過去ログ倉庫No.66


No.14385 総合技術監理 記述 投稿者:数え年還暦 投稿日:2008/07/12(Sat) 21:42 [返信]

 昨年総合技術監理部門に合格された方にお伺いします。
 筆記試験の「記述問題回答」と口頭試験の「技術的体験論文」の相違点は、どのように意識したらよろしいのでしょうか。
 「記述」は一般的(青本の写し書き)で、「体験」は専門事項で具体的ということでしょうか。


       

No.14390 RE:総合技術監理 記述 投稿者:くりろう 投稿日:2008/07/13(Sun) 13:06

昨年度の合格者ではありませんが総監技術士としてお伝えします。

「記述式」試験は、ある想定条件の元で総監技術士としての資質が備わっているかを確認する試験です。
そのため問題も予測しにくい、即ち「サプライズ問題」が毎年出ています。
試験場で「突然知らされた課題」に如何に方策と解決策を練ることができるか?という試験です。

一方、体験論文は「実務での総監意識」について問いかけているものです。

実績に総監の意識があり、突然の課題(筆記試験)でも総監の頭で解決しているということを、両面から確認することが本試験の狙いであると思います。

したがって、筆記試験が青本の写し書き、口頭論文が専門業務の説明だけでは不十分だと思われます。
特に、青本の試験に占める比率は低くなっています。


       

No.14399 RE:総合技術監理 記述 投稿者:PDCA 投稿日:2008/07/14(Mon) 07:37

試験で確認するのは、「総監の考え方が身に付いているか」です。よって、問題に対して、総監技術を使って解答することが重要です。
総監技術に一般的も専門的もないと思います。
「総監とはどういうものか」をもっと理解する必要があります。


       


No.14392 必須科目の時間配分について 投稿者:今日も最高気温 投稿日:2008/07/13(Sun) 14:23 [返信]

骨子法を使って必須科目に答える場合の時間配分の目安について、私は、次のように考えています。皆さんは、どう予定されていますか。
また、昨年合格された方はどのようにされたのでしょうか。ご教示をお願いいたします。
@骨子表作成   30分
A答案記述   105分(35分/枚×3枚)
B確認      15分


       

No.14394 RE:必須科目の時間配分について 投稿者:図書館通い 投稿日:2008/07/13(Sun) 18:11

<今日も最高気温の方へ>
3週間後の本試験に向けて、図書館で知識の体系化と時間配分について練っていました。新制度になって2回目の受験生です。昨年の新制度受験は、午前A、午後Bでダメでしたが、自分なりの骨子法でトライしました。私の場合、骨子で45分、原稿1枚30分×3=約90分、見直し約10分。時間は余りました。キーポイントは、やはり骨子をきちんと固めきれるかに尽きると考えています。(ストリー展開を出題者の意図に沿って答えきれているか?)骨子がしっかりしていれば、その路線に沿ってキーワードをつなげば論点はぶれずにすみます。逆に骨子が適当だと、いくら良い文章でも論理展開がぶれる可能性があります。
 よって、早く答案を書きたいと言う気持ちを抑え、骨子を固めるために45分程度の時間配分は必要だと考えますが、如何でしょうか。


       

No.14395 RE:必須科目の時間配分について 投稿者:今日も最高気温 投稿日:2008/07/13(Sun) 20:16

図書館通いさん
ご意見ありがとうございます。私の場合、書くのが遅くて1枚で30分を超えてしまうのが弱点のようです。骨子法の使い方については、確かにおっしゃる通りだと思います。答案を書いている途中で骨子を組みなおすようなことがあったら論理展開はおぼつきませんよね。もう少し時間配分を考えてみます。
暑い日が続きますが、お互いに頑張りましょう。


       


No.14373 論文の構成 投稿者:ごんた 投稿日:2008/07/11(Fri) 16:47 [返信]

課題、解決の方向性、具体的解決策を問われた場合、下記のパターン1、パターン2のどちらが読みやすい論文となるでしょうか。
皆様のご意見を頂きたいと思い投稿致しました。

パターン1
A事項について
課題、解決の方向性、具体的解決策を連続で列記

B事項について
課題、解決の方向性、具体的解決策を連続で列記

C事項について
課題、解決の方向性、具体的解決策を連続で列記



パターン2
課題
A事項の課題、B事項の課題、C事項の課題を連続で列記

解決の方向性
A事項の解決の方向性、B事項の解決の方向性、C事項の解決の方向性を連続で列記

具体的解決策
A事項の具体的解決策、B事項の具体的解決策、C事項の具体的解決策を連続で列記



解答例などを参考にするとパターン2が多いように感じています。やはりパターン2が論文としてはオーソドックスでしょうか。
私は下記の理由によりパターン1の方がいいのではないかと考えています。
・読み手のことを考えると、課題が頭に残っている間に解決の方向性、具体策と論文を展開できるメリットがある。


       

No.14375 RE:論文の構成 投稿者:カエル 投稿日:2008/07/11(Fri) 21:59

A事項、B事項、C事項がまったく独立しているならパターン1だと思いますが、その場合問題側で指定してくるのではないですか?
「各事項について、課題、解決の方向性、具体的解決策をそれぞれ述べよ。」
見たいな感じで。

各事項がそれぞれ関連しているなら、パターン2ですかね。
例えば自分で各事項を分類した場合など。


       

No.14378 RE:論文の構成 投稿者:酒が飲みたい! 投稿日:2008/07/11(Fri) 23:17

各事項が関連していると考えると、自分はパターン2が書きやすいし、読み易いです。
実際の業務での思考も、パターン2の感じです。

パターン2の「解決の方向性」を考察した時点で、「具体的解決策」をイメージすることが重要です(試験でも実務でも)。

例を挙げると、「いくつかの課題を解決するのに技術士としての視点で考察し、諸問題をクリアしながら共通点を見つける。そして、そこを切り口にして解決を図る。」という展開です。
技術士として相応しい論理的考察力と問題解決能力を有しているとアピールするには、一つスパイスがほしいところです。上の例だと「諸問題をクリアしながら共通点を見つける」の部分です。通常業務でも、スパイスがある人は仕事ができる印象があります。


       

No.14379 RE:論文の構成 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/12(Sat) 00:00

私は一般的な構成として、

○Aの課題、Bの課題、Cの課題
○Aの解決の方向性と具体策
○Bの解決の方向性と具体策
○Cの解決の方向性と具体策

としています。解決策の方向性と具体策はセットのほうが読みやすいと思います。(離れていると頭を切り替えないといけないので理解しにくくなる)
課題・問題点は、相互に何がしかの関連があることが多い(同じ1つのテーマに関するものですから当然ですよね)ので、離さないほうがいいと思ってそうしています。

もちろんケースバイケースですから、問題により、自分の書きたい内容により、柔軟に出題者が期待する答案に近づけるためにベストとも思う方法をとるようにしています。


       

No.14384 RE:論文の構成 投稿者:ごんた 投稿日:2008/07/12(Sat) 21:34

皆様のご丁寧な返信有難うございます。
ご指摘のとおり、パターン1は複合的な課題や解決策について記載しにくいですね。
今回の質問と皆様のご指導を通して、私はまだ合格論文に達していないと再確認できました。
後、3週間ラストスパート頑張ります。


       


No.14355 〔環境部門 環境保全計画〕 投稿者:イソシギ 投稿日:2008/07/09(Wed) 23:58 [返信]

皆様は、どのような専門問題が出題されると思いますか?下記のような問題を想定してみました。いかがでしょうか?

エコツーリズム推進法の概要と今後の課題

生物多様性基本法が成立を受け、生物多様性保全の課題と方向性

あなたの住む地域でカーボンオフセットに取り組む場合の有効策について

揮発性有機化合物の現状と対策


       

No.14360 RE:〔環境部門 環境保全計画〕 投稿者:pelife 投稿日:2008/07/10(Thu) 08:52

同部門他科目での合格者です。
今年はやはり生物多様性基本計画の存在が大きいですね。

でも、想定問題を作られた範囲が広いですね。
もちろん環境は範囲は広いと思いますが、それだけ内容が分散する可能性があります。
自分の経歴の専門科目を中心に、注目トピックスを精査してみてもいいのではないかと思いました。


       

No.14369 RE:〔環境部門 環境保全計画〕 投稿者:りぱりす 投稿日:2008/07/11(Fri) 09:01

低炭素社会、循環型社会、自然共生社会の3分野と大気環境、水環境、化学物質からサミットを踏まえた出題になるのでしょうかね

       


No.14344 実務経験について 投稿者:ABD 投稿日:2008/07/09(Wed) 12:50 [返信]

大学院修学期間の実務経験への加算について教えてください。

たとえば、大学院で情報工学を専攻(修了)していた場合、
電気電子部門の2次受験に際しては、
修学期間(2年)は実務経験として加算できるのでしょうか?

実際私の場合、情報工学専攻でコンピュータアーキテクチャーや
RTL設計を研究していましたが、今の仕事は、半導体(主にアナログ回路)の
アプリケーションエンジニアをやってます。業務自体はシステム全体を
カバーしていますが、おもいっきり電気電子系です。
特に今の仕事の分野に固執しているわけではないですが、
今後の実務で意味のあるものにしたいので・・・。


ご存知の方がおられれば、ご教示頂きたく宜しくお願い致します。

※たとえ加算可能でも、2次試験の面接でつつかれて辛くなりそうですが(-_-;)


       

No.14346 RE:実務経験について 投稿者:まてぃ 投稿日:2008/07/09(Wed) 15:01

されます。

       

No.14347 RE:実務経験について 投稿者:pelife 投稿日:2008/07/09(Wed) 17:21

※たとえ加算可能でも、2次試験の面接でつつかれて辛くなりそうですが(-_-;)

問われてもしっかりした受け答えができれば大丈夫ですよ。広い視野で前向きに答えれば+@の可能性もあります。

数年前と比べて、口頭試験の待合室の年齢層もずっと下がっていますから、これまでの常識などにとらわれず安心してチャレンジしてください。。


       

No.14348 RE:実務経験について 投稿者:まてぃ 投稿日:2008/07/09(Wed) 17:33

4回、合格していますが、一度も大学院の研究をつつかれたことはありません。(受験したのは建設部門ですが、大学院の専攻は土木工学や建設工学などではありません)

まあ私個人の体験ですから、つつかれた方もいるのかもしれませんが。

業務経歴の方をしっかり説明できればOKだと私は思いますが。


       

No.14356 RE:実務経験について 投稿者:名無し 投稿日:2008/07/10(Thu) 00:01

今年受験ですか? がんばってください。

       

No.14365 RE:実務経験について 投稿者:ABD 投稿日:2008/07/10(Thu) 13:52

>まてぃ様、pelife様
早々にご回答いただきありがとうございます。
おかげで勉強に集中することができます。
※まてぃ様の4回合格には恐れ入りました。脱帽です。

ただ、実際悩み所なのは、情報工学が専攻である以上、そちらの方が得意なんですが、
実業務で必要な知識(技術)は、電気電子であるというジレンマですね。
当然、最終的には両方取得したいと考えていますが、
1次免除などの特例があるため、受験の順番について考えてしまいます。
得意なところから攻め落としてから、もう一方を取るか。
業務と関係あるが故の強みを活かして、不得手な方にチャレンジするか。

まぁいずれにせよ、受かってしまえば(資格は)無くなるものでもないですし、
受かってから悩めって感じですね。

>名無し様
励まし頂きありがとうございます。
この手の試験の話って、簡単に周りに話せない(会社の勘繰りがうざったい)ので、
こういう互いの研鑽や励ましあいのコミュニケーションが取れるのはうれしいですね。

皆様ありがとうございました。


       


No.14363 技術者達の生の声について 投稿者:後がない 投稿日:2008/07/10(Thu) 11:26 [返信]

「技術者達の生の声」、いくつか読ませていただきました。

大変、勉強になりました。
私が疑問に思っていた事へのヒントも多々あり、大変助かりました。
(まさに今の私が欲しかった情報としては、1181、1187のスレッド。雑魚様、ありがとうございます。)

力を頂いた一受験者として、皆様にお礼を申し上げます。

ありがとうございました。


       


No.14308 技術的体験論文の課題が発表 投稿者:ともとも 投稿日:2008/07/07(Mon) 15:49 [返信]

技術的体験論文】の課題が発表されました。
http://www.engineer.or.jp/examination_center/ex_report/ex_report.html

みなさんがんばってください。

2例概述1例詳述は予想通りかな?


       

No.14310 RE:技術的体験論文の課題が発表 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/07(Mon) 19:28

問題も予想通りでしたが、合格発表日も予想通りでした。
今年も2週間しか時間が取られていませんね。筆記試験を終え、9月中には取り掛かったほうがいいと思います。(昨年、「合格していると思わなかった」といってバタバタと作った体験論文は、やはり「それなり」でした)


       

No.14312 RE:技術的体験論文の課題が発表 投稿者:yuu 投稿日:2008/07/07(Mon) 20:47

>「合格していると思わなかった」といってバタバタと作った体験論文は、やはり「それなり」でした

とありますが、「それなり」の体験論文の方の合否はどうででしたか??


       

No.14318 RE:技術的体験論文の課題が発表 投稿者:あく 投稿日:2008/07/07(Mon) 22:11

発表後一週間は手が付けられず、締め切り直前に社内で読んでもらったところ、真っ赤に添削結果になりました…要は直ぐに添削指導をあおげるかどうかだと。

よき指摘があれば二週間あればなんとでもなります、もともと筆記をパスできる文章力はあるのだから。


       

No.14320 RE:技術的体験論文の課題が発表 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/07(Mon) 23:31

yuuさん、そういった方の口頭試験合格率はざっと4割〜6割でした。幅があるのは、結果を存じ上げない方もいらっしゃるからです。

「口頭試験(における体験論文説明)はプレゼン」ということをご理解いただいた方は、口頭試験で巻き返しています。
逆に経験論文から脱却できなかった人、読んで評価されると考え、文章に重きを置いて、プレゼンのときにどう活用するかという考えに切り替えていただけなかった人に絞ると、おそらく合格率は5割前後かそれ以下だったと思います。

人それぞれに経験をしていらっしゃるため考え方は人それぞれだと思います。私もその一部ではありますが、100人以上の方の口頭試験挑戦を応援した経験からは、上記のようなことが明確に言えたと思います。


       

No.14326 RE:技術的体験論文の課題が発表 投稿者:P&B 投稿日:2008/07/08(Tue) 12:38

僕もそうだし、僕の回りも、体験論文に去年までと比べて極端な変化はないです。
ただ、以前と違って紙数が2枚なんで、図表を入れるスペースは非常に限定されます。
自分は図2つと表を1つ入れましたが、もう文章的にはぎりぎりで、文章でアピールすることは難しいです。

プレゼン用といっても、読んで意味がわかる内容でないとまずいので、
これ以上図表にスペース割くと、文章にならなくなるかもしれません。
図は、概要説明時に「図●に示したように・・・」とか、少しふれる程度で、
特段プレゼン的に有効活用したというほどではないです。

それから表だと、指定の文字サイズ・文字間隔・行間隔から逃れられるので、
記載が薄い感じがしたら、そこでつっこむという手もありですよ。


       

No.14330 RE:技術的体験論文の課題が発表 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/08(Tue) 19:13

おっしゃるとおり、図表の数は限られますね。
私は以下の3つを図か表、あるいはフローでと指導しています。
 @業務の概要がわかるもの(平面図とか業務フローとか)
 A問題点の説明(図表が必要な場合)
 B解決策の説明(図表が必要な場合)
  ただしAとBをひとつの表にするという手もあり。

この、「読んでわかるけれどプレゼン資料にもなるような体験論文」に仕上げるのが、人にもよると思いますが、添削講座では結構時間がかかりました。


       

No.14361 RE:技術的体験論文の課題が発表 投稿者:pelife 投稿日:2008/07/10(Thu) 09:02

私も昨年の新制度の口頭試験を経験しましたが、それまで数回経験した口頭試験に比べて、ちゃんと経験論文をよんでくださって質問しているという感触を受けました。

量が減ったことと、口答試験の時間が短くなったことで、試験官も注意深く体験論文を見ることができるようになったのではないかと推測します。

体験論文の内容自体は評点に入らない?というお話もありますが、読みやすい論文の重要性は特に増しているのではないかと思います。


       


No.14338 道路 交通需要予測について 投稿者:タロウ 投稿日:2008/07/09(Wed) 06:28 [返信]

題名の件について少し考えてみたのですが、諸先輩方のご意見を伺いたいと思います。
少々調べた中で、現状、課題等を並べてみました。
修正、付け足しお願いします。
あり方、対策もお願いいたします。

1 現状及び前提
@02年、05年の交通需要予測では総需要、保有台数ともに20年にピークを迎えるということであったが、保有台数については07年後半から既に減少傾向である。
A02年の需要予測に対して05年の需要予測は既に下振れしている。
B人口減少社会の到来により2050年には人口が9千万人(現在の約7割)程度になると予測されている。当然自動車保有台数もそれに応じて減少する。
C交通需要予測は、交通事業を所管している国土交通省自身が行っている。
D当時の需要予測で計画された事業は、実施段階で需要予測に変化が生じても計画変更されることはほとんどない。
E交通需要予測を行うモデルはブラックボックス的な要素が多く、一般人からはほとんど理解できず不信感が高い。(恥ずかしながら道路で技術士を受けようとしている私も詳細は?です)
2 課題
@一度建設すると超長期的に効果を発揮する道路整備を、数年から10数年で通過してしまうピーク時に合わせて実施することは経済的、効率的とは言えない。ピークに対してどの程度低い水準で整備を目指すのか、またピーク時の交通環境はどのようにして確保するのかが課題といえる。
Aそれぞれの時代の人口動態、国内外の社会経済情勢など予測困難な要素に支配される交通需要を正確に予測することは困難である。ある程度予測と現実に乖離が生じることは仕方ないと考える。それを踏まえると、計画時の需要予測と事業実施中の予測値の変更または供用後や実際の通行量に乖離が生じた場合は、柔軟に計画修正できる体制が求められる。
B交通需要予測を交通事業担当機関自身が行うことは不信感の醸成につながる。特に日本の場合は各省庁の省益を重視する傾向がある。
交通需要予測に対する信頼性を高めることが課題である。


       

No.14339 RE:道路 交通需要予測について 投稿者:喝! 投稿日:2008/07/09(Wed) 09:05

他人のふんどしで試験に合格するつもりですか?おねだり君も極まれりといったところでしょうか。
現状と課題までなら調べれば誰にでもわかる。その先を考える前に他人に聞いちゃう技術士って。。。。
考えを改めないと技術士以前に技術者として失格ですぞ。


       

No.14350 RE:道路 交通需要予測について 投稿者:タロウ 投稿日:2008/07/09(Wed) 20:56

すみません、朝時間がなかったので急いで課題まで考えて送信しました。

確かにあり方、対策については私から考えを述べている訳ではないので「おねだり」と言われてもしょうがない部分はあります。ただ私としてはここに投稿した目的はあり方と対策を教えて欲しかった訳ではありません。むしろ前半の現状と課題の部分についてアドバイスが欲しかったのです。だから人に聞く前に自分の考えを述べなければいけないと思って今考えられる現状と課題を書きました。

それを踏まえていただきまして、こういう現状が漏れている、こういう課題もあるのではないかというご意見があったらお願いします。

能力が足りないのかもしれませんが、私は現状と課題もそんな簡単ではないと思っています。

ではご賛同いただける方がいらっしゃいましたらよろしくお願いします。


       

No.14352 RE:道路 交通需要予測について 投稿者:TKC 投稿日:2008/07/09(Wed) 23:42

TKCと申します。
私は経営工学部門で、しかも食品メーカーに所属するものですので、題意に対してはまったくの専門外です。
そんな私がコメントさせていただくのも申し訳ないと思ったのですが、気づいた点として・・・

題意に対する「現状」およびそこから抽出される「問題点」については、《どのような条件下》における事象なのかをはっきりさせたほうが良いと思いました。

“交通需要予測について”というテーマがあったとき、現状を洗い出すにしても、立場が異なればそれぞれ違った現状を考え、結果抽出される問題点も変わることでしょう。

また、状況・条件をある程度限定しなければ、対策も曖昧になり、ぼやけてしまうかと思います。

広く理解していながらも、ある特定の条件に対する強みを発揮して状況を深堀りし、根拠ある具体的な解決策を見出すことが大切かと思いました。

タロウ様の意図としては、考えられる現状や問題点を多く知りたい ということだと思うので、回答としては少しずれていると思いましたが、感じたことをコメントさせていただきました。


       

No.14353 RE:道路 交通需要予測について 投稿者:名無し 投稿日:2008/07/09(Wed) 23:49

 ようは、最初から私利私欲的なデータ入力設定をやめればよい。
 人口が減少するのに長期交通発集量を1.5倍にしたり、実際計画している道路形状、QV条件とと違うリンクをむりやり入れて目的路線の交通量を増加させるから支離滅裂になっているのである。
(そんなの十数年前からわかりきってること)


       

No.14354 RE:道路 交通需要予測について 投稿者:名無し 投稿日:2008/07/09(Wed) 23:53

訂正 リンク→リンク条件

       


No.14327 環境部門の解答例 投稿者:アカマダラ 投稿日:2008/07/08(Tue) 12:43 [返信]

環境部門の解答例が記載されている参考書は、販売されているのでしょうか?

       

No.14331 RE:環境部門の解答例 投稿者:総監受験者 投稿日:2008/07/08(Tue) 19:13

こんなのがありますよ。

http://www.techno-con.co.jp/item/2544.html


       

No.14334 RE:環境部門の解答例 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/08(Tue) 22:28

サイトの参考図書のページをご覧ください。

       


No.14238 具体策について 投稿者:はずかしながら建設技術者 投稿日:2008/06/23(Mon) 18:04 [返信]

先日、建設分野に属さない方と「建設分野における自然災害に対する具体的な対応策」について議論していたところ、『ハザードマップの整備のようなソフト対策は建設分野の対応策なの?』と聞かれました。
その方が言うには、建設分野における対応策とは、構造物を造るハード的な整備しかないのではないかとの意見です。
言われてみると、建設分野に属する自分もそうかもしれないなぁと思うのですが、皆さんいかがでしょうか?先方を説得できるような上手い回答はあるでしょうか。
技術士試験とは関係ないですが、皆さんの豊富な知識と経験でご教授ねがえないでしょうか。


       

No.14239 RE:具体策について 投稿者:偏屈受験生 投稿日:2008/06/23(Mon) 22:37

はずかしながら建設技術者さま

こんばんは。
私は、
建設分野=社会資本をトータル的に整備する分野
と整理(理解)しています。
たとえば、
都市全体の健全な発展と秩序ある整備を図るため、市街化調整区域を設定し、
開発(構造物の建設)を抑制している場合がありますよね。

”建設”分野という、
いかにも、ものを造るだけ、という名前が災いし、
誤解を与えているような気がします。


       

No.14240 RE:具体策について 投稿者:シンプル 投稿日:2008/06/23(Mon) 22:46

ハード対策は建設分門の基本ですが、ソフト対策も重要。ハード対策だけでは所期の目的を達成できません。以上、当たり前のことです。

       

No.14242 RE:具体策について 投稿者:努力あるべし 投稿日:2008/06/23(Mon) 23:55

建設分野は河川、都市計画、道路、etc幅広くあります。ソフト対策は建設分野に十分入ると思いますよ。なぜなら、河川計画において排水機場の設計も業務としてありますよね、これについては、被害地域を想定してB/Cを考慮し規格など運用規定を決めるわけですが、ここで”被害地域”を想定=ハザードマップ(ソフト対策)となると思いますが、如何でしょうか?(最後には便乗質問になってしまいました。)

       

No.14243 RE:具体策について 投稿者:みすず 投稿日:2008/06/24(Tue) 00:16

はずかしながら建設技術者さま

解答ではありませんが、建設分野におけるソフト対策の線引きは難しいと考えます。

例えば、他のスレッドで税制上の優遇等による施策は建設分野としての対策ではないと議論されていました。

ソフト対策のどこまでが、建設分野における対策となるのかは、幅が広すぎて個人によって意見が食い違うと考えられます。


       

No.14245 RE:具体策について 投稿者:csman 投稿日:2008/06/24(Tue) 07:47

建設分野とはいっても、
調査、計画、工事と各段階がありますから、最終段階の工事だけではありません。
それぞれ担当する企業や部門が違いますから、ソフトな対応を行う技術者がいるのは当然のことです。建設分野外の方は、よく知らなくても致し方ありませんね。


       

No.14246 逆に 投稿者:おそらく 投稿日:2008/06/24(Tue) 08:27

建設分野の技術者以外に誰がハザードマップをつくれるのでしょうか?

税制は税の専門家がやるし、餅は餅屋という考え方でいいのではないでしょうか。


       

No.14247 RE:具体策について 投稿者:APEC 投稿日:2008/06/24(Tue) 08:50

たとえば都市計画に関する総合計画の策定、PIのファシリテートなど、ソフト対策はいろいろありますね。
建設分野=土建屋=ハードのみという認識はあるでしょうね。
別に説得する必要はないと思いますよ。「建設分野はソフト対策もやってるんだよ」だけで十分ではないかと思います。


       

No.14249 RE:具体策について 投稿者:八つぁん 投稿日:2008/06/24(Tue) 12:27

例えば、洪水ハザードマップをつくる場合には、浸水想定区域の設定が必要です。そのためには、河川の各氾濫予想地点での浸水想定区域を、氾濫計算結果から求める必要があります。これは建設分野の仕事だと思います。門外漢ですが、多分ズレていないと思うのですが。

       

No.14252 RE:具体策について 投稿者:シンプル 投稿日:2008/06/24(Tue) 22:53

>その方が言うには、建設分野における対応策とは、構造物を造るハード的な整備しかないのではないかとの意見です。

当方「ハード対策は建設分門の基本ですが、ソフト対策も重要。ハード対策だけでは所期の目的を達成できません」と回答しましたが、言葉足らずで補足します。

確かに建設分野は、その言葉のみを捉えるならばハード対策と勘違いされるように感じます。しかし、「建設」の目的を考えるならば、災害を防止することにあり、災害防止の根幹としてのハード対策と合わせ、その整備の限界を踏まえたソフト対策が重要となります。

ハザードマップを策定するため必要な学問を考えるならば、水文学、水理学、河川工学は建設分野の学問といえましょう。

さらに学際的な取り組みも、どんどん進めて行けばよいと思います。


       

No.14255 RE:具体策について 投稿者:はずかしながら建設技術者 投稿日:2008/06/25(Wed) 06:39

皆さま、ありがとうございました。
大変参考になりました。

> 先方を説得できるような
ちょっと、おおげさな表現でした。


       

No.14256 RE:具体策について 投稿者:八つぁん 投稿日:2008/06/25(Wed) 13:14

浸水想定区域の設定がなければ、「警戒避難行動はありえない」という文を付けるのを忘れていました。

       

No.14263 RE:具体策について 投稿者:地方愛 投稿日:2008/06/30(Mon) 01:04

私は建設コンサルタントに勤務していますが、氾濫計算によるハザードマップ作成から川づくりにおける小学生への環境教育など幅広く仕事をしています。

厳しい財源の中、建設分野においてはハード対策では対応できなくなっています。ソフト対策や現状資源を有効活用する施策が今後の建設技術者に求められることだと考えます。


       

No.14264 便乗質問 投稿者:おそらく 投稿日:2008/06/30(Mon) 08:26

ちょうどタイムリーに用語がでてきたので
便乗して質問させていただきます。

先日、会社内の技術士の先生に論文添削してもらったところ、

・「ハード面」、「ソフト面」などの専門用語は使わない方がいい

と言われました。
先生はかなり親身に読んでくださるし、疑っているわけではありません。
しかし、ご自身曰く「私は(最近の)白書読んでないからなぁ」とのことですので、皆様のご意見をいただきたく質問させてもらいました。

どの程度の専門用語はOKなどありますでしょうか。英語の略などについてもお願いします(ex LRT,BRT etc)


       

No.14265 RE:具体策について 投稿者:APEC 投稿日:2008/06/30(Mon) 08:40

「面」がつくとちょっとニュアンスが変わるのかもしれませんが、ハード・ソフトは別に専門用語ではないと思います。(白書などの受容文献を読まずに指導するというのは私には考えられませんが)

略語ですが、むずかしいですね。
あくまで私の感覚ではありますが、LRT、ETC、ITS、TDM程度ならいきなり略語を書いても問題ないと思いますが、紙数に余裕があるなら一度日本語で書いて末尾に()で略語を書き、以降は略語を使うようにしたほうが親切だろうなと思います。
いっぽう、たとえばLCA(ライフサイクルアセス)あたりになるといきなり略語ではちょっとまずいかもなあという感覚になります。
さらにTCM(トラベルコスト法)、OR(オペレーションズリサーチ)あたりになると、いきなり略語はそれはまずいだろうと思うようになります。

肝心なのは「読み手(採点者)が理解できるか」であり、理解してもらえなければ評価してもらえない(A評価がもらえるわけがない)のですから、読み手の気持ちになって、リーダーフレンドリーな文章を書くように心がけるというのが基本スタンスだと思います。


       

No.14266 RE:具体策について 投稿者:おそらく 投稿日:2008/06/30(Mon) 12:49

APEC様
お返事ありがとうございます。
何分、先生には突然お願いして論文を読んでいただいた経緯がありまして…白書内容については自力で頑張るつもりです。


・専門用語(ハード・ソフト)について

この掲示板でも普通に使われてますものね…。もう少し前後を柔らかい書き方にして、言葉はこのまま使っていこうと思います。


英語の略記について

>一度日本語で書いて末尾に()で略語を書き、以降は略語を使うように

極力余裕をつくって、この書き方にさせていただこうと思います。


もうあんまり時間もないですが、やれるだけやろうと思います。勉強になりました。ありがとうございます。


       

No.14267 RE:具体策について 投稿者:シンプル 投稿日:2008/06/30(Mon) 19:25

>厳しい財源の中、建設分野においてはハード対策では対応できなくなっています。

以上のご意見のほか、治水対策にあってはハード対策だけでは限界という側面もあります。治水計画は、1/100などの確率規模で事業を進めていますが、それを超過する洪水はいつか必ず発生するのです。もちろん、整備途上の段階でもあふれることになります。

そのための、ソフト対策は重要です。ソフト対策によらず、道路(バイパス盛土)整備を考慮した氾濫被害の軽減なども考えられます。堤防を二重化したり、堤防強化したりと多重回路としての冗長性を持たせ、さらには船倉のようなセル構造(道路整備を考慮)都市になっていれば・・・・、被害を小さくできます。

この辺までいくと空想レベルかな。ただ、1次試験でも回路の勉強したと思いますが、破堤被害の確率もこれらの冗長性を持たせることによって、格段に小さくなります。

酔っ払いながらですが・・・思いつくまま書きました。以上です。


       

No.14329 RE:具体策について 投稿者:北の通行人 投稿日:2008/07/08(Tue) 19:07

皆様の返信を見ますとあらためていうことはないと思いますが、応用理学部門(地質)からの意見として参加させていただきます。

『ハザードマップの整備のようなソフト対策は建設分野の対応策なの?』とありますが、ハザードマップというソフトを例に挙げますと、ハザードマップを整備するには建設部門の知識も必要ですし、自然災害であれば応用理学的な知識も必要となってくるはずです。

建設部門だから「できる」「できない」という考えより、建設部門として「何ができるだろう?」という考え方をすると、もっと前向きな返答ができるのではないでしょうか?

