面土圧などの条件設定が正しいのかも疑問となる。

橋梁設計の発注時に管理技術者は『鋼構造コンクリート』と指定しているのをよく見るが、上部工はメーカー外注となるのが中小コンサルの実態なので、どうせ指定をかけるなら土基礎で指定すべきかと良く思う。あるいは、上部工と下部工を分離発注し、JV化すれば良いのに・・・

もうこの際、永久アンカーを打設して橋台の作用土圧を軽減し、橋台を小型化する修正設計も視野に入れるべきかも。
でもそうなると、無償でコンサルが修正させられるんだろうな・・・
この流れが予測できるコンサルは、安易にアンカーなんて提案できないだろうな〜。提案より、当初の提案不足の言い訳に終始しているかもしれない。

コンサルは価格の割にリスクが高い商売です。低入で修正設計までサービスしてたら、時給はいくらになるのだろう・・・

技術論から離れたファンタジーですみません。疲れているのかな〜


       

No.14541 RE:橋台掘削箇所のすべり面発生 投稿者:カエル 投稿日:2008/07/26(Sat) 09:58

すでに地盤が変状を始めている以上、法尻での作業は危険すぎると思います。
法肩でも同様です。
最優先は人命ですからね。
まあ、盛土して押さえたと言うことなのでよいですが・・・。
現場の惨状が目に浮かびますね・・・。


       

No.14542 RE:橋台掘削箇所のすべり面発生 投稿者:チョンキー 投稿日:2008/07/26(Sat) 10:42

現場で発生したすべりに対して対策を考えてくれと相談を受けた者で受注者側です。現場は見てません。地山の表面2mくらいが崖錐であとは砂(N=15程度)で床付面より1mくらい下がN=50です。地下水は掘削する前は床付高さより1.5m高かったです。

       

No.14544 RE:橋台掘削箇所のすべり面発生 投稿者:カエル 投稿日:2008/07/26(Sat) 11:25

砂地盤で地下水有りって・・・。
地下水と一緒に砂が抜け始めたら止まりませんよ・・・。

全部埋め戻して、シートパイル打って腹起こしは反力取るとこ無いでしょうから、アースアンカー打って掘り直しした方が良いのでは?

労働安全衛生規則でも以下のように書いてあります。

>第三百五十七条  事業者は、手掘りにより砂からなる地山又は発破等により崩壊しやすい状態になつている地山の掘削の作業を行なうときは、次に定めるところによらなければならない。
一  砂からなる地山にあつては、掘削面のこう配を三十五度以下とし、又は掘削面の高さを五メートル未満とすること。
二  発破等により崩壊しやすい状態になつている地山にあつては、掘削面のこう配を四十五度以下とし、又は掘削面の高さを二メートル未満とすること。

10mの掘削ということで、労基署には届出しているのでしょうか?
微妙な掘削深度ですが。


       

No.14545 RE:橋台掘削箇所のすべり面発生 投稿者:カエル 投稿日:2008/07/26(Sat) 11:38

ちなみに、掘削たったの2m、ライナー掘削で床付け付近に砂層と地下水位がありました。
これでも、砂の流出が止まらず、ライナーが沈みましたよ。


       

No.14546 RE:橋台掘削箇所のすべり面発生 投稿者:温泉卵 投稿日:2008/07/26(Sat) 14:16

状況にもよりますが、やはりまずは黙視による状況確認が必要です。工事エリア全域がやられているのか、一部なのか、重度の部分、軽度の部分、など。そういったところから手がかりがつかめるかもしれません。コンサルさんで調査ボーリングや解析などを設計変更し発注者と合意に至ればその方法でよいのではないでしょうか。発注者がこの程度の処置でよいと考えているのに、受注者がこれとぞばかりに大げさなことをすれば信用問題にも関ります。発注者・受注者が十分にキャッチボールをしながら事に当たることが大切で、一技術者のマスターベーションではいけません。

確かに降雨があった場合は危険ですね。だからこそ状況をよく確認し、まずは暫定的でも短時間で簡易に対応する方法をとり被害を食い止め、抜本的な改善はその後の検討となるのではないですか?

例えば掘削部分を埋めもどすとか。技術士受験のコーナーではふさわしくない意見ですが、こういった場合、事前に分からなかったのかとか調査結果ではどうなっていたのかなどの話から始まり対応・協議には時間を要します。
 
私は、まずこれ以上進行させないための緊急措置、細かい解析や検討はその次とするべきと考えます。

 現場をまず見る。これが一番大切ですね。


       

No.14547 RE:橋台掘削箇所のすべり面発生 投稿者:土基礎技術者 投稿日:2008/07/26(Sat) 14:33

↑の方と重なりますが、このような状況ではコストではなく、人命優先、安全第一です。発注者や設計技術者は自身がその現場で作業することを前提に対策の検討や計画を立てる必要があります。当初の計画は現地踏査や施工時の安全性検討などを行わずに、例えば、下請けが数量作成要領に沿って規定通りの図面・数量を計上した結果ではないかと推測します。それらも踏まえ、現場を見ずに対策の検討や計画を行うのは如何なものでしょうか。現場の状況を自ら観察し、現場作業員に施工の状況を聞き取りすれば、おおよその要因やすべりの規模、対策の方向性は見えてくるものです。下手に事務所であれこれ考えるよりもその方が短時間で解決できると考えます。ところで、切土斜面上方を借地するということは、変状が発生した斜面は橋台直角方向の山側斜面なのでしょうか、橋台の背面か側面かによって対策の方法や工法が異なります。アンカーの話がでてますが、仮設アンカーであれば盛土内に埋設しても良いと思いますが、永久の場合は再緊張等の維持管理が必要なので、埋設する場所に設置するのは不適当でしょう。すべりに対して橋台完成時に所定の安全率が確保でき、橋台が変位しないような措置をしておかないと、伸縮装置や支承が遊間がなくなり破損して機能しなくなる恐れもあります。長期安定も考慮にいれて安全第一で検討願います。

       

No.14548 RE:橋台掘削箇所のすべり面発生 投稿者:ななめ魚 投稿日:2008/07/26(Sat) 16:15

急がば回れとは良くいったもので、ボーリングによってすべり深度を把握し、対策工を選定することが結局手戻りのない方法と考えます。
私は斜面系を専門としておりますが、時間と工費を理由に発注者と設計コンサルにおしきられて止むを得ずサウンディングと統計的な手法(地すべり形状比)を基にすべり形状を推定し、応急排土工を計画しましたが、結局失敗したことがあります。責任はこちらにきました。
なお、その現場では、すべり面は@崖錐と岩盤の境、A岩盤内の層理面に沿った2つのすべりがありました。


       

No.14552 RE:橋台掘削箇所のすべり面発生 投稿者:温泉卵 投稿日:2008/07/27(Sun) 07:36

この問題はおそらく施工側から依頼されたコンサル系の側としての一連の議論であると思います。
したがって、コンサルが机の上で考える問題ではありません。発注者と、施工者と、コンサルの3社が合同で検討会議を開くべきです。まず1番目に必要なことはそれでしょう。

プロジェクト全体を考える発注者、安全第一の施工者、設計のコンサル、三者三様の立場の人間の考えを総合的に加味し、最善の策を取られることを期待します。


       

No.14554 RE:橋台掘削箇所のすべり面発生 投稿者:くりろう 投稿日:2008/07/27(Sun) 11:44

チョンキーさんへ
>現場は見ていません。地山の表面2mくらいが崖錐、下方は砂(N=15程度)、
床付面の1mくらい下がN=50。掘削前の地下水位は床付高さ+1.5m。


まず、相談を受けた場合は金にならずとも、とりあえず現場を見ましょう。考えるのはそれからです。
観察は問題解決の基本であって、状況を見ない発想では、私を含む掲示板の多くの想定回答と大差ありません。

その根拠は、
地表面下2mの崖錐堆積物は良しとしても、下方のN=15程度の”砂”とはどんな土ですか?
前のコメントにもありましたが、砂で1:0.6、H=10mの掘削勾配は労安規則に問題があります。
設計段階でどう解釈したか分かりませんが、岩が風化した砂や更新統の固結砂では考え方も取り扱いも変わります。

砂であれば剪断面の形状も考えないといけない部分ですし、単純に円弧すべりでの解決は理論的におかしいことになります。
崩壊誘因が応力解放だけなのか?、
それとも別の素因(崩壊面の特性)・誘因(地下水など)があるのか?
現地を見て地盤特性を確認する必要があります。

対策案はN>50が浅い位置にあるので、アンカーでも親杭でも良いですし、
コスト面でバランス対策の処理も使えますが、
技術士試験と同じように、具体的解決策を導く根拠と論理的構成(プロセス)を考えて
発注者にアドバイスすることが現時点でお勧めしたい対応です。


       

No.14555 RE:橋台掘削箇所のすべり面発生 投稿者:長崎ちゃんぽん 投稿日:2008/07/27(Sun) 13:54

斜面の設計で一番重要なのは現地踏査です。設計に必要な情報がたくさんあります。現場を見ないで、斜面の設計を絶対やってはいけません。
私もななめ魚さんと同じような経験があります(同業他社からも聞きます)。問題があると、発注者は「おたくはコンサルなんだから、なんでもっと強く言ってくれなかったの。」と言います。中途半端にかかわると、無給でがんばったのに嫌われたとか最悪の結果になりかねません。斜面がもつかもたないかは、正確なところ、だれにもわかりませんので対策までのプロセスの妥当性や、失敗したときの対応(情報化施工の提案)などを考えとく必要があります。会社の信用のためにも大切なことです。そういう対応をしていると、たとえ結果が悪くても最終的に信頼されることが少なくありません。
ここの現場の場合、抑止工をする場合は逆巻き施工になりますので、ある程度工法が絞られると思います。親杭横矢板は反力を取れませんので自立杭となりますが、直高4〜5mが限界です。(アンカー案があるのでアンカ付親杭は論外です)
床付け面はすべりで緩んだ面まで掘削する可能性があります。さらに、斜面高が高くなります。
分離したすべり土塊は完全に除去しないとだめです。(分離土塊は必ず落ちます)
そうすると切り直し勾配はかなり緩くなって、長大斜面になるのでは?借地料もかかりますし、必要抑止力も小さいので、もしかしたらアンカー案の方が安いかもしれません。


       


No.14549 直前アドバイス拝見しました 投稿者:LRT 投稿日:2008/07/26(Sat) 21:45 [返信]

総監の試験まで、いよいよあと1週間です。
ちょうど良い時期にアドバイスをいただき、ありがとうございました。
択一対策に取り組んでいると、短期間で総監の発想にたどり着くのは難しいかも…。
筆記試験では発想を切り替え、「組織トップになったつもりで」論文の構成を考えてみます。


       


No.14500 文字の濃さ・太さについて 投稿者:初受験です 投稿日:2008/07/23(Wed) 06:30 [返信]

今さらですが・・・
シャーペンは0.5mmの方が多いでしょうか。
私は、字が汚いので0.3mmで書こうと思っています。
0.5mmだとマス目いっぱいになり、しかも線が重なったり
してうまく書けません。
実際、0.3と0.5どちらが読みやすいのでしょうか。

また、そんなに筆圧は弱くないと自分では思っていますが0.3mmにする分、濃さはBで考えています。
濃いほうが読みやすいようですが、どこまで濃くする必要
があるのでしょうか。


       

No.14501 RE:文字の濃さ・太さについて 投稿者:pelife 投稿日:2008/07/23(Wed) 08:16

以前の試験に比べて記述量がずいぶん減りましたから、腕への負担もかなり軽くなりました。
そのため、あとは、ご自身が書きやすいと思った方でいいと思います。ただ筆圧が弱くないということで、0.3ミリだと途中、折れたりしないですか?

試験の原稿用紙は、ちょっと特殊で、一般のコピー紙よりなめらかで書きやすく、ちょっと濃くうつります。

あと、字が汚いということは、雑で書き殴ったような字でなければ、それほど気にしなくていいというのが、私の先輩たちの共通の意見でした。


       

No.14502 RE:文字の濃さ・太さについて 投稿者:初受験です 投稿日:2008/07/23(Wed) 08:29

pelife様ありがとうございます。
0.3mmは力入れすぎると折れやすいので、
芯を出しすぎないようにしようと思っています。


       

No.14504 RE:文字の濃さ・太さについて 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/23(Wed) 08:33

pelifeさんのおっしゃるとおり、あの用紙はかなり書きやすいので、筆圧があまり必要ありません。またなめらかな筆感なので筆が進むというか、筆記速度が速くなる感じがします。
一方、私は手書きで図面を書いていた頃は0.3mmB芯を使っていましたが、その感覚で言えば、0.3mm芯だとたぶんバキバキに折ってしまうように思います。これは人それぞれでしょうね。私はガシガシ書き進むときはペンをかなり斜めに持つので、芯が折れやすくなるのです。
私の個人的好みかもしれませんが、私は0.5mmB芯を使っています。

字が汚いといえば私も相当汚いのですが、個性的なクセを抑えるように気をつけつつ、丁寧に書く(ゆっくり書くということではありません)ようにすれば大丈夫だと思います。

また、私は太さや指当たりの異なる複数のシャーペンを持っていって時々取り替えるようにしています。指の当たりが変わると気持ちよかったりします。^^;


       

No.14506 RE:文字の濃さ・太さについて 投稿者:レフトハンド 投稿日:2008/07/23(Wed) 15:08

昨年0.3mm「B」を使用しました。

左利きなので、横書き文章だと書いた文字を手で
なぞってしまうので、答案が黒っぽくなります。
0.3mm「B」で書いたら白っぽくてスッキリ見やすい
感じがしたので0.3mmを使用しました。

ただ、私の場合は良く折れました^^;


       

No.14508 RE:文字の濃さ・太さについて 投稿者:カエル 投稿日:2008/07/23(Wed) 16:56

私は0.5のBでも良く折れました。
0.3mmでは、芯の減りが早すぎませんか?


       

No.14510 RE:文字の濃さ・太さについて 投稿者:いなかもの 投稿日:2008/07/23(Wed) 21:04

私は、0.5mmのBでした。
当初は2Bを使用していましたが、紙面が汚れやすいということでBに変えました。
確かにあの用紙は、すべすべで書きやすいという印象です。
あのような紙質に、普段出会うことはまりないのではないでしょうか。

試験まであと僅かです。
受験生の皆さん、頑張っていきましょう!


