No.30119 RE:25年度に技術士試験制度が変わる? 投稿者:レッドブル 投稿日:2012/03/09(Fri) 13:08
試験制度変更については疑問レベルですが、私は以下のように考えます。
・技術士試験制度変更とレベルの維持
海外の公的資格との関係、科学技術の発展のため、もう少し(若い)合格者数を増やしたい。しかし、レベルを維持し、粗製乱造をしたくない。
今年度、合格者の平均年齢は42.2歳であるが、総監部門も含まれている。この部門を除けば30歳代か。今後工学系エンジニアのJABEE(大卒以上)課程卒業者も増えてくることで、一定のレベルの受験者数は確保できる(合格者が増えるかどうかは別)。一方、現行試験での技術士レベルの維持は出来ていない。なぜなら総監部門取得やCPDによる外部評価も必要となっている。また技術的体験論文の後出しは、受験支援に関わるいろいろな人が加筆、修正できることもあり受験意識のハードルを下げた印象が強い。このため維持しようとすると自然に合格率が下がる傾向にある。
結局、世間では合格率で難易度も判断されるので見かけ上のレベル維持は達成されているでは?(ちなみに1級建築士の総合合格率は近年、最終で8%から11%程度)
・技術士試験制度変更と受験料
総務省の改善勧告で受験手数料については
1級土木施工管理技士 学科試験 8,200円 / 実地試験 8,200円 OK
1級建築施工管理技士 学科試験 9,400円 / 実地試験 9,400円 OK
1級建築士 学科試験+設計製図試験19,700円(設計製図試験のみでも同額) 別々に受験料が設定されていないことが指摘されている。
技術士 筆記試験+口頭試験14,000円 別々に受験料が設定されていないことが指摘されている。
コスト縮減が求められているのではなく、それぞれ実情に即した料金設定をすれば、それで合計金額が今より少し高くなっても問題ないと思います。
・技術士試験制度変更と部門統合
試験の効率化にはなると思うが、各部門の専門家としての位置づけを見直すなど大変な作業が必要か。統合の必要なし。受験料で解決できる。
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