ハザードマップにおけるハードとソフトの話をさせていただくと、それぞれを分離して考えるのではなく、ハードで足りない部分をソフトで補完する。逆に、ソフトで対応しきれないためハードで補完する。という関係だと思うので、ハードを整備する人はソフトを知り、ソフトを整備する人はハードを知る必要があると思います。

自然災害は、想像を絶する事象がしばしば起こるものです。ハードでの対応には限界があります。それぞれの部門の専門家が力を合わせて立ち向かうものだと考えます。

質問に対する回答ではないかもしれませんが、先方の説得のネタの一つとしていただければと思います。


       


No.14294 公立小中学校の耐震化について 投稿者:ryo 投稿日:2008/07/06(Sun) 11:09 [返信]

ニュース等で発表されているので皆さんご存知のことと思いますが、全国の公立小中学校の耐震化率は約60%となっています。

↓文部科学省のHP
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyosei/taishin/index.htm

鳥取、島根、茨城、北海道、高知、佐賀、長崎など高齢化と少子化で苦しんでいる自治体が耐震化率が悪いように思われます

義務教育の場なんだから、国が面倒みてくれるんではないのか?と思ったのですが、東海8都県は国からの補助が2/1、その他の県は1/3出るということになっています。

公立や県立の学校は、各地方自治体で面倒みろってことですね。 当然、地域によって格差が出るでしょうよ。ですが、学校って、災害があったときの避難所にもなるから、そこが壊れてしまったらどうしようもないと思うし、第一子供が集中して生活する場所が、40%は壊れるんです、と平気で公言してしまうのもどうかと思うのです。

こんなところでも、三位一体の影響が出ているのかとも思うのですが、これは地域格差が出ないように、国が早急に整備をすすめるべきだと思うのですが、どう思われますか?

あと、兵庫県南部地震でも学校の建物に被害がでたが、地震発生が早朝だったため生徒には被害が出ていない、と政治家のHPに書いていました。インターネットでいろいろ調べたのですが、どのくらい小中学校の建物に被害が出たのか、わかりませんでした。実際のところをご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください。


       

No.14296 RE:公立小中学校の耐震化について 投稿者:後がない 投稿日:2008/07/06(Sun) 12:53

私の息子が通う学区では耐震率が40%ということを最近知り、驚きと不安を感じました。

今は耐震工事の真っ最中ですが、やはりこれは非常に問題があると思います。

災害時の避難場所であり、次世代を担う子供達の安全・安心を確保するため、学校の耐震強化は高齢者への安全・安心以上に重要だと考えます。

個人的には、最重要課題として、今すぐ国や地域が一体となって耐震工事をすべきだと考えます。

これこそ、公共事業の「選択と集中」すべき事項だと考えます。

国や地域が多少の借金をしてでも、学校耐震化は必要です。
それでも予算がないならば、不足分を公表して、地域の合意の元、募金を集めるなどのも行うべきだと思います。地元企業からも募金を募るような良い方策はないでしょうか。

被害の実状については、少し調べてみます。


       

No.14322 RE:公立小中学校の耐震化について 投稿者:チューバ 投稿日:2008/07/08(Tue) 00:27

自助・共助による地域防災力の強化や減災の発想が重要で、市民として防災にかかわる技術士・防災士としてでできるときにできる範囲で地域で活動しております。でもやはり公助は必要不可欠です。

私の住んでる市でも小中学校の耐震率は悪かったのですが、数年前若い市長に変わり、H19年51%、H20年末70%、H23年には100%になる予定です。
大変厳し財政状況の中(平均よりだいぶ下)、他を切り詰め今年度20億円の予算を確保されています。これこそ政治家のやる気次第です。何を優先するかです。
何度もお会いし、雑談を交えて活断層の話や減災の重要性をアピールしてきました。市民の声も重要です。

一般的な市で予算がないから学校の耐震化が進まないと言ってるのは、他を優先しているからです。ただ、自分の任期中にそのありがたみが発覚することのまずないと思っている耐震化は、政治家にとってそれほど魅力的なものではないのでしょうか。
(中国の地震の影響で国の補助率が上がりそうなので少しは良くなるのでは・・・・)


       


No.14253 河・砂・海 専門について 投稿者:若輩者 投稿日:2008/06/24(Tue) 22:54 [返信]

いつも興味深くこのHPを拝見させていただいております。私は中央官庁の地方出先に勤める32歳の若輩者です。今年度、河川・砂防・海岸部門を受験する予定にしております。
専門問題について皆さんどのようにお考えですか?過去においては、新たに指針や法律の改正等があれば、そのことについて出題がされていますが、今年は何が出るか悩んでいます。
昨年度(H19)においては、
B−7 国や自治体の危機管理が間われるような大規模土砂災害の代表的災害形態と対策上の留意点について述べるとともに、土砂災害に対する危機管理体制の課題と今後のあり方について論ぜよ。 ← 平成19年3月 大規模土砂災害に対する危機管理のあり方について(提言)(河川局HPより)
B−8 砂防えん堤の機能について述べたうえで、透過型砂防えん堤の役割と計画上の留意点について論ぜよ。 ← 透過型砂防堰堤の技術開発の進展や河川砂防技術基準が改訂されたこと等により、平成19年3月、国土交通省砂防部は土石流対策と流木対策が一体化した「砂防基本計画策定指針(土石流・流木対策編)」および「土石流・流木対策設計技術指針」を策定し、公表しました。(河川局HPより)
B−9 平成19年4月に公布された海洋基本法のポイントを述べ、今後の沿岸域管理について、技術者の立場からあなたの考えを述べよ。 ← 平成19年4月27日に海洋基本法が公布された
が出題されています。
H20において、河川局のHP(記者発表)を一読してみましたが、目新しい話題を見つけることができませんでした。
よくわからないなりに記者発表の記事を拾いだしてみると、
H20.4  緊急災害対策派遣隊(TEC−FORCE)の創設
H20.3  ユビキタス情報社会における次世代の河川管理のあり方について
H20.3  高波発生メカニズムについて
等がありました。
このように特定の専門分野の予想問題の書き込みをするのは場違いでは?と言われるかも知れませんが、いろいろな人の意見、考え等を知ることができたらうれしいです。どうぞよろしくお願いいたします。


       

No.14254 RE:河・砂・海 専門について 投稿者:シンプル 投稿日:2008/06/24(Tue) 23:00

個人的な見解ですが、想定されるもの以外も含めて、過去問のすべてに対応できることが必要と思います。そればできれば、建設部門としては合格圏内といえるのではないでしょうか。

本来、たまたま想定があたって合格するよりも、各ジャンルについての自分なりの見解を持ち、それらを網羅した中での合格こそ自身の自信になります


       

No.14317 RE:河・砂・海 専門について 投稿者:江田島平八 投稿日:2008/07/07(Mon) 22:01

河川屋さんなら、結構、分析して予想している人もいますね。
http://blog.goo.ne.jp/garyou_engineer/e/cf986d7bb0024a6a72d43b17cebd37d7



建設一般も力を入れて予想しているみたいですよ。
http://blog.goo.ne.jp/garyou_engineer/e/6dfb7bf907f51e14fde8da95814a04eb

http://blog.goo.ne.jp/garyou_engineer/e/7a8b6c5186142a237cbab1a9d64e0734

総監も多少あるみたいです。


       


No.14300 環境部門 - 一次試験の過去問集&参考書 投稿者:ピーン 投稿日:2008/07/06(Sun) 18:23 [返信]

環境部門の一次試験を受けるのですが、
過去問集や環境白書以外の参考書はみなさんどのようなものをお使いですか?
いくつかの書店を回ってみたのですが、品揃え自体がほとんどなく、ネット検索しても本の内容が詳しくはわかりません。皆さんはどのようにされているのでしょうか?


       

No.14304 RE:環境部門 - 一次試験の過去問集&参考書 投稿者:APEC 投稿日:2008/07/07(Mon) 09:19

サイトの参考図書のページをご覧ください。

       


No.14269 総合技術監理 予想 投稿者:イソシギ 投稿日:2008/07/01(Tue) 11:15 [返信]

総合技術監理の予想問題は、どのように想定されますか?CSR、危機管理、コーポレートガバナンス?

       

No.14271 RE:総合技術監理 予想 投稿者:なまけ者 投稿日:2008/07/01(Tue) 18:59

なかなか予想するのは難しいですね。

これまでの傾向より、題意に対して回答する業務を経歴の中から選択する。

そして、5つの管理の視点から課題抽出して、課題解決に当たってネックとなる問題点を設定する。

次に、問題点を解決するためのあるべき方向と具体的施策を述べる。


皆さん、青本を読込まれて、論文作成についてもかなり訓練されていると思います。しかも、相対評価です。

非常にハイレベルの争いになると思います。


       

No.14272 RE:総合技術監理 予想 投稿者:PDCA 投稿日:2008/07/01(Tue) 20:00

総監の試験では、予想問題を事前に想定して準備するよりも、5つの管理について、総監の考え方を叩き込むことが重要であると思います。

なぜなら、昨年BCPという予想外の問題が出て、BCPについて用語の意味しかわからなかった人でも、たくさんの人が合格しているからです。

合格論文をたくさん読んで、その中から使える文および文章をたくさんピックアップして、それを5つの管理に分類して頭に叩き込んでおく。試験当日は、叩き込んだものをうまく組み合わせて、題意に沿って書いていけばいいと思います。


       

No.14282 RE:総合技術監理 予想 投稿者:総監初受験 投稿日:2008/07/02(Wed) 16:40

APECさんのセミナーでは4つの練習問題が出ました。どれも質が高くてタイムリーでした。
リンクの関係か何かで公開するつもりはないというようなことを仰っていたので、受講者特典の貴重な予想問題をいただき感謝しています。
いただいたエッセンスを消化して総監の頭を作って、がんばります。


       

No.14295 RE:総合技術監理 予想 投稿者:見習い総監 投稿日:2008/07/06(Sun) 11:15

すでにいくつかの予想をたてているならば、それぞれの案件について、総監技術をどのように駆使して解決するかを、骨子法やマインドマップなどで整理しておけばよいと思います。

ただし、なまけ者氏が述べられたように、試験は相対評価だと思われるので、とおり一辺倒の解決策とならないよう注意する必要があるでしょうね。


       


No.13972 勉強法 投稿者:ふーちゃん 投稿日:2008/05/28(Wed) 22:40 [返信]

ちょっと不安で書き込みをさせていただきますが、
皆さんは筆記試験の勉強方法は具体的にどのようにされていますでしょうか。

私は、とりあえず国土交通白書を読んでいますが、
なかなか頭に入らないため、自分で問題を想定して、骨子を考えるやり方に変えようかなと思っています。

もし、よろしければご意見をお聞かせください。

私の場合、いろんなことがあって、日々終電の状態です。土日も5時間程度の勉強時間となってしまっており、平日も電車の中の往復2時間程度です。
こんな状態で合格できるのか不安です。

ちょっと愚痴めいた書き込みですみませんでした。


       

No.13976 RE:勉強法 投稿者:あく 投稿日:2008/05/28(Wed) 23:25

要点を押さえられれば、それだけの時間を費やせるなら十分ですよ。強いて言うならば読むだけでなく、書く練習に時間を振る事でしょう。
白書については部門によりけりですね…自分が殆どかえりみない応用理学なもので


       

No.13978 RE:勉強法 投稿者:南国 投稿日:2008/05/29(Thu) 00:15

十分だと思います。

がんばってください。

私の場合は、やる気が起こった日は8時間くらい
やりますが、そうでない日はあきらめてしません。

それでも、2年かけてやっと合格しました。

マイペースです。


       

No.13979 RE:勉強法 投稿者:まーぼ 投稿日:2008/05/29(Thu) 01:49

ふーちゃん様へ
私も同じ気持ちなので、不安はよくわかります。
勉強を始めて約2ヶ月。先日、自分の実力を確かめるため、資料を何も見ないで答案用紙と向き合いましたが、結局何も書けなかった。
あと66日。焦りを感じていますが、現在はAPECさんの紹介されている骨子法を試み、少しだけ不安が解消されたような気になっています。
考え方を変えれば、あと2ヶ月以上もありますよね。焦らずに、少しずつを積み重ねていけば、期待できそうな気がします。
お互い頑張りましょう


       

No.13980 RE:勉強法 投稿者:ふーちゃん 投稿日:2008/05/29(Thu) 10:12

皆様ありがとうございます。

私は、人よりも時間を掛けないと頭に入らない人なんで焦ってしまうんです。

でも皆さんの声を聞けてちょっと元気がでました。これからまだまだ忙しくなりそうで、試験までどれだけ勉強ができるか不安ですが、頑張っていきます。


       

No.13990 RE:勉強法 投稿者:梅雨前線 投稿日:2008/05/31(Sat) 08:59

若い社員のレポートや報告書を見て常々感じること
ですが、とにかく文章表現・構成が拙い。
試験合格に特化した勉強をするのもいいですが、精緻な表現や構成された学術書に触れないと、及第点はもらえません。
頑張ってください。


       

No.14027 私の場合 投稿者:morinokuma3715 投稿日:2008/06/03(Tue) 23:17

平日は文章を書いてトレーニングする余裕はありませんでした。
通勤途上と昼休みを利用してもっぱら読書です。(梅雨前線さんが言われているよい学術書もよいですが,市販本,分野に関係のない書物も併せて読むと見識が拡がります)
土日は,時間が空いた時に過去問の骨子を作ることに専念してました。もっぱら文章を「仕上げる」訓練は試験一ヶ月ほど前だったでしょうか。もっぱらブログや社内の報告書,メールなどでなるべく字数を意識した文を書くように意識してました。手を動かしていないのでちょっとズルですね。
でも,文字数カウンタというフリーソフトで字数を数えて・・・(Wordのプロパティで字数を数えてもよいです。)
「字数の感覚」をつかむ訓練をしてました。
仕事の中でも工夫をすればちょっとは訓練できますよ。

参考になりましたでしょうか。
頑張って下さい。(363文字/8文)


       

No.14052 RE:勉強法 投稿者:空 投稿日:2008/06/05(Thu) 22:07

私も不安です。
過去問題を読んで理解はしているのですが、いざ書こうと思うと頭から文字が出てこないのです。
書いて練習しても、数日経てば忘れたり、他の問題を覚えていると依然覚えた物を忘れる状態です。
最近、すこし滅入っています。
私の場合、年齢もあるので記憶力がなくなってきているのは確かです。
けど、諦めたら終わりなので何とか踏ん張ろうと思い掲示板に書き込みました。


       

No.14055 空さんへ 投稿者:morinokuma3715 投稿日:2008/06/05(Thu) 22:41

記憶力の有無はあまり関係ないと思います。設問を読んで「何を答えればよいか?」を判断する能力、スキルが必要だと考えています。
私は昨年機械部門で受験しましたが、過去問と全く同じ設問が出ていました。
その設問に対して、自分の論文を作る練習までしたのに、当日はすっかり忘れていました。
そこで、頭をまっさらにして骨子表を書き、改めて論旨を組み立て直して論文にしました。
後で自分の練習した論文と比較しましたが、仔細は違ったものの、骨子はだいたい同じでした。自分の意見さえはっきりしていれば、記憶力はあまり関係ないと思います。
頑張って下さい。


       

No.14057 RE:勉強法 投稿者:APEC 投稿日:2008/06/05(Thu) 23:40

頭に入らないということは、表面的に理解しようとしている(字面だけ覚えようとしている)ことの兆候ですから、勉強法を変えたほうがいいと思います。無理して頭に入れても、ちょうど日本史の勉強で、「いいくにつくろう」みたいにして年と出来事を暗記しても当時の世の中の流れや動きが理解できていない状況と同じです。
世の中の出来事は、科学的な事象であれ社会的な事象であれ、原因と結果、あるいは原因と結果としての問題点と今後の対処など、関連性が必ずあります。これをまずつかむといいのではないでしょうか。
具体的にはいろんな方法があります。単純化して原因と結果あるいは対応施策に整理するなら骨子表でもいいでしょうし、さらに複雑な関係だと、マインドマップなどでもいいでしょうし、週刊誌などによく出てくる人間関係の相関関係図みたいなものでもいいかもしれません。そのあたりの整理ツールはいろいろあります。

大事なのは、個々の現象とか施策といった字面的なものよりも、そのベースとなる大きな動きや流れ、根幹的な因果関係などを理解することだと思います。

白書も「国民向け」という意識があるせいか、昔に比べれば随分やわらかく読みやすくなったと思います。


       

No.14066 RE:勉強法 投稿者:PDCA 投稿日:2008/06/06(Fri) 21:58

仕事が忙しくて時間がない場合、合格する確率は低くなると思います。
この試験は「要領の良さ」も重要でしょうけど、「勉強量」も非常に重要です。
その辺はシビアに結果が出る試験だと思います。

私は終電で帰って、どんなに眠くても、最低30分は文章を書くようにしていました。
土日は5時間くらい書き続けていました。
試験直前には腱鞘炎寸前になっていました。

その結果、建設も総監も一発で合格できました。


       

No.14067 RE:勉強法 投稿者:多発合格 投稿日:2008/06/06(Fri) 23:12

年間で二桁に届かず、ほとんど事前学習をしていませんでしたが、それでも合格できてしまいました。
技術的な知識は最低限の基礎を押さえていただけなのに対し、応用は日々の仕事を通じた経験と作文力が効いたと思います。

新制度ではそんな事も有り得るということで


       

No.14068 RE:勉強法 投稿者:空 投稿日:2008/06/06(Fri) 23:20

空です。
合格している方としていない自分の差が理解できたように思います。
「成せば成る成せねば・・・」で努力してみます。
ご意見ありがとうございます。
少し、気が紛れたように思います。


       

No.14084 RE:勉強法 投稿者:カイザー 投稿日:2008/06/07(Sat) 16:49

確かに、記憶することやそれを表現して言葉にすることって難しいです。
日頃、報告書等を書いている業務だといいですが、私のような中小企業の施工管理者だとそのような業務が
ありません。
APECさんをはじめみなさんの、掲示板での文章力もすごいと思います。
諦めずに、日頃から意識して文章を書き、知識向上に努めて行くしかないですね。


       

No.14091 カイザーさんへ 投稿者:morinokuma3715 投稿日:2008/06/07(Sat) 23:29

私もあまり文章力・表現力に自信はありません.

でもある方から面白いお話を伺いました.
「忙しくしているエライ人に自分の言いたいことを的確に伝えるにはどうしたらよい?時間はないよ.でもできる.エレベータに一緒に乗って,30秒で要旨を伝えれば良い.それには訓練が必要.」と.
どうやらどこかの小説か映画の受け売りのようなんですが,的を射たお話だと思いました.

さて,30秒で言いたいことを伝えられるか?「言いたいこと」,これが「骨子」にあたる!!と考えています.短く端的に,しかし本質はぶれてはいけない.

仕事柄文章を書くことがない,のならば常日頃の「会話」の中で少し「骨子」を意識したらどうでしょう?
さすがに毎日黙って仕事はしないですよね・・・(笑)
またメールや掲示板での書き込みも練習の場になります.

やっぱり駄文ですね・・・(爆)


       

No.14094 RE:morinokumaさんへ 投稿者:カイザー 投稿日:2008/06/08(Sun) 10:32

貴重なアドバイスありがとうごさいます。

なるほど、日頃の訓練は必要ですよね。

それと、会話では相手の表情や動作で読み取れますが

文章にするとなると、本筋がぶれてしまうとわからな

くなってしまいます。

日頃の日常てきなことから、骨子法を意識した会話や

文章を心がけたいと思います。

確かに、時間が長ければよいものではありませんね。

エレベターの中の30秒を意識したいと思います。


       

No.14095 RE:勉強法 投稿者:くりろう 投稿日:2008/06/08(Sun) 11:07

文章づくりを記憶に委ねるスタイルは、以前の答案づくりには少し有効でしたが、
これだけで合格しても達成感は低い(本当に技術士なんだろうか?と自問する)のではないですか?

断片的な記憶(知識)を組み合わせて論文にする。その時に新しい展開も思いつく。
不足する部分があるかもしれないけど、もしかするともっと良いものに仕上がる。
記憶は知識の集積として必須ですが、それをそのまま書いていくのは人間ワープロです。
正しい知識はイメージや空間認識で取り込んで、記述にはそれらを上手く組み合わせるようにしています。
記憶だけではダメです。使い方が大事です。

※余談
本講座:「受験申込支援講座」で受講された方へ
今回の「筆記試験支援講座」は講師になっていません。
もし、問い合わせが必要な場合、以前の指導アドレスは迷惑メールが多くなってきたので、アドレス変更をしています。
APECさんに教えてもらって下さい。


       

No.14275 RE:勉強法 投稿者:のなめ 投稿日:2008/07/01(Tue) 23:04

わたしも今年二次に挑戦しますが、なかなか勉強らしきことができません。
掲示板見て気分高めるのが精いっぱいですが、日頃文章を書くことも少ないので、書くときには骨子法を意識して書けるようにしようと思います。

仕事の中に勉強を取り入れられれば一石二鳥ですがね。


       

No.14288 RE:勉強法 投稿者:技術士・弁理士 投稿日:2008/07/04(Fri) 00:07

論理的な文章を書く場合は、文章構成は必須だと思います。

これは何も試験勉強に限らず、普段の仕事でも必要なのではないでしょうか。

もちろん、レポート文書には論理も何も必要ないかもしれませんが、相手を納得させる文書を書く際にはある程度の論証は必要です。

普段の文書作成において、
・題意を把握する
・結論を意識して、論理的な流れで項目を立てる
・主張(意見)と裏づけ(事実)をペアにする
を考えてみてはいかがでしょうか。

インプットは、なるべく幅広い知識を身に付けることが肝要でしょうね。

「覚える」のではなく、「考える」ようにすることも必要だと思います。


       

No.14291 RE:勉強法 投稿者:KATANA 投稿日:2008/07/05(Sat) 13:00

週20Hを目標に工程を組みました。
5月のうちは、計画的に問題を作成したり
資料を集めて準備していました。
回答を作成し始めたら仕事が忙しくなり
中だるみの状態で現在に至ります。
あと1箇月もないのであせっています。
やまを貼るしかないですね


       


No.14277 科学技術文章の文章の書き方について 投稿者:yuu 投稿日:2008/07/02(Wed) 00:18 [返信]

二次試験1ヶ月前に低レベルな質問ですみません。
基本的なことで申し訳ないですが確認させて下さい。下記のようなルールがあるようですが、これらを守っていない解答論文はやはり不合格となるのでしょうか。
(よく使いそうなものを列挙します)
@接続詞はひらがな表記する
 および、ならびに、また、したがって、さらに、ゆえに
A形式名詞はひらがな表記する
 〜したうえで、〜ということ、〜など、〜のほうがよい
Bひらがな書きする副詞
 すべて、いかにも、なお、なぜ

また、"(1)"は1マスで書くべきですか、それとも1マス半でかくべきですか?私は1マス半が見やすいと思いますがどうでしょうか。


       

No.14278 RE:科学技術文章の文章の書き方について 投稿者:れべりく 投稿日:2008/07/02(Wed) 01:09

『答案を読む試験官が読みやすいこと』 − これが肝要だと思います。副詞や接続詞の周囲が漢字表記だらけであるなら、ひらがな表記を取り入れたほうが目が疲れないように感じます。

       

No.14280 RE:参考までに 投稿者:つったん 投稿日:2008/07/02(Wed) 12:54

技術論文では副詞、接続詞等は「ひらがな」が原則だと思います。
ただし(但し)、私の場合、下記のような文字は慣例的に漢字で書きます。
副詞のうち、「とくに(特に)」「きわめて(極めて)」「もっとも(最も)「まったく(全く)」etc.
接続詞のうち、「および(及び)」「ならびに(並びに)」「ただし(但し)」etc.
一方、漢字にしないものは、
副詞:「いったん(一旦)」「ほとんど(殆ど)」「さらに(更に)」「いかに(如何に)」etc.
接続詞・連体詞:「あるいは(或いは)」「したがって(従って)」「ゆえに(故に)」「いわゆる(所謂)」etc.
これで過去に合格しております。

また、原稿用紙のマス目の使い方にもshallはないと思いますが、一般には「ひらがな」「カタカナ」は1文字1マスを原則とした方が良いと思います。但し、「カタカナ」でも生物の種名等で長い単語の場合は、臨機に2文字1マス(または3文字2マス)と表記する方が見やすいと思います。
同様に、よく質問されることですが、算用数字やアルファベットは1桁1マス、2桁1マス、3桁2マス・・・等々、臨機に判断されると良いでしょう。
但し、アルファベットの場合でも略字は、1文字1マスが原則かと思います。たとえば、NPO、ITS、IPCC(これは2〜3マスでも良いかな)、CO2(2マスかな)・・・

れべりくさんも仰っていますが、要は「読みやすいこと」です。
筆記試験は題意にしっかり解答することであり、このような表記方法はある程度原則に則っていれば、さほど重要視はされないと考えます。


       

No.14283 RE:追伸 投稿者:つったん 投稿日:2008/07/03(Thu) 12:38

yuuさんのご質問に全てお答えしておりませんでした。

A形式名詞
これも見やすさ優先で良いかと思いますが、あくまで私の場合です。
〜した上で、〜ということ、〜など(等)←文章構成によって使い分け、〜の方がよい

(1)は、下記のような使い分けをします。
見出しNo.の場合は、3マス。但し、長い見出しを1行で収めたい場合にはこれで調整します。その場合、当然のこと論文内で統一します。

また、文章中の場合は、1〜2マスとします。
なお、文章中にとじ括弧「)」が行の最初にくる場合は、前行の最後の文字と同じマスに入れます。
句読点と同じですね。

以上でお答えになりましたでしょうか?


       

No.14284 RE:科学技術文章の文章の書き方について 投稿者:yuu 投稿日:2008/07/03(Thu) 19:44

れべりくさん、つったんさんアドバイスありがとうございました。
いただいたアドバイスを私なりに解釈しますと、「読みやすいように使い分けろ」ということですね。
〜等、〜及びはよく出てきますが、感覚(読みやすいかどうか)で漢字とひらがなを使い分ける必要があるんですね。
文献等を読んでいても、漢字が結構使われています。
上の文章でひらがなだと読みやすいでしょうか。

文献などを読んでいても、漢字が結構使われています。

「等」の方が読みやすいように思うのは私だけでしょうか。


       

No.14286 RE:科学技術文章の文章の書き方について 投稿者:morinokuma3715 投稿日:2008/07/03(Thu) 22:36

ちょっと題意からそれますがご容赦下さい。
「〜等」の使い方について話が出たので、便乗します。

技術系の文章では「的確な表現」が求められます。
従って、私はなるべく
「〜等」「〜性」「〜的」「〜化」「〜と思う」
という言葉を使わないようにします。

これらの表現を多用する文章をよく見かけますが、意味がぼけやすいです。この5つの言葉を使わないように文章を書いてみると、かなり論旨がはっきりした文章が書けるようになると「思います」(笑)


       

No.14287 RE:科学技術文章の文章の書き方について 投稿者:技術士・弁理士 投稿日:2008/07/03(Thu) 23:57

読みやすい、読みにくいは年齢にもよるのかもしれません。
年配の方は、きっと漢字を使っている方が読みやすいかもしれません。

そして、本試の採点者はというと・・・、自ずと答えがでてきそうですね。

私も昔は「および」や「または」はひらがなを使ってきました。
でも、最近は漢字を使っています。
これらをアクセントとして考えると、漢字の方がしっくりとくるからです。
どういう意味かといいますと、A、B、Cを並べるときに、「A、B、及びC」とする方が、「A、B、およびC」とするよりも、これらが並列関係にあることが強調されると考えるからです。

といってもまあー、好みの問題かもしれません。


       


No.14188 短期合格 投稿者:たまご 投稿日:2008/06/17(Tue) 22:53 [返信]

合格率うんぬん投稿の論点が変わってきていたので新投稿にしました。
私は、前回上下水で合格しました。
30すぎなので比較的はやい方だと思います。
さて、私の勉強法は、2週間前から、コレと思う問題(解答)及びキーワードを丸暗記。10個ちょっと論文憶えていきました。
ここでのセオリー無視ですが短い勉強時間で合格の確率アップするには最適と思ってます。
ただし、当たりを引くのに何年もかかる場合もありますが・・
最高の技術者になるための近道は無いのでしょうけど試験に合格するだけなら近道もあるのでは?
今年は総監受験予定です。どなたか、短時間勉強で合格した方、必勝法をタダで教えてくれません?