       

No.14537 RE:文字の濃さ・太さについて 投稿者:morinokuma3715 投稿日:2008/07/25(Fri) 23:44

どこか別のスレッドに書きましたが・・・
私もくせ字、筆圧が弱い、ということで0.5mmの2Bを使いました。
昔に比べれば書く量は減ったとはいえ、長時間の論文試験です。普段手書きになれていない身には結構きつかったです。
(紙は皆さんおっしゃるとおりものすごく書きやすいです。)
今更、、かもしれませんが太めのシャーペンが書きやすい、と聞いたのでわざわざ購入し、それで筆記の練習をしていました。
特定の商品名・・・・の書き込みは良いのかどうかわからないので、Dr.○○としておきます。(笑)


       


No.14431 コンクリートの得意な方へ 投稿者:セメント新聞社 投稿日:2008/07/17(Thu) 15:32 [返信]

 RCの校舎の柱が、被り不足でさびている状態を補修するとしたらどうします?鉄筋のさびを落としたのちエポキシ樹脂のさび止めをぬり、亜硝酸系のモルタルで表面の補修で提案します????

       

No.14433 RE:コンクリートの得意な方へ 投稿者:おそらく 投稿日:2008/07/17(Thu) 18:50

コンクリート勉強中の身で恐縮ですが…

情報が少なすぎではないでしょうか。
・校舎の立地(沿海部、寒冷地、まさかの温泉地など)
・柱の位置(屋内、屋外など)
・その他環境条件(酸、アルカリ、その他化学物質に暴露する可能性など)
・詳細な劣化の状況
・残りの供用期間

かぶり不足の鋼食と一言で言っても、中性化、塩害、ひび割れなど原因が多岐にわたると思われます。
これらを明らかにしなければ、適切な補修はできないです。

補足あったらおねがいします。


       

No.14439 RE:コンクリートの得意な方へ 投稿者:セメント新聞社 投稿日:2008/07/18(Fri) 11:13

 建物は、温暖な地域の沿岸部に位置しRCの教育施設で築40年が経過している。コンクリートの浮き、剥離、錆汁、鉄筋露出が見られる。開口部の遇各部からひび割れが発生している。本建物は、新耐震基準施工以前に施工されている。今後も使用するために柱の補修計画を述べよ。{セメント新聞社主催のコンクリート診断士講習会の問題B}

       

No.14507 RE:コンクリートの得意な方へ 投稿者:カエル 投稿日:2008/07/23(Wed) 16:50

これ、簡単にはかけないですよ・・・。
小論文になっちゃう・・・。

開口部の4隅のひびは初期の乾燥収縮が主な原因かな。
>コンクリートの浮き、剥離、錆汁、鉄筋露出が見られる。
これは、立地から塩害が主な理由と考えられますが、中性化や、場合によっては、アルカリ骨材反応の可能性もありますね。

例えば、塩害だとしたら、鉄筋が錆びている範囲以上に進行しているはずなので、見た目で害を受けているところのみ補修しても、またすぐにその先がやられます。

構造躯体を補修する場合、一部分ならハツリだし補修でも良いですが、大々的に鉄筋をはつりだすとなるとその間の耐力検討も必要になるかと・・・。
(主筋を裸にしたら柱じゃない!?)
あまり大々的になるようなら電気防食も検討したほうがよいかも。
電気防食は維持に金がかかるそうですが・・・。

塩分を躯体内に残したまま、RC巻きや鋼板巻き耐震補強した場合、どうなるのでしょうかね?


       

No.14531 RE:コンクリートの得意な方へ 投稿者:おそらく 投稿日:2008/07/25(Fri) 13:17

まずは塩害の方向で書いていけばいいのではないでしょうか。
原因として、
乾燥収縮が原因と思われるひび割れから塩分が侵入して塩害が起こったと推測される。
対策として、、
コア抜きして塩害範囲を調査してから、劣化部分の撤去をした場合の耐力の計算、
それによって劣化部分の撤去+断面修復か電気化学的脱塩+断面修復を選択して、
耐震補強してから、最後に表面保護でいかがでしょう。
お金に余裕があるなら電気化学的防食も併用で。

実際はカエルさんがおっしゃるようにその他の可能性も考えなければなりません。
温暖な地域の教育施設だから、凍害と化学的腐食以外についても余裕があれば一筆書いてはどうでしょう。
・フェノールフタレイン法で中性化深さを調べる
・アルカリシリカゲルの有無を調べる、場合によっては促進膨張試験を行う

補足あったらおねがいします。


       

No.14533 RE:コンクリートの得意な方へ 投稿者:カエル 投稿日:2008/07/25(Fri) 20:42

ちなみに私が診断士受験した時に選択した問題は、塩害を受ける共同溝の問題でした。
塩害が主筋の裏側まで到達していたので、ハツリ等の対策は採らず、破壊箇所の断面修復のみで、後は電気防食を行うと言う方向で論文を製作しました。
塩害が主筋の裏側まで達しているので、塩分の根本的な撤去は無理と言う理由です。

あと、字数を稼ぐため、各ひび割れ原因を列記し、いちいち否定してみせ、なのでこの原因によってひび割れが発生していると言う方向で論文を作成しました。


       

No.14534 RE:コンクリートの得意な方へ 投稿者:カエル 投稿日:2008/07/25(Fri) 20:45

診断士を受験するなら、ひび割れ原因が分かりきっていても、断定して回答しないほうが良いですよ。
知ってて除外しているのか、まったく考慮していないのか試験官には判断できませんから。


       


No.14403 既得水利権 投稿者:後がない 投稿日:2008/07/14(Mon) 10:58 [返信]

河川管理を考える上で、既得水利権の問題があると思います。
この問題について掘り下げて勉強使用と思い、色々調べている最中ですが、現在の情報化社会にもかかわらず、ブラックボックスのように中身が見える情報が不足しているように感じています。

誠に申し訳ございませんが、「既得水利権の現状と問題点」について詳細な情報がわかるHPやURL、書籍等ご存じのようでしたら、教えていただけないでしょうか。

既得水利権については、何かきな臭いものを感じる今日この頃です。

追記:既得水利権=慣行水利権とも言います


       

No.14406 RE:既得水利権 投稿者:名無し 投稿日:2008/07/14(Mon) 19:47

慣行水利権のこと?

       

No.14407 RE:既得水利権 投稿者:ジントニック 投稿日:2008/07/14(Mon) 20:52

某HPより引用開始(追い込み、いろいろ詰め込んで、最善を尽くしてください)。

●慣行水利権とは、旧河川法が施行された年である明治29年の時点において、すでに河川から取水を行っていたものをいいます。(ただし、法律用語ではありません。)、これについては改めて河川法に基づく取水の許可申請行為を要することなく、許可を受けたものとみなされます。慣行水利権の内容は、社会的な
承認を受けた慣行によって定まります。
許可書がない(場合によって届出書がある程度)ため、権利内容が不明確。

●許可水利権とは?
河川法の規定(第23条)により河川管理者の許可を受けた権利。権利内容及び取水条件は、許可書(水利権使用規則)によって明記(目的・取水の場所・取水方法・取水量・許可期間)

●慣行水利権の問題点
慣行水利権は、あくまで河川法上の許可を得たと“みなして”河川法上に位置づけた権利です。
慣行水利権は主にして、その取水内容が不明確であることから、以下のような問題
点があります。
・取水実態が把握できていないため、河川全体の正常な流水の管理が適切に行えないおそれがある。
・他の水利権(他の取水者)の影響の予測が困難になる。
・渇水調整の効果・ダム等の建設計画における水利権の評価など行う場合にも問題が出てくる。

このため、取水施設の改築や治水事業の施行の際などに、慣行水利権を許可水利権へ切り替える様お願いしています。

許可水利権に切り替える際、その内容は一義的に元の慣行水利権を元に判断しています。そのため、例えば慣行水利権が規定している期間を越える(前倒し)取水がある場合、超過した期間は新たな水利権として、河川の流量や他の水利者と調整する必要があります。

●水利使用許可の判断基準
@公共の福祉の増進(水利使用の目的及び事業内容が、国民経済の発展及び国民生活の向上に寄与し、公共の福祉の増進に資するものであること。)
A実行の確実性(申請者の事業計画が妥当であるとともに、関係法令の許可、申請者の当該事業を遂行するための能力及び信用など、水利使用の実行
の確実性が確保されていること。:計画通り取水し、管理していることが確認できること。)
B必要取水量の算定(取水量が合理的な根拠に基づいて算定されたものであり、その目的、事業計画等からみて、必要かつ妥当な範囲内のものである
必要があります。かんがい用水の場合:{(かんがい面積)×(減水深「蒸発散量、浸透量」)}+(水路損失量)−{(有効雨量)+(反復水)}
−河川以外の取水量)
C河川流量と取水の関係(流水の正常な機能の維持:他の水理利用、漁業等及び河川の動植物への影響を考慮する。)

引用終了。


       

No.14408 RE:既得水利権 投稿者:後がない 投稿日:2008/07/14(Mon) 21:20

ジントニック様、ありがとうございます。
大変助かりました。
ずいぶん色々と探したのですが、ここまで整理された資料は見つかりませんでした。
早速掲載元のHPも探し出しました。

でもやはり、なぜ実態が不明確なのか、なぜ書類など正式な記録でのこさないのか、なぜきちんと調べないのか?調べられないのか?その辺がきな臭いです。

騒がれたらまずい方たちが、政治的な圧力でもかけているのかもしれないと、変な疑いをもってしまいます。

とにかく実態のつかめない不思議な権利です。


       

No.14409 RE:既得水利権 投稿者:ジントニック 投稿日:2008/07/14(Mon) 21:28

新たな取水は既存の水利権に対して劣後の関係にあり、時間的に古い水利使用のほうが優先的に取水できるという秩序が確立されています。

慣行水利権は、時には血を流すような水争いの果て先人が苦労して獲得した権利(明治29年河川法制定前)で、犯すことのできない水利権といえます。

と言いながら、その一方で、届け出における水量やかんがい面積と実態との乖離が甚だしいものも多く、水利用のないものも見受けられます。

このため、ダムや施設の設置・更新時に合わせて、慣行水利権の法定化などの適切な対応を行うこととなります。(それでも水利権者は、一般にこれまでの水利使用を制限されたくないことから反対の立場(届け出の水量・期間は過大のものが多く、数値の記載のないものも多数あります。慣行水利権を合計すると、河川流量より大きくなる場合もあります))

本来は、随時、水利権見直しが必要とは思いますが、冒頭の犯すべからざる権利の側面もあり(利水権者が納得しないことや、ダム計画などない限り大きな支障がない?など)、実態把握がキチンと進んでいないのが実情と思います。


       

No.14413 RE:既得水利権 投稿者:後がない 投稿日:2008/07/15(Tue) 09:01

ジントニック様。

ご返答、ありがとうございます。

慣行水利権を持っているけれど実際は水を使っていない、つまり遊休水利権ですね。

慣行水利権が様々な抗争の末に手に入れられたことは解りますが、それでも国が現在まで実情をきちんと調べていないこと、大々的に手を入れることなく現在にいたっていることは不思議です。

慣行水利権を合計すると河川流量より大きくなるとありますが、そのような具体的なデータを捜していました。
また、そのデータはいい加減な申請の結果、そのような過大なデータとなった可能性があるのかもしれません。

もしかして、慣行水利権が表にでると多くのダムを建設する必要がなくなり、国にとっても都合が悪いため敢えて伏せているという事もあるのではないかと考えています。

ただ、あくまで私の憶測で、やっぱりそのような記事は見つからないのです。

・・・というわけで、振り出しに戻り、なぜ実態が明確になっていないのか?という疑問がわくわけです。


       

No.14418 RE:既得水利権 投稿者:畑違い 投稿日:2008/07/15(Tue) 18:01

水利権については全くの門外漢ですが,農業土木系の業務に携わると,生々しい水争いの歴史に触れることがあり,現在でも水利権に対する農家の厚い思いを感じざるを得ません。
ざっと拾った近年の水紛争の歴史(頭にh要):
ttp://www.maff.go.jp/kinki/seibi/midori/jigyou/minamikinki/history01.html
ttp://suido-ishizue.jp/kokuei/kanto/chiba/ohtone/0104.html
ttp://www.ktr.mlit.go.jp/keihin/tama/know/property/08.htm
ttp://www.maff.go.jp/kanto/nouson/sekkei/kokuei/kanna/keii/02.html
ttp://www.sekikawasuikei.com/SekirenWeb/html/gaiyo.html

既にジントニックさんが述べられたことが全てと思いますが,法学的な視点から解析している文献がありましたので掲載致します。私自身詳しく読む暇がなく的外れかもしれませんが,参考になれば幸いです。
http://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/bitstream/2065/6536/1/A05111951-00-050000103.pdf


       

No.14419 RE:既得水利権 投稿者:ジントニック 投稿日:2008/07/15(Tue) 22:05

>もしかして、慣行水利権が表にでると多くのダムを建設する必要がなくなり、国にとっても都合が悪いため敢えて伏せているという事もあるのではないかと考えています。
>ただ、あくまで私の憶測で、やっぱりそのような記事は見つからないのです。


仮にそんな計画があったとしたら、表に出てくるはずがありませんよね・・・。

一般論として、回答します。
ダム建設にあっては、治水が主目的であり、利水は副次的な目的になります。しかしながら、副次的と言えども、利水もダムの目的のひとつであり、そのための容量も確保していますから、対外的に、その必要性の根拠はキチンと説明する必要があります。ですから、ダム計画を策定する際には、ダム補給区間の慣行水利権は法定化されている、もしくは将来法定化するとの覚書が必要とされ、その必要水量を明文化した上で、ダム補給計算を行っているはずです。一般に、慣行水利権をそのまま使用したら、ダムはいくつあっても足りない勘定になると思います・・・。


       

No.14422 RE:既得水利権 投稿者:ジントニック 投稿日:2008/07/15(Tue) 22:25

慣行水利権も問題より、利水(ダム)計画について、技術論として、もっと問題かと思っていることがあります。一公務員技術士として、さまざまなダム計画や河川計画に携わった者の観点から・・・。

あえて、自ら、公衆の場で語るべきではないので、その内容は差し控えますが・・・。


       

No.14426 RE:既得水利権 投稿者:csman 投稿日:2008/07/16(Wed) 01:51

慣行水利権については、ジントニックさんが詳細に述べておられますが、当方の体験から少し補足しますと、慣行水利権のほとんどは、水田を対象とした農業用水利権でして、
・それらの多くは農家一戸一戸を単位としたごく小さな水利権量であること、
・実質的水利権保有者が親から子供へと変更となっているものの、保有者変更のなされていない場合が少なくないこと、
・水稲の生育ステージによって水利権量が異なること、
などが特徴です。
“何かきな臭いものを感じる”とは、何を指しているのかわかりませんが、慣行水利権量が複雑で、詳細に把握しきれないのは、こういった特徴によるものと思われます。さらには、実際の取水量になると、農家の勘と経験にゆだねられていることもあって、一層実態把握は難しいでしょう。


       

No.14427 RE:既得水利権 投稿者:後がない 投稿日:2008/07/16(Wed) 09:32

畑違い様。
資料のご提示、ありがとうございます。早速打ち出してみました。後ほどゆっくりと確認させていただきます。

ジントニック様。
色々と情報、ご経験からくるお話、ありがとうございます。非常に勉強になりました。
また、私の偏った見方からくるコメントで失礼な部分があったかもしれませんので、謝罪いたします。
今後、慣行水利権を持ってらっしゃる方のご理解とご協力が非常に重要だと感じました。
また、ダム計画の問題点等、本当は色々とお話しできれば良いと思っています。個人的にとても興味がある部分です。

csman様。
情報、ありがとうございます。
慣行水利権の実態把握がなぜ進んでいないのか、調べられないのか、詳細をご説明していただき非常に良くわかりました。
実際に水を使われている方も、稲の状況に応じて勘と経験で取水されていること、ご自身自体が取水量を把握できていないこと等から、やはり実態把握は困難なのですね。
ちなみに「何かきな臭いものを感じる」と私が述べたのは、とてもひねくれた考えでして、慣行水利権の実態を恣意的に明らかにしないことで、利益を享受している個人や団体、組織があるのではないのか?という勘ぐりからくるものです。
実態は、そういったものは一切無いようですね。
完全に私の性格のゆがみからくる誤解のようでした。

皆様、色々とありがとうございました。


       

No.14428 RE:既得水利権 投稿者:ジントニック 投稿日:2008/07/16(Wed) 23:41

慣行水利権であっても、ほぼ正確な水量は算定できます。稲の成長に必要な水量、水田に浸透する水量、農業水路でロスする水量などを把握すれば当該水量を算定できるからです。これは、一般的な原単位からも推定できる水量ですし、近隣で法定化された地域からの比流量で算定することも可能といえます。

技術的には、算定可能であっても、なかなか明らかにできない実情もあります。ただし、ダムを造るために・・・ということはあり得ないと思いますが。


       

No.14429 RE:既得水利権 投稿者:後がない 投稿日:2008/07/17(Thu) 00:29

ジントニック様。
「技術的には、算定可能であっても、明らかにできない実情・・・」・・・、本当はそこの所を知りたいのですが、そうもいかないようで・・・。
その辺は、断念いたします。

>ダムを造るために・・・ということはあり得ないと思いますが。

上記については大変失礼いたしました。
あらためて、謝罪いたします。

調べても「分からない」実状や、「知らない」という私の現状から、変に勘ぐってしまいました。

「分からない」、「知らない」ということは、怖いものです。

誠意あるご返答、非常に嬉しく思っております。
有難うございました。

今後とも、ご教授の程、よろしくお願いいたします。


       

No.14430 RE:既得水利権 投稿者:csman 投稿日:2008/07/17(Thu) 01:27

一口に稲とはいっても品種レベルでは、それぞれ要水量は異なりますし、ましてや減水深につきましては、灰色低地土、グライ低地土…といった土壌型はもとより、個々の置かれた水田位置によっても相当違ってきます。
一地域における蒸発散量を求めるにしても、いくつかの算出式はありますが、所詮は推計式に過ぎません。したがいまして、算出はできてもそれがどの程度正しく自然現象を再現しているかどうかは、甚だあやしいといわざるを得ません。
同様に慣行水利権量というものは、先に記述しましたように、ほかの水利権とは違って、極く微量である場合が多く、流域全体での利用量は大まかに把握できても、個々の数値は把握不能です。個々の水量については、取入口での水量を測定すれば把握可能と思われるかも知れませんが、それは瞬間的な断面値に過ぎず、ましてや水利権量との対比はまったく意味を持ちません。極論しますと、水利権量が何トンであるかとは係りなく、自分の稲が大過なく生育できると思われる水量を水田へと引き込みますので。


       

No.14432 RE:既得水利権 投稿者:後がない 投稿日:2008/07/17(Thu) 17:32

csman様。

現場サイドでは、計算式と実際とで大きなギャップがあることは多いと思います。それを前提とした対策・・・、難しいですね。やはりある程度は、「ざっくり」とした対策しかないのでしょうね。

申し訳ございません。
少し話が変わりますが、慣行水利権を行政の方で一元管理して、水量管理できれば効率化できるような気がします。素人考えかもしれませんが。

慣行水利権は売買はできずとも、借用はできるような記事を読んだ記憶があります。

一番良いのは、許可水利権に変更してもらって、管理するのが良いのかもしれませんが、現状での対策ということで、借用により管理した場合、費用対効果等を踏まえると現実的ではないのでしょうか。

新たなダム建設は財政的にも社会的な理解の面でも難しいと思います。

ただ、それでも水不足は生じる可能性はあると思います。

その対策として、慣行水利権の一元管理による水資源取得をねらうというものです。

こちらも現実的ではないのかもしれませんが・・・。


       

No.14462 RE:既得水利権 投稿者:csman 投稿日:2008/07/20(Sun) 23:50

後がないさん、試験勉強お疲れ様です。
試験迄日数があまりないこの頃は、効率的な学習を行っていると思います。

建設分野で水利権というと、『管理』という発想に立ちやすいのが難点です。
慣行水利権というものは、農水省所管のものですし、また日本人にとってコメの栽培というのは特別な意味を持っています。したがいまして、

>慣行水利権を行政の方で一元管理して

という考え方を試験で述べるのは、はっきり言いまして、一般的過ぎる感じがします。
結論から言いますと、この問題(異分野)に首を突っ込むと大変ですよ、となります。建設分野の試験で、農業分野のことを容認したり、あるいは逆に分野違いにまで統制力を発揮する必要性を述べるには、よほどの準備と誤解を生じない書き方が必要となります。

私ならこう書くというものはありますが、それを書いても試験には合格できるかどうか…。
基本は、ともすると陥りやすい建設分野での考え方に、少し農業やら、地球環境や共生という考え方を加えた『変化球』で勝負するという視点がこういった試験では大切かと思います。
良い結果を期待しております。


       

No.14465 RE:既得水利権 投稿者:後がない 投稿日:2008/07/21(Mon) 08:53

csman様。

試験へのご配慮とお言葉、ありがとうございます。

ご指摘頂いた様な観点は、判断が難しい事ですので、こういったご意見をいただけると、非常に助かります。

試験で導入するかどうかも含めて、再考したいと思います。

ただ、どちらにしても、このような問題点を勉強することは意味があることですので、今回の掲示板での皆様のご意見は非常にありがたく思います。

ご意見頂いてしみじみ感じましたが、資料で幾ら調べても実際に携わった方でないと分からないことや伝わってこない事がたくさんあるのですね。


       

No.14469 RE:既得水利権 投稿者:畑違い 投稿日:2008/07/21(Mon) 11:55

渇水対策と水利権の調整については,私も自分なりの考えを取りまとめてみようと考えたのですが,結局以下の資料に記載されていることに尽きるように思います。
もし見過ごされているようでしたら,参考にして下さい。
社会資本整備審議会H20.6「水災害分野における地球温暖化に伴う気候変化への適応策のあり方について(答申)」
http://www.mlit.go.jp/river/basic_info/jigyo_keikaku/gaiyou/kikouhendou/index.html,p43-44


       

No.14472 RE:既得水利権 投稿者:後がない 投稿日:2008/07/21(Mon) 14:20

畑違い様

ご返答、ありがとうございます。
恥ずかしながら、この資料は見落としておりました。
大変助かりました。

早速、渇水対策部分を確認させていただきました。

私の想定外としてダムの嵩上げがありました。
これは、出来るダムと出来ないダムがあるでしょうし、施工により、どの程度の貯水効果があるのか気になるところです。

時間が取れたら少し調べてみようと思います。

色々と情報、ありがとうございました。


       

No.14480 RE:既得水利権 投稿者:畑違い 投稿日:2008/07/21(Mon) 18:57

後がない様
資料が参考になりそうで幸いです。ただし,私の考えたことは別な内容でした。
前出の資料から私が考えたことを以下にまとめます。
・既得水利権は基本的に尊重されるべき性質のものである。
・したがって,緊急的な異常渇水時以外は,その他の対策で需要マネジメントを行うことが原則である。
・ただし,今後の地球温暖化進展予測を踏まえると,異常渇水が頻発する危険性があり,想定外の渇水に対しても予め対応策を検討しておくことが望ましい。
・その意味では,利水者間で異常渇水時の水融通について予め調整し,運用を取り決めておくことが理想的である。
・しかし現状では,渇水リスクに対する国民の意識は必ずしも高いとは言えず,現状では利水者間の調整が必要なほどの逼迫した渇水が発生した事例はないと思われる。
・今後このような利水者間の水調整を行う上では,さらに幾つかのケーススタディ等を踏まえて,より現実的な対応策を模索する必要があると考える。


       

No.14483 RE:既得水利権 投稿者:後がない 投稿日:2008/07/21(Mon) 20:21

畑違い様。

ご返答、ありがとうございます。
確かに、ご提示頂いた内容ですと、現実的に感じます。

異常渇水の時という条件つきで、しかも事前にそれなりの見返りも含めた協議をした上ならば、慣行水利権者も納得し易いと思います(事前の調整の中で見返り等を決めておくことは可能ですし)。

ご意見、ありがとうございました。


       

No.14498 RE:既得水利権 投稿者:ジントニック 投稿日:2008/07/22(Tue) 21:17

>しかし現状では,渇水リスクに対する国民の意識は必ずしも高いとは言えず,現状では利水者間の調整が必要なほどの逼迫した渇水が発生した事例はないと思われる。

現状では、1/10渇水対応として利水計画を策定しているに過ぎません。ですから、10年を超えれば、渇水調整が必要となる大渇水が発生してもおかしくありません。四国、沖縄等では、しばしば厳しい渇水が頻発しているようです。また、全国的にも平成6年など大渇水を記録し、各地で、取水制限や給水制限、発電ダム(上水目的ではない)からの緊急放流など渇水調整等を実施しています。


       

No.14515 RE:既得水利権 投稿者:畑違い 投稿日:2008/07/23(Wed) 23:14

ジントニック様
ご指摘の点については,私も自信のない内容なので,かえって教えて欲しいのですが,四国・沖縄等近年渇水が深刻化している地域で,「利水者間の水融通・調整」を行った実績はあるのでしょうか?
それは,どのようなものだったのでしょうか。
もしご存知でしたらお教え下さい。


       

No.14517 RE:既得水利権 投稿者:ジントニック 投稿日:2008/07/24(Thu) 00:16

↓検索エンジンでひっかかった四国の事例です。
http://www.skr.mlit.go.jp/pres/h17backnum/kasen/050819/kinkyuu_houryuu.html
http://www.shikoku-np.co.jp/feature/tuiseki/391/index.htm

以上のほか、平成6年渇水は、これまで渇水と縁遠かった地域にあっても、発電ダムからの緊急放流等が実施されているほどの状況でした。現状で1/10の安全度しかないのですから、いつ、どこで大渇水があっても不思議ではありません。


渇水による断水・給水制限では、トイレが使い物にならない、シャワーが使えない、洗濯などもってのほか等の状況となります。断水でなく、減圧給水の状況でさえ、マンションや高台の住宅等では、実質給水がストップしてしまうのです。そのリスクを我々も十分に認識する必要があります。

特に申し上げたいのは、我々の生活が麻痺する、ダムがパンクした場合のリスクは図り知れず、これを回避するための渇水調整のタイミングは非常に重要で、かつ、極めて困難な判断が求められる、高度なトレードオフ問題ということです(渇水調整のメリット・デメリット)。


       

No.14518 RE:既得水利権 投稿者:畑違い 投稿日:2008/07/24(Thu) 00:37

大変ありがとうございました。
おかげでスッキリしました。


       

No.14525 RE:既得水利権 投稿者:後がない 投稿日:2008/07/24(Thu) 17:37

ジントニック様。 畑違い様。

貴重なご意見、情報等、ありがとうございました。

四国、北九州などは、本当に渇水が身近な出来事だと思います。

私が知る限り、北九州市では、夏季には節水や時間断水が頻発していましたし。

地形の問題含め、ダムが新規で作れない場所で、渇水リスクがより大きくなっているものと思います。

ダムに依存しないハード対策も必要かもしれません。

非常に良いお話ができました。

ありがとうございました。


       


No.14453 政策課題の順位付け? 投稿者:タロウ 投稿日:2008/07/20(Sun) 15:41 [返信]

皆様こんにちは。
暑い中勉強していて一つ質問が出てきたのですが、

私が受験する道路もそうだと思うのですが、国が有する政策課題の解決のために各部門が技術力を発揮していかなければならないと考えます。

そうした場合に、この政策課題
@国際競争力の強化 A安全安心の確保 B地域の活性化 C環境の保全と豊かな生活環境の確保
の中でも優先順位はあるのでしょうか?

個人的には
Cは人類の生存にも関係することだから別問題として重要
@は、要はお金を稼ぐということなので、これがなければAもBもあり得ない。
Aは、国民が安心して生活できないようでは国際競争力は確保できない(想像です、根拠無し)。また安全安心がないことには信頼性が構築できず国際競争力の強化という点でも課題が残る。確かに安全安心は国の責任でもあります、ただ個人のリスク管理も必要と思います。
Bは、広域ブロックを形成し、そのブロック単位で国際競争を進めていかなければいけない。各ブロックが競争力を高めることは日本全体の競争力強化につながる。結果的に地方部も含めて地域の活性化に繋がる。ということは(広域ブリックの)国際競争力強化を進めれば自ずと地域の活性化がなされる。

ということで@Cは確かに重要と考えます。
少し下がってA、また少し下がってBという感じでしょうか。 Bは多少政治的な側面で挙がっているようにも思います。

で、真に必要な社会資本整備を考える場合、このような政策課題に順位をつけて考えることはどうなのでしょうか? あくまでも政策課題は与えられたものとしてそれぞれ同レベルで考えた方が良いのでしょうか?

ご意見をお聞かせ下さい。


       

No.14460 RE:政策課題の順位付け? 投稿者:getgood 投稿日:2008/07/20(Sun) 22:13

優先順位をどう捉えるかは極めて重要な事であろうと思われます。
僭越ですが、私の考えを述べます。

@は、道路整備がどれだけ競争力になるか?というより、既にそういう時代ではないということでしょう。
ということで、中期計画路線温存の口実のよう考え方は否定はしないが、国民にとって易は少ないでしょう。
最下位でしょうね。

Aは、大規模地震や気候変動による災害の多発など、幹線道路から市街地道路まで緊急かつ重要です。
さらに言うと、市街地の延焼被害に直結する防災街路整備は20世紀の負の遺産状況を続けています。
ダントツで、最重要課題でしょう。

Bは、小泉政権以来、停滞し続ける国内産業の再構築に道路がどの程度役立つか疑問ですが
こういう側面での道路整備は、地方公共団体の役割に負うところが多く、道路特定財源の配分も極めて少なかったはずです。
つまり、大きく立ち遅れており、Aに次いで重要でしょうね

Cは、道路整備というよりは、「自動車に頼りすぎない社会の構築」という意味で、道路交通の重要課題です。
ABの次くらいかな

ということで、
優先順位はABC@、
「国土形成の道路づくりから安全で活力ある社会の持続的形成へのシフト」が現在の道路整備の基本方向ではないでしょうか?