       

No.14192 RE:短期合格 投稿者:PDCA 投稿日:2008/06/18(Wed) 00:26

たまごさんの場合は、2週間で合格したわけではなく、それまでに合格にほど近い実力があって、最後にちょっと勉強して合格できるレベルに達した、ということだと思います。

勉強時間については人それぞれ考え方が違います。例えば、
・試験のためにやった勉強のみを勉強時間とする
・日常業務を行いながら自然と知識が身に付いた場合、それは勉強時間に含めない
などです。

重要なのは、「合格できるレベルに達しているか、問題に対して何も見ないで解答がスラスラ書けるか」ということだと思います。


       

No.14259 RE:短期合格 投稿者:のなめ 投稿日:2008/06/29(Sun) 15:47

合格レベルにあることですね。

わたしは技術士なんて難しくって受ける気がなかったのですが、会社で言われ渋々受けていましたが、何回か受けているうちに、自分の実力なんだなぁと感じるようになりました。
去年やっと1次合格して、今年は2次試験に挑戦しますが、なにを勉強していいのかもわかりません。
ただこのHPは大変勉強になりますし、掲示板見ているだけでのかなり自信が出てきます。
やはり合格レベルにいるはずだと思って取り組むのと無理だけどやるかというのでは結果も違ってくると思うので、試験は自分が受からないはずがないと思って受かるようにしています。

あまり参考にならなくてすみません。


       

No.14260 RE:短期合格 投稿者:チベット人 投稿日:2008/06/29(Sun) 18:53

 短期合格にこだわるのは、技術士が最終目的のかたと、通過点の方の違いだと思います。誰しも、同じ試験何度も受験したくないですよね。資格マニアは、別として。

       

No.14261 RE:短期合格 投稿者:総監初受験 投稿日:2008/06/29(Sun) 23:52

短時間勉強ではありませんが、本日APECさんの講義を受けてきました。
総監があまり理解できず、霧の向こうにぼんやりしている感じでしたが、目から鱗どころかAPECさんが霧を次々と吹き飛ばし、向こうがはっきり見えた気がしました。
ペースが速くメモを取るのが間に合いませんでしたが、これから録音を聞き返し、またまとめます。
ともかく総監のエッセンスを頭から浴び続けたような、圧巻の3時間でした。


       

No.14268 RE:短期合格 投稿者:シンプル 投稿日:2008/06/30(Mon) 19:54

私は、来年度総監を受験しようと思っています。実は、これまで総監自体にあまり興味がありませんでした。なぜなら、ずっと専門職としての継続研鑽が重要で、技術士を取得してからこそ、専門分野に専心しようと考えていたからです。

しかし、複眼的思考の重要性(専門外の人の意見、素人の意見でさえ案外使えることもある)や、そろそろ管理業務になるかもしれないことなどを踏まえ、業務の中で総監を意識しながら、取り組もうと思っています・・・。

APECさんの総監HPを読みながら、なんとなく総監技術が何たるかを垣間見ることができました。

各種業務にあたって、トレードオフ事項も多いし、感覚的にスパッと結論がでる場合はよいのですが、二者択一できずどうしようか迷う判断もあります。足して二で割れば安易に過ぎますし、相乗効果を持たせる判断もあるでしょう。原理原則に立ち返って、いずれか一方に決断する場合もあるでしょう。また、素晴らしい答えはなくても、小さいことを積み上げて、最適解とすることもあるのかもしれません。

その辺を、ゆっくりと学習と実践で、積み上げて生きたいと思います。


       


No.14175 応用能力について 投稿者:ゴーオンレッド 投稿日:2008/06/17(Tue) 09:58 [返信]

皆さんご存知のとおり、専門試験では応用能力が評価基準になっています。
そこで質問したいのですが、専門問題で応用能力を示すには、どのようなことに注意して解答すればよいのでしょうか。
ご教授のほど、よろしくお願いします。


       

No.14237 RE:応用能力について 投稿者:くりろう 投稿日:2008/06/23(Mon) 16:36

応用能力とは、会得した知識(教育+経験)を上手く使って課題解決する能力です。
つまり、(1)〜(3)のような構成です。
1)基礎〜専門の知識がある
2)(1)に基づいて当面の問題点を抽出でき、具体的な対策の提示ができる
3)(1)〜(2)に至るプロセスが論理的に順序よく示すことができる。
答案ではこれを文字や図、表などで判りやすく表現し“多少の自己経験を含める”
・・・という感じで書き上げると良いと思います。

では、逆説的に“応用能力がない”ということで考えてみましょう。
知識はあるが「使い方を知らない」ことが“応用できない”ということです。
事例を挙げて考えましょう。液状化対策にしましょうか・・・
4)知識は豊富なので現象の理論や問題点は良く判っている
5)事業にはB/Cが要求される・・・(技術士業務に必ず付きまとう現実)
6)調査法や対策は知識として沢山知っている
7)現地に合うものや範囲を(6)から選択できない
このような(4)〜(7)のケースが応用能力に欠ける場合です。
原理を詳しく説明した後に、知っている限りの調査方法や対策工法を書いてもダメということです。
イソップ物語の「狐と猫の危険な場合の逃げ方の会話」みたいな感じです。

使い分け・・・、つまり、「現場はこうなんだから“アレ”を使って物性を求め、
結果値は「バラツキ」があるから、こういう対策には○○工法を用いて管理施工する」
といった具合でしょうか?
“理論は詳しくても実践での使い方が判らない”ということは=“技術士にふさわしくない”となるのです。
専門問題は仮想現場の課題解決が多いので、経験も多少入れて(1)〜(3)をまとめると良いと思います。
経験オンリーの論説では論理的な部分が不足するのでチェックされます。


       

No.14241 RE:応用能力について 投稿者:TKC 投稿日:2008/06/23(Mon) 23:37

ゴーオンレッド様
TKCと申します。ちなみにうちの子供はゴーオンレッドとブルーが好きだと言っていました。(関係ありませんでした。スミマセン)

技術士に求められる応用能力とは、『現場適応・実践能力』とでもいうべき、“理論を正しく理解したうえで実践に活用することが出来るか”が問われているのだと思います。(かく言う私は・・・それほど自身がありません。)
私は経営工学しか受験経験がありませんので、もしかすると部門別にクセのようなものがあるのかもしれませんが、理論を現場で活かすことができるかどうかは、《経済的視点》を持っているかということではないかと思います。
正論で言えば○○だけれども、採算度外視で実行するのはエンジニアのやることではなく、テーマ(課題)を実現するために解決しなければならない問題点を正しく把握し、それを経済的視点を取り入れながら、数ある理論の中から最適手法を選択する。(逆に、その方法を選んだのは、その方法の特徴が△△だから)
といった感じでしょうか。

技術士試験と言わず、日々の業務の中でも大切なことと思い(自分に言い聞かせ)、日々精進しています。
お互いがんばりましょう。


       

No.14244 RE:専門知識を持っていて、それを使いこなす能力 投稿者:イマジン 投稿日:2008/06/24(Tue) 06:01

応用能力とは、「専門知識を持っていて、それを使いこなす能力」だと解釈しています。
ズバリ!技術士新制度「建設部門」の攻略法(http://www.proengineer.jp/book/isbn978-4-88538-337-3.html)では、新制度の専門論文における「応用能力の問われかた」を下記の例で説明しています。

平成18年度の出題
「あなたの専門とする立場から、鋼構造物の防食技術を3つ挙げ、適用上の留意点について述べよ」

これを応用能力を問う問題に変えると、こうなります。
「都市部で海岸に近いところに鋼構造物を建設しようとしている。適用する防食技術を選定する上で、検討すべき選択肢と技術的問題について述べよ」

平成18年度の問題であれば、「選択科目に関する専門知識」だけで答案作成が可能です。
独立した知識として、塗装、耐候性鋼材、常温金属溶射、溶融亜鉛メッキ、ライニング、電気防食などの防食技術のうち3つについて、留意点を各1枚書ける知識量があれば、この設問で60点を取ることが可能でした。
しかし、下の問題に答える上では、塗装・・・電気防食などの「選択科目に関する専門知識」を持っているだけではなく、条件に合わせて使いこなす「応用能力」が必要です。この例では、「都市部」→「景観性」、「海岸に近い」→「塩分に対する耐久性」と複数の異なる要求があり、これを同時に、あるいはバランスよく解決する能力が必要です。
このように、専門知識を持っていて、それを使いこなせるかを試すような出題になるのではないかと思います。


       

No.14248 RE:応用能力について 投稿者:APEC 投稿日:2008/06/24(Tue) 08:57

サイトにも掲載してあるように、技術士試験の選択科目における「応用能力」の確認方法は、「新たな知見の構築・今後新たに遭遇する可能性のある状況に対して、知識や経験に裏打ちされた実現可能な具体的対応策が提示できること」です。
額面どおりにとると、提示された課題(=新たな知見の構築・今後新たに遭遇する可能性のある状況)に対して、
知識や経験に裏打ちされた
 ・・・・思いつきでないこと、根拠があること、理論的裏付けがあり試行錯誤・経験則でないこと
実現可能な具体的対応策
 ・・・・実現性が判定できる程度に具体的な提案になっていること
の2点が満足されていることが必要だということですね。

これらに加え、サイトでも強調している4つの評価尺度、
 (A)課題を整理し、その解決に至る上での問題点を的確に抽出できる
 (B)問題点に対応した的確な解決策を提示することができる
 (C)その解決策は実現可能で、かつ多様な視点から提案されている
 (D)これらのことを、根拠付け、論理立てて考えることができる
を満たしていればA評価だということだと思います。


       

No.14250 RE:応用能力について 投稿者:はじめまして 投稿日:2008/06/24(Tue) 12:30

初めて投稿します。
私は,昨年はじめてこのHPを拝見して二次に合格しました。
不合格時代は「応用能力」の意味が分からず,勤務先の上司等に伺っても明答に出会えず苦しみました。
そのためゴーオンレッドさんの質問の気持ちがよく判ります。
APECさんのHP上での教授に従い,自分なりに新聞の論説や日経コンストの話題に対して課題抽出・提案・根拠付けを行う練習を行い無事合格に漕ぎ着けました。
遅ればせながらAPEC様ありがとうございました。


       

No.14251 RE:応用能力について 投稿者:APEC 投稿日:2008/06/24(Tue) 13:22

はじめましてさん、おめでとうございます。
そういうお話を聞くと本当に嬉しいですねえ。
ぜひ後に続く人たちにそのスキルを伝えていってください。


       


No.14134 指導合格率 投稿者:論文添削 投稿日:2008/06/15(Sun) 10:06 [返信]

 はじめまして、お尋ねしたいのですが。
各受験指導機関が、受講者の合格率を発表してます。
それって、例えば建設部でいうと全国平均だと17パーセントに比べで25パーセントとらいだと、さほど大した指導実績ではないですよね。試験会場なんかには、沢山人来てますが、勉強しなくて来る人も沢山いたりして。


       

No.14135 RE:指導合格率 投稿者:APEC 投稿日:2008/06/15(Sun) 11:38

お尋ねになりたいことがよくわからないのですが、何をお聞きになりたいのかもう一度書いていただけないでしょうか。

       

No.14136 RE:指導合格率 投稿者:PDCA 投稿日:2008/06/15(Sun) 11:54

合格率はあまり参考にならないと思います。

なぜなら、合格できるレベルに達していない(勉強時間が足りない)受験者がたくさんいるからです。

私の周りに関して言うと、十分に勉強した人の合格率は8割くらいで、残りの2割は勉強はしたけど、「技術士論文とはどういうものか」を十分に理解できていない、もしくは、「技術士とは」という根本的なところが理解できていない人です。


       

No.14137 RE:指導合格率 投稿者:くりろう 投稿日:2008/06/15(Sun) 13:00

有料講座の「受講者の合格率」はある程度判ります。
それが講座のアピールポイントになることは、商業的見地から理解できると思います。
逆に言うと、受験希望者に示す具体的数値はそれしかないわけです。

考え違いをしてはいけませんので一言述べます。
指導合格率が40%の講座を2〜3年間受講すれば、100%合格するということではありません。
技術士になろうと努力するとき受講すれば、独学でゼロから試行錯誤するより合格率は高くなるということです。

25%の合格率が高いか低いか・・・
平均より約10%高いので「指導効果はある」と解釈して良いかもしれませんが、それだけで講座の善し悪しを判断するのは得策とは言えません。

指導講座や平均合格率を色々考えるより、
どの分野のどんな技術士になるか?
試験に合格するためにどうすればよいか?
などを考えた方が、あなた個人の合格率は上がると思いますよ。
合格率は分野・年度で少しづつ違いますから。


       

No.14138 RE:指導合格率 投稿者:ハマーン 投稿日:2008/06/15(Sun) 13:13

有料講座だろうがSUKIYAKI塾だろうが、受講して合格に近くなることはない。

本人の熱意がなければ、のれんに腕押し。


       

No.14139 RE:指導合格率 投稿者:しがない技術者 投稿日:2008/06/15(Sun) 16:44

論文添削さんが訊ねられているのは、有料講座を受講する価値の有無でしょうか?だとしたら、その人の現在のレベルに大きく依存すると思います。
講座で得られる情報には、受験テクニックや技術および受験情報などありますが、これらを効率良く学習するには講座は有力だと思います。
 しかし、これらの情報の多くは書籍やインターネットで得られるものがほとんどです。
たとえ学習不足の人がいくら情報を得たとしても、身に付けるには時間が必要です。有用な情報でも、その人のレベルにより吸収できない場合も多々あると思います。つまり、有料講座を受講するのであれば、それなりの努力をしてからの方が無駄金を使わずに済むのではないでしょうか。
私自身、2年連続別々の有料講座を受講し、何とか2回目で合格できました。1年目の講座が全くの無駄だったとは言いませんが、独学でも結果は変わらなかったと思っています。それは1年目の講座が悪くて、2年目の講座が良かったのではなく、ただ自分の学習が足りていなかったことにつきます。
せっかく、お金を払うのであれば、ある程度実力をつけてから受講することをお勧めします。


       

No.14140 RE:指導合格率 投稿者:九州人 投稿日:2008/06/15(Sun) 18:50

論文添削さんへ
論文添削さんの聞こうとされていることが、全くわかりません。
そうでないと、的確な回答ができません。
質問の真意を知りたいです。
もう一度、質問を書いて頂けないでしょうか。


       

No.14141 RE:指導合格率 投稿者:論文添削 投稿日:2008/06/15(Sun) 23:06

 言葉足らずですいません。とどのつまり、合格率が低い受験機関はあまりよくないと言うことになりませんか。総論で、勉強レスだと答えられても仕方が無いので。因みに、添削指導している既得者がたまたま本番の試験で65点くらい取れて合格したとします、そう言う既得者のかたに添削を受けて仮に合格点のA評価をもらっても、65点以下の実力の評価となりませんか。

       

No.14142 100%の論文とは? 投稿者:morinokuma3715 投稿日:2008/06/15(Sun) 23:20

つまり論文添削さんの言いたいことは、ぎりぎり合格した程度の技術士さんの指導を受けてもそれ以上の点数には到達しない、という理解で正しいでしょうか?
そして合格率の低い指導講座は避けた方が良い、と言うことでしょうか?
それは誤りです。
まず、100%の論文を書ける方、がいらっしゃるのかどうかすらどのように判定されるのかがわかりません。
それと、「実力のばらけた」受講者によって合格率は変化します。

合格した技術士さんのレベルに格差があるのは当然ですが、指導に長けている方、専門知識に長けている方、色々特色があります。

例に挙げられたような、65%のレベルの論文(しか?)書けない技術士さんの指導を受けても、受講者が65%のレベルの論文を書ければ合格します。
もちろん自己研鑽を積めば、それ以上のレベルに到達することは可能です。

要は自分次第・・・・です。論文を書くのは自分ですから。
己を信じて、かつ指導者の言うことも「参考にしながら」頑張って下さい。


       

No.14143 RE:指導合格率 投稿者:バル 投稿日:2008/06/16(Mon) 00:02

65点しか取れなかった技術士の指導であったとしても、論文添削さんの評価が65点しか取れないということはないと思います。なぜなら、指導技術士の意見をすべて鵜呑みにする訳ではないのでしょうから…
もっともだと感じれば従えばいいのでしょうし、もう少し改良の余地があると感じれば自身で試行錯誤してブラッシュアップしていけばいいと思います。
65点程度まで引き上げてもらえるのであれば、しめたものです。あとは、ご自身の頑張りで得点を伸ばせると思います。

私見ですが、技術士試験は独学すると非常に不利だと感じています。(個人的にはタブーだと思っています)仕事と同じで、いろんな方の意見をもらうほどいいものができあがっていくと思いますよ。


       

No.14144 RE:指導合格率 投稿者:元とおりすがり 投稿日:2008/06/16(Mon) 01:10

あくまで必要条件に過ぎない受験勉強や指導ですから、十分条件ではありません。十分条件については、業務上の継続研鑽、多くの方の意見を聞き、自ら判断することなどが挙げられます。

専門技術士の指導等を受け、既に論文の型がキチッとしている方ならば、案外、専門外の技術士の意見も参考になるでしょう。また、まったくの素人、家族の意見なども参考になると思います。

専門分野を網羅する想定問題と回答論文を、自ら作成すること。さらに骨子を頭にインプットして、想定問題にかかる様々なバリエーションを考えぬくこと。関連資料を読みあさること。このことが専門分野の知識を再構築するのに役立つと思いますし、血となり肉となると思います。

一見遠回りに見えても、近道とも思います。


       

No.14145 RE:指導合格率 投稿者:伏龍 投稿日:2008/06/16(Mon) 08:46

指導する側としても,自分よりも「スゴイ」と唸らされるような受講生に出会うこともあります.

つまり,65点技術士に70点受講生の出会いも当然あるわけですね.

その場合でも,この受講生には30点分の減点箇所があり,そこを65点技術士が指摘できますよね.

そういった指導で,75点受講生になれたりもします.

60点あればいいので,70点から75点にならなくてもいいよ.という話もあるでしょう.
ところが,建設一般では70点受講生でも
専門については55点受講生になりえます.

さっき言った70点から75点への5点分の指摘が
専門にも通じる指摘だったなら,
有効な指導をしていることになります.

と考えるならどうですか?


       

No.14146 RE:指導合格率 投稿者:論文添削 投稿日:2008/06/16(Mon) 08:54

いろいろなご意見有難うございます。総論では、私も同じ様な考えなんです。各論になると、5年以上前に合格されたとお見受けする方だと、2つ漢字を間違えたら不合格だとか、国土交通省の白書を否定的な論文を書いたら駄目だとか指導されたことがあります。あと、添削回数無制限の講習会なのに、初回から細かい重箱の隅のことまで添削してくるとか。論文構成を指導してから、完成度を上げていく途中で細かい指摘をされればいいんですが。確かに、65点まで引き上げてもらえる可能性はあると思いますが、回り道の指導が多すぎるのでは。これは、既得技術士さん全般にいえます。

       

No.14147 RE:指導合格率 投稿者:APEC 投稿日:2008/06/16(Mon) 09:06

合格率とはちょっと違う話になっているようですが、既技術士さんの中には、ご自分の取得された頃の試験スタイルが今も続いていると思っている方がたまにおられて、キーワードを並べろとか経験論文をまず仕上げろとか、場合によっては暗記方法とか、回り道どころが方向違いの指導をしている方もおられるようで、戸惑って相談してこられる受験生も多いですね。
筆記試験でも体験論文でも、受験選択科目の専門知識を持っているのは大前提として、その上に積上げるのは課題解決能力と表現力だけであり、それは課題解決プロセスを論理的に理解しやすく書けるかどうかで評価されます。
ですから磨くべき力は、
 情報整理→問題点抽出→解決策方向決め→具体策提示
というプロセスで課題を解決する対応能力と、それを論理的に読みやすく表現するためのコミュニケーション力(文章力含む)です。(と私は思っています)

ついでに合格率について書きますと、講座に応募してくる層というか受講生の構成によっても変わってきますね。
また講座のないようによっても違うと思います。出願から口頭試験まで継続的にサポートする場合と、SUKIYAKI塾のように出願・筆記・体験論文・口頭試験と、その都度講座を開き受講生が入れ替わる場合などですね。
合格率などはプロジェクト評価の重要な指標ですから、きちんと結果を出してPDCAのAにつなげる必要があると思います。


       

No.14148 見方を変えてみてはどうですか? 投稿者:くりろう 投稿日:2008/06/16(Mon) 11:02

ウーン、講座合格率という論点ではなく、講座指導者の合格水準や、その方がおこなう講座や指導レベルに疑念ありという内容ですねぇ。端的に言えば、「65点で何とか合格した技術士が、それ以上の技術士を生み出せない」と言うことを懸念しているのだと思います。

私見ですが、
1)技術士試験に限らず様々なシチュエーションに対して「あなたの意識改革をした方が良い」と感じます。
2)資格試験に限らず取得する技術には基本があり、そこに達していない人は基本を習得した人に習うのも勉強です。
3)高級技術者に習うと合格しそうな気がすると思いますが、高級技術者=高度な指導力かどうかは??です。
4)一般的技術者が技術やテクニックを研鑽習得し、これを伝授できるなら効果はあります。
5)巷の有料講座にそれを求めても回答はないでしょう
6)19年度の試験合格者では指導技術力が不足していると不安なのでしょう。

先の合格率の回答とは別に、合格を目標にするなら合格率ではなく、
「先達者に学ぶ素直な心」と「努力する研鑽」を考えてみて下さい。
口頭試験でもこうした考え方は場の雰囲気に役立つはずです。

天才といわれる一部の人を除くと、著名な音楽家も最初から著名な指導者に恵まれていたわけではなく、
段階を踏んで高度な技術を手に入れているのです。
私もある武術の中堅位ですが、所定レベルまでは指導者を選ぶ必要を感じません。
大会で勝つには色々な指導者から指導を受けますが、
指導者レベルの良し悪しを判断することはありません。
皆さん。私より先達者ですから一理あります。
それを自分で考えて最も良い方向で鍛錬(勉強)します。
ハマーンさんが最初に書き込んでいた言葉、厳しいですがコレをもう一度考えてみて下さい。
一番の問題点は、講座技術者という他人ではなく、受験者としての個人の意識のあり方だと思います。


       

No.14151 RE:指導合格率 投稿者:論文添削 投稿日:2008/06/16(Mon) 14:10

私の見方を変えるために、ここに投稿させてもらいました。私も、若い頃からのチョーー体育会系で硬式テニスも社会人になって始めてお金が取れるレベルになりました。さておき、テニスのサーブを160`位のスピードでダブフォルトしないようになるまでの過程の話なんですが。日本のトッププロもどきのレッスン書を何冊も買って実践してみましたが嘘八百でした。結局は、アメリカのトップのコーチの実践テキストを入手してサンダーサーブが打てるようになりました。最初から、レベルの高い指導を受けられれば、短期間にレベルアップできるということが言いたいです。

       

No.14152 RE:指導合格率 投稿者:APEC 投稿日:2008/06/16(Mon) 14:36

>最初から、レベルの高い指導を受けられれば、短期間にレベルアップできる

それはもう間違いないですね。おそらく誰も反論はないと思います。
そういうことをおっしゃりたかったのであれば、そのとおりです。
ただ、名選手必ずしも名監督ならずです。自分が高評価を得られる答案を書ける人が、他人にそのノウハウ・スキルを伝えられるかというと、
 @コミュニケーション能力の問題(伝える力)
 Aそのノウハウ・スキルの汎用性の問題(その人だけに通用するものかも)
といったことがあるので、いちがいにいえないと思います。
たとえばその人がもともと高い表現力を持っていたとすれば、知識と応用力を身につければ恐いものなしですが、そういう人はえてして表現力のコーチには不向きです。もともと持っているため、どうやって身につけるかのノウハウが不要だったからです。(そのことに自分で気づいて、表現力を身につけるノウハウを勉強すれば別ですが)

ともあれ、その「レベルの高い指導」を客観的に判断する指標として合格率が有効であることは間違いないと思います。
もちろんその講座の性質にもよりますけどね。

ということで、
「レベルの高い指導が受けられれば短期間で実力アップする。その指導のレベルの高さは、合格率が重要な指標になる」
という、至極当然な結論でよければ、その通りだと思います。


       

No.14155 RE:指導合格率 投稿者:いさ@トンネル技術士 投稿日:2008/06/16(Mon) 18:02

書き込みを拝見していると、現在受けられている添削指導講座への不信感がありあり感じられますね(^−^;

確かに有料講座であれば、「こんな高い金払って、全く役に立たないじゃないか!」と思う気持ちもわかります。
私も、いろいろな講座を受けましたが、有用だったものもあり、全然的外れだったものもあり。
もちろん良い講師にめぐり合って、レベルの高い添削が受けられるのが最高なのですが。
大学受験問題のように解答が決まっている試験ではないので、添削するのも難しく、良い講師にめぐり合うのもこれまた難しいものです。

かくいう私も過去、sukiyaki塾で添削指導をしたことがありましたが、自分の指導レベルの低さに打ちひしがれました(ノ_・。)
ほんと添削って難しいです・・・

対策としては、添削指導も自分で納得できなければ、鵜呑みにしないこと。
sukiyaki塾の情報・掲示板・上司や先輩の意見・・・できるだけ情報を集め、客観的に判断するよう努めること。

そして最終的に判断するのは自分自身です。
人のせいにするのは簡単ですが、受かるも落ちるも自分次第。もちろん運不運もありますが。
がんばってください(。・_・。)ノ


       

No.14157 RE:指導合格率 投稿者:カエル 投稿日:2008/06/16(Mon) 18:55

東大生は家庭教師に向かないという話があります。
なぜなら、彼らは簡単に理解してしまうので、生徒が理解できないということが理解できないからです。
しまいには、何で分からないと怒り出してしまうこともあるとか・・・。

技術士受験に関しても、合格点を軽く超えることができた人は、それほど勉強しなくても元からある知識・能力だけで受かってしまっているかもしれません。
つまり、勉強の参考にはならないかもしれません。
むしろ、苦労して勉強し、ようやく取った方のほうが勉強のコツを知っているかもしれません。
なにしろ、一発で余裕合格される方より勉強期間が圧倒的に長いですからね。

でも、指導者を選好みするより、たくさん文章を書くこと、そして、たくさんの人に見てもらうことが重要だと思います。
案外、畑違いの素人が、目から鱗が落ちるような指摘をしてくれることがありますよ。


       

No.14158 RE:指導合格率 投稿者:お茶一杯 投稿日:2008/06/16(Mon) 19:10

>最初から、レベルの高い指導を受けられれば、短期間にレベルアップできるということが言いたいです。

そうでしょうか。
私は指導=ほんのちょっとの差、ほとんど99%は本人の努力によると思います。(ようはやる気の問題です。)


       

No.14159 RE:指導合格率 投稿者:イマジン 投稿日:2008/06/16(Mon) 19:58

私も有料の通信添削を受けたことがありますが、参考になる意見は少なかったです。けど、参考にならなかったのではないので、役には立ちました。これは受け取り方の違いでしょうか。
私は、指導者に頼って合格しようというつもりはなかったので、スレ主さんとは試験との向き合いかたが大きく違います。
建設部門に関しては、これだけ情報がそろっているのだから、指導者云々ということではないと思います。


       

No.14160 RE:指導合格率 投稿者:九州人 投稿日:2008/06/16(Mon) 20:11

私が取得した時は、お世話になった方がありました。
ただ、私自身が一番よかったと思ったのは精神的な部分です。
ただただ、励まして頂きました。
テクニックや知識というところでは、あまり頼りにしなかったと思います。
なにせ、一人での遠い道のりです。
そういう心の支えになってくれる方がいるのといないのとじゃ雲泥の差だったと思います。
講師というのは、教えるという部分ではなく、分かち合ういったところも重要かと思いました。
論文添削さん、ここではいろんな方がいらっしゃいますし、ネット上で共同勉強を呼びかけている方もいらっしゃいます。
blogなどを開設して、情報を発信している方もおられます。
これを有効利用するのもいいのではないでしょうか。


       

No.14161 それは確かに言えますね 投稿者:バル 投稿日:2008/06/16(Mon) 20:43

親身に相談に乗ってくれる人の存在は確かに大きいですね。
「こんなもん全然ダメだ!低レベル!」と毎回、超ダメ出ししてくる人と「一緒に少しずつ頑張ろう!」と言ってくれる人とでは多少なりとも違う気がします。
私なんて心が折れやすいタイプなのにこれまで合格してこれたのは、いい指導者に巡り合ってきたからだと感謝しています。


       

No.14163 RE:指導合格率 投稿者:しがない技術者  投稿日:2008/06/16(Mon) 23:23

論文添削さんへ
技術士試験は、判りやすい文章表現が重要です。
まずは、そこから取り組まれてはいかがでしょうか。
書かれている文章を読んでいると、変化球が多くて球筋(主旨)が良く見えません。
気分を害されるかも知れませんが、そこを修正しないと技術士試験には受からないと思います。


       

No.14164 RE:指導合格率 投稿者:Jr 投稿日:2008/06/16(Mon) 23:59

論文添削様へ
虎の穴、sukiyaki塾、ガチンコ学園の講師を経験しているJrです。
添削を受けている指導者に不満があるのであれば、きっちり伝えるべきです。受講者と添削者のコミュニケーションも重要だと思います。
私の受け持っている受験者の方は結構色んな質問をしてきます。その質問を受けて私も勉強して返答をしています。添削者も日々努力しているはずです。
また、私は自分が高得点で技術士になったと思ったこともありません。(殆どの技術士の方々がそうだと思います)
九州人さんやバルさんの仰るとおり、添削者と色々と相談できるような関係までいければ最高ですね。
ネガティブな意見や考えではなく、自分にとって何が大事で何をしなくてはいけないかという視点に立って後2ヶ月弱を頑張りましょう!!