       

No.14461 RE:政策課題の順位付け? 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/20(Sun) 22:50

直接関係ない話ですが、昨年の総監口頭試験で「あなたは5つの管理のどれを最優先にしていますか」と聞かれ、「まず社会環境管理上の重大な問題がないか検討する」と答えたことを思い出しました。

私はまずはAとCだと思います。
これらは「重大な問題があったら最優先に対応する」ということで、問題が重大でなければリスクアセスや環境アセスにより便益との両立(最適化)を図ります。特に大きな問題がないと考えたらリスクを保有します(何もしません)。やみくもに「最優先」というだけでは技術者の値打ちがないですからね。

次に@とBですが、道路の役割は物流と人流(交流)そして生活だと思いますので、対象とする道路の主たる目的によって重要度は変わると思います。
@は物流ですよね。Bは人流や生活(通勤通学や買い物)。

たとえば重要な生産拠点と中枢港湾を結ぶ道路だったりすれば、環境や安全に大きな問題がなければ、やはり国際競争力を持つための必要性能を優先すべきでしょう。
一方、通勤や買い物に市民が日常的に使用する道路だったら、やはり環境と安全のリスクを検討した上で、大きな問題がなければ、誰でも快適で便利に使えるといった性能(「誰でも」というのはユニバーサルデザインを意識していますが)が求められると思います。

そして、AやCの問題点は事業が進みだしてからリスクアセス・環境アセスをやっていてもなかなか後戻りできません。
ですから、地域全体としてAやCについてアセスをしておき、あらかじめ重大な問題が発生することを回避することで、安全・環境と利便性を積極的に両立して、「便利で快適だけど安全もいい環境も保たれている」という状態を目指すこと(つまり戦略的というやつですね)が必要だと思います。

公共財や「地域資産」に対するアセットマネジメントは、こういうアプローチが必要だと思っています。


       

No.14463 RE:政策課題の順位付け? 投稿者:mat 投稿日:2008/07/21(Mon) 00:37

APECさんへ
御発言をじっくり見せて頂いていますが、大変恐縮ですが、私には意味がよく分かりません。
よろしければ御解説ください。

例えば次のようなことです。

>これらは「重大な問題があったら最優先に対応する」ということで、
→そのような理由で、AとCが優先されるとおっしゃっているのでしょうか?

>問題が重大でなければリスクアセスや環境アセスにより便益との両立(最適化)を図ります。特に大きな問題がないと考えたらリスクを保有します(何もしません)。
→安全安心や環境等の便益というものは、ご承知のように道路整備だけで簡単に達成できませんし評価も容易ではないと思いますが。具体的に言うとどのようなことをおっしゃっているのでしょう?

>次に@とBですが、道路の役割は物流と人流(交流)そして生活だと思いますので、対象とする道路の主たる目的によって重要度は変わると思います。
→対象道路によって重要度が変わるのは当然で、今の時代にそれら@やBに類する道路交通施策がどの程度優先されるかという総論を議論しているのではないでしょうか?
→おっしゃるように、個別に違うという話をすれば、ケースバイケースということになり、先の質問に対して、優先順位を総論で論じる意味が無いと答えられていることになりますが、そういう趣旨でしょうか?

>AやCの問題点は事業が進みだしてからリスクアセス・環境アセスをやっていてもなかなか後戻りできません。
→安全安心と環境等のための道路交通施策のアセスってどういうようなもののことでしょうか?よろしければお教え下さい。(例えば安全安心で、密集の街路整備をしたとすれば延焼シミュレーションなどで事業費や現況移転などの影響とそれに対する効果などを検証するようなイメージでしょうか?)
→また、後戻りできないというのは?安全安心に関する事業は、幹線道路にしろ市街地街路にしろ大規模事業になるので、後戻りしにくいと思いますが、環境に対する施策は必ずしもそうではないような気がしますが?もう少し詳しくお話頂ければ幸いです。

>地域全体としてAやCについてアセスをしておき、
→地域全体のアセスとは、どのようなアセスなのでしょうか?恐縮ですが、少し丁寧にお教え下さい。


(次は疑問点ではありません。賛同です。)
>あらかじめ重大な問題が発生することを回避することで、安全・環境と利便性を積極的に両立して、「便利で快適だけど安全もいい環境も保たれている」という状態を目指すこと(つまり戦略的というやつですね)が必要だと思います。
→おっしゃるとおりだと思います。公共財や「地域資産」は住民の使い方や横断的な施策と相乗的に効果を出してゆくものだと思います。これからは、ますます、地域住民や事業者とともに、具体にどのようなPDCAをつくってゆくかが問われるのだろうと思います。多様な主体との協調と協働を継続することが大事です。御示唆頂いているとおり、まさに総監の力量が問われるところですが、なかなか難しいですね。


       

No.14464 RE:政策課題の順位付け? 投稿者:タロウ 投稿日:2008/07/21(Mon) 06:49

いろいろなご意見を伺えて役に立ちます。

気付いたことは、どういう観点から評価するかによって、順位は異なるということです。
視点T:ゼロベースで見る。(ゼロということはないかもしれませんが、どれも同レベルで整備が進んでいる場合という解釈です。)
視点U:各国や地域のそれぞれの項目の整備状況を踏まえて評価する。
視点V:各国の政治方針、思想を踏まえて評価する。(共産国、資本主義国、鎖国?している国…では求めるものが違うと思います。)

私が評価した視点はT(ゼロベース)です。
当然ですが日本(資本主義グローバル経済)です。
そうすると、国際競争力を上げてGDPを拡大させる、そうすると自ずと公共投資可能がお金が増える。よって安全安心豊かな生活、地域活性化、環境対策に多く費やすことができる。という考え方です。
 我が家を例にとって考えても、保険に入る、家を建てる、人を家に呼ぶ…ためにはやはりお金が必要なので働かざるを得ないという理屈です。

視点U(現在の整備水準を踏まえる)で見た場合は、確かに@の国際競争力向上のための社会資本をその他の項目以上に重点的に整備しなければならないのかと言われますと自信なしです。
 ただ道路分野では、環状道路整備率や高規格道路整備率、高規格道路の利用率等が他国に比べて低いので追いつくように国際競争力強化対策を進めなければならないという方向です。
 考えなければならないのは、@〜Cの項目の現在の水準を客観的に比較することが可能なのか?ということです。

視点V(政治思想)の場合は、例えば鎖国していたとすると、国際競争力は論外の問題になってしまいます。

で、感想としましては、政策課題の順位付けの話はなかなか厄介(重要とは思いますが)な話になるので、可能な限り避けた方が良いのかもしれないと思いました。

ということで今日も少々頑張りたいと思います。


       

No.14470 RE:政策課題の順位付け? 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/21(Mon) 12:06

ざっと書きなぐった感じだったのでわかりにくいかなあと思ったのですが、やはりそうだったみたいですね。matさん、申し訳ありません。

>>これらは「重大な問題があったら最優先に対応する」ということで、
>→そのような理由で、AとCが優先されるとおっしゃっているのでしょうか?

そうです。もし環境や安全に関して重大な問題が生じるようであれば、計画の中止を含む根本的な見直しが必要になります。それは利便性や経済効果をうんぬんする以前の最優先課題だと思います。
まあ、そういうことがないように戦略アセスをすべきだと思いますが。

>>問題が重大でなければリスクアセスや環境アセスにより便益との両立(最適化)を図ります。特に大きな問題がないと考えたらリスクを保有します(何もしません)。
>→安全安心や環境等の便益というものは、ご承知のように道路整備だけで簡単に達成できませんし評価も容易ではないと思いますが。具体的に言うとどのようなことをおっしゃっているのでしょう?

安全や環境に影響があり、利便性や経済効果とのトレードオフになっている状態です。ただし安全や環境への影響が重大とは言えず、トレードオフ軽減・解消策により、利便性・経済効果との共存が図れるような場合です。
たとえば水質汚濁の懸念があるけれど、それに配慮した設計(線形調整や構造物選択など)で軽減できるといった場合ですね。
「道路整備で便益を図る」という発想ではありません。道路整備事業が安全や環境の質をできるだけ落とさないようにするということです。

>>次に@とBですが、道路の役割は物流と人流(交流)そして生活だと思いますので、対象とする道路の主たる目的によって重要度は変わると思います。
>→対象道路によって重要度が変わるのは当然で、今の時代にそれら@やBに類する道路交通施策がどの程度優先されるかという総論を議論しているのではないでしょうか?
>→おっしゃるように、個別に違うという話をすれば、ケースバイケースということになり、先の質問に対して、優先順位を総論で論じる意味が無いと答えられていることになりますが、そういう趣旨でしょうか?

「この道路の主目的は物流か人流か」ということを考えたとき、物流道路なら@がBより、人流道路ならBが@より優先されるのではないかということを申し上げたまでです。

>>AやCの問題点は事業が進みだしてからリスクアセス・環境アセスをやっていてもなかなか後戻りできません。
>→安全安心と環境等のための道路交通施策のアセスってどういうようなもののことでしょうか?よろしければお教え下さい。(例えば安全安心で、密集の街路整備をしたとすれば延焼シミュレーションなどで事業費や現況移転などの影響とそれに対する効果などを検証するようなイメージでしょうか?)

私はもっと単純に考えていましたが・・・・「アセス」なのですから、「分析・予測と評価を行う」という意味であり、安全と環境に関して分析・予測と評価を行うというだけのことです。その先に評価を受けての対策が必要な場合はそれもくっついてきますが。
安全に関していえば、道路自体が災害面でのリスク増大に寄与する(豪雨時に集水してしまうとか、道路盛土が崩壊して下流側に災害をもたらすとか)ことがないよう配慮するということで、これは従来からもなされていることが多いですよね。ただ、できれば今後は、ハザードマップで浸水域にある区域に道路を整備するとき洪水時にバリアとなるような盛土構造にするとか、耐震性を持たせることで地震時緊急輸送道路としての機能を持たせるとか、そういうことも必要かと。
環境に関していえば、生態系や水質、騒音環境などへの負荷を最小限にとどめる配慮ですよね。いわゆる環境アセスです。これもやってますよね。
「安全安心とか環境を目的とした事業」ではないですよ。

>→また、後戻りできないというのは?安全安心に関する事業は、幹線道路にしろ市街地街路にしろ大規模事業になるので、後戻りしにくいと思いますが、環境に対する施策は必ずしもそうではないような気がしますが?もう少し詳しくお話頂ければ幸いです。

事業実施段階では、事業そのものを見直せば影響を最小限化できるけれど、すでに事業は進みだしているのでそれはできないということがよくありますよね。
これも「安全安心とか環境を目的とした事業」みたいな誤解があるのかな?

>>地域全体としてAやCについてアセスをしておき、
>→地域全体のアセスとは、どのようなアセスなのでしょうか?恐縮ですが、少し丁寧にお教え下さい。

戦略アセスのことを申し上げています。環境について言えば、戦略的環境アセスですね。(たとえばhttp://eco.goo.ne.jp/word/business/S00111_kaisetsu.html

以上、長くなってごめんなさい。


       

No.14478 RE:政策課題の順位付け? 投稿者:mat 投稿日:2008/07/21(Mon) 18:00

APEC様
このスレッドでは、
「国際競争力・安全安心・地域活性化・環境保全等」
という政策課題に対応して、これらの課題の克服を目的とした道路整備の優先順位についての議論をがされていたと認識しています。

ですから、当然、私は「防災や環境を目的とした事業」についての議論だと思っていましたが、「誤解」とおっしゃるのは、つまり、APECさんは、文脈と関係ないお話をされていたようですね。

空気が読めていなくて申し訳ありませんでした。
お手間を取らせて恐縮です。


       

No.14484 RE:政策課題の順位付け? 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/21(Mon) 21:15

ありゃりゃ、そうでしたか。重要な政策課題なので道路事業をやるときに配慮すべき事項・・・・みたいに取ってました。
これは私が一番のKYというか粗忽者でしたね。^^;
失礼をお詫びします。


       

No.14488 政策課題の順位付け(追伸) 投稿者:タロウ 投稿日:2008/07/22(Tue) 05:15

APEC様はじめ皆様

誤解を生じるような質問で申し訳ありませんでした。

せっかくですので、これまでの内容を踏まえまして、ご意見頂けないでしょうか?

@国際競争力の強化 A安全安心の確保 B地域の活性化 C環境の保全と豊かな生活環境の確保
という政策課題の優先順位です。

よろしくお願いいたします。


       

No.14496 RE:政策課題の順位付け? 投稿者:WW 投稿日:2008/07/22(Tue) 16:28

タロウさんはどうしても4つの重点事項に順番をつけたいようですね。

頭のトレーニングに議論するのは面白そうなテーマですが、いずれも重要な政策課題であり、順番をつけることはむずかしいのではないでしょうか。

APECさんが総監の口答試験で5つの課題のうちの最重要なものを質問されたのに対し、環境を選ばれた挿話が出ていましたが、質問者はその理由がきちんとしていれば
どれを選択しても間違っているとはしなかったのではないのでしょうか。ただ、環境と答えられたnAPECさんの


       

No.14497 RE:政策課題の順位付け? 投稿者:WW 投稿日:2008/07/22(Tue) 16:37

(慣れないので途中で発信してしまい失礼しました)

いいたかったのは環境と答えられたのはAPECさんのお人柄がよく出ていると思います。

4つの政策課題の順位付けは人それぞれ、例えばどこに住んでいるかによっても異なるのでは?

したがって答案にこの順位付けを記述することが求められることはないでしょうから・・・試験が迫った今あまり気にされないのがよいのではないでしょうか。


       

No.14499 RE:政策課題の順位付け? 投稿者:getgood 投稿日:2008/07/22(Tue) 22:08

何故か妙な議論になっていませんか?