       

No.14165 RE:指導合格率 投稿者:論文添削 投稿日:2008/06/17(Tue) 00:07

 皆さん、いろいろな書き込み有難うございます。
私自信、他人任せの性格では全く在りません。ただ、同じことの繰り返しに成ってしまいますが、合理的に短期間でパスしたいと考えているからです。60才過ぎの既得者の方に、コミニュケーションをとってetcは、
時間の無駄だと感じています。去年のの講習会でも思い込みの強い方でした。


       

No.14166 RE:指導合格率 投稿者:傍観 投稿日:2008/06/17(Tue) 00:23

んー、思い込みの強さといえばどっちもどっちではないかと。

       

No.14167 RE:指導合格率 投稿者:PDCA 投稿日:2008/06/17(Tue) 01:17

論文添削さんは、「合理的に短期間で」と考えているようですが、これまでのやり取りを見る限り、合格までの道のりは非常に険しいように思えます。

今回の書き込みに対して、なぜこれだけの返信が来るかを考えてみてください。

「この人は放っておいても大丈夫だろう」と思える人に対しては、こんなに返信は来ないと思います。
「なにか決定的に足りないところが感じられて、これは何とかしないとまずい」と思うからこれだけの返信が来るのだと思います。

謙虚さが大事だと思います。


       

No.14168 RE:指導合格率 投稿者:地方愛 投稿日:2008/06/17(Tue) 02:09

私も「しがない技術士」さんに同感です。高度な技術士の指導を受けると必ず受かるとはかぎりません。

日頃からの次のような心がけで文章を作成する訓練をすることが大切です。

●簡潔な文章で考えを述べる(一文一意)
●奥様が読んでわかる表現とする(学会発表ではないので、堅苦しい表現、難しい表現は必要なし)
●ただし、世の中で注目されているキーワードは網羅する

このようなことから、まず、始められるとよいと思います。


       

No.14174 RE:指導合格率 投稿者:くりろう 投稿日:2008/06/17(Tue) 09:43

初回投稿に対する皆さんからのアドバイス、投稿者の返答などを見ていくと、
指導者の能力云々とは何となく違う、共通認識を何名かが感じているようです。
指導者の中には???という方もいますが、高い技術指導者を捜して資格取得に急ぐ理由は何でしょう?
これは技術士を目指す動機に関する重要な部分だと思います。
「○○はダメ、○○は良かった」ということも、経験と受け取る姿勢が必要ではないかな?と危惧します。
他人任せにしない強い意思もお持ちのようですが、現状では何となくマイナス側に作用している感じですよ。
本当に親しければ、もっと真意を伝えたいところですが、公共掲示板ですからこの程度が良識の範囲でしょうかね。


       

No.14176 RE:指導合格率 投稿者:ピカソ 投稿日:2008/06/17(Tue) 12:31

 よほど変な添削者にあたったんですね。そんな時はすごい腹立ちますよね。お気持ちお察しします。

 論文添削さんが,「良い添削者に当たれば短期合格できるような人」なのであれば,添削を受ける必要はないかもしれません。

 このスレッドの中に,論文添削さんが気づいていない,かつ,気がつけば一気に合格できる内容が豊富にあります。

 特に下記3点は,よ〜く考えてみることをお勧めします。講座を探すよりもよっぽど合格が近づきますよ。


       

No.14177 RE:指導合格率 投稿者:ピカソ 投稿日:2008/06/17(Tue) 12:32

3点付け忘れました。

他の人のコメントの引用です。

1.十分に勉強した人の合格率は8割くらいで、残りの2割は勉強はしたけど、「技術士論文とはどういうものか」を十分に理解できていない、もしくは、「技術士とは」という根本的なところが理解できていない人です。

2.磨くべき力は、
 情報整理→問題点抽出→解決策方向決め→具体策提示
というプロセスで課題を解決する対応能力と、それを論理的に読みやすく表現するためのコミュニケーション力(文章力含む)です。

3.書かれている文章を読んでいると、変化球が多くて球筋(主旨)が良く見えません。
気分を害されるかも知れませんが、そこを修正しないと技術士試験には受からないと.


       

No.14179 RE:指導合格率 投稿者:今年受験 投稿日:2008/06/17(Tue) 13:00

ピカソさんのいわれる

2.磨くべき力は、
 情報整理→問題点抽出→解決策方向決め→具体策提示
というプロセスで課題を解決する対応能力と、それを論理的に読みやすく表現するためのコミュニケーション力(文章力含む)です。

趣旨は十分わかるのですが なにぶん文章力が私になく、難しい言葉で表現できません。すでに何人かの方に添削してもらったのですが、もっと難しい言葉を使えといわれました。いろんな論文を読んでは見たのですが、なんとも恥ずかしながら 何かいい知恵を貸していただければ幸いなのですが・・・・。大変おこがましくすいません。


       

No.14180 RE:指導合格率 投稿者:論文添削 投稿日:2008/06/17(Tue) 13:55

返す返すのコメント有難うございます。短期間で合格と言うコメントに{ムット}された方が、多々見えるようですね。個人的には他の試験も受験するので、出来れば無駄を省きたいと考えての投稿です。データーベースの情報が豊富で、しかも的確な情報検索が出来れば問題はないのですが。無駄と推定され得るデーターを書き込む時間がない。いずれにしても、今年は残り時間も少なくなってきたのでやれるだけやって見ます。

       

No.14181 RE:指導合格率 投稿者:APEC 投稿日:2008/06/17(Tue) 14:46

今年受験さん、難しい言葉で表現する必要などありません。

@5W1H(特にWhy・What・How:何が、なぜ、どのように)を明確にする
A「何が、なぜ、どのように、どうした」以外の「○○だったが」「△△の次に」「□□も考えられたが」のような「寄り道」はしない。
 そういったことは、「何が、なぜ、どのように、どうした」の文章の後に「なお」的に付ける。
B簡潔明瞭な文章を書く。長文は避ける。(長文でも読みやすい人は別)
C文章構成は、結論を先に書き、「なぜならば」という感じで続ける。
D並列であるもの、たとえば「理由3つ」などは箇条書きにする。
Eステップバイステップで進んでいくもの、たとえばAをやって、次にBをやって、次にCを・・・・というものは、@ABの箇条書きか、フローで表現する。
F空間配置的説明、あるいは形状の説明など、図形的説明は可能な限り図で説明する。
G相関関係が複雑なもの(AならばBだがそこでCならばDとか、様々なパラメータが結論を変えるとか)は相関関係図で説明する。

以上のうち、最低@〜C、必要に応じてDとE、できればFとGを実行すれば、読みやすい文章になると思いますよ。

文章が苦手だという人の多くは、1つの文章で説明しようとして失敗するのですが、1つの文章にせず、たとえば
 @何が、どうした
 Aそれはなぜか
 Bどのようにそうなったか
 Cそれ以外のこと(比較案とか経緯とか)
というようにいくつかの文章に分けるだけで変わってくるはずです。

スレ主旨から外れてしまいましたね。失礼しました。


       

No.14182 RE:指導合格率 投稿者:あるある 投稿日:2008/06/17(Tue) 15:15

途中から議論に入るのは気が引けますがコメントします。

> 短期間で合格と言うコメントに{ムット}された方が、多々見えるようですね。

色んなことを端折ってそういう風に評したのかも知れませんが、
そう言うことではないと思います。
だれでも短期間で合格したいと考えるはずですから。
一番は「言いたいことがよく分からない」からこんなにコメントがついてるんだと思います。

> データーベースの情報が豊富で、しかも的確な情報検索が出来れば問題はないのですが。

論文添削さんの言葉を借りると、
ここの掲示板のコメント履歴と参加者群をデータベースだと理解すると、面白いです。
けっこう豊富な情報量だと思います。
しかも検索しなくとも割と的確な情報がコメントされます。

ピカソさんがまさに
「データベース(=掲示板のスレッド)」から「情報検索(=コメント引用)」を
実行しているのが興味深いです。


       

No.14183 RE:指導合格率 投稿者:傍観 投稿日:2008/06/17(Tue) 15:30

示し合わせた訳ではないが、殆どのコメントの裏側の意図に共通点が有るという事。皆さんオブラートに包んでいますが、本音を理解しないままでは辛いですね
仮に筆記をクリアできたとしても、口頭試験は甘くないので。試験官を非難しはじめる口かな。


       

No.14184 RE:指導合格率 投稿者:今年受験 投稿日:2008/06/17(Tue) 16:27

APEC様

 誠にありがとうございました。m(__)m


       

No.14185 RE:指導合格率 投稿者:お茶一杯 投稿日:2008/06/17(Tue) 19:59

合格率を気にするより、まずは1日1日地道勉強しよう。
勉強に最短コースはなし。
難しく書く必要なし、ただし冗長に書く必要もなし。
単語を選んで簡潔に。

普段から仕事も含め意識をもって取り組んでいれば、1次、2次の計2年で目の前に道は開ける。


       

No.14187 RE:指導合格率 投稿者:ぼうず 投稿日:2008/06/17(Tue) 21:14

ぼうずと申します。
合理的に短期間でというなら、日々の業務の中でトレーニングを積むのはいかがでしょうか?私は、試験までの期間は、報告書や企画書の作成時にわかりやすい書類はどうかけばよいのかずっと考えていました。
これは試験でも役に立ちましたね。もちろん、専門技術や部門の一般的な知識は白書や専門書に頼らなければならないでしょうけど。
ちなみに、私は、既技術士に経験論文を2度ほど見ていただいただけででした。私にとっての受験講座はAPECさんのHPでした。部門は違えど、どのような視点で考え表現していくかという点では、ここ以上の教科書はありませんでした。
ちなみにこの方法で、平成18年に農業(農業および蚕糸)、平成19年に総監(農業、農業および蚕糸)の技術士を取得しました。
そうそう、掲示板に書き込むのも文章のトレーニングになりますよ。


       

No.14193 RE:指導合格率 投稿者:baku 投稿日:2008/06/18(Wed) 01:35

論文添削さまは、技術士を取得したあとのご自分の姿をどのように考えていらっしゃるのでしょうか?

技術士取得が目的であれば、いかに短期間で取得するかという方法を模索することもありだと思います。
ただ、一昔前であれば技術士取得がゴールだったかもしれませんが、今はスタートとしての資格になりつつあります。
ですので、(今の私がまさにそうなのですが)
テクニックだけで合格すると、そのあとに苦労が絶えないと思います。
楽あれば苦ありというやつですね (^_^;

技術士取得後に自分の能力を存分に発揮して技術者としてありつづけるためには、
お茶一杯さんやぼうずさんの言うように、
日常の業務の中で、仕事の延長線上に技術士試験を位置づけるのが最善の方法ではないでしょうか。
確かに、受験テクニックや優秀な指導者に指導してもらうということも必要ではあると思いますが、
自分が責任者になり、自らの判断で公益を確保するための最善の方策を提案するという将来像をイメージするのであれば、
多少時間をかけてもいいのではないかと私は思います。


       

No.14197 RE:今年受験さん 投稿者:カエル 投稿日:2008/06/18(Wed) 09:16

今年受験さん、
もしかしたら、あなたが難しい表現をしろと指摘されるのは、話し言葉やあいまいな言葉、あまえた言葉というか何か人に頼る、あるいは文献に頼るような言葉が多用されているからではないでしょうか?
私自身よく指摘されました。
一技術者として、自信を持った表現、自分の考えをはっきり打ち出すように表現する。

例えば、
「こういった文献にこう書かれているから、このように考える。」
と書くのではなく、
「私はこう考える。これこれという文献にもこう書かれているので私の考えで正しいと判断する。」
といった感じでしょうか。

実際のところ、知識・判断のよりどころは、その文献なのですけど、前者は文献に頼り自身が判断していないような印象を受けますが、後者は自身で判断し、文献で裏づけを取っているように感じられると思います。


きっと、難しい表現を使えといわれたのは、論文に力強さというか、押しの強さが感じられなかったからではないでしょうか?
・はっきり、きっぱり言い切る。
・自分の考えであることを強調する。
この2点で論文全体の雰囲気が変わり、技術者としての「自分」を強く表現できるようになります。

論点がずれていたらごめんなさい。
参考になれば幸いです。


       

No.14199 RE:指導合格率 投稿者:今年受験 投稿日:2008/06/18(Wed) 14:24

カエルさま
 本当にありがとうございます。参考にさせていただきます


       

No.14210 RE:指導合格率 投稿者:とおりすがり 投稿日:2008/06/20(Fri) 22:26

文章でも、日々の業務でも、基本は次の4点です。

●テーマと答え
●相手=読み手
●伝えて=書き手
●期待する反応(理解してもらう、アドバイスをもらう)

を常に意識すること!

さらにいうと、
答えについては、で、何を言いたいのか、何故そうなのかを明瞭にする。

また、テクニックとしては、できるだけ論拠や数値などのデータをちりばめること、また、試験では、考えられるではなく、考えるとすること。しかしながら、実務では正直に考えられるとしないと、駄目だと思うが。


       

No.14213 RE:指導合格率 投稿者:南海 投稿日:2008/06/21(Sat) 14:11

最近、論文添削さんのような意見をいう人が多いような気がする。

厳しい添削の結果をみると、自分の能力を否定されたような気がするかもしれない。しかし、決してそうではない。添削をする人は、技術士試験に合格してほしいという思いで厳しい添削をしているのだ。

それでも我慢が出来なければ、受講などやめてしまえばいい。そのような講座を選んだ自分の責任である。


       

No.14216 RE:指導合格率 投稿者:論文添削 投稿日:2008/06/21(Sat) 19:07

 どうも私の言いたいことを理解できない方がみえるようですね。論文添削もレベルに合わせて指導して欲しいということ。幹もキチントできてないのに枝の枝の葉っぱの指摘までされていては、効率良く勉強が進まないということです。

       

No.14218 RE:指導合格率 投稿者:PDCA 投稿日:2008/06/21(Sat) 20:10

7回目の書き込みでやっと論文添削さんの言いたいことがわかりました。
最初からこの最後の書き込みだけで良かったのではないですか?
また、こういうことは直接指導してくださる先生に言ったらどうですか?


       

No.14219 RE:指導合格率 投稿者:むっさん 投稿日:2008/06/21(Sat) 20:46

ちょっときつい言い方で申し訳ないですが・・・

幹もきちんとできていないのであれば,結局効率良い勉強も進まないのでは? 幹の部分を指摘されれば,それは一からやり直しと言うこと。この時期で一からでは,今年度の合格も怪しいかも。

指導と言う意味で言えば,私は前年度ほぼ独学で合格しました。筆記試験指導なんて受けてません。参考書のみでの勉強です。指導内容云々なんて関係ない。(もちろん講師との相性はありますが)

効率良く勉強したいなら,自分から積極的に情報収集して下さい。人に全て教えてもらおうなんて,都合が良すぎます。


       

No.14220 RE:指導合格率 投稿者:南海 投稿日:2008/06/21(Sat) 21:28

論文添削殿

失礼だが、私はあなたの言いたいことを全て理解したいとは思わない。また、あなたを非難しようとも思わない。

あなたの論文を添削した方と同じように、あなたが試験に合格することを祈るだけである。

ここは技術士受験者を応援する場である。他の人たちも同じ気持ちで発言している。もう一度、すべてのレスを読み直すことをお勧めする。


       

No.14221 RE:指導合格率 投稿者:しがない技術者  投稿日:2008/06/21(Sat) 23:10

 ずいぶん長いレスになっていますが、論文添削殿の気持ちが少し理解できた気がします。思い違いでしたら、ごめんなさい。
 私も受講当初は、テキストや講師の方に経験論文の書き方の「いろは」を教えてもらえると期待していました。もちろん、短文簡潔な文書が良いとか、文末は「である」または「と考える」と記載するなどありました。しかし、赤ペン先生よろしく論文添削をして頂いてもなかなかピンとこない。受講するだけで論文がすらすら書けるようになると思っていたのに、期待外れだったのです(笑)。
 案の定、一年目の試験の出来は記憶力頼りで添削してもらった経験論文を記載できたももの、一般・専門は半分程度しか記載できませんでした。結局、知識も文書力も足りずでした。
 そこで、二年目は知識の詰め込みと文書力の向上に努めました。先レスで述べたように二年目は別の講座を受講しましたが、講師の指導方法はさほど変わらないのに、言われていることに納得できました。同じことを何度も繰り返されて遺憾でしょうが、「勉強(技術士試験)に王道なし」ではないでしょうか。


       

No.14222 RE:指導合格率 投稿者:傍観 投稿日:2008/06/21(Sat) 23:33

簡潔に文章をまとめ意図を相手に伝える能力が欠如していれば、添削指導以前のレベルだということを自覚したほうがよい。

       

No.14224 RE:指導合格率 投稿者:オレ様受講生様 投稿日:2008/06/22(Sun) 10:23

>>14216

つまり「オレ様は金払ってる客なんだから論文の書き方から手取り足取り教えろや(#゜Д゜) ゴルァ!!」てことですね。わかります。


       

No.14226 RE:指導合格率 投稿者:八つぁん 投稿日:2008/06/22(Sun) 11:51

学生時代に家庭教師や塾の講師をしていた方なら、お分かりでしょうが、ハシにもボウにもかからない生徒もいれば、教える必要のないような生徒もいます。多分、添削
の方も同じ思いを持っておられるでしょう。まあ、2〜3
合目の方には、受験の方向性を、5合目くらいの方には
もう一寸だと言って弱点の指導を、7〜8合目の方でも、
おかしなところはあると思いますので、その辺の指摘を
と思うのですが。手を抜かない熱心な添削であれば、良いと思います。私、?合目。頑張ります。


       

No.14228 RE:指導合格率 投稿者:うーん 投稿日:2008/06/22(Sun) 15:11

「急がば回れ」ということわざがあるのをご存知だと思いますが、その精神が大事だと思います。体育系だとおっしゃられていましたが、スポーツにしても基礎の上に応用が成り立っているわけでしょう。まず、じっくりご自身の実力を向上させることが、一番の近道と思います。そうすれば、「教え方が悪い!」などと、人のせいにする必要も無くなると思いますよ。

       

No.14234 RE:指導合格率 投稿者:トンバ 投稿日:2008/06/22(Sun) 23:17

 スキーを一度もしたことの無い友達(彼女)をゲレンデに連れて行き、上級者コースを滑れないからと言ってパラレルターンの小回り(旧ウェーデルン)の滑り方を教授して自慢してる奴と同じとちゃうの。とオイラは思いまっせ。

       

No.14235 RE:指導合格率 投稿者:カエル 投稿日:2008/06/23(Mon) 09:45

>幹もキチントできてないのに枝の枝の葉っぱの指摘までされていては、効率良く勉強が進まないということです。

私が思うに、幹とは技術士として必要な経験と技術力ですよね。
で、枝葉は論文を書く表現力、技ですよね。
幹に関しては、講師に期待しても無理だと思いますよ。
どんな講師に期待しても、経験と技術力があることを前提に、文章の書き方、技の指導しかできないのではないでしょうか。

私は参考書とこのホームページ、そして、周囲に親しい技術士もいなかったので、技術士ではない同僚や家族に論文見てもらって受験したので、講師の指導というものは良く分かりませんが・・・。


       

No.14236 そろそろテーマを変えて受験支援しませんか? 投稿者:くりろう 投稿日:2008/06/23(Mon) 12:11

既技術士講座での指導者のレベルによる合格率の差違、
指導内容の良し悪し云々、幾つかの是非コメントが出て、
大体のアドバイスは出しきっているように思います。

そろそろ、他の受験相談へのアドバイスをしてはどうでしょうか?

●専門分野の応用能力の相談
「皆さんご存知のとおり、専門試験では応用能力が評価基準になっています。
そこで質問したいのですが、専門問題で応用能力を示すには、どのようなことに注意して解答すればよいのでしょうか。
ご教授のほど、よろしくお願いします。」

こうした現時点で有効な質問にアドバイスをお願いします。(私もそのうちに書こうと思っています)


       


No.14203 建設環境ですが・・・ 投稿者:後がない 投稿日:2008/06/19(Thu) 01:11 [返信]

専門の質問で申し訳ありません。
自分の専門で恥ずかしながら、質問させていただきます。

河川の自然再生と、多自然川づくりの違いについて、ご教授頂けないでしょうか。

自然再生は、自然再生推進法にのっとり、法に従い協議会を作って推進する。

多自然川づくりは、河川整備等の工事に伴って実施するもの。

しかし、両者の目的の違いというか、なぜ2つに分けているのかが理解できず、混乱しています。

河川の自然再生の論文と、多自然川づくりの論文と、どのような違いを持って述べればよいのかが、よく分かりません。

質問ばかりで申し訳ございませんが、ご教授いただけると嬉しく思います。


       

No.14204 RE:建設環境ですが・・・ 投稿者:努力あるのみ 投稿日:2008/06/19(Thu) 01:38

専門違いですが・・・・
多自然型川づくり:人口的に手を入れて近隣の自然にマッチする川づくり(新規)
自然再生:改修済みのコンクリート護岸で殺風景だった河川を人工的に湾曲させたり、護岸を緑化したりなど(事後)
このような違いかと・・・解りきっていたことなら申し訳ありません。


       

No.14205 RE:建設環境ですが・・・ 投稿者:関西人 投稿日:2008/06/19(Thu) 14:35

自然再生は、自然再生推進法にのっとり推進するものであるということでしょうか。
でも、大きな違いは、河川環境の保全・創出を第1の目的とした初めての事業であることではないでしょうか。

多自然川づくりは、やっぱり治水事業が第1の目的で、その中で環境への配慮をどのようにするか考えている感じがします。

自然再生は環境のことだけを考えられるところに大きな違いがあると思います。


       

No.14206 RE:建設環境ですが・・・ 投稿者:csman 投稿日:2008/06/20(Fri) 01:25

私の思っている考え方を書きますが、思い違いがありましたら、訂正して下さい。

まず多自然型川づくりですが、
水は人間生活とは切り離せない環境要素であることから、ヨーロッパのドイツなどにおける川づくりに学んだ『近自然工法』が自然保護団体系の有識者などによって紹介されました。建設省は、自然環境保全に努めた川づくりの必要性を認めたが、自然保護団体による思想との差別化をねらって、『多自然型川づくり』と称した事業展開をはかりました。
その事業内容は、極力人工物を使わずに生物系素材を用いること、動物が生息可能な環境とすることにあるため、いわゆるビオトープづくりに通じています。しかし、自然の質は、後者の自然再生事業と比べると高くはないものも含まれています。

これに対して、自然再生事業ですが、
構造物によって失われた地域で、本来の自然を取り戻そうとの思想の下、主としてショートカットや護岸工事が進んだ河川に対して、遊水機能を持たせるなどして治水面での障害をクリアーしながら、河道を蛇行させたり、岸辺などにその土地の植生を復元する事業。目標とする自然は、潜在自然植生など、極力自然性の高いものとしているため、都市河川や流域面積の小さい地域での適用は難しい。
自然再生推進法(平成14年制定)に基づく事業として国営事業として展開している。

以上のとおりですが、「建設省は、〜」の部分は、本音の箇所ですので、このまま試験などで書いては、落ちます(笑)。


       

No.14207 RE:建設環境ですが・・・ 投稿者:後がない 投稿日:2008/06/20(Fri) 16:46

努力あるのみ様、関西人様、csman様、ご返答有難うございます。
実は、ずっと自分の中ではっきりせず、専門分野のことでもあり投稿しようかどうか迷っていました。
ご返答いただけて、少しほっとしました。

皆様のご教授から、私が、自然再生と多自然川づくりの違い、またはなぜ2つに分けて考えるのかの認識が十分に出来ない理由は、両者の目的と意義の認識が不十分なためと感じました。

このため、整理材料として、両者に対する私の認識を以下に示します。

1.河川の自然再生の目的と意義

例1)
河川は本来、多様な生態系を形成する自己再生能力を持っていたが、治水、利水を優先した河川整備によって、この機能が劣化し、良好な河川環境が損なわれてきた。
河川の自然再生は、人間活動によって損なわれた良好な河川環境を、河川の自己再生能力を再生させることにより取り戻すものである。
・・・・・・

または、

例2)
これまでの河川の環境保全対策は、治水・利水を優先するあまり、工事による影響の回避・低減策に留まり、河川本来の機能の回復といった視点には欠けていた。
河川の自然再生は、上記のような従来の姿勢を改め、河川の自己再生機能を回復させることにより、河川環境の抜本的回復を図るものである。

どちらの方が、本質を突いていると思われますか?

2.多自然川づくりの目的と意義

平成2年に通達された「多自然型川づくり」と平成18年に河川局から提言?された「多自然川づくり」は、ともに河川管理の中で治水を最優先させた上で、生物の良好な生息・生育環境(多自然型川づくり)や繁殖環境(多自然川づくり)を保全・創出するものである。
しかしながら「多自然型川づくり」による従来の事業は、マニュアルや他の事例を真似た形だけのものが多く、現場の特性や事業による「川づくりの目標」を熟考したものではなかった。

「多自然川づくり」は、上記の反省に立ち、事業実施場所の河川の特性を熟考し、「川づくりの目標」を明確にした上で、河川の反応を見ながら段階的・順応的に実施することにより、着実に河川環境の保全・再生をめざすものである。

こう考えていくと、皆さんが言われるように、

「多自然川づくり」は・・・・
河川管理である治水・利水を優先して、このための河川整備・工事の際に、環境も考慮して、オプションで実施するもの。

つまり
@治水・利水が目的で、そのための河川工事ありき。
A河川環境の保全・創出だけの目的で実施されることはない。
ということでしょうか。

これに対して「河川の自然再生」は、河川の自然再生自体が主目的で、必要があれば河川工事をするけれど、河川の自己再生機能を復活できるならば、工事は可能な限り避けるということでしょうか。

つまり、
@自然再生が主目的で、治水・利水機能が多少犠牲になっても、環境面での効果が多大であれば、ある程度は目をつぶる。
A自然再生だけの目的で実施される。

以上から考えると、両者の目的の違い、なぜ2つに分けて論文が出されるか?の答えは、「治水・利水」、「環境」のどちらに重きを置いているかであり、「多自然川づくり」ならば、前者を意識して、「河川の自然再生」ならば後者を意識して論述するということでしょうか。

また、上記のように考えると、「多自然川づくり」は何かを作る事により環境再生させるため、都市河川や小さな河川での対応がし易く、「河川の自然再生」では、そのような河川では、流量が少なく河川の自己再生機能の回復には難しいので、中規模・大規模河川に向いているということでしょうか。

論文も「多自然川づくり」では、比較的小さな規模の河川を想定した方が論述し易く、「河川の自然再生」では中規模・大規模河川を想定した方が論述し易いということでしょうか。

以上、記述しながら、自分の考えを整理したので、非常に長くなってしまい、申し訳ございません。

上記につきまして、ご教授いただけると嬉しく思います。

皆様のご意見をお待ちしております。


       

No.14208 RE:建設環境ですが・・・ 投稿者:既往建設環境技術士F 投稿日:2008/06/20(Fri) 21:53

多自然型川と自然再生事業の違いは、
言葉どおりのようですが
それが一体、何にどのような役に立つのでしょう?
本質は、その辺りにあり、
振り返ると、それらを区別して考えることがあまり意義の無いことであるのだと
思われるのではないでしょうか


       

No.14209 RE:定義はHPを検索すると出てます 投稿者:とおりすがり 投稿日:2008/06/20(Fri) 22:12

言葉通り、法の定義どおり、素直に理解すれば応えはでると思います。

●多自然型川づくり
これまでの治水対策の効率を優先した河川改修や国土の開発、都市化の進展は、河川の自然環境に大きな影響を及ぼしてきた。また、河川における生物の生息・生育・繁殖環境や景観の悪化は、長い時間をかけて育んできた人と河川の良い関係を断ち切ってしまった。
多自然型川づくりは、自然と融和した川づくりを行うことにより、良好な河川環境を取り戻し、人と河川の関係を再構築する取り組みである。河川改修を行う際、単に自然のものや自然に近いものを多く寄せ集めればよいということではなく、可能な限り自然の特性やメカニズムを活用していこうとするものである。
未だ十分な成果の得られていない多自然型川づくりであるが、今一度、これからの川づくりはいかにあるべきか、その原点に立ち帰り次世代に恵み豊かな河川を引き継ぐための取り組みを一層推進していくことが必要である。

●多自然はすべての川づくりの基本
いまや多自然型川づくりは、あらゆる治水事業、利水事業や河川管理において実践されるべきすべての川づくりの基本であり、多自然型以外の別の型の川づくりというものはありえない。これからの川づくりを進めるにあたり、まずこのことを改めて現場に徹底することが必要である。多自然型川づくりは、特別なモデル事業であるかのような誤解を与える「型」から脱却し、普遍的な川づくりの姿としての「多自然川づくり」へと展開していくことが必要である。

●自然再生とは
過去に損なわれた自然環境を取り戻すため、関係行政機関、関係地方公共団体、地域住民、NPO、専門家等の地域の多様な主体が参 加して、自然環境の保全、再生、創出等を行うこと。

・地域における自然環境の特性、自然の復元力及び生態系の微妙な均衡を 踏まえて、科学的知見に基づいて実施。
・事業の着手後においても自然再生の状況を監視し、その結果に科学的な 評価を加え、これを事業に反映。


       

No.14211 RE:建設環境ですが・・・ 投稿者:地方愛 投稿日:2008/06/21(Sat) 07:37

多自然(型)川づくりと自然再生の個別の違いは調べてもらえばいいと思いますが、国としての取り組みの経緯・過程を理解しておくと良いと思います。
少し違うかもしれませんが、概略を書きますので、参考としてください。

●多自然型川づくり事業(平成2年頃〜)
 これまでの治水・利水優先の川づくりから環境への配慮を取り入れた先進事業
        ↓
●河川法改正(平成9年)
 河川における環境への配慮を法的に整備
        ↓
●自然再生法(平成14年)
 一歩踏み込んだ環境改善への取組み

明治29年の旧河川法制定から今日までの治水・利水・環境の取組みや法整備を表でまとめると、国の施策の方向性・経緯等が見えてくると思います。


       

No.14214 RE:建設環境ですが・・・ 投稿者:後がない 投稿日:2008/06/21(Sat) 15:48

皆様、色々とご返答ありがとうございました。

・関西人様
自然再生は、法律にのっとり推進するもの・・・だけではなかったですね。ご指摘、ありがとうございます。
うっかりミスでした。

自然再生推進法の条件をクリアせずとも自然再生事業ですね。
むしろ現状では、法定外協議会による事業の方が多い。行政以外の多様な主体が参画することも目標なのに、底の事自体がネックとなって法定協議会が作られ難いという悪循環があることも問題だと認識しています。


・既往建設環境技術士F様

>多自然型川と自然再生事業の違いは、言葉どおりのようですがそれが一体、何にどのような役に立つのでしょう?

両者の目的や前提、方向性、手法の違いを明確に認識することにより、論文対策の役に立つと考えていました。

自分の考え違いもあったり、勉強、経験不足といえばそれまでですが、掲示板投稿までに、自分なりに色々と資料を収集・整理したり、論文添削を受けてみたり、考察したりしましたが、それでも混乱したままだったのです


結果的には、両者の区別自体に意義のあるかどうかは別として、既往建設環境技術士F様含め、皆様からのご意見をいただけたことは非常に意義のあったことだと感じています。

ありがとうございました。


・とおりすがり様

どうも論文添削等のあと、色々と考えすぎて、自分自身で混乱させていたようです。

両者の実施体制等の前提を十分に把握した上で、素直に理解すればよかったのかもしれません。

ありがとうございました。


・地方愛様

実は、整理もしてみたのですが、余計に混乱していました・・・。

どうも分析能力が不足しているようです。

ご意見、ありがとうございました。


       

No.14223 RE:建設環境ですが・・・ 投稿者:baku 投稿日:2008/06/22(Sun) 00:18

私は昨年、多自然川づくりについては『多自然川づくりのポイントブック』、
自然再生については『自然再生事業テキスト』を読んで参考にしました。
特に、『多自然川づくりのポイントブック』は良くまとまっていて分かりやすかったです。
(ご存知だったらすいません。)

今の時期、新たに資料を見ることは結構労力を必要としますが、
この辺も見てみてはいかがでしょうか。
(ポイントブックについては書籍なので購入しなければなりませんが^^;)

後がない様の文面を見ていますと、なんとしても合格したいという気持ちがひしひしと伝わってきます。
本番まであと6週間ですが、ラストスパートがんばって下さい。
応援しています。
(私も2部門目、あきらめずがんばります)


       

No.14230 RE:建設環境ですが・・・ 投稿者:後がない 投稿日:2008/06/22(Sun) 17:02

baku様。

情報、ありがとうございます。

両方とも入手しておりますが、「多自然川づくりポイントブック」は、写真が多くて分かり易いですね。

「自然再生事業テキスト」は、最近存在を知ってダウンロードしましたが、良くまとめられていて、個人的には一番分かり易い資料でした。

この手の資料は色々とあるにはあるのですが、著者の視点が異なるものが多く、資料探しにも結構迷いました。

bakuさんのような資料の情報を教えていただける方がいらっしゃると非常に助かります。

残りもあと少しですが、頑張りましょう。


       


No.13781 建設一般問題 投稿者:crack climber 投稿日:2008/05/14(Wed) 22:12 [返信]

「同じ悩み」改め「crack climber」です。分かる人には分かりますよね。

そんなことはさておき、建設一般は地球温暖化が大本命のようでありますが、2題出されるこの試験、もう1題は何が出されるんでしょうかね。
コンパクトシティーに関することなのか、はたまた多くの退職者が出ることによる技術伝承の問題なのか。

どうも自分は地球温暖化は胡散臭い話が多いような気がするので、もう1題の方で勝負をかけようと思っています。

何が出題されそうか語り合いましょう。


       

No.13802 RE:建設一般問題 投稿者:熊谷組@おばた 投稿日:2008/05/15(Thu) 21:54

私は既技術士ですが,何回か受験してやっと受かったものです。
建設一般は毎年,1題は当たっており,毎年A判定でした。
今年はズバリ,「地球温暖化」と「コンパクトシティー」が出るでしょう。
まちがいない!


       

No.13814 RE:建設一般問題 投稿者:逼迫建設人 投稿日:2008/05/17(Sat) 17:29

温暖化はでません。

建設分野はそんな温暖化まで考えているような
状況ではないからです。


       

No.13819 RE:建設一般問題 投稿者:crack climber 投稿日:2008/05/18(Sun) 08:10

自分も温暖化は余りにも露骨すぎるので出ないのではないかな?って考えてます。
まあ、温暖化にからめてコンパクトシティーか地方の活性化について訊いてくるのでは考えてます。


       

No.13820 RE:建設一般問題 投稿者:うーん 投稿日:2008/05/18(Sun) 11:06

地域活性化については昨年出題されましたよ。温暖化についても、何年か前に出題されました。

       

No.13821 RE:建設一般問題 投稿者:お茶一杯 投稿日:2008/05/18(Sun) 11:56

地球環境関連(温暖化)はそのまま出るかどうかは別にしても、論ずる上で関連する場合はありますから。

       

No.13826 RE:建設一般問題 投稿者:APEC 投稿日:2008/05/19(Mon) 02:06

たとえば「地球温暖化への建設部門としての対策」みたいな真正面からの問題でなく、
 「地球温暖化に伴う海面上昇や異常気象が現実のものとなった時に、建設部門に関わる課題をあげて対策を・・・・」
とか、
 「地球温暖化緩和のためにエネルギー効率のよい社会が求められている中で・・・・」
みたいな、少しひねったというか絞り込んだような問題が出る可能性も十分あります。
そういった問題にも答えられるようにするためには、その問題について十分理解しておく必要があります。少なくとも白書を読んだだけ、うのみにしただけ、表面をなぞっただけではダメだと思います。

温暖化以外の建設部門関連の大きな問題というと、やはりちょうど試験問題作成時期に重なって大いに話題になった道路特定財源でしょうが、これにしても19年度の道路科目の専門問題1(必須)のように「真に必要な道路」みたいに正面から切り込む可能性だけでなく、アセットマネジメントみたいな視点を求める問題が出る可能性も十分ありますね。

いずれにせよ、「出題されるなら勉強する。出題されないなら勉強しない」ではちょっと寂しいので、「この試験を機会として広い視野と見識を持つ」みたいに考えていただければなあと思います。


       

No.13827 RE:建設一般問題 投稿者:ryo 投稿日:2008/05/19(Mon) 09:51

こんにちは。
「この試験を機会として広い視野と見識を持つ」という、apecさんのご意見に大賛成です。

論文の書き方、という本で読んだのですが、論文に書けるのは、作者の知識の1/100かも知れないし、1/1万かもしれない。しかし、幅広い知識を持って、総合的に考えた末の文章は、読み手にそのバックとなる知識・思考が伝わる。といういことだそうです。

なるほど。と思いました。


       

No.13833 RE:建設一般問題 投稿者:後がない 投稿日:2008/05/19(Mon) 12:21

「地方中核都市において、地球温暖化と地域再生の観点から社会資本整備のあり方と具体策について述べよ」

であれば、地球温暖化、コンパクトシティー、地域再生の全てが関係してきますね。
ヒートアイランド対策とも重なる部分がでてくるかもしれません。

ここで財源不足も考慮すると、既存ストックの用途転換や運用の工夫等が必要になってくると思います。

ただ、中・長期的視野での対策となると思いますので、京都議定書を見据えた対策にはなりえないかもしれません。


       

No.13855 RE:建設一般問題 投稿者:南国 投稿日:2008/05/20(Tue) 12:40

温暖化の問題は点数の差が付きにくいので、
思い切って別の問題を解答する方がいいの
では??
もちろん、ある程度の自信がある場合に限
ってですが・・・。


       

No.13857 RE:建設一般問題 投稿者:地方愛 投稿日:2008/05/20(Tue) 13:37

技術士試験は相対評価であると考えます。そうなると、「地球温暖化」は誰しもが予想し、準備するので必然的に合格論文のレベルは上がります。他方、もう一方の設問は選択解答者が少なく、合格圏内へは入りやすい傾向となるかもしれません。

これはあくまで、設問1、設問2、それぞれで相対評価し、合格者を選定する場合ですが・・・

例)
●設問1(地球温暖化)     合格率30%
●設問2(コンパクトシティ―) 合格率30%

設問の違う論文を相対評価するのは難しいと思うので、案外当たっているかも・・・・


       

No.13899 RE:建設一般問題 投稿者:北国の春 投稿日:2008/05/23(Fri) 05:45

 一昨日の朝日新聞に国土交通白書の記事が掲載され
ていました。温暖化防止を重視しているが、具体的な
中身が薄く、これまで取り組んできた成果もきちんと
整理されていないと言ったコメントでした。

 こんな状況だからこそ試験に出して見識を問うのが
いいと考えるべきなのか? よく分かりませんね。

 いずれにせよ、個性的な意見や意表をつくような解答、つまり、かなり独創的なアイデアをしないと埋没してしまう可能性が大のようです。

 お互い頑張りましょう。


       

No.13944 RE:建設一般問題 投稿者:南国 投稿日:2008/05/25(Sun) 19:30

そうなんですよね。

確かに答え方が難しいですね。


       

No.14017 RE:建設一般問題 投稿者:富山の土木屋 投稿日:2008/06/02(Mon) 20:03

昨日、恒例の技術士第2回受験講習会において、模擬試験を行いました。
建設一般は、◎本命「地球温暖化」を外して、○対抗「インフラの老朽化」、▲穴「国際貢献」を予想問題としました。
詳細は、次のHPをアップしましたので宜しければ参考にして下さい。
北陸技術士懇談会富山 http://kondankai.web.fc2.com/
もちろん、本命の地球温暖化は外せませんがね・・・!?


       

No.14018 RE:建設一般問題 投稿者:FM 投稿日:2008/06/02(Mon) 22:32

北陸技術士懇談会の予想問題拝見いたしました。

『インフラの老朽化に対する今後の方策』の問題は、H18に似たような問題が出題されています。
『維持管理・更新投資・・・社会資本整備の在り方』

両者の問題を見る限り、あまり違いは感じられないのですが。
この問題を考えた方の意図は一体何でしょうか?

それを言ったら環境問題・温暖化の問題も過去に出題されていますが。

ちなみに私は、
◎温暖化(私が問題をつくる側だったら、あまりにも露骨なのでこの問題は出しませんが)
○観光立国(今までこのたぐいの問題は出ていないので)
を予想しています。

いかがでしょうか?


       

No.14019 RE:建設一般問題 投稿者:南国太朗 投稿日:2008/06/03(Tue) 00:24

FMさん
残念ですが違いますね。
温暖化は確率50%といったところ。
洞爺湖サミットの話題も今一です。
観光はとっぴな感じです。
サプライズがあるかも知れません。


       

No.14020 RE:建設一般問題 投稿者:crack climber 投稿日:2008/06/03(Tue) 00:51

何のかんのとしぶとく生きているこのスレッド。やはり、建設一般の問題が地球温暖化では露骨過ぎると思われる方が多い証拠なのでしょう。

インフラの老朽化の対策、確かに出題されそうな気がしますね。コンパクトシティーに絡めた地方再生と既存インフラの整備の2本立てで勝負をかけようかと思います(と言いつつ温暖化についても少し勉強しちゃってますが・・・・)。


       

No.14022 世の中で必要な時にやるのが自然・・・ 投稿者:kmatsu 投稿日:2008/06/03(Tue) 03:13

世の中が必要としている時に、必要なものを素直に(流れのままに)自分のものとする・・それが必要では?
技術士として貢献することを想定すれば、それが素直・・。
筆記試験に出る云々では了見が狭くはありませんか。環境問題は、この機会に見につけておこう・・そういう姿勢が筆記試験にも現れるでしょうし、(たとえ筆記試験に出なくったって)試験官はどこか(口頭試験)で確認したくなるに違いありません。
想定問題を一つに絞る必要なんて、まったくありませんよね。kmatsu


       

No.14023 RE:建設一般問題 投稿者:富山の土木屋 投稿日:2008/06/03(Tue) 06:01

地球温暖化は、誰でも予想しているでしょうから、これ以外で出る可能性の高いものとして、この2つを選びました。
この2つを選んだ理由は、土木学会誌2008年1月号の巻頭言「土木技術拡大の年」の中のキーワードです。
前土木学会会長が重要だと思う課題、インフラの老朽化、日本の国際貢献、気候変動の内の2つです。
この2つについては、平成19年度土木学会会長特別委員会の報告としても纏められていますね。
もちろん、国土交通白書2008にも関連した記述があります。
根拠は、こんなところですが、どうですか?


       

No.14025 了見を広く持とう 投稿者:morinokuma3715 投稿日:2008/06/03(Tue) 19:01

kmatsuさんに同感です。環境問題に注目して、その周辺をざくっと調べる、これは良いことでしょう。でもそれに固執しては(多分)ダメです。
口頭試験では、環境問題はもちろんのこと、機械安全、技術者倫理、等イヤというほど幅広い質問が出ました。
白書だけにこだわらず、世の中の色々な情勢を的確に読みとる訓練が必要です。
(ちなみに私は昨年の受験時、5月に発行された消安法に目をつけていました。そのものズバリの問題はありませんでしたが、筆記で消安法も視野にいれた回答としました。)


       

No.14029 RE:建設一般問題 投稿者:APEC 投稿日:2008/06/04(Wed) 02:21

ようやくサイトの建設一般のページを更新しました。問題予想が掲載されると期待しておられた方がありましたらごめんなさい。
問題予想は一切やめました。理由は書いたつもりです。(眠い目をこすりながら一気に書いたので表現不足の部分も多いと思います。これから少しずつ読みやすく更新していきますね)
そのかわり、重要テーマはあげさせていただきました。

 問題を予想して答案を用意する

ではなく、

 重要テーマの知見を身につけて、当日答案に表現する

ことができれば、まさに技術士にふさわしいと思うのです。
「ひたすら読む」でも「いっぱい答案を作ってみる」でも、どんなアプローチでもいいと思うので、「今の時代の重要テーマは何か」という視点でテーマを考え、それについて、
 (1) 現状に関する情報
 (2) 問題点として認識されている事柄
 (3) その解決策として提唱されていること
を知見として身につけていただければと願っています。そういうことに掲示板での議論が役立てばいいなあと思っています。


       

No.14031 RE:建設一般問題 投稿者:名古屋コーチン 投稿日:2008/06/04(Wed) 07:56

現状に対する情報と言うことで言えば、やはり私はガソリン問題は大きいと思います。建設技術者ですから、ガソリン問題と環境問題を絡めてもよいのではないかと思います。それこそが今まさに問題となっていることではないでしょうか?
これからの社会資本整備の方向性を14000KMが達成されていないからこれを推進していき・・・・・・と言うことも一つかもしれませんが、財政問題・環境問題がが大きく君臨しているわけですから、道路よりもコンパクトで効率的な経済社会へと社会資本整備のあり方に対する方向性を転換して、建設分野の新たなる活躍の場の第一歩とする・・・・、そのためには・・・・・と言うストーリーはまさしく現代にマッチしたものではないかと思います。


       

No.14032 RE:建設一般問題 投稿者:伏龍 投稿日:2008/06/04(Wed) 08:16

ガソリン問題をベースに環境問題.
分からなくもないのですが,
河川屋さんには多少縁が薄い気がします.

それよりももっと建設部門全体的な視野からのアプローチとして
うってつけのテーマがありますよ.
見逃していませんか?

私はソコが本命だと思っています.


       

No.14033 RE:建設一般問題 投稿者:ハマーン 投稿日:2008/06/04(Wed) 08:45

私は『合意形成のあり方』が気になってます。
当然、環境は大本命ですが。

もし、このまま海面上昇が続くのであれば、コンパクトシティーだの社会資本の老朽化だのに対する費用を遥かに上回る防災事業、あるいは、住民の移住などが余儀なくされそう。海面上昇すると言っている以上、その影響(高潮対策など)は国際化だの地域格差など言っている状況にないような気がするのは私だけだろうか・・・
う〜ん。まだまだ勉強不足です。

きっと、今頃問題を作成、確認段階だと思われる。問題作成官もきっとこの掲示板を見ているんだろうな。

ふと思うことがあります。環境を大本命視しているが、大体、洞爺湖サミットは来月で、大筋で何かが合意できているとしても、大どんでん返しだってあるかもしれないし、何も合意できない(玉虫色決着)かもしれない。その時点で問題を差し替えるのは無理なので、洞爺湖サミット絡みは出ないような気がしてきた。

あ〜。また迷宮に入っていく・・・・


       

No.14035 RE:建設一般問題 投稿者:名古屋コーチン 投稿日:2008/06/04(Wed) 19:47

今後の社会資本整備のあるべき方向性をどこに持っていくのかは、昨今の様々な問題を鑑み、このあたりで一度、建設技術者として考えてみてもよいのではないか、と言うことです。

やはり日本は車がないとどうにもならないので、いままでどおり道路を目標に向かって作っていくんだ、というのか、いや、車でばっかり移動しなくても住みよい社会を構築し、社会資本の整備効果が環境にまでも見据えたものとなるようにしよう、とするのか?
もちろん、他にもあるかとは思いますが。

ところで先週末はいつもがっちり込んでいるはずの都内の環状線が、珍しく渋滞もなくスムーズに流れていたと言うニュースをやっていました。
私は、結局そういうことなんだ、と思いました。

伏龍さま

>うってつけのテーマがありますよ.
見逃していませんか?私はソコが本命だと思っています.

私も勉強不足でソコがどこなのかわかりませんでした。
できましたらご教授願いたいので差し支えなければご指導をお願いできませんでしょうか?


       

No.14036 RE:建設一般問題 投稿者:アレン 投稿日:2008/06/04(Wed) 20:53

賭け事をやらないので、本命とか穴とかよくわからないのですが、予想なんか立てるよりも、いろいろな社会問題について、できるだけたくさん考察しておくほうがよいと思います。

ただし、文章の力を鍛える目的で想定論文を書くのならOKだと思いますが。


       

No.14037 RE:建設一般問題 投稿者:富山の土木屋 投稿日:2008/06/04(Wed) 22:12

建前は、満遍なくきちんと勉強することですね。
それが出来る人は、心配しなくても合格ですね!
しかし、それが出来ないから、困っているのではないですか?
私の予想は、何から勉強したら良いか判らない人のためのヒントです。
万遍なくきちんと勉強できる人は、参考にする必要はありません。
参考にして勉強する価値があるかないかは、貴方が判断して下さい。


       

No.14038 RE:建設一般問題 投稿者:APEC 投稿日:2008/06/04(Wed) 23:44

問題予想は、いろんな情勢を見渡し、ニュースや社会動向などの情報を収集して分析するということにつながりますから、その過程は大いに意味があると思います。
ただ、他人の予想を聞いて
 「そうか、これが出るのか」
みたいな感じで勉強する場合、
 「じゃあ、本命の●●と穴馬の■■の2つを勉強しよう」
というようにして2つしか勉強しないと、一面的なものの見方というか、視野の狭い答案ができてしまう恐れがあると思います。
さらに、「勉強する」ことではなく「答案を作る」という作業が目的化してしまう恐れもあります。
こういうことになると、ズバリ予想通りの問題以外は、ピントがずれたり、視点が偏ったりする傾向が強くなります。

とはいえ、全部勉強するのは大変でしょうから、重要なテーマいくつかについて知見を身につけ、その他のテーマ(ほとんどのテーマは同じ日本という社会のテーマである以上、少なからず関連しています)については、できる範囲で「広く浅く」勉強してはどうでしょう。

大事なのは、白書であれ他人が作ってくれた資料であれ、「鵜呑みにしない」「上っ面だけ覚えるのではなく、背景も含んで理解する」ということではないかと思います。つまり「覚える」のではなく「考える」ということですね。

そのためには、「私はコレが本命」「私はこれだと思う」みたいな競馬予想っぽい話よりも、たとえば温暖化と土木建設とか、効率的なインフラ整備(既存インフラ更新含む)とか、重要課題に関する知見を深めるような議論があるといいなあと思います。


       

No.14040 RE:建設一般問題 投稿者:地方愛 投稿日:2008/06/05(Thu) 00:07

私はギャンブル大好きです。この日曜日もスロットで5万負けました(悲)。
しかし、前日に下調べのチェックをした日はよく勝ちます。
つまり、準備と予想が大事であるということです。試験も傾向を探り、予想と準備をすれば合格確率が上がるということです。
ちなみに、今年の建設一般は、地球温暖化と絡めた問題が1つは出ると私は予想しています。

 ●地球温暖化+自然災害
 ●地球温暖化+国際貢献

建設一般は、時間の余裕があるため、その場で構成(骨子法など)して論文を作成することができます。
そのため、より多くの設問に触れておくと有利と考えます。


       

No.14054 RE:建設一般問題 投稿者:アレン 投稿日:2008/06/05(Thu) 22:39

APECさんの書かれた意見に賛成です。

今、日本が直面している問題は何かということを、念頭に置いて課題の抽出を行えば、自ずとテーマは絞られてくると思います。骨子法などを利用すれば、決して大変な作業ではないと思います。

結果として、ほかの方が提示している予想問題と同じものがテーマとして残るかもしれません。しかし、自分自身で課題や問題を抽出することは、人から与えられるよりもずっと大切だと思います。


       

No.14100 RE:建設一般問題 投稿者:楽勝建設一般 投稿日:2008/06/09(Mon) 20:58

なんだかんだ言っても
合格しなければ意味がありません。
建設一般に限って言えば、
おそらくA判定の割合が50%程度
だと思われますので、そんなに
深く考えなくてもいいと思います。
大概の所で手を打って、専門の
勉強をするのが得策だと確信しますが・・。
違うかなーーー。


       

No.14102 RE:建設一般問題 投稿者:APEC 投稿日:2008/06/09(Mon) 21:46

まあいろんな方がいらっしゃいますからね。
前年度専門がAで一般がBという人もいらっしゃるわけで。
もっとも、一般論としてはおっしゃるとおり専門のほうが実力が身につくまで時間がかかりますから、過去問題を利用するなりして実力判定をしながら、弱点補強をメインに進んでください。


       

No.14103 RE:建設一般問題 投稿者:とおりすがり 投稿日:2008/06/09(Mon) 22:35

問題作成は、白書担当の政策課ではなく技術調査課。
「国土交通省技術基本計画」かな。


       

No.14108 建設一般以外でも・・・ 投稿者:kmatsu 投稿日:2008/06/10(Tue) 07:45

【地方愛さんのコメント】
今年の建設一般は、地球温暖化と絡めた問題が1つは出ると私は予想しています。

 @●地球温暖化+自然災害
 A●地球温暖化+国際貢献
【コメント以上】

目を建設部門以外に転じてみると・・原子力白書19年度版はAであり、19年度の「機械一般問題」は、@自然災害(脆弱な国土:地震国日本・・国土交通白書からの引用)でしたね。

19年度「機械一般問題」の作問者は、国土交通白書を読んでいたわけです。20年度「建設一般問題」の作問者は、「国土交通白書」や「環境白書」だけでなく、「原子力白書」も読んでいるかも(笑)。

役人であれば十分可能性はあります。「白書」の作成者なら、他の「白書」に何が書かれているか気になるはずだし、見ているでしょう。彼らが「白書」を作成する目的の中には「予算獲得を有利に進める」ことがあるでしょうから、競争相手(他の省庁)の手のうちを見ないはずがありません。

さて・・・一般問題の合否の分かれ道は何でしょうか。私の意見を次のURLに書いてみました。kmatsu

http://kmatsu50.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_0659.html


       

No.14111 RE:建設一般問題 投稿者:元とおりすがり 投稿日:2008/06/10(Tue) 19:25

いろいろの方の意見が聞けて勉強になります。

       

No.14112 RE:建設一般問題 投稿者:お茶一杯 投稿日:2008/06/10(Tue) 20:32

建設一般で大本命の環境を出すなら、白書云々ではなく

「あなたの現在携わっている(又は過去に携わった)建設部門の業務・事業で、地球温暖化に鑑みた現時点での問題課題を整理し、2012までに今後−6%削減に対してあなたが建設部門として取組む具体の方策を述べなさい。」

技術者としてどうあなたは行動しますか。


       

No.14113 RE:建設一般問題 投稿者:質問 投稿日:2008/06/10(Tue) 20:54

>問題作成は、白書担当の政策課ではなく技術調査課。
>「国土交通省技術基本計画」かな。

上は、根拠のある話ですか?

試験委員は次のように定められています。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu7/siryo/001/07122504/006.pdf


       

No.14115 試験問題は誰がいつ作るか・・・ 投稿者:kmatsu 投稿日:2008/06/11(Wed) 05:02

質問さんから「試験委員はどう決められるか」という投げかけがありました。関連して、技術士分科会試験部会の配布資料(平成19年12月4日)から、私が分析(単なる推測?)した「驚くべき結果」(大袈裟な・・笑)をご紹介します。

特に、誰が問題を作っているかということと、「専門知識から離れられない」一般問題の部門との妙な関係にご注目ください。長くなりますので・・次のURLにて説明しています。kmatsu

http://kmatsu50.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_7ad9.html


       

No.14116 RE:建設一般問題 投稿者:サブ 投稿日:2008/06/11(Wed) 08:50

ということは、5月の中国の地震関係はびみょ〜ですね。

       

No.14117 RE:建設一般問題 投稿者:質問 投稿日:2008/06/11(Wed) 13:01

kmatsuさん、情報ありがとうございます。

ということは、
・建設部門は、財団の試験部会の専門委員が国交省の役人を作問委員に推薦する可能性が高いということですね。
・このところ、国土交通白書のサブタイトルからの出題が続いているのもうなずけます。


       

No.14130 RE:建設一般問題 投稿者:crack climber  投稿日:2008/06/14(Sat) 02:24

白書をマジマジと読んだのですが、なんか結構良いこと書いてあるような気がしてきました。

やはり温暖化に絡めた地方都市の集約当たりをついてくるのかなぁ、って気がしてきました。

まぁ、山を賭けることが技術士としてふさわしいことではないかもしれませんが・・・・。


       

No.14215 RE:建設一般問題 投稿者:再挑戦 投稿日:2008/06/21(Sat) 16:15

岩手・宮城で内陸地震があり、尊い人命を失い、甚大な被害がありました。その中には、大規模な地すべりの発生と被害、また最大鉛直加速度を観測しました。建設部門では中越・中越沖、能登と続いた内陸地震対策の延長上にあります。
被害に遭われた方などを差し置いて不見識なことですが、このことは建設一般や土質及び基礎等の専門の試験問題作成に間に合っているのでしょうか?
確たる情報があって推測している訳ではありませんが、通常であれば、6月初旬には試験問題作成委員会のようなところで問題は審議・確定し、印刷へ回されると思っています。勿論、この度の地震が発生しなくても建設部門では重要なテーマなのですが。


       


No.14178 地球温暖化について、建設分野ができること 投稿者:努力あるべし 投稿日:2008/06/17(Tue) 12:53 [返信]

みなさん教えてください。
地球温暖化について、建設分野ができることといえば以下の点と私は考えました。しかし、視野が狭いような・・・やっぱりコンパクトシティーとか、スマートICとかも入れたほうがいいのでしょうか?
■建設分野における地球温暖化の解決策
1.建設資材の新規投入率を削減
2.資材運搬の効率化
3.建設重機の効率的な作業
4.既設構造物の維持
5.新規構造物の長寿命化
6.建設廃棄物の削減
問題、課題を何を抽出するかで変わると思いますが・・


       

No.14195 RE:地球温暖化について、建設分野ができること 投稿者:お茶一杯 投稿日:2008/06/18(Wed) 05:25

努力あるべしさんへ
ひとまず幅広く勉強して、本番で設問主旨もふまえながら、力を入れ説明したい=メリハリをつけるのがいいのでは。

貴殿の例ですと
@防災系
A整備効果Co2低減系
 いわゆる@Aは河・都市・道路など分野各施策
B建設生産系
 建設過程での対応

項目としては
@、A、Bを簡単に説明して、例えば特に@について詳細記述+貴殿意見
あるいはBについて詳細記述+意見
etc・・・

日常の業務での改善、日頃から温暖化の関わりを意識しつつ、(変化球に対応できるよう)幅広く勉強するのがよいでしょう。


       

No.14196 RE:地球温暖化について、建設分野ができること 投稿者:ハマーン 投稿日:2008/06/18(Wed) 07:30

どれでも良いと思います。
それよりも、抽出した課題の解決策が重要だと思います。
ただし、抽出する過程では、一通り列挙し、視野の広さ表現する必要があると思います。(数行で良いと思いますが・・・)
また、なぜそれを重要視(抽出)したかの経緯も重要かと。(数行で良いと思いますが・・・)
がんばってください。


       

No.14198 RE:地球温暖化について、建設分野ができること 投稿者:努力あるべし 投稿日:2008/06/18(Wed) 12:19

お茶一杯さん、ハマーンさん
ありがとうございます。
やはり、視野を広げたほうがよさそうですね。
また、自分が選んだ解決策は、日常業務で考えていることなのですんなり記述できる自信があります。
それ以外の知識を深め、視野を広げる勉強をして見ます。(間に合うか心配ですが・・)
追加でご質問です。
抽出した課題、解決策についての詳述する項目については、誘導文(なぜ詳述するのかなど)は、入れたほうが、読み手には解りやすいのでしょうか?
また、詳述しないのは、なんだったのかとなりませんか?


       

No.14201 RE:地球温暖化について、建設分野ができること 投稿者:ハマーン 投稿日:2008/06/18(Wed) 21:34

努力あるべし さんへ

誘導文の必要性と言うより、話が繋がるようにすべきだと思います。ただし、誘導文で行数を消化しすぎるの良くないかと・・・

一概には言えませんが、タイトルで強制的に誘導する方法もあります。

前回の投稿で真意が伝わってないかもしれないので、もう一度書きます。
『一通り列挙し、視野の広さ表現する』は、全てを記載すると言う意味で言った訳ではありません。上記の1〜6で例えるなら、これらはかなり細分化された個々で効果の薄い対策のように思える。
一通り列挙の一通りとは、もっと大きな方向性(白書の表題レベル)を指してるつもりです。
以上は私見ですので、適時ご判断ください。


       

No.14212 RE:地球温暖化について、建設分野ができること 投稿者:一発クリア一般問題 投稿日:2008/06/21(Sat) 11:00

深入りしすぎです。

建設一般のA判定率は50%程度だと考えます。

準備無しで本番に挑む受験者数などを考えると、
これらの人を除いた率は70%前後になるものと
思います。

あくまで合格することが目的ですので、専門の
方に力を入れるのが得策です。

ともあれ、頑張りましょう。


       


No.14189 実務経験について 投稿者:れもん 投稿日:2008/06/17(Tue) 22:55 [返信]

こんばんわ 皆さんにお聞きしたいことがあるのですが、私は前職で1次試験を合格して2次試験を1回7年の実務経験で受験したことがあるのですが、そのときは合格できませんでした。
現在、転職して新しい会社で来年の2次試験を7年の実務経験で受けようと思うのですが、前の会社の社長に会って実務経験の証明を受けるのが難しい状態です。
この状態で来年の試験を受けるにはどうしたらいいでしょうか?