時代情勢と整備達成度、今後の見込みなどによって、政策課題に優先順位がつくのはあたりまえで、タロウさんの質問は正常だと思います。
確かに、課題は複合的で関連しあってもくるので、答えはひとつにはならないかもしれないけれど、答案に、政策課題のプライオリティとその理由が問われることは、十分あり得ることだと思います。
現実に、19年度道路(必須)「真に必要な道路とは何か」も、そういう見方もできる問題です。

ちなみに、
高度成長の時代には、高速道路の整備の進捗が優先されましたし、
そうした中でも交通公害が深刻化してくると、道路の沿道環境対策もクローズアップされ、リスク対策が準主役になることもありました。
秩序ある市街地基盤のための街路整備は後回しにされたから、負の遺産として残っているのでしょう。
国土計画のテーマは時代に応じて変化しています。
そして現在、国土計画から国土形成計画への変局点に位置していることは間違いありません。

つまり、現在の政策課題にも優先順位はあるし、その中で、自分の使命と技術を適切に舵取り出来なければならないのは言うまでもありません。(但し、答えはひとつでは無いのでしょうね)

で、本題に関する私の見解は、少々荒っぽい記述でしたが、上(No.14460)のとおりです。

失礼しました。


       

No.14512 納得。 投稿者:タロウ 投稿日:2008/07/23(Wed) 22:13

いろいろご意見ありがとうございました。

言いだしっぺなのでとりあえず個人的にまとめを書いておきます。

やはり政策課題に優先順位はあると思います。国や国土交通省でもきっとあると思います。ただあからさまにこれが一番ですということを表明するといろいろと厄介なことになるからしないだけと思います。政治的にも…。

 考えてみたのですが、@〜Cって結構絞ってあるようで、実は何でも当てはまるような気がしてきました。これでは今言われている選択と集中、重点化ということが全く実現できないような気がします。今後公共投資余力が減少してゆくならば尚更優先順にを付けて絞り込む必要があるのではないかと思います。

 それから、このような政策課題の優先順位というのはなかなか一筋縄にはいかないものだから、技術者が決めるべきものではなくて、実は政治家というか政治が決めるべきものなのかとも思い始めました。

 ただgetgoodさんもおっしゃっていますが、昨年度の道路の必須問題に関しましては、どれが最も重要な政策課題なのかともとれるような気がします。まあ質問形式が「意見を述べよ!」なのでこういう問題が出たら考えを筋道立てて述べるしかないのだろうと思いました。

 ということで暑い日が続きますが、皆様、後しばらく頑張って勉強いたしましょう!!


       


No.14503 過去問間違いの気づき 投稿者:IPV6 投稿日:2008/07/23(Wed) 08:33 [返信]

H16情報工学部門
W-15

問題文に「1PV4」となっておりますが、
正しくは「IPV4」です。


       

No.14505 RE:過去問間違いの気づき 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/23(Wed) 08:35

ご指摘ありがとうございます。おそらくOCR変換ミスでしょう。そういうのはよくあります。

       


No.14270 技術士VS土木学会上級(1級)技術者 投稿者:友遊士 投稿日:2008/07/01(Tue) 15:52 [返信]

 皆さんこんにちは。
 本日、国土交通省様から技術提案書(標準プロポーザル)提出の要請がありました。
 要請書の中で「配置予定技術者の資格」を見ますと、
<優先順位の1位>
・技術士
・土木学会上級技術者
・土木学会1級技術者
・工学博士
<優先順位の2位>
・RCCM
とのこと。
 つまり、技術資格の評価としては、技術士と土木学会上級(1級)技術者が同等で、その次がRCCMと言うことです。
 土木学会の上級(1級)技術者資格は、そんなに高度な技術資格なのでしょうか?また、学会に入会していなくても、受験できる資格でしょうか?何か、学会から国土交通省へ圧力がかけられたのでしょうか?
 皆さんは、土木学会の上級(1級)技術者資格の位置付けに関して、どのよう考えますか。ご意見を頂ければ、幸いです。


       

No.14273 RE:技術士VS土木学会上級(1級)技術者 投稿者:名無しさん 投稿日:2008/07/01(Tue) 20:02

12955スレ参照・・・

       

No.14274 RE:技術士VS土木学会上級(1級)技術者 投稿者:ゆうた 投稿日:2008/07/01(Tue) 21:15

土木学会認定技術者についての関連です
昨年、この掲示板で話題となっていた、土木学会認定技術者の面接のみで取得できるコースについて、本日、人知れず発表になっていました。その名も、土木学会認定技術者上級、1級(Bコース)です。
前評判通り、口頭試験(この試験では、口答試問といっています)のみなのですが、業務経歴と経験論文【上級は、2例詳述(それぞれ1800〜2000字)。1級は、2例略記(それぞれ400〜500字)、1例詳述(1800〜2000字)】をあらかじめ提出させた上で、口答試問を受験するようになっています。
また、ここからが、ミソですが、受験のためには、推薦者による推薦文(500字)が必要となっています。推薦を要することにしたのは、このコースが口頭試問によって個別に審査されることから、相応しい受験者をあらかじめ選定するための措置と記載されていました。
推薦者については要件があり、
○推薦者の要件
@上級技術者資格(コースB)
土木学会特別上級技術者資格または土木学会上級技術者資格の認定者であること。
A1級技術者資格(コースB)
土木学会特別上級技術者資格、土木学会上級技術者資格の認定者、または技術者としての経験が12年以上で受験者の技術力を評価できる方。
となっていました。
 @については、上級資格者は、まだまだ少ないため、実質的に受験者の質も保たれるように思いますが、Aについては、実務経験12年以上であれば、推薦者の要件を満たす者は数知れず存在します。それこそ、組織的に受験に向かう気になれば、大量受験も可能のようにも思います(一人の推薦者が推薦できる受験者は一人までというような制限も見あたらないですし)。
「相応しい受験者をあらかじめ選定」する必要があるなら、今までのとおり、筆記試験を行うのが、最も公平・平等であり問題がないように思えるのですが。
技術士資格との関係は、これからどうなっていくのでしょうか。

土木学会のHPより
http://www.jsce.or.jp/opcet/02_outline.shtml


       

No.14276 RE:技術士VS土木学会上級(1級)技術者 投稿者:エフ 投稿日:2008/07/01(Tue) 23:59

通常の申し込みを締め切った次の日
つまり本日、画像の赤線の案内がいきなり出現しましたね。
この案内のミソは、次の2点だと思います。
@責任ある立場の実務経験を問うていることで、おそらく発注者経験のことを言っているのだと想像します。
A書類審査に落ちた場合には、受験料を返金するとしていますが、つまり、民間人が誤解して出願した場合にトラブルを避けるために返金するということでしょう。
つまり、公務員のための受験枠だと考えて間違い無いでしょう。

公務員に特別枠を用意している資格は、行政書士・弁理士・中小企業診断士などいろいろありますが

既往に技術士のような資格がある中で、そういう公務員を裏口入学させるような資格制度を後出しでつくるのは、いかがなものでしょう。

土木学会という団体は、どうも終わってるようですね


   

   

No.14279 RE:技術士VS土木学会上級(1級)技術者 投稿者:九州人 投稿日:2008/07/02(Wed) 08:46

おはようございます。
土木学会の認定資格ですが、かなり評判が悪いようですね。
私は、3年ほど前に上級技術者試験に合格しました。
その時は、技術士も取得していなかったので、面接試験までのフル受験でした。
試験の問題の質などは、なかなかいいと思いチャレンジして、これから先よい方向に向かうのではないかと思っていたものです。
ただ、今回、この資格のBコースという存在を知って、ややがっかりしております。
というのは、事前にきちんとした説明がなされておらず、一般の技術者の方々に不快な思いをさせているようで、残念というところからです。
きちんとした説明をして欲しいものです。


       

No.14281 RE:技術士VS土木学会上級(1級)技術者 投稿者:新庄イチロー 投稿日:2008/07/02(Wed) 15:20

・土木学会技術者資格(コースB)については、土木学会平成18年度会長特別委員会名で平成19年6月6日に「良質な社会資本整備と土木技術者に関する提言(最終報告)」ー土木学会アクションプログラムーとして提案されておりました。

・インターネットで建通新聞社メールマガジン みみとく通信第50号に「建設コンサル登録制度の改訂へ 08年度中に懇話会設置」とありました。土木学会認定技術者資格やRCCM等の格付けが大きく変わりそうです。資格の乱立で困っております。


       

No.14285 RE:技術士VS土木学会上級(1級)技術者 投稿者:名無しさん 投稿日:2008/07/03(Thu) 21:12

同等なら1級に行く回り道より直接技術士を受験し合格すればいいでしょう。

       

No.14289 RE:技術士VS土木学会上級(1級)技術者 投稿者:やま 投稿日:2008/07/05(Sat) 05:31

私は、土木学会に入会しておりませんし、土木学会の
資格も持っておりませんが、国交省の資格の位置付けにはなんら抵抗はありません。
<優先順位の1位>
・技術士
・土木学会上級技術者
・土木学会1級技術者
・工学博士
<優先順位の2位>
・RCCM
この位置付けも妥当に思えます。
土木学会1級技術者と技術士が同等なのはおかしい
と思われる方もいるかもしれませんが、土木学会1級
技術者が更新性であることを考えると概ね納得できます。


       

No.14292 RE:技術士VS土木学会上級(1級)技術者 投稿者:pop 投稿日:2008/07/05(Sat) 15:34

皆さん空気が読めていませんね
来年度以降
国交省職員の上級量産を受けて
これが答えでしょう
どー考えても、、

1、土木学会上級技術者
2、技術士=土木学会1級技術者
3、RCCM


       

No.14293 RE:技術士VS土木学会上級(1級)技術者 投稿者:田舎者 投稿日:2008/07/05(Sat) 19:59

どちらの資格が上といった議論は、試験内容が似たようなものであることから、今後両者の資格がどう運用されるかにかかっていると思います。

なんらかの業務が「土木学会資格限定」のような事になればを取得せざるを得ず、その結果多くの方々が受験すれば資格レベルも自ずと上がって行くでしょう。

名称独占の技術士資格は、資格としてはイレギュラーです。土木エンジニアとして、業務独占の資格が現れ、社会的に認知されてゆくならその時点で取得をすれば良いのではないでしょうか。

少なくとも、現在は技術士も対等にあつかわれているわけですから目くじら立てるほどの事はないと思います。
<技術的にあまり自信のない田舎技術士>


       

No.14321 RE:技術士VS土木学会上級(1級)技術者 投稿者:中部技術士 投稿日:2008/07/07(Mon) 23:42

資格取得に振り回されていますよね
今までの技術屋は
社会的認知や報酬の低さでしょうが
この低迷した経済、求められる技術立国
何が一番大切なのでしょうか?
技術士講座を受け持って、受講生の意志
技術士法の求めるもの
素直な気持ち、取組が必要と思います。
近年の学会資格には多少の疑問を持ちますが
自己研鑽、僅かな自分の時間を削って勉強した
結果です。甲乙を付けるのはどうかなぁ?
ただその火付け役が中部にやってきたのが
ちょっと不安かな?


       

No.14324 RE:技術士VS土木学会上級(1級)技術者 投稿者:若輩技術士 投稿日:2008/07/08(Tue) 00:41

役人(退職後)が土木学会認定技術者で配置予定技術者(管理技術者)になり、設計業務遂行能力があるか、疑問です。現役役人が便宜を払えるほど現在の官庁に余裕はないはず。建設コンサルタント業界のコンプライアンス宣言後のため、へたに天下り役人在籍の会社に便宜を払うと現役役人が当局に刺されることになる。
昔のように天下り役人が楽して、金をもらう時代は終わったと思います。


       

No.14466 受験止めました。 投稿者:喘息技術士 投稿日:2008/07/21(Mon) 09:42

Bコース新設を見て受験するの止めました。
試験内容は、技術士より進んでいて、会員要件も外して、いよいよと思った矢先のBコース新設です。
単純に有資格者数を増やすだけの策略ですね。
がっかりしました。私は公務員技術士ですが役人が受験するかは疑問です。大体にして上級などを保有している人は皆無です。


       

No.14467 RE:技術士VS土木学会上級(1級)技術者 投稿者:らくちん技術士 投稿日:2008/07/21(Mon) 10:33

この資格に対して疑問が無い訳ではありませんが、そういうことは別の次元で考えることにしました。
私は、Aコースですが、次のような理由で受けることにしました。

1.来年度以降は、この資格が国土交通省で一番のメジャー資格になる可能性が高いと思います。
2.プロポーザルの資格要件として幅広く運用される可能性も高いと思います。。
3.私は「流域・都市」を主分野としますが、技術士の2科目分になります。さらに副分野で、相当に幅広く使えます。
4.私は、たまたま総監技術士ですので、経験論文と口頭試験が免除されます。受験の負担は多くありません。
5.Bコースなるものが出来て1年目なので、Aコースも比較的通りやすいとすれば、今年はチャンスです。
6.私は建設コンサルです。ますます競争は厳しく、少しでも優位に働くものを拒む必要はありません。
7.技術士の継続研鑽の力を試してみる材料でもあります。

●喘息技術士さまへ
Aコースで、受験申込をされていたのでしょうか?(こちらは6月末で閉め切っていますから)
それなら、そうおっしゃらずに、、受験料金ももったいないですから、
上の7.のためでも受けられればいかがですか、
(私自身、落ちれば反省して「技術士」もやり直しだと思っています。)


       

No.14474 RE:技術士VS土木学会上級(1級)技術者 投稿者:はるき 投稿日:2008/07/21(Mon) 15:32

私は公務員(都道府県)ですが、H15年に技術士建設部門、H17年に総監、H18年に土木学会1級、H19年に土木学会上級を取得してきました。喘息技術士さんのおっしゃるように皆無に近い存在だと思いますが(^o^)
確かに今年度からの実務経験と面接だけで合否判定するBコースの新設は、正直、どうかなと思いました。また、土木学会の最近の試験制度改革の方向性には大いに疑問もあります。しかし、らくちん技術士さんも述べていますように技術士取得後の継続研鑽と技術士にない専門分野もカバーできるのではないかと思い、チャレンジしてきました。私も上級では資格分野を「流域・都市」を主分野とし、「環境」を副分野として選択しましたが、試験問題もなかなか良く幅広い分野の勉強ができ、その分知見が増え視野も広がりました。
人それぞれ資格取得には色々な考えがあると思いますし、また、それなりの労力と時間もかかりますので、自分が本当に必要だと思った時に、チャレンジされるのがベストだと思います。


       

No.14479 RE:技術士VS土木学会上級(1級)技術者 投稿者:どうしようか 投稿日:2008/07/21(Mon) 18:32

建設部門の技術士の価値は間違いなく下降する
のだろうと思います。土木学会上級の方が格上に
なるのは時間の問題です。


       

No.14481 RE:技術士VS土木学会上級(1級)技術者 投稿者:ありえない 投稿日:2008/07/21(Mon) 19:42

『技術士<学会上級』ってありえない。
確かに、資格の価値なんて顧客が決めるもんだし、30年後に『技術士<学会上級』となってるかもしれない。

しかし、APECになれるのは技術士(と一旧建築士「国家試験」)だけで、罰則規定[技術士法]があることも踏まえると、現段階ではありえない。ましてや、APEC時にもめた受験資格の学歴(エンジニアリング課程卒業)だって、学会資格はまったく無視。
しかも、土木しか対象じゃないし、国家試験でもない。

国内レベルの都合において、役人が国内評価を変えられる(同等にぐらいできる)が、逆転なんてありえない・・・

学会資格なんて風向きが変わればRCCMみたいに消えてゆく存在だと思う。何年もつやら・・・

ちなみに、学会資格も一応取得済み。

土木屋は、そんなありえないこと考える前に、直面するであろう『発注時の科目指定』に危機感を覚えるべきかと・・・


       

No.14494 RE:技術士VS土木学会上級(1級)技術者 投稿者:今回は匿名 投稿日:2008/07/22(Tue) 13:48

土木学会資格が優遇される背景は,国交省OBの救済に他ならないと思います。
国交省の人は,優秀な人が多いですから,時間を掛ければ技術士取得も可能でしょう。
しかし,中には時間が無い方やあまり優秀でない方もいます。
その人たちがOBで天下った時に,指名できるように土木学会資格を指名要件に入れたのだと思います。
土木学会も折角作った資格ですから,有効活用して貰いたいのです。
違いますかね・・・!?