       

No.14190 RE:実務経験について 投稿者:あるある 投稿日:2008/06/17(Tue) 23:20

以下のページに解説があります

http://www.pejp.net/pe/niji/gansho/gansho.htm

(8) 途中で転職していても、今の会社で一括証明できる
平成14年度受験案内には、「転職等で勤務先が変わった場合等においては、現在勤務する勤務先の証明権限を有する役職者から転職前の勤務先の業務経歴も含めて証明を受けて下さい」とあります。
要は、今の会社の社長さんに、前の会社での経験もまとめて証明してもらえるということです。


       

No.14191 RE:実務経験について 投稿者:れもん 投稿日:2008/06/18(Wed) 00:05

あるあるさん、お返事ありがとうございました。
今の社長に証明してもらい来年2次試験を受験したいと思います。お世話になりました。


       

No.14194 RE:実務経験について 投稿者:あるある 投稿日:2008/06/18(Wed) 04:41

二次試験の受験経験があるという記述を見落としていました。
経歴証明が不要の場合もあるので、ご自身で必要書類を確認されたほうがいいと思います。

以下のページに解説があります。
ほかのページも含めて熟読をお勧めします。

http://www.pejp.net/pe/niji/gansho/gansho.htm


       


No.14149 専門部門について 投稿者:まさし 投稿日:2008/06/16(Mon) 11:11 [返信]

専門部門論文についてお聞きしたいのですが、19年度の問題によると 書き出しが一般論文のようには書けないようにおもえてきました。
1.はじめに という部分は必要なのでしょうか?

私は建設部門(施工管理)で受験しようと思っているのですが、昨年度の問題をみても はじめに という部分に書くことは。。。と悩んでしまいました。課題抽出や解決策は問題なく書けるのですが、はじめにという部分の書き方をどなたかアドバイスいただけないでしょうか?

 ちなみに APECさまの本も購入して 調べられることは調べましたが、そこまで詳しく書いてあるのがありませんでした。建設一般のように その問題が話題になっている背景は、いるのでしょうか?すいませんがどなたかよろしくお願いいたします。


       

No.14150 RE:専門部門について 投稿者:さすけ 投稿日:2008/06/16(Mon) 11:38

こんにちは
H18建設部門(施工計画)合格者です。
私は専門問題で、「はじめに」を使用しました。
施工計画における専門問題は例年15問出題されており
出題内容もある程度絞り込める状況かと思います。
私は自分の得意分野であるコンクリート・原価管理に
的を絞り、課題抽出・解決策という「主題」に入る前に
各専門問題の一般的な考え方や過去の経緯などを
「はじめに」で表現し、これに続くように次章の「課題抽出」に
展開した文章構成としました。
専門問題を扱った例を参考にすればそれほど
違和感が無いと思います。


       

No.14153 RE:専門部門について 投稿者:まさし 投稿日:2008/06/16(Mon) 16:44

さすけさま
 ありがとうございます。文字数は何文字くらいが妥当でしょうか? 1800字という短い論文の中にどの程度が妥当でしょうか?
ご指導おねがいいたします


       

No.14154 RE:専門部門について 投稿者:さすけ 投稿日:2008/06/16(Mon) 17:41

まさしさま
「はじめに」文字数ですが、これまた問題によりケースバイケースで私の場合、5行(120文字)の場合や
14行(336文字)の場合もありました。
私のやり方は、言いたいこと(書きたいこと)を主文と
して先にまとめて、その後に主文より「はじめに」を
前に独立させ、後ろに「終わりに」をくっつける方式でした。
参考になれば幸いです。


       

No.14156 RE:専門部門について 投稿者:まさし 投稿日:2008/06/16(Mon) 18:28

ありがとうございました。
一つの指標ができて 安心しました。

一般論文も今回みたいな地震が度々おこると 何のインフラ整備(耐震)をしても無意味なのでは?と思いつつ しかしながら、論文に書いてしまってることは耐震化とか・・・・。自分の考えに矛盾してるとこも多々あり日々四苦八苦して準備をしていたところでした。

本当にありがとうございます


       

No.14162 RE:専門部門について 投稿者:みんな頑張れ 投稿日:2008/06/16(Mon) 20:50

私の感想として。
19年の施工計画専門では、仰る通り「はじめに」と書くような問題は少ない気がします。
書くとしたら、問14番くらいでしょうか。

19年は出題が直接的で、導入として「はじめに」と書けませんでした。一般的な前書きをあまり求めていないような気がしました。
特に、設問が1〜3個と複数あり、一つずつ答えるのに精一杯でした。
18年までは、主題があったので「はじめに」と書いたほうがまとめ易かったです。

具体的な設問に、「はじめに」と書いたり、「おわりに」と閉めるのも変な感じがします。
問題に沿った書き方にした方が無難だと思います。

字数稼ぎと思われたら損な気がします。


       

No.14169 RE:専門部門について 投稿者:地方愛 投稿日:2008/06/17(Tue) 02:54

私は施工管理は受験していないので、具体的な設問は分かりませんが、参考になれば幸いです。

私は、一般問題、専門問題ともに次のような構成で論文を作成します。

1.はじめに
2.問題点・課題点抽出
3.問題点・課題点解決策
4.おわりに

このような構成とするのは、文章には「起・承・転・結」の流れが重要だと考えるからです(言う必要はないと思いますが)。
採点官を引き込むような文章構成が大切であると考えます。どのような文章を書くかというと、

1.はじめに

 ●設問の問題となっている社会的な背景や経緯
 ●懸案となっている事象や事故例
                  など
4.おわりに

 ●解決策の今後の展望
 ●一技術者としての決意

設問の「題意」につながるような「はじめに」、「おわりに」は意味がありますが、字数稼ぎでは意味がありません。
 平成19年度試験から大幅に試験時間が増加したので、余白で構成を練って解答できるはずです。


       

No.14170 RE:専門部門について 投稿者:イマジン 投稿日:2008/06/17(Tue) 04:43

みんな頑張れさんが書かれている通りだと思います。
「はじめに」と書きだすような出題ではありません。「字数稼ぎ」と思われるだけでなく、「問題を読んでいないのか」と思われても不思議ではありません。
昨年の出題とその分析、それから私の復元答案をご紹介します。
参考になれば幸いです。
●昨年の出題と分析
 http://blog.gijutsushi.net/?eid=561508
●私の復元答案:コンクリート問題
 http://blog.gijutsushi.net/?eid=559919
●私の復元答案:橋梁基礎問題
 http://blog.gijutsushi.net/?eid=560157

ちなみに、私は平成18年度も施工計画を受験しています。選択したのは、橋梁基礎の問題と総合評価落札方式の問題で、後者の問題には「はじめに」をつけました。
この復元答案については、著書のなかで紹介しています。よかったら、参考にしてください。
●ズバリ!技術士新制度「建設部門」の攻略法
 http://blog.gijutsushi.net/?eid=524379


       

No.14171 項目は抽象的に書くな・・・ 投稿者:kmatsu 投稿日:2008/06/17(Tue) 07:18

まさし様
技術士第二次試験は「相対評価」・・私はそう思っています。その観点から言えば、他人との差別化、これが大切です。
従って、まず、他人と同じように書く・・という発想をやめるべきと思います。
次に直接的に書く・・これが大事。なぜ「背景」や「経緯」を「はじめに」と書かねばならないのでしょうか。「展望」や「決意」を「おわりに」と書かねばならないのでしょうか。
読まなきゃ中身が分からないなら「項目名称」の意味がありません。「背景と経緯」を書きたいなら、直接そう書けば良いのでは。
「はじめに」「おわりに」と書くことが「不合格」への出発点になっていませんか。kmatsu


       

No.14172 RE:専門部門について 投稿者:APEC 投稿日:2008/06/17(Tue) 08:11

答案のフォーマットが細かく設定されているわけではありませんし、採点に関わる本質的な問題でもないので、作った(あるいは作ろうとする)答案の内容に照らして、「はじめに」があったほうがいいと思えば書けばいいし、そう思わなければ書かなければいいと思います。
文章を書くスタイルというものが人にはあって、最初にまえがき的に諸元を書かないと筆が進まないという人もいますので、いちがいにいい、悪いは言えません。「はじめに」を書いたら合格とか不合格といったこともありません。


       

No.14173 RE:専門部門について 投稿者:まさし 投稿日:2008/06/17(Tue) 08:33

みなさま 誠にありがとうございます。色々拝見させて頂きました。イマジンさまのブログは私のスタイルに非常に合っていると思いました。はじめに。。。っと書き始めると筆が止まってしまい、うまく書けなかったので、知合いの技術士(総監)の方に聞いたところ、起承転結を明確にするには少なくともいるのではといわれました。
さすけさまや地方愛さまの基本ベースで昨晩作っていたのですが、人と差をつけるほど能力が高くない自分をわかっていたので(kmatsuさまの相対評価は最もだと思いました。)問題点抽出や解決策は全く同じものをかいたので書き出しを 2通り作成してみました。それによりいいほうを選択したいと思っています。
 しかしながら あの問題数の中から2つを選択して3600字(施工計画なら15題の中から2つ、さらにそれぞれ(1)、(2)とあるので4つの論文)で書くには余計なことはかけないですね・・・・。
そもそも そこから はじめにっということが必要なのか疑問がわいてしまいました。
 みなさま、本当にありがとうございます


       


No.14118 論文の回答法について 投稿者:匿名希望 投稿日:2008/06/12(Thu) 12:12 [返信]

合格経験のない技術士二次試験受験者です。

皆様のご意見を広くお聞きしたいと思い、投稿しました。
(技術士試験に合格するための質問としてご理解ください。)

先日、とある技術士の方(SUKIYAKI塾講師の方ではありません)から、以下の指導を受けました。
-----------------------------------------------------------------------
テーマ:地球温暖化による我が国の影響とその対策に対する「あなたの意見」

地球温暖化は、CO2が原因ではない論理的な報告がある。
地球温暖化は、自然災害の誘発とは因果関係が確かでない。

でも、出題者は、
地球温暖化の出題が出たら、当然、CO2に関する記述だけを求めている。
地球温暖化の出題が出たら、当然、自然災害に関する記述だけを求めている。

だから、地球温暖化の出題が出たら、現段階では、
CO2が原因でないことに論理的な根拠があり、
自然災害が誘発されることの因果関係もないが、

対策として、
CO2を大量に排出する化石燃料の使用を減らすべきである。
自然災害に対して、ハード・ソフト防災を行う。

こう書いたら、採点官を納得させることができる合格論文となる。

また、題意とは関係なくても、
化石燃料の使用を減らすこと自体や、防災事業自体は、
大切だから書いたら合格論文となる。

さらに、「温暖化になると、「スキー場など雪による観光資源がなくなり、
その結果、冬季の収入源が減り、衰退する地方が発生する」
(これは私の意見です。)というようなことは、
出題意図から外れ、たとえ論理的であっても字数のムダなので書いてはいけない。
------------------------------------------------------------------------

私としては、その方の意見を、「その方の意見として」尊重しようと思います。

しかし、論理として、
AはBを誘発する(が原因である)。
Bの対策は、Cである。
だから、
Aを解決するにはCの対策をすべきである。

ではなく、
Aは「よくわからないけど」Bを誘発する(が原因である)「ことも考えられる」。
Bの対策は、Cである。
だから、
Aを解決するには「よくわからないけど」Cの対策をすべきである。

となっています。
この論法でも本当に合格できるのでしょうか。

また、題意とは関係なくても、大切なことは書いたらいい。という指導でしたが、
では、コスト縮減が大切だから、少子高齢化に対しても、よくわからないけどコスト縮減をすべき。
という論法が成り立つでしょうか。

さらに、自分としては、温暖化により、衰退する地方も出てくる(実際出ている)と思うのですが、
何も問題文に指定されていない「あなたの意見」に対し、
暗黙の了解的な基準(出題意図)が存在し、それにより合否が決まるとのことです。
それなら、国土交通白書の見解と違う、
「地球温暖化と二酸化炭素や自然災害の誘発は因果関係がない」という現状認識は、
出題意図から外れていないのでしょうか。

このような書き方で、合格論文になり得るのでしょうか。
みなさま、いかがお考えですか。

一応、ご本人にも確認したのですが、あまり納得できませんでしたので、幅広い意見をお聞きしたく思いました。
なお、この質問はその技術士の方を非難することが目的でなく、
合格論文を書けるようになりたいという気持ちからだということを、
改めて表しておきます。
また、私のHNを書くと、その技術士の方を特定することにもなりかねないので、
あえて匿名希望としたことをお許しください。

御教示いただければ幸いです。


       

No.14119 RE:論文の回答法について 投稿者:TKC 投稿日:2008/06/12(Thu) 14:25

匿名希望さま。
はじめまして。部門は異なりますが、経営工学で運良く合格することができたものです。
私のような意見が参考になるとはとても思えませんが、私の経験(指導を受けた経験含む)でお答えします。

まず最低限基本的なこととして、『質問されたことに対して素直に回答すること』が第1と思います。
その考え方に従えば、@地球温暖化による我が国の影響として、○○といったことがある。 ということを複数挙げ、 Aその事例に対する対策として、△△というのが私の意見である。 といった感じかと思います。
そのとき、@の背景にはいろいろなことがあり、事実として明確なこともあれば、最近の報告などで分かってきたこと(場合によってはまだ仮説の域を出ないかも)などがあり、Aについては逆に、私の意見が思いつかないこともあるかもしれません。ですが、『質問に対して素直に応える』のであれば、【事例】と【対策(私の意見)】はセットで応える必要があるのだと思います。
ですので(答えになっているかだんだん不安になってきましたが)、出題意図に沿っているかどうかは、その回答の内容というよりも、“答え方”にあるのではないかと私は思います。

そこからさらに合格水準にまで持っていくには、上記のA部分で、どれだけ創意工夫を見せることが出来るかかと思います。その創意工夫というのがきっと、“単にマニュアルに従った手法ではないけれども、マニュアルの背景にある考えを理解しつつ、自身の経験に裏打ちされた独創性ある手法(オッと思わせるような)”なのだろうと思います。(すごくファジーな回答ですみません・・・)

専門分野に関する知識があり、そしてそれを解決するだけの論理的考察力と課題解決力があることをうまく表現出来るかが、合格するための最低限必要なポイントと思います。


       

No.14120 RE:論文の回答法について 投稿者:みんみん 投稿日:2008/06/12(Thu) 16:37

匿名希望様;
わたしも,現在二次試験に向けて勉強中です。
まだ,専門に手一杯で,建設一般についての準備に着手できていない者の意見ですみませんが,私の考えは次のとおりです。

”地球温暖化と二酸化炭素や自然災害の誘発は因果関係がない」という現状認識は、出題意図から外れていないのでしょうか。”
今年は地球温暖化は大本命と予想される問題なので,相当の完成度と独自性が必要と思います。
その独自性を前面に出すために,あえて論理的裏付けがないことを私は知っている(白書を鵜呑みでない)とアピールするテクニックなのではないでしょうか?
匿名希望様の書かれている内容を見て,私はその様に感じました。


また,
”温暖化になると、「スキー場など雪による観光資源がなくなり、その結果、冬季の収入源が減り、衰退する地方が発生する”
は,問題点(課題)ではないでしょうか。
そして,その課題を解決するための自分の考え(方策)を明確にする必要があると思います。

私にとっても,ひとつの参考意見(ヒント)になりました。(END)


       

No.14121 確認ですが RE:論文の回答法について 投稿者:kazu 投稿日:2008/06/12(Thu) 19:08

●地球温暖化の出題が出たら、
「現段階では、CO2が原因でないことに論理的な根拠があり、
自然災害が誘発されることの因果関係もないが、」と思ってもそうは書かないで

「対策として、
CO2を大量に排出する化石燃料の使用を減らすべきである。
自然災害に対して、ハード・ソフト防災を行う。」と書くのですよね?


●地球温暖化の出題が出たら、
「現段階では、CO2が原因でないことに論理的な根拠があり、
自然災害が誘発されることの因果関係もないが、
対策として、
CO2を大量に排出する化石燃料の使用を減らすべきである。
自然災害に対して、ハード・ソフト防災を行う。」と書くのであれば、間違いなく不合格だと思います。これは論理矛盾です。




○「現段階では、CO2が原因でないことに論理的な根拠があり、自然災害が誘発されることの因果関係もない」という主張に関しては、解答紙面で完結に論拠を示し、十分に納得のゆく展開が出来れば良いでしょうし、それが出来なければアウトでしょう。


       

No.14122 RE:論文の回答法について 投稿者:匿名希望 投稿日:2008/06/12(Thu) 20:02

TKCさま、みんみんさま、kazuさま
お返事ありがとうございます。

kazuさま
僕が指導されたのは二番目の●です。


       

No.14123 RE:論文の回答法について 投稿者:お茶一杯 投稿日:2008/06/12(Thu) 22:56

匿名希望どの   (6/13一部改)

部門が不明ですが、仮に建設部門とすれば(講師の方の)回答方針もよくわからない。

まず、<対策→化石燃料使用を減らすべき云々・・・> 
これは建設部門の「対策」ではないでしょう。
我が国の影響=「問題」に対して、社会的に要請される事項=「課題」の一つととらえます。
その課題に対して、建設部門でどう取組むかが「対策」

そして「あなたの意見」→ 「あなた」だったら対策を実施する上で工夫・配慮すべき事項、日常業務での対応は如何しますか。

<対策→自然災害に対して、ハード・ソフト防災を行う云々・・・>

たしかにこれは河川・道路その他防災上の視点としてあるが、単なるメニュー羅列ですむ話ではないでしょう。
(現実に温暖化?で集中豪雨が多少増えたから、降雨特性を見直しして排水計画や改修計画を変える?)

現在の計画あるいは施設上の問題点の考慮も望まれます。

もうひとつ、別の視点。
国をあげチーム−6%と言われ、一人一人の対応が求められている。
我々の日常の活動すべてで温室効果ガスが生じています。
では、貴殿の現在行っている仕事対応では如何でしょうか。

もっともこのようなストレートではなく、変化球で来ると思いますが・・・ストレートが打てないと変化球にも取り組めません。


       

No.14124 RE:論文の回答法について 投稿者:akio 投稿日:2008/06/13(Fri) 00:55

少し心配になったので投稿させていただきます。

結果を急がれている気持ちはよくわかりますが、
議論の中で理解を深めることはとても大切な事だと
思います。
もう一度添削者の主旨を確認されたらいかがでしょうか?


       

No.14125 RE:論文の回答法について 投稿者:あっどうも 投稿日:2008/06/13(Fri) 02:13

匿名希望様
お互いご苦労さまです。
私も、今年二次試験受けるものですが(自分で自分にご苦労さまってどうかな)
添削内容についてですが、たとえばですね何かの説明書を読んだ際に
”Aということをやる場合はBの結果が得られるように設定をしているかしていないかわからないんですけどCの準備をしてください”ということになりませんか?(何か違うかな?)これだとどうすればいいのってなりません。このような解答を一般問題でした場合は、”現状を述べる所でオリジナリティーを出したいだけで、結局白書通り、しかも筋が通ってない”と私は、感じます。なのでこの指導方法は私は賛同しかねます。
<あー長い文章になった。やっぱり私には骨子法がいいようだ>


       

No.14126 骨子法と言えないかもしれませんが 投稿者:TKC 投稿日:2008/06/13(Fri) 23:57

匿名希望さま
専門分野ではないので、そこまで首を突っ込む必要もないのですが、多くの方から批判をいただくことで、あくまで自分が向上するためにコメントさせていただきます。
骨子法と言えるほどではないのですが、題意に従って私自身が回答するならば・・・
1.地球温暖化とは
 ・定義(みたいなもの)
 ・事象(事例かもしれない)
2.地球温暖化の背景
 ※ここには後々に語る事例の論理的根拠を示す
3.地球温暖化の影響
 ・具体例として・・・
 (2.で論理的根拠が示されている事象)
4.課題解決のための私の意見
 ・課題(解決すべきテーマ。つまりは3.で示した地球温暖化の具体例)ごとに対する自身の考え。
  @具体例○○に対する解決策
  A具体例△△に対する解決策
 ※この部分が創意工夫を発揮するポイント。
といった感じでしょうか。
骨子を考えて整理してみると、3.の部分であまり事例を挙げすぎると、4.の部分が浅くなりそうですね。

技術士に求められる要素としては、専門知識に対する『広く、そしてある部分については非常に深い』知識ではないかと思っています。
専門バカ(言葉が悪くてスミマセン)に思われないよう、ある程度広い知識とそれに対する見識があることを見せながらも、最も得意な分野では誰にも負けない強さを見せる・・・これこそが理想の技術士像ではないでしょうか。(自分はそうなりたいと思っています。)


       

No.14127 RE:論文の回答法について 投稿者:イマジン 投稿日:2008/06/14(Sat) 00:18

TKCさんの例を使って悪いのですが、このイメージで記述するなら、1〜3で答案用紙1枚くらい、4+「おわりに」等で2枚くらいになるのかなと、私の感覚では思います。
(地球環境問題を専門とする方は、書きかたも違ってくると思いますが、)建設部門のある一分野を専門とする方が記述する場合、多くの方は1〜3に紙面を割いても一般論に終わると思います。
そういう方は、4にウエイトをおいて説得力、実現性のある、「自分の意見」をしっかり書くことに注力したほうがよいでしょう。
どうもこの掲示板を見ていると、1〜3のところに力を入れすぎている方が多いように思ったので、私見を述べさせていただきました。


       

No.14128 RE:論文の回答法について 投稿者:TKC 投稿日:2008/06/14(Sat) 00:32

イマジンさま
コメント(フォロー?)ありがとうございます。

1〜3の部分は、それが全く無いと困りますが(もし無かったら、後の4の部分が単なる思いつきになってしまう)、あまり重厚に書きすぎても一般論で終わってしまうかと思います。
1〜3の部分では「専門知識をある程度備えている」ことを示せればよく、4の部分が技術士としてふさわしいかどうかを問われる部分かと思います。

言葉足らずでした。ありがとうございます。


       

No.14129 RE:論文の回答法について 投稿者:csman 投稿日:2008/06/14(Sat) 00:57

匿名希望様
建設部門の技術士としまして、私の考えを述べます。
地球温暖化の主因とされている温室効果ガスについては、ご承知とは思いますが、いくつか知られています。

・それぞれの物質が原因と思われる影響としては、色々違いはあるのでしょうが、それらを論理的に記述できるかどうか
・建設分野として、どういった対策を講じることができるか

これら2つの観点で述べる必要があります。つまり原因や問題点などを述べることができても、緩和するための手法を展開できなければ解答とはならないのです。
たとえば、化石燃料の使用量を削減するという目標が導き出されたら、建設分野として考えられる手法を、極論をいいますと、こじ付けでも書かなくてはなりません。
あなたへの指導を行った方は、最終的な解答までは伝えていませんが、ほぼ解答に近いものを示唆しています。その解答に肉付けをするのは、あなたです。あなたが自分の専門分野、関連分野からイメージして書けばよいのです。これが“あなたの考えを述べよ”ということになります。
私なら、化石燃料を減らすためには、たとえばエネルギー効率の良い機械を採用するとか、アイドリング時間を極力少なくするとか、さらには鉄道を用いて近くまで建設機械を運搬するというように、さまざまな事例を上げます。それらを書けなければ、とうてい合格とはなりませんので。
「状況」、「課題」、「解決策」は、二次試験での各試験科目での普遍的考え方となります。解決策を書けなければ、その項目を取り上げたことが妥当ではないことになります。

なお、コスト縮減と少子高齢化については、「コスト縮減が大切だから、少子高齢化に対しても、よくわからないけどコスト縮減をすべき」、ではありません。簡単に述べますと、
少子高齢化 → 財源不足 → コスト縮減(品質向上、維持管理、LCCなど、コストに係るものすべて関連)
というのがこれまでの方向ですのでお間違えなく。


       

No.14131 RE:論文の回答法について 投稿者:匿名希望 投稿日:2008/06/14(Sat) 08:30

みなさま、アドバイスありがとうございます。
たくさんのご意見を頂戴し、うれしく思います。

今の自分に足りないところが認識できました。
広い立場からの記述を忘れず、現実可能な具体策を提案する。
これまでの自分の視野の狭さに恥ずかしく思いました。
局所的なことも大切ですが、これからは論文全体を考えて行こうと思います。

ご相談してよかったです。ありがとうございました。


       

No.14133 RE:論文の回答法について 投稿者:morinokuma3715 投稿日:2008/06/14(Sat) 23:51

匿名希望さん
私の考えを少し述べます.
課題は「地球温暖化による我が国の影響とその対策に対する「あなたの意見」」なので,皆さんが書かれているように,その背景を細かく論ずる必要はないと考えます.CO2が原因であるかどうかについての論理的根拠があるとかないとかは,この場合どうでもよくて(失礼),「温暖化」による影響のみを述べればよいと思います.例えば水の体積膨張による海表面上昇などですね.
その際引用文献だけは「国土交通白書によると」とか「IPCC第4次報告書によると」など,と記載しておいた方が,単なる持論展開にならず良いと思います.

その課題から「引用文献」を用いた推定される影響,ここまではあまり持論展開せずに,その先は「あなたの意見」を書くのが良いと思います.そしてイマジンさんのいわれるように,内容も「ここに勝負を掛ける」のが良いと思います.
「あなたの意見」の切り出し方についてはAPECさんが以前別スレッドで書かれていたように,「緩和」と「適応」という視点を使うのも一手段と思います.

結局,
課題(のおさらい)→問題(一般論の方がよいか?)→問題点の解決策(ここで自分のアピール)
という構成がよいのではないでしょうか?


       


No.14132 建設一般のページ更新中です 投稿者:APEC 投稿日:2008/06/14(Sat) 10:09 [返信]

サイトの建設一般のページですが、随時更新しています。
SUKIYAKI塾筆記試験対策講座を進める中で、多くの方が陥りやすい傾向が見えてきます。

たとえば温暖化を取り上げた場合、建設分野と他分野の関連の取り扱いが難しくなります。運輸分野で自動車からのCO2排出が多いという課題がある場合、自動車の燃費アップとか、「それは建設分野の技術者がやることじゃないでしょう」というような解決策が出てきたりします。
「その問題に関する建設分野の関わり」
「その課題クリアに建設分野で寄与できること」
「その課題クリアを妨げるいろいろな問題点のうち建設分野に関わること」
といった視点が大事です。(このことは、設問が「建設分野に関わること」と指定してきた場合などは特に重要になります)

また、これも温暖化を取り上げた場合ですが、問題点・解決策がたくさんありすぎて内容が薄くなってしまう(具体性がないと判断されたり、白書要約版っぽくなってしまう)懸念があります。

なお、これらはいずれも問題点抽出がしっかりしていないと顕著になります。

これからも答案作成に当たって注意してほしいことをできるだけ整理して、サイトに反映させていきたいと思いますし、大阪と東京で開催するセミナーではface to faceで直接お伝えしていきたいと思っています。
受験生の皆さん、がんばってください。


       


No.14104 都市再生とコンパクトシティ 投稿者:後がない 投稿日:2008/06/09(Mon) 23:06 [返信]

疑問です。
皆様のご教授をいただけると嬉しく思います。

都市再生では、交通流の円滑化として、首都圏三環状道路の整備等を推進しています。

これにより、交通渋滞が緩和され、経済効果や二酸化炭素排出量削減が期待されています。

地域再生では、地方都市のコンパクトシティ化により、都市機能の集約化と効率化が図られています。

これにより、社会資本整備のコスト縮減と、自動車依存社会からの脱却が期待されています。

どちらも一見、CO2削減に寄与しているように見えます。

しかし、都市再生では、地方都市の車依存型社会からの脱却とは反対に、車の利便性が向上するものと考えます。

この結果、今まで以上に車の利用率が向上し、CO2排出量は増加すると思うのです。

そもそも、CO2排出量削減のためには、車依存型社会からの脱却を推進する必要があると思います。

三環状道路整備により、首都圏中心部の車両通過が減少しても、三環状道路を通過する車両数が増加しては本末転倒だと考えます。

それとも、私の考えには、なにか見落としがあるのでしょうか。


       

No.14107 RE:都市再生とコンパクトシティ 投稿者:お茶一杯 投稿日:2008/06/10(Tue) 06:21

見方によると思います。
@道路周辺でみる
 交通量転換、渋滞減少、全体のスピードアップ→温室効果ガスも減る傾向。
→道路整備は温室ガスにも効果がある。
A全国的にみる
 ごく一部の道路開通の影響は、全体で指標をみれば効果が現れない。(毎年道路が開通しても全国的主要道路の平均旅行速度はほとんど変わらない)走行台キロも同様。
→温室効果ガスは減らない。
→自動車の総量のコントロールか。

建設部門だけでなく、他部門と連携して解決していくしかないのでは。そして、我々のライフスタイルを変える「しくみ」、素地を作って転換するしかないと思うが・・・?