       

No.14495 RE:技術士VS土木学会上級(1級)技術者 投稿者:色即是空 投稿日:2008/07/22(Tue) 15:13

複雑な資格制度にした理由は何なのか。見えてきますね。資格取得に時間をかけるよりは、仕事や専門を磨く方に時間を使いたい。資格の序列化というのも、虚しい。本当は仕事の中身ですからね。

       


No.14468 マス目の使い方について教えて下さい。 投稿者:目標は技術士 投稿日:2008/07/21(Mon) 11:23 [返信]

今年、初めて受験するのですが、今頃になって低レベルの質問なのですが教えて頂けないでしょうか。

@カッコ及び.(ピリオド)は1マスに記述した方がいいのでしょうか?
A「等」は漢字ではなく、ひらがなで記載したほうがいいのでしょうか?
B略語の記述方法について

例えば 4.おわりに → 6マス使用。
    (1) → 3マス使用。
    〜等 → 〜など
    ライフサイクルコスト(以下、LCCと称す。)


       

No.14471 RE:マス目の使い方について教えて下さい。 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/21(Mon) 12:15

「こうじゃないと減点」というようなものはないと思います。

サイトでも書いていますが、「採点基準」(能力の確認方法として紹介しています)は
 ・論理の飛躍がないか
 ・根拠は明確か
 ・問題点が抽出できているか
など、限られています。そしてこれら採点基準は、「それを念頭に全体的に採点する」というより、チェックリスト・採点表のように、ある程度平準化が図られている(採点者によってばらつかないよう、定められた採点基準が採点者に配布され、それにしたがって採点するよう求められている)と考えます。

ということで、ご質問の内容はいずれも「読みやすさ」に関するご質問かと思います。
これは上記「採点基準」の中には見当たりませんので、それをチェックしていることはないと思います。

個人的には以下のように思います。しかしこれはあくまで個人的な好みみたいなものです。
カッコは1マスがいいと思います。
ピリオドは何のピリオドかわかりませんが、小数点なら前後の数字とのつながりを考慮されるべきと思いますし、「。」のことなら1マスでしょう。
「等」は私はいつも「など」と書きます。技術論文の書き方のルールみたいなものはあるようですが、この試験でそんなことを細々と評価したりしないと思います。
略語は例として書かれているようにすると親切だと思います。


       

No.14475 RE:マス目の使い方について教えて下さい。 投稿者:目標は技術士 投稿日:2008/07/21(Mon) 15:47

早速の解答ありがとうございました。

       

No.14482 RE:マス目の使い方について教えて下さい。 投稿者:便乗質問 投稿日:2008/07/21(Mon) 20:11

便乗質問で申し訳ございません。 
 」。 などは一マスの方が一般的でしょうか。
それとも、」で1マス、。で1マスと分けるほうが一般的なのでしょうか。

、「  も同様に1マス、2マスのどちらが一般的でしょうか。


       

No.14485 RE:マス目の使い方について教えて下さい。 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/21(Mon) 21:21

」。というのはどういう場合に使うのかよくわかりませんが、それが文末にあるのであれば、個人的な好みからいうと分けるでしょうね。
私は行末がスカスカなのが好きなので(そのほうがすらすら読める気がします)。
ちなみに私は少なくとも5行に1回くらいは右半分以上が空欄の行がないと読みにくくなる(ワンセンテンスが長すぎて頭に入りにくい)と思っています。
アルファベットやカタカナの長い単語や数値が全角文字でズラズラ並んでいるという以外は、あまりビッシリ感がないほうが私は読みやすいですね。

ただ、私はそういったことを意識しながら答案を書いたことは一度もないんですけどね。


       

No.14487 RE:マス目の使い方について教えて下さい。 投稿者:便乗質問 投稿日:2008/07/21(Mon) 22:30

APEC様。

ご返答、ありがとうございました。

ちなみに、「協調したい部分」として使おうと考えています。


       

No.14490 RE:マス目の使い方について教えて下さい。 投稿者:アイス 投稿日:2008/07/22(Tue) 09:29

すいません。教えてください。

受験票には、
1)基本的に1マスに1文字。
2)図表の場合は、この限りではない。

と記載されていました。

※表の作成を考えています。
1マスに1文字だと必要事項を記載するのに不十分です。1マスに2文字だと、読みにくい気がします。

※1マスに2文字、どうでしょうか?


       

No.14491 RE:マス目の使い方について教えて下さい。 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/22(Tue) 09:35

私がこれまで答案の中に表を書いたときの経験ですが、簡単な表(数値一覧表とかリストみたいなもの)はマス目にぜんぜんこだわらずに書きました。つまり、マス目に入る字もあれば、マス罫線に重なる字もありました。だいたい1〜1.5マスに2字くらいの大きさだったかと思います。
このとき気をつけたのは以下の2点だけです。
 ・マス目罫線と字の縦横線が完全に重なることのないようにする(コピーしたときに読みにくくならないように)
 ・極端に小さな「つぶれ字」にならないようにする(採点者の多くはきっと老眼だ!)
一方、1ページ全部表にしたり、大きな表・文章を書き込む表の時は、基本的に1マス1字にしました。そうでないとごちゃごちゃして読みにくくなると判断したからです。

これはあくまで私の例ですが、とにかく「読みやすく書く」ことがポイントだと思います。


       

No.14493 RE:マス目の使い方について教えて下さい。 投稿者:アイス 投稿日:2008/07/22(Tue) 10:50

APEC様、有難うございます。

了解しました。

試験まで残り10日、暑さに負けずがんばります。


       


No.14457 表の罫線位置について 投稿者:きりりん 投稿日:2008/07/20(Sun) 18:21 [返信]

しょーもないことかもしれませんが、よろしくお願いします。

回答用紙に表を記載する際、「表の罫線」は解答用紙の「マス目線」に合わせて書かれてますか?
先ほど、練習していたら「表の罫線」が細いと「マス目線」と区別がつきませんでした。採点する側からすると区別できた方が表らしいと思うのですが・・・

どうするのが良いでしょうか。

(1)「表の罫線」を太くして、「マス目線」を合うように書く
(2)「表の罫線」と「マス目線」はずれるように書く → 線が多すぎて、かえって見え辛いでしょうか?
(3)その他あれば教えてください。

色鉛筆等で着色するのも手段のひとつでしょうか?


       

No.14459 RE:表の罫線位置について 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/20(Sun) 20:59

私は昨年度の総監筆記試験で、5ページ中2ページを表だけで、もう1ページは半分以上表で答案を書きましたが、そのときはマス目線からちょっとずらして罫線を引きました。つまりそこだけ微妙に二重線になったり太い一本線になったりしたのですが、けっこう見やすく書けました。(1mくらい話してぼーっと見て表の形が浮き出せばOK)

また、ずっと以前ですがわざとフリーハンドで表罫線を描いたこともありました。直線のマス目の中でフリーハンドの線は目立ちます。

いずれにせよ、答案用紙そのものはカラー線ですから手書き罫線をマス目に重ねてもちゃんと見えますが、採点者は複数で、コピーで採点する人もいますので、コピーしても罫線がちゃんと浮き出すように配慮が必要だと思います。


       

No.14476 RE:表の罫線位置について 投稿者:きりりん 投稿日:2008/07/21(Mon) 16:27

APEC 様

参考になりました。ありがとうございました。


       


No.14313 受験票が届きました。 投稿者:虹の戦士U 投稿日:2008/07/07(Mon) 20:56 [返信]

ここは、仙台です。
今、帰宅したところですが、受験票がきておりました。
いよいよ臨場感が高まってきました。


       

No.14315 RE:受験票が届きました。 投稿者:名無し 投稿日:2008/07/07(Mon) 21:44

おなじく。

       

No.14316 RE:受験票が届きました。 投稿者:物流機械 投稿日:2008/07/07(Mon) 21:50

総合技術監理部門(選択:機械部門・免除)と経営工学部門(ロジスティクス)が届きました。私にとってはどちらとも縁起の良い受験番号でした。今から(前から?)合格に向けて燃えています。

       

No.14319 RE:受験票が届きました。 投稿者:goodsoil 投稿日:2008/07/07(Mon) 22:53

 てっきり昨年と同じく大阪産業大学が会場かと思ったら今回は大阪大学が会場でした。
 受験番号は前回と全く同じでした。
 体はきついですが受験はしようと思います。皆さん頑張りましょう。


       

No.14332 RE:受験票が届きました。 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/08(Tue) 19:16

私も今年は(も)受験生、goodsoilさんと同じく大阪大学です。
大阪産業大学だとばかり思っていたので、大阪大学ってここにあるんだ・・・・と妙に感心しつつ、宿の予約をやり直しました。^^;
お互いがんばりましょう。


       

No.14333 大阪大学での初受験生へ 投稿者:物流機械 投稿日:2008/07/08(Tue) 21:51

地図は、結果的に正しいのですが、駅(石橋駅)から言って手前に間違えやすい(毎年何人も間違えている)道があるので要注意です。実は、わたしも去年間違えて冷汗をかいた一人です。(去年は試験監督ですが)気をつけてください。(技術士会も、あの地図は勘違いしやすいと思っているので少したちが悪い地図です。)

       

No.14337 RE:受験票が届きました。 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/09(Wed) 00:37

なるほど、物流機械さん、ありがとうございます。
私は柴原駅から行くつもりでいます。そこだとキャンパスがすぐそこのようなので。
大阪大学で受験される皆さん、がんばりましょう。


       

No.14341 大阪産業大学で初受験 投稿者:初受験者 投稿日:2008/07/09(Wed) 12:25

私は今年、大阪産業大学で初受験なのですが、
最寄の駅はどれになるのでしょうか?
(住道?野崎?新石切?)
歩ける距離なら良いのですが・・・
ご存知の方、教えて頂けますでしょうか。。。


       

No.14343 RE:受験票が届きました。 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/09(Wed) 12:40

私はいつも野崎で降りていました。
駅から右方向へずーーーーーーーっと歩いていくと大阪産業大学です。この道が単調で、暑いのでけっこう汗をかき、帽子がほしいなあと思いました。
がんばってください。


       

No.14345 RE:受験票が届きました。 投稿者:初受験者 投稿日:2008/07/09(Wed) 12:59

APEC様ありがとうございます。
けっこう歩きそうですね(笑)
帽子持参でがんばります!!


       

No.14349 RE:大阪産業大学で初受験 投稿者:M&M 投稿日:2008/07/09(Wed) 18:14

大阪産業大学へは、JR学研都市線「野崎」駅が
最寄の駅です。改札(一つしかありません)を出て
右側(東側)方向です。ゆっくり歩いて20分ぐらい。外環状線沿いの北側にあります。周辺で一番
大きな建物なので直ぐ分かります。
野崎駅から外環状線へ出るのは、分かりにくいの
ですが、試験当日は、試験会場へ向かう大勢の受験生
の流れがあるので、ついていけば試験会場へたどりつけます。


       

No.14351 RE:受験票が届きました。 投稿者:たまご 投稿日:2008/07/09(Wed) 21:47

柴原から大阪大学の敷地はすぐですが、受験校舎までは10分〜15分くらいはかかったと記憶してます。それでも石橋よりは近いですけど。
あと、柴原から阪大までにはコンビニ等がないんですよね。
準備の悪い私は去年、昼ご飯ぬきでした。
カップ麺自販機には並ぶ気がしませんでしたので・・
結果的には、試験終わるまで空腹なんか感じませんでし、合格できたので、私の試験合格ジンクスに加えられましたが(^_^)


       

No.14374 縁起のいい番号って? 投稿者:kmatsu 投稿日:2008/07/11(Fri) 20:47

物流機械さん 縁起のいい受験番号って何でしょうか。
経営工学(L)は、あなたの次の番号が私ですが・・。
最終日に直接本部へ申込書を提出しましたので、恐らく私が最後の番号のはず(笑)。結局、貴我予想通り大阪会場ではあなたと私だけですかぁ。
なお・・大阪大学は私にとって縁起の良い所です。kmatsu


       

No.14380 RE:縁起のいい番号って? 投稿者:物流機械 投稿日:2008/07/12(Sat) 06:53

kmatsu様

 私にとって縁起のいい番号とは、下一桁が「1」です。平成18年に機械部門で合格した時が「1」でしたが去年総合技術監理部門で不合格になったときが「2」でした。ですので、今年は両方とも「1」なので思わずうれしくなって書き込みました。ところで、少しこの受験番号決定方法に疑問があるんです。あまり試験には関係なくどうでもいいことなのですが、「インターネット」の申込期間のほうが早く始まるのに、受験番号の割付けは「手書き」申し込みから割り付けているような気がするのです。というのは、これも縁起を正直かついだんですが、平成18年の機械部門は「手書き」申込で、去年の総合技術監理部門は「インターネット」で申し込んだんです。ですから、今年は、両方とも「手書き」で申込ました。(技術士会にとっては迷惑でしょうが・・・)


       

No.14388 縁起かつぎは年のせい? 投稿者:kmatsu 投稿日:2008/07/13(Sun) 10:09

物流機械様

第一次試験は最後、原子力・放射線は1番、総監は1番、機械は最後・・ということは、私の場合の縁起の良い受験番号とは1番か最後ですね。
要するに、早くから受験を決意した時と、迷いに迷って(期限を忘れて・・を含む)最後に出した時が合格??
今年は1番をあなたに持っていかれましたから、残るは最後の番号であることを祈るのみ。南無・・(笑)kmatsu


       

No.14389 RE:縁起かつぎは年のせい? 投稿者:物流機械 投稿日:2008/07/13(Sun) 11:00

kmatsu 様

 昨日はありがとうございました。
ところで、作日は若い人と話し込んでしまいましたのでkmatsu 様にかんじんの話をするのをわすれていたのです。それは、私の悪い癖なんですが「出題大予想」があるんです。それは、以下の三点です。
1)運輸安全マネジメント
2)機械設備の経年損傷と不破壊検査
3)ワイングラス化現象とスマイルカーブ
4)VMIの現状と現在の問題点
5)サプライチェーンマネジメントとリスクアセスメント
これが当たれば「試験委員」もびっくりかな・・・(笑)


       

No.14398 経営工学問題 大予想 投稿者:kmatsu 投稿日:2008/07/14(Mon) 05:12

物流機械様

「過去の問題傾向」から「ロジスティクス」科目の大項目を予想してみました。あくまで予想・・
1.環境問題・循環型社会(静脈物流)→今年は、順番から言うと「包装」の年です。
2.ロジスティクスとSCM
3.包装・容器→「環境問題」との関連で、軽量化では?
4.物流情報システム・情報セキュリティ→VMIは昨年出題されましたが、連続出題?トレーサビリティあたり
5.3PL→昨年は出題されなかったので。
「経営工学一般」の予想は次のとおり。ひょっとするとサプライズ!
1.QCDS又は生産体制(生産マネジメント)
2.プロジェクト管理、サービの特性(サービスマネジメント)→無形性、同時性など
いずれにしろ「予想」はよそう(笑)。kmatsu


       

No.14400 RE:受験票が届きました。 投稿者:今年受験 投稿日:2008/07/14(Mon) 07:54

受験票 横浜の人間にとって東京のほうがちかいかなとおもい受験地を東京にしました。もう一つの理由は東京の仕事しかしていないのでーー;
いよいよ あと少しですね。先日APECさんの講習会にも参加して具体策についても自分のおもっているものにプラスができ建設一般として形になってきました。引き続き専門を進めたいとおもっております。ラガーマンさん貴重なご意見ありがとうございました。


       

No.14410 RE:受験票が届きました。 投稿者:きみパパ 投稿日:2008/07/14(Mon) 22:39

 初めてのレスです。
 広島会場は今年は例年とは違います。広島工業大学でも専門学校の方です。JR西広島駅より徒歩で7〜8と、交通の便は良いと思います。
 受験票の会場位置図を見れば気づくのですが、経験者はいつもの広島工大と思う人もおられるのでは???
 広島会場で受験される方、会場の場所をもう一度確認しましょう!


       

No.14473 RE:受験票が届きました。 投稿者:いわし 投稿日:2008/07/21(Mon) 15:00

みなさま おつかれさまです。
まだ、受験票が送付されてきていない方いらっしゃいますか?
私のところには、まだ、受験票が届いておりません。
週明けに、技術士会に問い合わせます。
受験希望地は神奈川県です。


       


No.14456 三連休 投稿者:monma 投稿日:2008/07/20(Sun) 17:44 [返信]

熱いですねぇー
この三連休中皆さん受験勉強「ガンバッテますか〜」私の住む地方では連日33度以上の日が続いています。今年の建設一般問題は地球温暖化の出題は必至、考えが煮詰まって頭の中が更にヒートアップこれも地球温暖化のせいでしょうか。


       


No.14449 AM・FM 投稿者:のりのり  投稿日:2008/07/20(Sun) 02:25 [返信]

皆さんに質問です。

昨年の国土交通白書では、アセットマネジメント(AM)とファシリティマネジメント(FM)について、それぞれ欄外に注釈があり、AMは「最も費用対効果の高い維持管理を行うための手法」、FMは「既存施設の有効活用を含め、ストック全体の質の最適化を図る総合的企画・管理・活用手法」とあります。

ここで仮に、『今後のインフラ整備の進め方』に対する解決策のひとつとして、「マネジメント手法を導入し、既存ストックの活用と新規インフラの整備を総合的に評価して、最も費用対効果の高い資本投下を行う」などと記述する場合、このときのマネジメント手法はAMでしょうか、FMでしょうか。

本HPの「筆記試験対策」や先日のセミナー(さらには、セミナー当日アドレスご紹介頂いた某機関紙資料)では、「既存インフラと新規インフラの組み合わせ=AM」との趣旨のご説明ですが、私にはどうもAMは維持管理限定的で、新規投資を含めるとむしろFMの方が近いように思えます。いかがでしょうか。

APEC様 12日の建設部門筆記試験対策セミナーは大いに勉強になりました。どうもありがとうございました。


       

No.14450 RE:AM・FM 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/20(Sun) 09:31

のりのりさん、先日はお粗末でした。個人的にはインフラ更新(含・真に必要なインフラ)は温暖化と同等レベルの出題確率を持っていると思っているため、もっと突っ込んでお話すべきだったと思うのですが、時間が足りずさらっと流した程度になってしまいました。

AMとFMですが、Assetは「資産」、Facilityは「施設」で、本来AMは動産・不動産問わず全ての資産を最適に運用すること、FMは不動産の最適運用ですから、私はAM>FMのイメージで考えています。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Keyword/20071121/287747/では「国や地方自治体では、道路などの土木施設や土地の管理をアセットマネジメント、建物の管理をファシリティマネジメントと呼ぶことが多いようですが、概念として明確に区別されていないのが現状です。」と紹介されています。


       

No.14452 ありがとうございます 投稿者:のりのり  投稿日:2008/07/20(Sun) 12:38

APEC様
早速のご返信、ありがとうございます。
こだわるようですが。。。

ご紹介頂いたHPでは、国交省委員会提言からの引用として、AMの定義を「(道路を)資産としてとらえ、(中略)計画的かつ効率的に管理すること」と紹介しつつも、筆者自身の意見として「単なる資産の管理だけではなく、最適な配置にするための取得、処分なども含んでいる」としていますね。また、「土木施設や土地の管理をAM、建物の管理をFMと呼ぶことが多い」ともあります。

これとAPECさんのご意見を踏まえ、「AM=資産(動産・不動産)、FM=建物のみが対象」で、「いずれの手法も、既存ストックの維持管理だけではなく新規ストックの整備を含む」と割り切れれば、資産>不動産>建物ですから、試験対策としては「AM手法を導入して〜」と記述するということで、ひとまずスッキリするのですが。

ところが、こちら(http://www.jfma.or.jp/whatsFM/index.html)の社団法人では、「(FMとは)業務用不動産(土地、建物、構築物、設備等)すべてを経営にとって最適な状態(コスト最小、効果最大)で保有、賃借、使用、運営、維持するための総合的な経営管理活動」とあり、続けて「既存のものだけではなく、新しく利用し活用するファシリティも対象」とあります。

そうすると今度は、(AMが対象とする)公共動産の最適化(公務員や什器備品類の適正配置など?)が、『今後のインフラ整備の進め方』に対する解決策と言えるのか、という疑問が出てきます。

「概念として明確に区別されていない現状」では、説明抜きでの言葉の使用はリスキィですね。
よって、『今後のインフラ整備の進め方』に対する解決策としては、私はやはり昨年度白書と上記協会による定義を拠りどころに「FM手法を導入して〜」とし、前後の文章表現の工夫で誤用していると判断されないようにしたいと思います。

お付き合いいただき、どうもありがとうございました。


       

No.14454 RE:AM・FM 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/20(Sun) 16:14

AMは動産・不動産(というか全ての資産)、FMが不動産であり、建設インフラはほとんど不動産であることを考えると、FMで通してもかまわないと思いますよ。

その資産の持つ機能、さらにそれを組み合わせて得られる利便性とか都市構造、社会経済構造のようなもの、あるいは土地利用規制のようなソフト施策まで含めるとちょっと複雑になりますが・・・・

維持管理更新がらみの問題が出た場合は、選択と集中によるインフラ管理更新の最大効率化という方向性を示すことが求められると思います。
そこでAMやFMのような価値・効果の最大化というメソッドを提示できるかどうかが勝負になると思いますので、AMかFMかという「その上のレベル」での議論は、答案としては特にこだわらなくても大丈夫だと思います。

あと少し、がんばりましょう。


       

No.14455 スッキリしました 投稿者:のりのり  投稿日:2008/07/20(Sun) 17:00

APEC様

お陰で躊躇せず"FM"というフレーズが使えそうです。
どうもありがとうございました。


       


No.14357 筆記速度について 投稿者:オールドROOKIE 投稿日:2008/07/10(Thu) 00:29 [返信]

 今年初受験する中年のものです。現在まで自分なりに研鑽を重ねてきたところです。が、一つ気になることがあります。表題にある筆記速度についてです。

試験の本質とは関係ないことを承知でお聞きしますが、合格にはどのくらいの筆記速度が必要でしょうか?手書き練習もしているところですが、楷書で丁寧に書くと、結構時間がかかってしまいます。
1800字で一生懸命書いても70分くらいかかってしまいます。

合格された皆様はどのくらいの筆記速度をお持ちでしょうか?

試験の本質とはあまり関係ない質問で恐縮ですが、悩んでおりますので、情報提供をお願いいたします。

また、筆記速度向上について、何かよいトレーニング法があれば、ご教授頂ければ幸いです。

よろしくお願いいたします。


       

No.14358 RE:筆記速度について 投稿者:csman 投稿日:2008/07/10(Thu) 01:06

ご苦労さまです。建設部門技術士です。

文字数を問題にしているようですが、失礼な言い方をしますと、小説ではありませんので、通常の報告書などをまとめているように、
・キーワードを元に箇条書きにする
・上記に若干の肉付けをする
ということでは、いかがでしょうか。
これでしたら、文字数は少なくても、密度の濃いものが完成します。
また、試験官も人の子ですから、理解しやすいものと思われます。
このような記載方法は、ほとんどの問題、テーマで使えると思います。


       

No.14362 RE:筆記速度について 投稿者:くりろう 投稿日:2008/07/10(Thu) 09:15

試験制度が変わっているので参考程度にして下さい。

平成15年まで専門筆記は7200文字/4時間になっていました。
単純に毎分30文字ですね。
コレだと1800文字が60分、専門は2問解くので2時間あれば書ききれると思います。
今は試験時間が3時間30分で1時間半余りますから、思考時間も十分あります。
相談の「1800文字70分」は特に遅いとは感じません。
安心して筆記して良いと思います。

私は800文字(の時代もありました)に思考時間を含め20〜30分と割り振っていました。
1800文字も升目をギッチリ埋めては読みにくいので、記載は9割くらいにして空升目が途中にあると良いですよ。

16年以降は筆記速度は特に気にしていません。
終了時間の15分くらい前に書き終わるようにして、
あとは読み直しをしていました。


       

No.14364 RE:筆記速度について 投稿者:ルフィ 投稿日:2008/07/10(Thu) 12:56

旧制度から受け始めた私も、最初は800字1枚に35分ほどかかり、それが最大の不安でした。
書き込みにより、800字を23・4分で書けるようになりましたが、夕方は汚い字でしたよ。(笑)
残り3週間少々で無理にスピードアップを考えない方が良いと思います。
現行の試験時間には余裕があります。
論旨を定めてから、落ち着いて書き始めましょう。
オールドROOKIE様、頑張ってください。


       

No.14367 RE:筆記速度について 投稿者:オールドROOKIE 投稿日:2008/07/11(Fri) 00:16

経験に基づいた心強いアドバイスをありがとうございました。
 csmanさんのおっしゃるとおり、骨組みのしっかりした論文を目指し、落ち着いて回答できるように、残り3週間頑張りたいと思います。
 時間配分やメンタル面等の助言も是非参考にさせて頂きます。なんとしても合格したいところです!!
頑張ります。


       

No.14370 RE:筆記速度について 投稿者:名無し 投稿日:2008/07/11(Fri) 12:28

筆記速度については心配です。
私も初めて受験するのですが、書く練習はまったくしておらず、ワード入力の論文作成のみです。
ただ、骨子さえできれば何とかなると考えています。


       

No.14371 RE:筆記速度について 投稿者:覗き見 投稿日:2008/07/11(Fri) 15:50

覚えていることを普通に書く場合の速さは,600字/枚なら30分あれば十分です。

       

No.14376 RE:筆記速度について 投稿者:カエル 投稿日:2008/07/11(Fri) 22:11

私は旧試験制度で2/3しか書けませんでした・・・。
こんな私でも、去年は記述時間に関してはいくらか余裕が有り、合格することが出来ました。
手で書く練習はした方が良いとは思いますが、書く時間だけならそれほど心配しなくても良いのではないでしょうか。


       

No.14383 RE:筆記速度について 投稿者:hiro 投稿日:2008/07/12(Sat) 21:24

逆に、どの程度の雑字までが許容範囲でしょうか?
字のクセはみんなあると思うのですが、
どちらかというと雑字な方で、合格された方はおられますか?試験管にもよるんですかね・・・。


       

No.14401 RE:筆記速度について 投稿者:カエル 投稿日:2008/07/14(Mon) 09:31

雑字については、試験官がストレス無く読み取れる程度でしょう。
私も字は汚いです、ちゃんと読んでもらえると思われるレベルを目指しました。


       

No.14441 私の場合 投稿者:morinokuma3715 投稿日:2008/07/18(Fri) 23:51

昔の試験に比べて書く量は減ったとはいえ、試験ですので気持ちは焦りました。
私も酷い雑字で、かつ筆圧が低いのが気になっていましたが、当日はとにかく下手くそでもよい、読んで頂ける字で書こう、と試験に挑みました。
通常書くスピードよりは遙かに遅かったですが、それでも時間には余裕がありました。(何文字/分、かは計算したことないです。)

余談です。字のクセはある意味「どうしようもない」ですが、「濃い字」の方が印象は深まると思います。私は2Bを使いました。


       

No.14446 RE:筆記速度について 投稿者:sonny 投稿日:2008/07/19(Sat) 08:09

本番になると緊張と焦りで、さらに時間がかかる傾向にあると思います
文字を書く速度は、急には速くならないでしょう
書く時間だけに気を取られないで、試験時に平常心を保ち、自分の能力を100%発揮できるような心がけも重要かと思います
ご参考までに


       

No.14448 新試験方法では筆記速度に意味がある? 投稿者:kmatsu 投稿日:2008/07/19(Sat) 15:10

オールドROOKIE様 皆様

旧試験方法では、事前に頭に詰め込んだものを吐き出す速度(筆記速度)が、あるいは問題であったかもしれません。新試験方法では「筆記速度」という発想自身が無意味だとは思いませんか?
実際、19年度試験場では、従来のような「しゃにむに」書き続けるという殺気立った気配はありませんでした。制限時間近くになった時以外は。私自身、周囲を見渡すほど余裕があったわけではないので、あくまで気配・・気配ですが(笑)。