       

No.14109 RE:都市再生とコンパクトシティ 投稿者:ハマーン 投稿日:2008/06/10(Tue) 08:41

浅知恵な私の考えですが、そもそも、温室効果ガスを究極に削減する効果的な方法は、建設部門にはないと思います。
たとえば、電気自動車の開発・普及(100%普及)を論ずるなら、効果がありそうですし、超低コストの太陽光発電装置を開発すれば、それも効果が大。

何が言いたいかと言うと、建設部門の出来ることっていっぱいあるけど、どれも即効性に欠けると思うんですよね。だから、コンパクトシティとかモーダルシフトとかITSとか言っても、どれも即効性がないと思うんですよね。だから、緩和策を問われれば、それらの組み合わせ作戦しかないんですが、何をやるにしても問題はお金なんですよね。で、どうするの?。財源論に触れられないので、コスト縮減をさらに促進?夢を論文に書くなら、何でも実現可能ですが、実現性を意識すると、たどり着くのはお金なんですね。

ぶっちゃけた話、橋1橋作る金を科学技術の開発費に投資した方が温室効果ガス削減に対する費用対効果は大きいと思うのですが、建設部門の解答としては一般論すぎる。

でも思うんですよね。建設部門には他部門にない使命が。たとえば、災害防除とか、要するに少なくても予想されたシナリオが進行しても、それに打ち勝つ社会資本の整備が。

話が逸れ過ぎてすみません。
コンパクトシティが課題解決策だ。と論じて終わるのは良くないと思います。当然ながらモーダルシフトとかITSも同じです。
ですので、『コンパクトシティーは有効な解決策だ』と前ふりしておいて、それを効率よく実現するための方法論やデメリットを抑制する効率的な実施方法を論ずる必要がある。 と思います。
そこでコンパクトシティは効果なし。と思うのではなく、そこからあと1歩踏み込むのです。そこまでは、誰でもたどり着けますので。


       

No.14114 RE:都市再生とコンパクトシティ 投稿者:後がない 投稿日:2008/06/11(Wed) 00:00

お茶一杯様、ハマーン様、ご返答ありがとうございます。

大変勉強になりました。


お茶一杯様。

「しくみ」ということで・・・。
先日のNHK番組「低炭素社会」でもやっていましたが、やはり我が国の政府の指導力の弱さが「しくみ」作りを行えない一番の理由だと感じています。

しかし、そういった政府を作っているのは我々有権者ですよね。

国民の社会問題に対する意識の低さは、戦後のGHQの教育とか色々と背景があるかもしれませんが、言い訳ばかりではなにも進みませんね。

せめて自分位は子供のためにもきちんとしないといけないと感じています。


ハマーン様。

「建設部門として何ができるか」、「解決策の弱点補完も含めて主張」ですね。

ご助言内容、私に不足していた視点で、非常にためになりました。

必ずしも実効性が大きい抜本策でなくとも、上記視点で考える事が重要と認識しました。


       


No.14105 出願と登録 どっちが先? 投稿者:HELP 投稿日:2008/06/10(Tue) 00:39 [返信]

青本の知的財産のところですが、
手続き上の順番はどうなっているので
しょうか?

それと、保護される期間についても
法改正とかで、今一、確信が得られません。

勉強不足ですが、よろしくお願い致します。


       

No.14106 RE:出願と登録 どっちが先? 投稿者:お茶一杯 投稿日:2008/06/10(Tue) 06:00

知的財産の種類で異なります。
保護される期間が変更になっており(青本は古い)、法律データベースで確認されるのが適切です。
うぃきぺでぃあは参考ですね。


       

No.14110 RE:出願と登録 どっちが先? 投稿者:便利屋 投稿日:2008/06/10(Tue) 10:43

手続き上の順序でいえば、特許・実用新案・意匠・商標とも、出願→登録という順序ですよ。いずれの権利も、出願後、特許庁でなんらかの審査を経た上でなければ登録になりませんから。
>HELPさんが混乱されているのは、権利の種類によって、保護期間の起算日が異なるからではないでしょうか。

青本にも書いてあるとおり、特許・実用新案は出願から何年という形で保護期間が決まっており、意匠・商標は登録から何年という形になっています。
とはいえ、特許も実用新案も、権利として効果を発揮するのは登録されてからですから、実際の権利期間としては、それぞれ法定の保護期間である20年とか10年よりも短くなるわけです。(いずれの権利も、出願から登録までそれなりに時間がかかりますので)

ちなみに、実用新案の保護期間は、平成16年法改正−平成17年4月1日出願から適用−で、従来の6年から10年に、意匠の保護期間は、平成18年法改正−平成19年4月1日出願から適用−で、従来の15年から20年に延長されています。

詳細は、以下の特許庁のWebページに初心者向けのテキストがUPされていますので、ご一読されるとよろしいかと思います。

http://www.jpo.go.jp/torikumi/ibento/text/h19_syosinsya.htm


       


No.14039 地球温暖化への「適応」 投稿者:APEC 投稿日:2008/06/04(Wed) 23:57 [返信]

国土交通白書第1部では、地球温暖化への対処について、
 (1) 緩和
   CO2排出抑制につながる施策等で、温暖化緩和に寄与する
 (2) 適応
   温暖化の結果生じる異常気象や海水面上昇(高潮)に対応する
という2つのアプローチが示されています。
この「大分類」は妥当だなと私は思います。

そして「緩和」については
 @公共交通利用、モーダルシフト、交通流円滑化などによるCO2排出抑制
 Aエネルギー効率アップ、省エネ都市などによる間接的なCO2排出抑制
の2つに「中分類」できるのかなと思います。この中ではAの具体策にあるコンパクトシティ(面白いことに今年の白書では「コンパクトシティ」という言葉が出てこないのですが)などは面白い着眼点かなと思います。

一方、「適応」のほうなのですが、どうもこちらはあまり歯切れが良くないというかたいしたことが書いてなくて、「ハード整備はなかなか進まないから、土石流危険地域への宅地展開を抑えるような施策とか災害情報提供などによる減災(ソフト施策)を、容器から水がこぼれても外へはこぼさないというイメージで書いています。
どうもこちらのほうがピンとこないというか、「それだけ?」という気がしないでもないのですが、皆さんはいかがでしょうか。
中間的な施策かもしれませんが、数年前に出た特定都市河川法などは、ハード施策とソフト施策の中間的というか、ダイナミックな治水対策案だと私は思っています。
たとえば中流域で霞堤により田んぼを遊水池として利用し、災害を「押さえ込む」のではなく「いなす」「受け流す」という発想が感じられて、当時私は「治水方針の転換」と受け取っていました。
こういうのも温暖化「適応」のあり方のひとつとしていいのではないかと思うのですが。


       

No.14041 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:名古屋コーチン 投稿日:2008/06/05(Thu) 07:52

電気をこまめに消しましょうとかエアコンの温度は28度にしましょうなどの”エコライフ”は「緩和」の部類だとお思いますが、このような習慣や生活が人間生活で当たり前のように一般化され、「適応」する、と言うのは意味違いでしょうか?

これを建設業に適応させ、”建設版エコライフ”と言うのはどうでしょう?
温暖化原因の主たる部分が産業部門や運輸部門等であることを考えれば、当然必要ではないかと思います。

具体的な例ですが、例えば公共工事の入札・契約は従来までが価格のみで選ばれたものが品確法などによって品質というベクトルが出てきました。今後は更に環境というベクトルも増やし、社会資本の築造は品質や環境に良い、というものとしていく、などです。それから我々ゼネコンはよく安全・品質・原価・工程テの4項目が重要といわれますが、これからはここに環境が入る時代がくる!?なんかどうでしょうか。ベクトルが増えることによって、当然談合もしにくくなりますし能力のない企業は辞めざるを得ない。過剰体質の建設業の活性化にも寄与するのではないでしょうか?

「緩和」と「適応」は非常に関連が深いと思います。
当たり前の話ですが、適応することによって緩和されていくのではないでしょうか?

APECさんのおっしゃりたいことと的外れっぽかったかもしれませんが、私も白書を見て少し考えてしまったので一つの意見として自分の考えを述べさせていただきました。


       

No.14042 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:ハマーン 投稿日:2008/06/05(Thu) 08:28

温暖化への適応について、建設部門として考えているのですが、そもそも、温室効果ガスの削減を図るための方策(建設部門)は少ない、あるいは、効果が薄いように思われます。
温室効果ガスの削減は、そもそも、各個人(国民・世界の人々)の意識が重要だと感じるからです。
しかも、温室効果ガスはいきなり削減できない。削減を諦めるのではなく、建設技術者はそれに備えることを重要視すべきではないかと・・・

専門ではないのですが、たとえば、よく河川の治水安全度やその達成度が論議されますが、それって、降雨確率年の話であって、海面上昇による影響(下流域)って考慮されてるのでしょうか?
海面上昇すれば、下流域の河川水位も上昇するのだろうか?そうすると、当然、周辺の地下水位も上昇するわけで、そうすると・・・・

標高の高い所に引っ越しだ―


       

No.14043 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:APEC 投稿日:2008/06/05(Thu) 09:51

白書に限らず、温暖化への対応を「緩和」と「適応」に分類するのは一般的な考えなのですが、「適応」のイメージというか定義は、温暖化を抑制するとか進行を緩和するというものではなく、温暖化の結果として現れる、二次的な影響への対応です。
白書では、
 温暖化進行 → 異常気象 → 災害増加 → 治水対策
という流れで、この治水対策が「適応」ということになっています。もし
 治水対策 → 災害抑止 → 異常気象抑制 → 温暖化抑制
とフィードバックしていけば、それは緩和でもあるのでしょうが、そうではないことは「適応」になります。
単純には、局所的集中豪雨により異常出水が増えるので、
 @ダムをがんばって作る
 A堤防を高くする
 B下流への集中的な到達を緩和する
 C被災しにくくする(減災)
みたいな対策をするというのが適応策の一つですね。
つまり、原因は局所的集中豪雨による異常出水だけれど、その大元の原因が温暖化というものが「適応」の対象ですね。

とにかく、「適応」は、「なれる」とかいう意味ではありません。原因(温暖化)から派生した二次的現象(たとえば異常気象)により発生する影響に対処するということです。

「エコライフ」は緩和策です。白書でいうと第1部p.73の図表1-3-3-1の住宅等の省エネ性能向上や省CO2型都市構造に通じるものかと思います。

海面上昇による洪水への影響は、それがいわゆる「バックが効く」というほどの水位上昇ならあるかもしれませんが、出水時は河川水位の上昇が圧倒的なので、あまり関係ないでしょう。
それはむしろ高潮のほうに効いてくると思います。異常出水ではなく異常潮位ですね。

で、上記@〜Cのうち、白書にはBが書いてないなあというのが私の感想です。
Bは、つまりはハイドログラフをなだらかにする(ピークを下げてブロードにする)ということであり、つまりは流達時間をばらつかせるということであり、特定都市河川法で言われている霞堤による耕地の遊水池的利用とか、中上流域の住宅に地下浸透枡を設けるとかいった方策はこれに資するのではないかと。


       

No.14044 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:ハマーン 投稿日:2008/06/05(Thu) 12:08

なるほど。です。

ただ、私が気にしているのは、突発的バックウォーターや集中豪雨ではなく、徐々に進行する海面上昇(21世紀後半には60cm上昇とも言われている)です。

日本中(人口が集中する平野部)では、あらゆる地下構造物が存在します。地下水位が下がれば上載荷重は増えて危険ですが、水位上昇による浮力により、管渠・函渠・杭の構造・地下施設に影響が出てくるのではないかと・・・
地震以外の異常気象は気象予報士がある程度予想できるので、非難さえすれば被災者は軽減できると思うのですが、構造物の老朽化と同じで、徐々に進行する海面上昇(地下水位上昇)を想定した補強対策や新たな設計手法の確立も視野にいれるべきかなと思った次第です。(今の安全率で吸収できるのかな?)


       

No.14045 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:APEC 投稿日:2008/06/05(Thu) 12:18

なるほど、地下水位上昇への懸念ですね。
それで思い出しましたが、海水準上昇による河口汽水域の生態系破壊が懸念され、シジミなど漁業への影響も懸念されているわけですが、地下水の塩水化も考えられますね。つまり沿岸域の井戸が使えなくなるという。


       

No.14046 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:青い炎 投稿日:2008/06/05(Thu) 18:02

>白書では、
>温暖化進行 → 異常気象 → 災害増加 → 治水対策
>という流れで、この治水対策が「適応」ということになっています。

温暖化進行により異常気象が増加し、災害増加という流れにはどうも同意しかねます。
例えば、海水面の上昇ですが、確かにIPCCの第四次報告書では20世紀の海面上昇は全球平均で17cm(12〜22cm)と報告しています。
しかしながら、我が国の気象庁の観測結果では、以下の通りです。
『ここ100年の日本沿岸の海面水位には、世界全体の海面水位にみられるような明瞭な上昇傾向はみられません。
1950年ころに極大がみられ、また約20年周期の変動が顕著です。(気象庁HP)』
http://www.data.kishou.go.jp/kaiyou/shindan/a_1/sl_trend/sl_trend.html

また、異常気象や台風については、気象庁の気候変動監視レポート2006で詳細に述べられています。
http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/monitor/2006/pdf/CCMR2006_chap1.pdf
『月降水量における異常少雨の年間出現数は有意に増加している。異常多雨については長期的に有意な傾向はない。
また、1980 年代頃までは異常少雨の出現数が多い時期には異常多雨の出現数が少ないといった傾向があるが、
1980 年代以降は、異常多雨・異常少雨ともに増加する傾向がみられる。
1980 年代以降は降水量の変動性が増加する(極端に多い月降水量と少ない月降水量がでやすい)傾向がみられる。(同レポートP30)』

また、同レポートでは1時間当たり50mm以上などの集中豪雨については、
『長期的なトレンドについては、統計的な有意性は認められないものの、
連続する10 年ないしは11 年間の平均は、少しずつ増加している。』
としています。
2008国土交通白書では「長期的なトレンドについては、統計的な有意性は認められない」という部分は無視して、
連続する10年の平均が上昇している図(2008国土交通白書P9)のみを示しています。
完全な印象操作ですね。

さらに、台風については、
『台風の発生数、接近数、上陸数は年々の変動が大きいため、5 年移動平均の変化で長期的な傾向をみると、
過去56 年間では、いずれについても明瞭な変化傾向は認められない。
近年に限ると、発生数は平年より少ない傾向、接近数は平年より多い傾向がみられる。(同レポートP35)』
としています。

要するに、我が国においては20世紀中に平均気温が約1℃上昇したが、
海面上昇、異常気象の増加、自然災害の増加などは見られないということです。

技術士試験では、いくら国土交通省よりの回答が有利だからと言って、
大本営発表のような事実を捻じ曲げたものを鵜呑みしてまで国土交通省におもねた回答をすることが、
果たして技術士としてふさわしいのでしょうか?

APECさんが述べられている@〜Cは温暖化への適応というよりは、
普通に自然災害対策として整備していかなければいけないものだと思います。


       

No.14047 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:後がない 投稿日:2008/06/05(Thu) 18:03

塩水遡上により、農作物への影響もあります。
この場合、河口部分の堤防を整備して、塩分が堤内地へ浸透しないように整備する必要もありますね。

河口堰がない場合などは、汽水域の面積は拡大するので、シジミの生息場は増えて、漁業には良い効果があるかもしれません。
汽水域は淡水と海水が混じり合う多様な環境が存在しますので、生物多様性は向上する場合もあるように考えます。

河口堰がある場合は、塩分濃度が上昇し、生態系にはより大きな負の影響がでるのではないでしょうか。


       

No.14048 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:梁山泊 投稿日:2008/06/05(Thu) 18:44

No.14046の青い炎さんの意見に、おおむね賛成です。

国交省は、温暖化をねたに予算の確保をしたいのでしょう。

温暖化=悪い
にも疑問があります。
たとえば、凍死する人間が減るとか、
作物はよく育つとか。

CO2の増加→温暖化
にも疑問があります。
IPCCのシミュレーションは、いい加減みたいなため



温暖化に関する問題が、建設一般にでた場合に、どう書こうか迷っているところです。


       

No.14049 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:ハマーン 投稿日:2008/06/05(Thu) 21:42

>技術士試験では、いくら国土交通省よりの回答が有利だからと言って、大本営発表のような事実を捻じ曲げたものを鵜呑みしてまで国土交通省におもねた回答をすることが、果たして技術士としてふさわしいのでしょうか?

2科目目、3科目目なら挑戦的でもよいでしょう。
しかし、1科目目の人は人生が掛っています。(建設部門のみ)
建設白書に記載されている数値や方向性を無視するこはできないと思います。

国土交通省におもねた回答をすることが、技術士にふさわしいか否かを判断する基準なのでしょうか。たかが試験です。試験に合格することが目的で、受験生が技術士にふさわしいか否かの判断において、その点は関係ないと思う。なってから、そこで何がふさわしいか考えても良いのであって、技術士でない人間がそこまで要求されるとは思わない。技術士同士が議論するならそれも良いかもしれないが・・・

試験で自分の意見を論述するのは当然だけど、事実を捻じ曲げたものを鵜呑みしても良いと思う(対試験用で)。大体、Co2の排出量だって、どうやって計測してるのか不明だし、たぶん何となく大雑把に推測しただけの数字じゃないのでしょうか?それでも公表されている以上、そうだと試験用に思っておくべきと思います。
そうでないと、縁遠い科目の人が環境マニアにならない限り合格できない。そこまで要求される試験じゃないような気がする。


       

No.14053 技術士試験に求められるものは? 投稿者:morinokuma3715 投稿日:2008/06/05(Thu) 22:35

青い炎さんの意見は私個人としても常々思っていたことです。明日の天気さえろくすぽあたらないのに、長期に渡る気象条件の傾向が現時点のシミュレーション技術であたる訳がない・・・(笑)

それはさておき、「技術士の試験」として考えた時、果たして「大本営発表」のみを根拠にして論理展開することが妥当なのか?というのが疑問です。
白書のみならず、IPCCの報告書(原文を英文で読むべし)、各種学協会(国内外)、様々な文献から出題の意図に対して「自分の技術的な見識の広さ」をアピールして、技術士として自分がふさわしいことするのが「試験の対策」ではないかと考えています。
白書のみに基づいた論理展開では、見識が狭いように感じます。(というより皆似たり寄ったりの論文になりませんかね?)


       

No.14056 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:APEC 投稿日:2008/06/05(Thu) 23:14

青い炎さん、異常気象が統計的に増えているかどうかは、確かにまだ確定的ではないと思います。つまり、増えているとは断定できないわけですね。と同時に、増えていないとも断定できません。
異常気象に関わる情報を見ても、ばらつきがひどくなっているといわれればそうだろうけれど、変動範囲が±3σ以上であるとか言われれば別ですが、それくらいは自然の変動範囲内かもしれないですからね。
そしてそれが温暖化が原因かというと、この因果関係も断定できるものではないでしょう。他の原因もありえます。これは地球温暖化が人為的要因によるものかどうかというのと同じ話ですね。
つまり仮説段階であると思います。あると言い切ることもないと言い切ることもできない段階です。
(「ない」と断定できる情報があるのなら私の勉強不足ですからお詫びします)

では「増えているといわれている」ということについてのはどうかというと、それは確かです。温暖化が人為的原因かどうかという議論と同じで、「実際にそうか」というと断定はできないけれど、「そうだといわれているか」というと、確かにそのようにいわれています。
どこかに黒幕のような悪党がいて、ありもしないものをあるかのようにデマを流して自己利益を追求しているのかというと、予算目当ての水増し的操作は官僚のことですからやるでしょうが、まるっきり話を作ってしまうなど、そんな単純な世の中でもありません。

つまり、地球温暖化でも異常気象でもいいですが、それらは仮説段階であるけれど、その可能性があるということで何か対処をしようよということ、つまり予防原則で世の中が動いているということではないでしょうか。そしてそれが世論なり選挙なりで否定されない以上、それが総意とみなすべきでしょう。

科学者であれば仮説の成否に関して議論をし、「私はその仮説は正しくないと思う」と主張するのは大いに結構だと思うのですが、技術者に何が求められているか(国民が何を求めるか)というと、世の中の動き(あるいは総意)に関して、専門分野におけるニーズを専門家として実現していくということではないかと思います。
「遺伝子組み換え食品は大丈夫だ。論理的根拠もなしに怖がるのは愚かだ」と言うのは自由です。国民は自由に意見を述べる権利があります。
しかし、社会に対して専門職として責任を持つ技術者は、国民のニーズに応える必要があります。

異常気象に関して、あるいは温暖化に対して異論があるのであれば、たとえば「仮説段階なので、財政制限の中で予算を振り向ける前段階として、仮説の検証を進めるべきだが」みたいに前置きすればいいのではないかと思います。
「異常気象はない」とか「温暖化は人為的原因ではない」と主張するのは、仮説を検証する議論としてはいいでしょうが、技術者としての資質を問う試験での答案としては不適当だと思います。
それは「合格したいから迎合する」ということではなくて、社会の総意を(たとえそれが民意がどれだけ反映されているか、あるいは理論的にどれだけ実証されているかという点で十分とはいえなくても)専門分野において実現していくのが専門職としての技術者だと思うからです。
私もBSEの牛肉輸入制限のときは、確率的にいって自動車で交通事故死する可能性のほうがよほど高いと言っては「何やってんだか」みたいに言っていましたが、それは専門職技術者としてではなく、自由に意見を言う国民の一人としてです。「国民の一人として意見を」というのと、「技術者として意見を」というのでは求められているものが違います。
まあひらたく言えば、異常気象に対処すべしというコンセンサスを前提として、具体的にどうするかを問う場であって、仮説の議論をする場ではないと思うということです。

そしてこの「○○すべし」という部分がニーズ、つまり「課題」だと思います。その課題に関する情報を集め(現状)、実現にあたっての問題点を抽出し、解決策を提示するわけですね。これが試験の評価基準である課題解決能力です。
課題そのものを「私はそうは思わないから」と否定しては先に進みませんよ。


       

No.14059 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:青い炎 投稿日:2008/06/06(Fri) 00:08

確かにAPECさんが言うように、課題そのものを否定していたら前には進みませんね。

ただ、今回私が言いたかったことは、
我が国においては20世紀中に平均気温が約1℃上昇したことも事実ですが、
同時に海面上昇、異常気象の増加、自然災害の増加などは見られなかったことも事実ということです。

2008白書で「地球温暖化の適応」の箇所の歯切れが悪いのも、
白書の執筆者は当然気象庁の気候変動監視レポートぐらいは読んで、事実を知っているからだろうと思います。

今年のガチンコ技術士学園(http://www.gachinko-school.com/)の練習問題の一つに、
『地球温暖化が我が国に与える影響を論じるとともに、
地球温暖化がもたらす影響を回避・低減するための具体策と
地球温暖化そのものを緩和させるための具体策についてあなたの意見を述べよ。』
という問題を用意して、解説と私なりの解答論文例を示しました。
興味ある人はどうぞ申し込んでください。結局広告になって申し訳ありません。


       

No.14060 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:APEC 投稿日:2008/06/06(Fri) 00:24

おお、レス早いですね。^^
課題は課題として、それを前提に現状を整理して問題点を抽出し、解決策を論じるという基本スタンスを確認するいい議論になったと思います。どうもありがとうございました。

逆に、私などは実務の中で局所的ゲリラ豪雨的なものが増えたなあと、これは統計的データを持たずに実感しているのですが、そこへ持ってきて「異常気象が増えている」と言われると「ああ、やっぱり」と思うし、夏が暑くなったなあとも思っているところへ「それは温暖化のせいなんですよ」と言われると「だろうねえ」みたいに感じてしまうわけですね。
そういう「感じ」は、研究なり市場動向察知なりのスタートラインにはいいわけですが、それを自分の中で既成事実化してしまって、それを前提に技術的論議を進めたりすることのないように気をつけないといけませんね。

まあ、原因が地球温暖化、二次原因が異常気象であろうとなかろうと、局所的ゲリラ豪雨や異常出水への対処が社会的ニーズであるならば、技術者としては、そのニーズと、インフラ投資制限とか国民理解などとのバランスを取りながら(トレードオフを解消あるいは最小限化しながら)道を探っていかねばなりませんね。


       

No.14065 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:らくちん技術士 投稿日:2008/06/06(Fri) 21:01

>科学者であれば仮説の成否に関して議論をし、「私はその仮説は正しくないと思う」と主張するのは大いに結構だと思うのですが、技術者に何が求められているか(国民が何を求めるか)というと、世の中の動き(あるいは総意)に関して、専門分野におけるニーズを専門家として実現していくということではないかと思います。

●APECさんの上の御意見に対して、多少疑問を感じます。
・地球温暖化対策については、ご存知のように、我が国のマスコミ並びに省庁は、最悪の数値ばかりを強調し過ぎIPCCの4次報告書の内容を、必ずしも正しくは伝えていません。世論操作されていると見たほうがよろしいかと思います。歪曲された情報によって形成された国民の世論は正しい総意とは言えません。
・技術者が歪曲された情報による世の中の動きを前提にするのは間違っていると思います。
・少なくともIPCCの報告は公開されているのであり、私達は、最も確からしい事実と検討に基づき、政府が情報操作している意図も含めて技術者として判断し、具体的な技術的方策を国民に返すべきだと思います。

・技術者には、科学の成果を正しく読み込み、多少の政策的な方便も汲みながら、専門技術によって、より良い国民生活に寄与することが求められており、時には、行過ぎた情報操作に警鐘を鳴らすことも重要な役割であると考えています。

●技術士試験では、科学的判断の姿勢も含めて、解答を求められると思います。
私は、昨年度の(建設環境:専門)試験では、それが充分に出来ませんでした。たまたま合格しましたが反省しています。

先程、上武大学大学院教授 池田信夫さんのブログをみつけました。関連する内容です。
勝手にURLを紹介します。参考になると思います。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/f4ebd3172c222e69bc9916e4a87701e8


       

No.14069 正すところは正す 投稿者:morinokuma3715 投稿日:2008/06/06(Fri) 23:58

私もAPECさんの意見には少々賛同致しかねるところがあります。
<科学者であれば仮説の成否に関して議論をし、「私はその仮説は正しくないと思う」と主張するのは大いに結構だと思うのですが、技術者に何が求められているか(国民が何を求めるか)というと、世の中の動き(あるいは総意)に関して、専門分野におけるニーズを専門家として実現していくということではないかと思います。
「遺伝子組み換え食品は大丈夫だ。論理的根拠もなしに怖がるのは愚かだ」と言うのは自由です。国民は自由に意見を述べる権利があります。
しかし、社会に対して専門職として責任を持つ技術者は、国民のニーズに応える必要があります。>

とありますが、技術的に明らかな間違いがあることについては、国民のニーズとは関係なく技術者として正すべきだと考えます。もちろん現有技術で不明なことは「不明である」ことを発信するのも務めです。

卑近な例です。
◇PCやカメラの掃除に使うエアスプレーがありますね。某メーカから代替フロン使用(HFC-152a)で、従来使用の代替フロン(HFC-134a)の温暖化係数より1/10になった、というふれこみでグリーン購入法に基づく「エコ商品」として認定されていました。
しかし、実際調べてみればHFC-152aは温暖化係数が140もあり(すなわちCO2の140倍)、何故これがエコ?との疑念がぬぐえませんでした。(もちろん商品説明には従来の1/10になったことを強調しており、CO2の140倍の温暖化係数があることには触れていません。)
しかも代替の手段としてDME(温暖化係数1以下)とCO2を使った商品がありました。
これについては、おそらく科学者あるいは代替手段を開発した技術者が提言したのでしょう。今年の2月にグリーン購入法基準に「代替フロンは認めない」旨の改正がありました。

◇CO2のみが悪者になっている、さらに本日参院で可決した改正温対法では、ガス検針などに「CO2の排出量」を記載する努力目標が盛り込まれています。しかしIPCCなどの「専門家」は地球温暖化の原因物質としてCO2だけではない(フロン、メタンなど・・・)、と言明しています。CO2に特化されたこの「改正法」はまさに世論に押された形になったのでは?と思います。

従って、本当に妥当なことであれば、世論がどうであろうと技術者として/専門家として、真のことを世に発信するのが正しい姿だと考えています。

余談)
技術士ハンドブックでは温暖化についてはあまりページを割いていません。環境問題に関しては我が国の「環境施策」について重点的かつ多面的に述べられています。
温暖化の議論も多少はありますが、それは「環境施策」の一部でしかない、と読みとれますが・・・?