新試験方法では「論理的考察力」「課題解決能力」や「応用能力」等が求められます。「頭にあるものを書く」というのは試験対策になりません(APECさん談)。
また、実際には「書く」時間より、解答方針を考えたり、途方にくれて逡巡したり、(方針もなく書き出だしたために)やたらに消しゴムを使ったり・・という時間の方が長いのでは。従って、「筆記速度」を気にされているのは、はっきり言って「時代遅れ」でしょう。

それよりも、長文問題を読み取って「問題の要点」をまとめ、「解答方針と要旨(項目)」を整理(ここで「骨子表」を手早く整理することが重要か)し・・。こういう実際的なシミュレーションをして時間割をつくることが大事です。
「筆記速度」という亡霊に取りつかれて心配しても、急には書く速度は早くならないでしょうし(腕の筋肉トレーニングなら分かりますよ)、上述したように、その能力が支配的でない限り、適切な対策といえるでしょうか。実際「筆記速度に目安」をつけて、それを試験場でどう活用されるのでしょうか・・と私は疑問に思います。
設問をしっかり読み、最初に「骨子表」で書く内容の骨子を決めれば(30分程度?)、その後は意外と「焦りなく」「消しゴムのお世話にもならず」淡々と書けますよ。解答プロセスを決め、最初に「骨子表」などの作成にどの程度の時間をかけるか(工程管理)等を決めたりすることが大事でしょう。要は試験場での解答も一つのプロジェクト管理です。リスク管理もね(笑)。kmatsu


       


No.14435 データの出典について 投稿者:2度目です。今年こそ 投稿日:2008/07/18(Fri) 00:29 [返信]

まもなく,試験前2週間になろうとしている時期ですが,皆様勉強の方は,順調に進んでいらっしゃいますか。
最近焦り気味の私ですが,質問を一点お願いいたします。

論文作成時に,数値データや事例的なものを使う場合に,データの出どころは,どの程度書書いたら良いでしょうか。

一般的な論文であれば,出典や参考文献については,最後にまとめて記載したりしますが,試験の場合にはどうしていますか。

例えば,当たり前に誰にでも認知されている数値の場合で,「森林経営による上限値4767万トンCO2」などと書く場合,いちいち「京都議定書の植生回復・・・」と書いても書かなくてもいいような気がしますが

あまり知られていなそうな数値などを使う場合は,「○○機関の△△調査によると,CO2の吸収は・・・」と言うような場合出典を書くべきでしょうか。

こういう場合には,公的機関のデータを採用すべきですよね。自分の論旨に都合がいいからと言って,??大学の教授の論文とかを採用するのは,避けるべきですよね。

ご意見をお願いいたします。


       

No.14436 RE:データの出典について 投稿者:2度目です。今年こそ 投稿日:2008/07/18(Fri) 00:36

もう一つ,書き忘れたのですが,文献によって,同じ事について書いているにもかかわらず,丸めによって化数値データが若干異なる場合がありますが,どのように処理したらいいでしょうか。

とりまとめに時間のかかるものなどは,速報値とか概数値とかいって,かなりバラツキのある場合がありますが,その辺の細かい数字は,採点の対象となっていないような気もしますが,この場合も「速報値によると」とか書いた方がいいのでしょうか。

よろしくお願いします。


       

No.14442 データの出典の書き方 投稿者:morinokuma3715 投稿日:2008/07/18(Fri) 23:56

◇種々の試験論文答案例を見る限り、後でまとめて出典を書く、というスタイルを見たことがありません。学術論文ではありませんので、本文中でさらりと言ってのける程度が良いかと思います。出典を書くのにマス目を使うより、内容が大事です。実際論文を書いてみれば、出典を事細かに書く余裕はないと思います。

◇出典そのものはあまり沢山書くと「自分の論文」ではなくなります。
他人がこういっているから、、、という論旨にならないように気を付けて下さい。技術士試験は「自分が技術士としてふさわしいことをアピールする」ことが大事ですから。文献を調べるのは誰でもできます。(と言ったら言い過ぎかもしれませんが)系統立てた論旨が組み立てられるかが勝負です。

◇それ故、参考として使った数値の絶対値についてはあまり重要ではないと思います。公的機関の方が一般的、とは考えられますが。

ご参考まで。


       

No.14447 RE:データの出典について 投稿者:2度目です。今年こそ 投稿日:2008/07/19(Sat) 10:16

morinokuma3715さん返信ありがとうございます。

データの出典については,さすがに最後に書いている学術論文のような試験論文は,ないかなと思っていたのですが。

どこから,拾ってきたかわからないようなデータで,論文を組み立てた場合,自分の考えとはいえ,他人(採点官)の評価はどんなものかなと考えたものです。

近年話題に出てきている,地球温暖化に関する懐疑説のデータを採用するというのは,難しいのかなとも思ってしまいますが,要は論旨ですね。

技術士に相応しい論文の組み立てがあれば,悩むことでもないのでしょうね。

なるべく,公的なデータで作成することにします。

ありがとうございました。


       


No.14323 非メジャー科目の論述と骨子法の相性は? 投稿者:Q 投稿日:2008/07/08(Tue) 00:32 [返信]

情報工学で初受験するものです。

このところ仕事が極めて多忙で忘れ去っていましたが、本日 受験票が届き、焦りを感じてきました。

骨子法のような論述構成立案は業務において頻繁に遭遇するため、「実力で勝負だ」(←危険)などと甘く見ていたのですが、そこは反省して改めて過去問を見てみると 例えば解答要求が「問題点と解決法を述べよ」となっている場合、

 1.問題点
 2.解決法

と2ステップとなり、ちょっと締まりません。
骨子法によれば最初に「現状」があるわけですが、解答として要求されておらず、与えられている設定の抽象度が高い場合は、現状分析にあまり大きく割くことはできず、結局抽出した現状分析は問題点そのものになってしまい、ユニークな項になりません。
3.具体策 もありかもしれませんが、解決法と類似で、やはり項立てる程ではありません。
3.今後の展望 を入れる というのもあるようですが、やはり解答として要求されていないものを書くべきではないように思われます。

メジャー科目では出題が具体的なためか、「現状」がシンプルに書きやすいようですね。

大して調査・分析もせずに言い放ってしまい、認識不足なのかもしれませんが、皆さんはどうお考えでしょうか?


       

No.14325 RE:非メジャー科目の論述と骨子法の相性は? 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/08(Tue) 08:41

問題点をピックアップするときに根拠をつけますよね。根拠は「○○だから」というものですが、この「○○」は何らかの情報・状況ですよね。これが現状ではないでしょうか。
解決法を示すときに、普通はこういう方向で解決していくという方向性を示し、次に具体的にはこういう方法で、という具体策を示しませんか?
いきなり具体策を示すと、そもそもその方向でよかったのか?ということになったりしませんか?
あるいは方向性を示しただけで終わると実現性に疑問を抱かれませんか?

試験で評価されるのは「結果的にうまくいったのか」ではありません。課題解決プロセス、つまり「この人には課題を解決していく手法・手順が能力として身についているか」を判定します。
そのためには、
 ・課題を認識する
 ・情報・状況を把握・整理して、これに基づき(根拠に)問題点をピックアップする
 ・問題点に的確に対応した解決策を提示する
  (解決の方向性を示し、実現可能な具体策を提示する)
といったことができるということを示す必要があると思います。
なお、評価基準(能力確認方法)として、問題点抽出や解決策の的確性・実現性・多様な視点などが明記されていますが、陥りやすいポイントとして、
 ・課題と問題点を混同して与えられた課題を問題点にしてスタートしてしまう(問題点抽出が評価されない)
 ・ピックアップした問題点と解決策が1:1に対応していない
 ・解決策が方向性どまりで具体性が不足している(実現性が評価されない)
などがあります。


       

No.14359 RE:非メジャー科目の論述と骨子法の相性は? 投稿者:Q 投稿日:2008/07/10(Thu) 01:38

なるほど。
要求解答を論理的に説明する上で必要ならば、直接求められていないものでも記載可能なわけですね。

1800字程度というのは私の実務常識からは少なすぎる字数なので、余計な事を書くと字数オーバーしそうで及び腰になってしまいます。

また、最後の3ポイントは大変参考になりました。
ありがとうございます。
ただ、

・課題と問題点を混同して与えられた課題を問題点にしてスタートしてしまう(問題点抽出が評価されない)

というのが釈然としませんが、課題と問題点を混同しかねないケースというのがあるのでしょうか?


       

No.14386 RE:非メジャー科目の論述と骨子法の相性は? 投稿者:UTA  投稿日:2008/07/12(Sat) 23:09

情報工学で受験とのこと、頑張ってください。
私は、18年度に情報工学に合格したものなので
新しい試験制度の経験はありません。
骨子法についても、これまで意識して
受験したこともありませんので
APECさんの言われる内容から的を外して
いるかもしれません。
そのため私の意見になりますが、
問題に書かれている課題から問題点を
見つける必要があると思います。
問題に書いてある課題は、前提条件に
なるので必ずしもその課題を解決する
方法を書くというのではなく、
その課題から見つけられた問題点を
どう解決するかを書くことになるのでは
ないかなと思います。


       

No.14391 RE:非メジャー科目の論述と骨子法の相性は? 投稿者:Q 投稿日:2008/07/13(Sun) 13:49

UTAさん ありがとうございます。

私は電子機器の開発における組み込みソフトウェアの開発をしているのですが、昨日 機器の試験立会いであまり頭をつかわない仕事があったので、

「自分にとって、情報工学の技術士(仮に)としてふさわしい業務とはなんだったのだろうか」

ということを考えていました。

SUKIYAKI塾のいろいろな記事を読んでいると、技術士とは、当該技術分野の諸問題に対し 社会の要請や経営的観点を考慮しつつ現実的な技術的解決を図れる技術者 と思われますが、特に情報工学の中でも組み込みS/Wなどをやっていますと それほど広い視点をもって仕事をすることはなく、「与えられた予算・スケジュール・人的資源の中で いかに要求を満足させるか」という問題に日々汲汲としているわけです。
ですから、
 「要求された仕様の達成は可能か、不可能か」
 「不可能なら どの部分をどの程度緩和してもらうか」
 「困難な技術的要求をどのような構造で達成するか」
などといった観点の発想となってしまい、どうも 多角的な視点 という部分で見劣りするような気がします。

規模の大きい情報システムを企画・開発しているような方々はともかく、純技術的な裁量権しかないところで仕事をしている情報技術者は建設や土木のような社会インフラを直接手掛けるような技術者とは視点の広さが必然的に狭いのではないかと思いますね。

そのような技術分野は技術士のフィールドとしては不適当なんでしょうか。

3週間前に言っているような話ではないのですが・・・


       

No.14396 RE:非メジャー科目の論述と骨子法の相性は? 投稿者:ラジオ少年 投稿日:2008/07/13(Sun) 21:24

私は、地方のコンデンサ製造メーカーの製造技術、開発を経験しました。(今は転職していますが)
現在、電気応用で2次試験に挑戦しています。

私も限られた範囲での技術レベルの仕事です。コンデンサの製造技術こそ汎用性はありません。

「要求された仕様の達成は可能か、不可能か」
 「不可能なら どの部分をどの程度緩和してもらうか」
 「困難な技術的要求をどのような構造で達成するか」
とのことですが、高度な技術的な裏付けがなくては、
遂行できない業務におもわれます。
決して、狭い班員の判断だけでは無いと思います。


どのような製品を手がけて折られるかは存じ上げません
が、製造した製品は、世に出て、社会に影響を与えていま
す。
良きつけ、悪しきにつけです。

ですから、日々の仕事が限られた範疇のものと思われるか
も知れませんが、世の中に与えている影響を考えると、結
構高度で、重要な位置付けの業務ということになるのでは
ないでしょうか。


       

No.14425 RE:非メジャー科目の論述と骨子法の相性は? 投稿者:UTA  投稿日:2008/07/16(Wed) 01:18

UTAです。
私もかつては、組み込みソフトウェアの開発をしていました。
その後、アプリケーション開発を行うようになり
現在では、現場から離れて直接ソフトウェアの開発を
行うことは無くなりました。
私が、その時々においてそんなに広い視点を持っていたかというといささか疑問です。
しかし、その時に応じて、解決が必要な課題に直面し、結局、持てるスキルや知識、経験を生かして解決してきました。
技術士が持つ高等の専門的応用能力を発揮できる場は
いろいろな所にあるものと考えます。
まずは、技術士になってから、その持てる能力をどう役立てるか、また、どう伸ばしていくかを考えて行っても良いのではないでしょうか。


       


No.14366 試験会場について(東京地区) 投稿者:かしわ 投稿日:2008/07/10(Thu) 21:48 [返信]

試験会場を東京か神奈川にするかで迷ったのですが、神奈川は昨年までの神奈川大学から明治学院大学にかわり、かえって自宅からは遠くなってしまいました。
東京都では、首都圏大学、東洋大学、東京外国語大学、東京電子専門学校の4会場で実施されますが、部門ごとに会場が異なるのでしょうか。


       

No.14368 RE:試験会場について(東京地区) 投稿者:東京会場 投稿日:2008/07/11(Fri) 00:22

私は機械部門の受験生(東京会場)ですが、東京外国語大学(府中市)でした。自宅よりかなり遠くビックリ!

       

No.14372 RE:試験会場について(東京地区) 投稿者:でん気でん子 投稿日:2008/07/11(Fri) 15:53

私は、電気電子部門で東京外国語大学(府中市)でした。
住所は千葉県なので、まさか東京23区外になるとは夢にも思っていませんでした。
東京23区内には沢山大学や専門学校があるのになぜ???

去年は、東京電機大学(御茶ノ水)だったのに。。。トホホ(T_T)

# 東京外国語大学が府中市に移転していたことは今まで知りませんでした。。(^^;;


       

No.14382 RE:試験会場について(東京地区) 投稿者:GK 投稿日:2008/07/12(Sat) 19:20

私は河川、砂防部門受験で試験会場は八王子の首都大学東京です。千葉県在中なのでかなり朝早く出なければなりません。

       

No.14420 RE:試験会場について(東京地区) 投稿者:かしわ 投稿日:2008/07/15(Tue) 22:17

コメントをいただき、ありがとうございました。部門ごとに試験会場が違うこと、しかも、部門ごとの受験生数の多寡と試験会場の関連性(受験者数が少ないほうが都心の会場)ということがなくて、逆に意外でした。
はじめて受けた年が早稲田大学でしたが、都心が台風直撃にあって、電車の遅延のため遅刻したことがあります。時間に余裕をもっていく必要があると思いました。
予め、今年から神奈川剣の会場が変ることを知っていればよかったかもと思いますが、受験される方の条件は同じですので、とくかく全力を尽くすのみです。