       

No.14070 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:APEC 投稿日:2008/06/06(Fri) 23:59

おっしゃることはよくわかります。
ただ、マスコミは論外として、省庁は何を目的として情報を歪曲しているとお考えでしょうか。
そのあたりに決め付けや思い込みがないか、その点に懸念を感じます。
私は先にも書いたとおり、おっしゃるとおり最悪ケースばかりピックアップしたみたいになっていることに関してはおおむね同意しますが、予防原則として捉えていますので、そのことに否定的ではありません。結果的に無駄な投資もあるかもしれませんが。

まあ、そのあたりはどこまでが仮説であるがゆえの意見の相違か、情報の見方に関する意見の相違か、難しいところですね。

そういえば応用理学の19年度必須科目は、温暖化原因についての議論に関する知見も書くように求めており、さすがは「Science」を冠する部門だなあとヘンに感心しました。

それはそれとして、入り口でぐずぐず言っていても始まらないので、温暖化への「適応」に話を進めたいと思います。
温暖化が原因がどうかは仮説段階ですのでともかくとして、いわゆる「異常気象」と言われる、これまでに比較して異常出水などのリスクが高くなっているとすれば(それが予防原則であったとしても)、どのようにして対応すべきかという点でご意見をお聞かせいただければと思います。


       

No.14071 タイミングが良すぎましたね・・・(^^) 投稿者:morinokuma3715 投稿日:2008/06/07(Sat) 01:02

少し記事を修正している最中に書き込みがあったので、レス早すぎ(><)、と思ったらこれはらくちん技術士さんへのコメントでしたね。

さて私に質問のあった件ですが、先ほどの記事(No14069)に間違っている、という実例と根拠を追記しました。(CO2に関連する国会決議の話です。)

さて、議論を進めるのでした。
正誤はともかく「地球温暖化の対処」という課題が出たら、、、「緩和」と「適応」というアプローチは悪くないと思います。ただし何か本質が抜けているような?
そこがないから「適応」が歯切れが悪く感じられるのではないかと思います。何だろう・・・?「低減」?違う・・・

そもそも何度の温度が「適正」な気温で、どれぐらいのCO2濃度が目標とされるのかがわからない、だから「適応」も場当たり的なものになるのではないか?と感じます。これをどう表現したら良いのだろう???そのあたりは白書の作成者も同じように考えているのではないかとも感じました。

ちなみに「緩和」では「CO2の貯蔵」という技術もありますね。北極海油田でノルウェーの石油会社が実証しました。


       

No.14072 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:真剣な受験生 投稿日:2008/06/07(Sat) 01:25

試験に地球温暖化が出たら、それは情報操作だと書けばいいということですね。
私は合格したいから絶対そんなことはしませんが、皆さんはそう書くんですね。
皆さんは、仕事を請けた時にこんな仕事は意味がないと思ったらそう言うんですね。
自分ができないことを言いませんよね。技術士なら。


       

No.14073 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:La Strada 投稿日:2008/06/07(Sat) 01:56

>>CO2のみが悪者になっている

確かに、国民はそんなイメージを持ってしまっているかもしれません。しかし、改正温対法ではCO2だけが悪者になっているわけではありません。CO2ではなく温室効果ガスと書かれており、CO2の排出量とはCO2に換算した時の排出量という意味です。
フロン、メタンなども当然原因物質であり、忘れられているわけではありません。例えばCDMではCO2が対象となることは少なくなっています。これはCDMがビジネスであり、温暖化係数が違いますので、当然と言えば当然ですが。
CO2だけを悪者にしているわけではないのですが、そのように国民に誤解を与える報道がされているのは否めないかもしれません。


温暖化とCO2濃度との因果関係については、かなり怪しいという意見もありますが、知見を蓄積しながら対策を講じると言う予防原則の考え方は極めて常識的な考え方だと思います。
そのような視点を持てず、持論を爆発させてしまったら間違いなく落ちるでしょう。

ところで「適応」ですが、ちょっとピンときません。
災害のリスク増大に対して、対策を講じる、、、ただし財源が限られているので、全てを一様に守るのではなく、守る対象によって手法を変えたり組み合わせたりする、、、これって数年前の「災害」の問題ですね。


       

No.14074 真剣な受験生さんへ 投稿者:morinokuma3715 投稿日:2008/06/07(Sat) 02:18

地球温暖化が出たら、情報操作・・・そんなに短絡的な話ではないです。

要は白書のみを「盲目的に」信じるな、他の視点(例:IPCC報告書や技術士ハンドブックなど)もある、だから総括的な判断が必要、と皆さんは言っているのです。こういう見方・反論もあるよ、と。

自分の頭で考えることが先決です。
合格したいなら、白書の丸暗記なんかは絶対に訳に立ちません。必要なのは「科学技術に関する高等な専門的応用能力」です。

>皆さんは、仕事を請けた時にこんな仕事は意味がないと思ったらそう言うんですね。

正直言って、「意味がない」と、仕事を請けるの関係がよくわかりません。(何に対して「意味がない」のかがよくわからないです。)
「意味がない仕事」が、公益の確保と相反するならば、「意味がない」ではなくて「公益の確保に相反している」と言います。守秘義務もあるので、そのあたりは状況次第ということになると思います。

>自分ができないことを言いませんよね。技術士なら。

自分が、、でなくて、技術的/科学的に、明らかに実現不可能なことは言いません。例えば永久機関など。

技術士法を良く勉強してください。信用失墜行為・公益確保の責務に反する可能性があります。
同様に、技術士の名称を用いて、できない、理解できないことを「理解したようなふり」をすることもだめです。
端的に言えば「技術に対して正直になれ」ということです。
そのために自己研鑽の責務があります。


       

No.14075 La Stradaさんへ 投稿者:morinokuma3715 投稿日:2008/06/07(Sat) 02:23

>確かに、国民はそんなイメージを持ってしまっているかもしれません。しかし、改正温対法ではCO2だけが悪者になっているわけではありません。

すみません、私の勉強不足&掘り下げ不足でしたね。
マスコミ報道を目にしたので、それには「CO2」のみと書いてありました。
こういった報道で国民が誤った認識を持つのかもしれません。


       

No.14076 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:ハマーン 投稿日:2008/06/07(Sat) 09:38

試験2ヵ月前ですよ。
それに専門だってあるし。
大体、環境が出来と限ったわけでもないし。

白書否定すると言うことを公言することは、受験生を惑わすと思う。
技術士のページじゃないんだから(応援するページ)、技術士同士のマニアックな論議が、右も左も分からない人にどれだけ影響があるか考えるべきだ。特に有名な人は。

技術士が『試験ってこんなに難しいんだよ』『白書より深い、IPCCよりもっと高度な事実認識をしないと合格しないよ』と無暗にレベルを上げているだけじゃん。

技術士論文(一般論部)は、現状認識は大事だけど、それを踏まえて、『あなたはどう考えるの?』『あなたならどうするの?』が最もじゅうようなんだ。現状認識なんて、白書レベルで十分だ。
武田教授の主張を技術士論文で展開しらどうなるの。リスク高すぎる。


       

No.14077 適応と対処 投稿者:名古屋コーチン 投稿日:2008/06/07(Sat) 10:59

私は適応とは、まさに適応、と考えていました。
家に子供用の国語辞典しかなかったですが見てみますと
適応:うまく当てはまること、当てはめること、とあります。
APECさんのご意見によりますと、適応とはなれるという事ではなく、温暖化による異常気象発生に対処していくことである、という事です。
ちなみに対処:その場の成り行きに応じてうまくとりさばくこと、でありました。

このまま温暖化が進めば自然災害が多発し海面温度も上昇し地球が壊滅的状態になるという事ですから、それに対処するという事は、熱いフライパンに水を一滴たらすようなものではないか、と思います。

何となく、コンパクトシティー、という文字が私はイメージされます。(しつこくてすいません)

災害が起こっても、被害を受けにくいところに住めばいいのです。あるいはコンパクトにくい止め策を設置するなども一つです。お金が少なくて済みます。
人口減少に見合った社会資本の質的向上です。
散らばった箇所にまんべんなく適応では、やはり熱いフライパンに水一滴、ではないでしょうか?


       

No.14078 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:名古屋コーチン 投稿日:2008/06/07(Sat) 11:27

それにしてもその前提に温暖化と自然災害が関係ない、という事となると、論文としてもおかしな話になりますね。

話を戻しますが、あえて適応をなれる、と捉えてみても、間違いではないような気がします。

緩和と同一線上に適応があると考えればいいと思います。
エアコン温度28度の生活に適応する。とか
建設分野にこれを「適応」してみては?


       

No.14079 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:青い炎 投稿日:2008/06/07(Sat) 11:40

1.はじめに
インターネットの情報については、情報リテラシーが大切ということに異論を挟む人は少ないと思う。
それと同様に、白書をはじめとする国が出す情報についても受け取る側の情報リテラシーが大変重要です。
特に技術士を目指す人や技術士は情報感度を高めた上で、適切な課題解決能力を示すことが望まれます。

今回は、明確なデータとともに、
『我が国においては20世紀中に平均気温が約1℃上昇したが、
海面上昇、異常気象の増加、自然災害の増加などは見られない。』
という事実を示しました。受験生は正しい情報に基づき、適切な自分の意見を構築するべきです。
要するに受験生を惑わせているのは、間違った情報を提供している白書の方じゃないでしょうか?

2.技術士論文作成の問題点
ハマーンさんのいう
>白書否定すると言うことを公言することは、受験生を惑わすと思う。
>技術士のページじゃないんだから、技術士同士のマニアックな論議が、右も左も分からない人にどれだけ影響があるか考えるべきだ。
という発言については、正直言って意味がよくわかりませんでした。
例えばある新興宗教を信じている人が、惑わされるから他の情報は耳にしたくないという感覚でしょうか?
技術士受験を考えている人は、右も左もわからない人ではないと思います。
これからの社会資本を担っていこうという責任感のある人たちばかりです。
そんな人が白書否定の発言が掲示板に書かれたからといって、右往左往するのでしょうか?

もしそれが事実なら、APECさんのHPやAPECさんの出す情報により、
技術士論文の作成方法が完全にマニュアル化されており、
マニュアル以外のことを耳にするともう対応ができなくなる、ということでしょうか。
そんな姿は想像したくありませんが、まさに技術士からは程遠い姿になっていると言わざるをえません。

3.技術士論文の書き方
技術士受験では「あなたの意見を述べよ」という出題のされかたがします。
私は、白書に書かれているとかそうでないとか、そんな判断基準ではなく、
自分の納得のいく意見のみを主張します。その方が合格に近いと思っています。
例えば、私が合格したのは平成16年度でしたが、
『巨大地震の発生が懸念されるなかで、地震防災対策の現状と課題について述べるとともに、今後のあり方についてあなたの意見を述べよ。』
という問題に対して、現在国が行っている地震予知の研究や取組は無駄なので、
即刻やめて、耐震化などに予算を振り分けるべきだと記述して、合格しました。
去年の問題では、私が指導した多くの方が、国交省の条件不利地域に居住する人々の日々の暮らしを守る
という方針に反して、限界集落の集約を記述して合格しています。

逆に言えば、国の施策に従って記述すれば間違いないという神話にしがみついて、
誰もが書くような陳腐な視点あるいは解決策を並べて合格できるのでしょうか?
解決策を自分の頭で考えること、そして自分の意見を論理的に構築することが大切です。

それとよく受験対策は別物と主張される人がいますが、
文章や構成が素晴らしく、論理的にも矛盾がなく、納得のいく解決策が提示されている論文が、
採点官の好みに合わないからといって恣意的な判断から不合格になるでしょうか?
なぜ、みなさんが、採点官がそこまで腐っていると判断するのか私には理解ができません。

4.おわりに
私は、技術士論文でA判定をとるために大切なことは、
論理性であって、白書に近いことではないと思っていますが、
この意見すら、各自で判断すればよいだけの話です。  以上


       

No.14080 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:消えゆく炎 投稿日:2008/06/07(Sat) 12:39

青い炎さんはまだまだ考えが若いですね。
ホームページ主催者を含めた大半の書き込み者が建設部門の技術士であり、公共事業にあやかって生活している以上、国土交通省白書の考え方に従うのはしかたないでしょう。スポンサーが黒と言えば、白でも黒になるのが世の中というものです。
でも、そういう青い炎さんの方が考え方が健全だと思います。政治家になってはいかがですか。
こういう意見はトピから消されるのでしょうね。


       

No.14081 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:まーぼ 投稿日:2008/06/07(Sat) 14:24

今年で3回目の試験に挑戦する受験者の声です。
仮に今年の一般論文のテーマが地球温暖化問題であり、建設部門としての対策が問われるとすれば、出題者は「地球の温暖化には問題がある」という前提に立っているのでないでしょうか。ならば、その前提を認めた上で対策を記述しなければ合格には達しないような気がします。そもそも、出題者が温暖化問題に疑念を抱いているなら出題されるはずもなく、試験対策という意味では力を入れる必要もないのではないかと考えます。
 (個人的な意見ですが)昨年、アル・ゴア全米副大統領と気候変動に関する政府間パネルにノーベル平和賞が与えられました。これは、地球温暖化問題に対する行動が世界から評価された為だと認識しています。こうした流れの中で、日本としても何らかの対策をとる必要があったのではないでしょうか。白書もその一つだと思います。
 私は決して青い炎さんの意見を否定しようなどとは思っていません。むしろ個人的には鋭い洞察力を持った方だと尊敬していますが、試験では白書を肯定的にとらえて自分の意見を組み立てたいと考えます。勿論、温暖化以外にも幅広い視野で研鑽を深めないと、今のままでは今年も撃沈です。


       

No.14082 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:ハマーン 投稿日:2008/06/07(Sat) 14:57

>白書否定すると言うことを公言することは、受験生を惑わすと思う。技術士のページじゃないんだから、技術士同士のマニアックな論議が、右も左も分からない人にどれだけ影響があるか考えるべきだ。という発言については、正直言って意味がよくわかりませんでした。

分かりやすく書いたつもりですが。
たとえば、『大学受験で教科書に書いてあることは、対試験用として覚えろ』と言っているのです。歴史認識で教科書に書いてあることが常に正しいとは思わないが、試験用にそのように覚えろと言っているのです。
ただ、技術者として試験とは別でどのように考えるかは別です。納得がいかないなら、技術士となり、技術士として『その試験問題はいかがなものか』と主張すれば良い。
私が一番恐れるのは、技術士が試験の敷居を無理に上げて、受験者が諦めることです。
この時期、未技術士は不安にさいなまれながら、白書を足がかりに勉強します。当然専門だって、各基準書を足がかりします。
この時期に白書を否定するなんて・・・
青い炎さんは、私と違い、その影響力は計り知れない。


>技術士受験を考えている人は、右も左もわからない人ではないと思います。

試験に対して右も左も分からないと言っているのです。1度でも合格すれば、あの程度でAなんだとわかるが、合格してない人は、合格の基準がが分からない。
論文で1歩踏み込むことはとても重要で、白書を映したような解答は論外。ですが、事実認識は白書で十分なのに、『無理に深く考えろ』と言っているように聞こえる。
技術士を受験しようとしている人は、当然、勉強も十分に行っているでしょう。でも、怖いんですよね。先の見えないトンネルって。


私は『白書に着かず離れず』で良いと思う。

>誰もが書くような陳腐な視点あるいは解決策を並べて合格できるのでしょうか?解決策を自分の頭で考えること、そして自分の意見を論理的に構築することが大切です。

これは、おっしゃる通りだと思います。ただし、書くか書かないかは別として、論文に書く場合の『現状認識』は、白書以上(ちょっとぐらい深くても良いが)に深入りする必要はない。ましてや、わざわざ否定する必要なんてない。 と思う。


       

No.14083 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:APEC 投稿日:2008/06/07(Sat) 16:45

うーん、これ以上はもう進まないようですね。
確かに白書には我田引水的なところはありますが、白書が全部情報操作かというと、それはあまりにも一面的な見方だと思います。
それはそれとして、白書はやはりしっかり読むことをお勧めします。否定するのは自由ですが、やはりしっかり読んで理解してからでないとね。
私のスタンスは予防原則だということを最後に申し上げて終わりたいと思います。

なお、「適応」という言葉の解釈ですが、私の意見ではないです。また白書が作った言葉でもないです。一般的に言われている温暖化対処のひとつです。
もちろん学会か何かで決められた用語であるとかいうものではないですが、比較的一般的に使われている言葉である以上、あまり独りよがり的な使い方をすると、試験では評価が下がると思います。「白書に使われているから」ではなくて、ですよ。

19年度は長文の資料を読ませて設問に答えさせるという部門一般問題が多くありました。知識でなくロジック、課題解決プロセスを評価するという試験目的に合致した問題形式だと思いますが、20年度はこれが広がる可能性が十分あると私は思います。
「以下の資料を読んで答えよ」と言われた場合、その資料の情報に基づいて話を展開しないといけません。それが試験のルールです。
そう考えると、与えられた課題を解決する能力を評価しようとしているのに、「そんな課題は間違っている」から入るとどうにもならなくなりますよね。

まあともかく、温暖化とか異常気象、「適応」の定義といった入り口のところから先に進まないということがわかりましたので、議論はやめます。
掲示板を使って議論を深めるということはあきらめましたので、受験生の方はサイトのページをご熟読ください。
またもう少ししたら、できる範囲でSUKIYAKI塾の練習問題も公開したいと思います。


       

No.14086 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:やしんか 投稿日:2008/06/07(Sat) 18:37

個人的には、地球の場合、豊富にある水が支配系となっており、京都議定書で定める温室効果ガスの影響はほとんど無いに等しいと思っています。それでもなお温暖化が起こっているのは、他の要因の方が強いのかと思います。
以下のことを誰かが言ってました。
「温室効果ガスにおける地球温暖化問題は、1%でも懐疑論がある状況においては、科学的決着はしていない。しかし、政治的にはもうすでに決着している。」
温暖化問題は、国際間の政治的問題として考える必要があるということです。温暖化問題は、世論を先導する良い材料になっているのかと思います。
しかし、温暖化対策として言われている省エネ等の施策は、いずれにしろ必要であると思います。また、温暖化で異常気象が起こるのは明らかなので、災害対策も必要であると思います。


       

No.14090 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:らくちん技術士 投稿日:2008/06/07(Sat) 22:06

●話が終ってしまったようで恐縮ですが、昨夜は、書きっ放しで、申し訳ありません。
その間に、興味ある意見がいくつか出されているようです。また、morinokuma3715さんには、多々、代弁頂いているような感じもあり、恐縮です。私の発言が、多少の誤解も与えた面もあるようなので、敢えてコメントします。ご容赦下さい。

●APECさんの御発言(No.14070)で、
>省庁は何を目的として情報を歪曲しているとお考えでしょうか。
との御指摘があります。
歪曲の政策的意図も酌むべきだという趣旨かと思います。
私は上のレス(No.14065) で、「・・・・・・・多少の政策的な方便も汲みながら・・・・・・」という言葉で表現したつもりです。
多分、同様の感覚であると思われます。御理解頂けると幸いです。

●青い炎さんの御意見は、賛同できることが多々あります。
特に、白書に頼り過ぎないことを指摘されていますが、私も同様に思います。建設行政の現在と未来に貢献すべき技術士が持論を展開することは期待されてしかるべきです。

●ちなみに、私の場合には、地球温暖化の原因の大部分が人為的なものであることを否定するものではありません。
国土交通白書を全面的に否定もするつもりもありません。
ただ、マスコミの危機感をあおり過ぎる報道姿勢には異論はありますし、省庁は、国民への啓発の意味をこめて、地球温暖化の影響を誇張しているのではないかと推測しており、関連の技術者である私たちまでがそれを鵜呑みにするのは、いかがなものかと思っています。
また、APECさんも書かれているように、応用理学部門では、19年度に地球温暖化に関して幅広い知見が問われています。私見ですが、建設部門でも、地球温暖化の出題は回を重ねており、そろそろそういう掘り下げた視点も必要になるのではないかという気もしているのは事実です。

●ハマーンさんの御意見は、(当然ながら)試験を見据えておられて、
技術の勉強ではなく、試験の勉強の観点で捉えると、多方面かつ細部の詮索をし過ぎることは不要との見解であると受け取りました。確かに、私もそう思います。まして、今は限られた時間で効率よく準備をする時期ですので、おっしゃることはごもっともです。
APECさんの御指摘にもあるように、与えられた前提からどのように展開して答えるかの訓練を積む時期でもあることは間違いありません。
そのうえで、弁解になってしまいますが、
地球温暖化に関しては、私自身が昨年度の試験経験も経て、少なくとも建設部門でも建設環境の専門家として反省の途にあったものですから、こだわった発言になってしまいました。試験そのものを敢えて必要以上の難関に持ち上げる意図は全くありません。何卒、ご容赦下さい。

●そこで、「適応」について話を戻そうと、考え出していたのですが、結局のところ私の答えは「災害に強いまちづくり」というような感じの答えになってしまいます。私の稚拙な答えよりも「自然災害を柔軟に受けとめる国土づくり」というようなイキなまとめ方をした資料がありますので、御紹介して私のコメントを閉めさせて頂きます。

「持続可能な国土の創造小委員会報告(案)〜持続可能な美しい国土の創造〜」平成16年2月(国土審議会調査改革部会・持続可能な国土の創造小委員会)より

http://www.mlit.go.jp/singikai/kokudosin/kaikaku/kokudonosouzou/8/shiryou3.pdf

第U部-2.自然災害を柔軟に受けとめる国土づくり
(1)基本的な考え方
(2)減災性を考慮した総合防災対策の推進
(3)土地利用の誘導・規制による防災対策の推進
(4)情報提供による防災対策の推進


       

No.14092 RE:もう少し、自分の立場、できることを意識しては 投稿者:イマジン 投稿日:2008/06/08(Sun) 02:02

この掲示板にしては珍しく、投げ出されてしまったような感じがしましたので、少しコメントさせていただきます。
まず、皆さんの真剣な議論を拝見させていただき、とても勉強になりました。ありがとうございます。皆さん、技術士にふさわしい見識をお持ちだと感じ入りました。

でも、現状認識に多くの紙面を割くのは得策でなく、もう少し自分に近いところで、解決策に力を入れて、書かれてはどうかと思いました。
「あなたの意見を述べよ」というのは、現状認識も含んでいるとは思いますが、解決策として、自分にできること、自分がすべきことを書いたほうがいいと思います。
建設一般の出題は、建設部門全般に共通するテーマが出題されるので、業界全体の問題とか、地球規模の問題だとか、話が大きくなりがちです。私はそんなテーマでも、なるべく自分にできること、身近なことを記述するように心掛けています。でないと、建設一般は、一般論で終わってしまったり、机上の空論になってしまったり、実現性を感じられなくなってしまうと思うからです。
私は白書を読んでいませんが、もし、地球環境問題を踏まえた社会資本整備のありかたについてあなたの意見を述べよ、と出題されたらと少し考えてみました。
APECさんの求められた「適応」の1つになるのか、わかりませんが・・・

例えば、私は、鋼構造で受験したときの経験論文で、古い鋼橋の管理方針の検討について記述したことがありました。
ここでは、鋼橋を更新するとき、普通はリサイクルまでしか考えないが、旧橋の鋼材を溶かしてリサイクルするにはCO2が大量に発生します。だから、リユース(解体した橋梁部材を使って別の場所で再利用すること)やリデュース(撤去しない=補強して使用する)も含めて、CO2発生量を比較項目の1つに加えた検討を行ったことを書きました(この経験論文は、ズバリ!技術士新制度「建設部門」の攻略法 に全文を掲載しています)。
これは私自身の温暖化へのアプローチであり、国土交通省の方針から外れるものでもありませんし、白書の鵜呑みでもありません。一般論文なので、書きかたは大きく変わりますが、私ならこういうことを記述すると思います。

皆さん、自分の立場で、自分にできること、自分がすべきこと、という視点をもう少し意識されてはどうかと思いましたので、コメントさせていただきました。
最後に、出題テーマは異なりますが、昨年の建設一般論文をご紹介します。自分の立場から書いたものです。参考になれば、幸いです。
http://blog.gijutsushi.net/?eid=560936


       

No.14093 やしんかさんへ 投稿者:仮性のナベアツ 投稿日:2008/06/08(Sun) 09:49

どのようにして、水が大量にあるということかとから、大気中の放射過程を経て平均気温が決定されるうえで、水が支配的な要因であると結論できるとしたのでしょうか?

IPCCの報告書では、大気中の水蒸気が増加することによる放射強制力の変化はないとされていますが、それを踏まえた上で、あなたの物理学の言葉を使用した科学的な意見をお聴かせ願いたいと思います。

また、地球温暖化が大気中の水蒸気増加に大きく依存しているとすれば、水蒸気の増加をもたらす原因はなんでしょうか?


       

No.14096 仮性のナベアツさんへ 投稿者:やしんか 投稿日:2008/06/08(Sun) 13:51

大気中の水(水蒸気)、二酸化炭素の割合は
二酸化炭素:0.04% ,水:99.7%
といわれています。また、温暖化係数は、分子の赤外吸収に依存し、二酸化炭素よりも双極子モーメントが大きい水と比較した場合、
二酸化炭素:1,水:40
と言われています(京都議定書では定められていませんが。)
となると二酸化炭素の影響度を1としたとき、水の影響度は99,700倍となると思います。
しかし、水の地球上での役割は、温室効果もあれば、雲による太陽熱エネルギーの遮断、雨や蒸発による冷却効果が挙げられます。

ここで、私が言いたかったのは、温暖化の原因の主原因が水であるということでなくて、大気においては、二酸化炭素よりも水の方が影響力が強いのでは?ということです。近年の温暖化は別の原因があるのでは?ということです。
ちなみに、最後の質問についてですが、私の考えは逆で、温暖化が進めば蒸発する水の量は多くなるのは当然ですよね。


       

No.14097 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:仮性のナベアツ 投稿日:2008/06/08(Sun) 15:39

やしんかさんへ

???

結果として水蒸気が大きくなるのならば、それは地球温暖化の原因ではないということでしょうか?

それに、水蒸気の放射強制力は高いのかと伺っているのですけれども。雲の形成過程はわかっていないことも多いですが、水蒸気が増えると、その分雲ができたり、その結果放射平衡がずれたりしますよね。雨も降りますよね。相変化するところが二酸化炭素とはまるっきり違います。だから、水蒸気が増えたからといって、気温が直接的に変動するなんて簡単にいえない。簡単にいえないので、今のところ気候物理学者が計算した気候シミレーションを信用するしかない。

はっきりいうと、地球温暖化問題は、その辺の化学者や生態学者が軽く口をはさめる問題じゃないんですよ。

ところで、二酸化炭素の影響が小さい(?)ならば、地球温暖化の原因はなんでしょうか?気候システムの安定性の観点からお答えいただけますでしょうか。太陽活動によるものでしょうか(笑)

IPCCの科学者達は、あなたのように「思う」とか「思わない」で議論してはいないと思いますけどね。

○そんなあなたにおススメのページ。
http://www.yasuienv.net/Akasofu.htm


       

No.14098 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:やしんか 投稿日:2008/06/08(Sun) 21:09

仮性のナベアツさんへ

総プロ野球評論家みたいな議論ですいません。
ただ、地球温暖化が温室効果ガスの影響のみで語るのに対して疑わしさはぬぐえないんですよ。
私みたいな懐疑論者でも、低炭素社会への推進については良い方向かと思っています。当初の話題に戻りますが、科学的には地球温暖化の問題と切り離して、政治的には地球温暖化の問題として、CO2排出抑制、災害対策を論じたいな、というのが私の意見です。

仮性のナベアツさん、ここは、温暖化の科学的妥当性について話す掲示板じゃないので、「にちゃんねる」なんかに行って、地球温暖化評論の続きでもしましょうか?


       

No.14099 反省と憂慮 投稿者:morinokuma3715 投稿日:2008/06/08(Sun) 22:28

◇反省
このスレッドは元々、APEC氏の「白書に書いてある緩和と適応の分類は妥当であると思う」
という言葉から始まっています。
この真意がながらく理解できずにいました。
「温暖化の問題を課題として提示されたなら」という前提があったのですね。
その「課題」そのものについて、是非を問うても全く意味がないとは言いませんが、真偽についての是非論に熱中し過ぎた感は否めません。私の書き込みにおいても、議論をすり違わせてしまった、という点については反省しています。

◇憂慮
しかし一方で白書が出てから、この掲示板では「地球温暖化が試験に出る」といった競馬の予想屋みたいな議論が活発になっているようにも思います。
技術士の試験ですから、題材の一つとして出題の可能性がないわけではないでしょうが、「白書」そのものに議論が集中するのはいささか疑問に感じます。
もし試験問題から「外れたら」その責任を誰かに転嫁でもするのでしょうか?
そういった観点から、白書から外れてでも、もう少し幅広い観点からの「環境問題」をとらえる必要があるのでは?と憂慮しています。公害、大気汚染、不法投棄、色々ありますよね。

特に掲示板に書かれている方は試験対策を専門とされる技術士の方もいらっしゃれば、これから技術士を目指す方もいらっしゃいます。技術士試験という観点から考えれば、白書を根拠とした(ある意味偏った)課題(温暖化)に対して議論が集中するのはあまり好ましいことではないと思います。

◇APEC氏の当初のスレッドに対する私の考え
緩和、適応、という分類については以前掲示板に書き込みしたように、悪い分類ではないと思います。
しかし、適応で歯切れが悪い・・・これは私も同様に感じました。
緩和で「排出の抑制」、適応で「対策」が白書には掲載されていますが、肝心の「防止」がないことが原因では?と思います。
すなわち白書を読んで「地球温暖化とCO2の増加は防ぐことはできない、だから少なくとも抑制と対策だけはやりましょう」というニュアンスが感じられるのです。
技術者の視点から考えれば「CO2等の温室効果ガス」を「絶対的に低減する」という「防止」の観点を含めても良いのでは?と考えます。
そのために海底の岩盤中にCO2をため込んだりする様々な「CO2」固定化技術が研究開発されているわけです。この技術に関して「如何に高度の専門的応用能力」を示すことができるか?をトリガーにした論文構成もありか?と考える次第です。


       

No.14101 RE:地球温暖化への「適応」 投稿者:APEC 投稿日:2008/06/09(Mon) 21:43

地球温暖化関連の答案作成についてサイトに整理しましたので受験生の皆さんはご覧になってください。
大事なことは、白書だけでは中身が薄いというか、課題解決能力の評価尺度のひとつである「多様な視点」の点で評価が低くなりがちだということです。

温暖化がどうやって起こるとか、異常気象とどう関係するとか、あるいは「適応」の言葉の定義とか、入り口でうろうろしていると先に進みません。
最初は白書の範囲内でもいいですからとにかく浅くてもいいので全体のイメージを理解して、そこからさらに一歩進んで理解を深め、そこそこ「語れる」ようになったら、そもそも温暖化のメカニズムは・・・・みたいに進んでいくのも一つだと思います。
合格するために迎合する必要は決してないですが、たとえば「白書の内容が薄い」と思えるようになるまでが大変だと思います。

試験まで2カ月を切りましたが、焦らなくても大丈夫です。
もっとも単純化した形でいいので基本を理解して、そこから掘り下げるなり広げるなりすれば、けっこう簡単に合格答案が書けるレベルまで行けますよ。

受験生の皆さん、がんばってください。


       


No.14087 参考書 投稿者:若輩者 投稿日:2008/06/07(Sat) 19:20 [返信]

今年,施工計画で受験を予定している者です.
現在,白書を読んで建設一般の勉強をしておりますが,専門についての良い参考書がなかなか見つかりません(色々な本を見ても,各科目に関する部分は少ししかないのが多い...).以前,既に合格している方から,「山海堂さんの本が,科目毎に本を出版していて非常に参考になるよ」と聞いたのでネットで調べてみましたが,何と既に倒産しているとのこと.取り合えず,会社に届く雑誌を見ながら専門勉強中ですが,何となく不安です.
皆様は,専門の勉強にどのような参考書を使用されておりますか?もし宜しければ,ご助言頂ければと思います.


       

No.14088 RE:参考書 投稿者:ハマーン 投稿日:2008/06/07(Sat) 21:14

特に参考書は無いと思います。って言うか、各基準書類の全てが参考書です。

つまり、過去問を解く(調べながらで良い)ことで、最短コースで勉強するしかないでしょう。過去問があって、それの合格解答があれば一番よいのですが・・・

同一選択分野の問題を何題か解くと、何となく傾向が見えてくると思います。そして、仕上げは1歩踏み込む解答ができるように、ネットなどを利用して調べることです。山○堂の本を読破したところで、1歩ふみこむことはできないと思う。

来年の受験を目指すなら、もっと基礎から積み上げるべきですが・・・

がんばってください。


       

No.14089 RE:参考書 投稿者:PDCA 投稿日:2008/06/07(Sat) 22:00

「近代図書−技術士第二次試験の解答例」がいいと思います。合格論文がたくさん収録されているからです。

そして、合格論文を何遍も読み、使えると思った文(1行、5行、10行くらい)を何遍も書いて丸暗記してください。
試験本番では、それらの文章をうまく組み合わせれば解答が書けると思います。

昨年から少し出題の傾向が変わっていますから、必ずしもこの方法がいいとは限りませんが、がむしゃらに丸暗記するのも一つの方法だと思います。