H30技術士二次試験
電気電子部門
択一臨時掲示板
 ●この掲示板は、平成30年度技術士第二次試験のうち、
   電気電子部門の択一問題について語り合う掲示板です。
 ●2018.7.18立ち上げ、2017.8.31終了。アクセス数2263。

[20] 01 Name:APEC Date:2018/07/18(水) 22:09
1.太陽光発電及び風力発電に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
 @火力発電と同じ電力量を得るには、より広い面積を必要とする。
 A気象条件による発電出力の変動が生じる。
 B発電時に二酸化炭素や環境汚染物質などを排出せずかつ枯渇しない。
 C一般には、太陽電池の温度が上昇すると変換効率が高くなる。
 D風力出力は、風速の3乗に比例する。


[21] RE:01 Name:山弦 Date:2018/07/18(水) 22:12
答:C
太陽電池は温度上昇すると電力変換効率は低下する。


[40] RE:01 Name:BBB Date:2018/07/19(木) 00:05
金属は温度の上昇と共に低効率が上がるので、変換効率は下がると考えCにしました。

[47] RE:01 Name:匿名 Date:2018/07/21(土) 16:44
Cにしました。

[19] 02 Name:APEC Date:2018/07/18(水) 22:08
2.コンバインドサイクル発電に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
 @汽力発電に比較して起動時間が短い。
 A大気温度の上昇に伴って最大出力が低下するという特性がある。
 Bガスタービンの燃焼温度が高温になるほど、熱効率が低下する。
 C排熱回収方式ではガスタービンの排気を利用し、排熱回収ボイラで蒸気を発生させ蒸気タービンを駆動する。
 D同一プラント出力の汽力に比較して温排水量が少ない。


[22] RE:02 Name:山弦 Date:2018/07/18(水) 22:13
答:B
ガスタービンの燃焼温度が高温になるほど熱効率は向上する。


[48] RE:02 Name:匿名 Date:2018/07/21(土) 16:45
Bにしました。

[49] RE:02 Name:匿名 Date:2018/07/21(土) 16:52
Bにしました。

[18] 03 Name:APEC Date:2018/07/18(水) 22:06
3.電力システム改革の第3段として、発送電分離が2020年より実施される。2020年以降の電力システムに関する記述のうち、最も不適切なものはどれか。
 @法的分離により送配電部門の中立性を確保する。
 A一般送配電事業者は、発電事業を自由に行うことができる。
 B一般送配電事業者は、発電事業を自由に行うことが原則としてできない。
 C送配電部門に関しては、ひとつの事業者が地域独占的にサービスを提供する形態は残る。
 D送配電部門については、「総括原価方式」に基づく料金規制が継続される。


[23] RE:03 Name:山弦 Date:2018/07/18(水) 22:13
答:A
発電事業を行う者は国へ「届出」をする必要がある。
なお小売電気事業を行う者は国へ「登録」、一般送配電事業を行う者は国からの「許可」の必要がある。本問出題時の平成30年(2018年)現在は、一般送配電事業者は小売電気事業や発電事業を兼営することができるが、平成32年(2020年)4月以降は法律上、兼営することは原則認められない。


[17] 04 Name:APEC Date:2018/07/18(水) 22:06
4.架空送電線の雷対策に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
 @架空地線を設置する。
 Aアークホーンを設置する。
 B2回線送電線で不平衡絶縁方式を採用する。
 C送電用避雷装置を設置する。
 D搭脚設置抵抗を高くする。


[24] RE:04 Name:山弦 Date:2018/07/18(水) 22:14
答:D
塔脚接地抵抗は低くすることが雷対策に有効である。


[16] 05 Name:APEC Date:2018/07/18(水) 22:04
5.電気鉄道に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
 @トロリ線の材質は、一般に導電率の高い銅又は銅合金が用いられる。
 Aリニアモータは、都市交通システムや浮上式鉄道で実用化されている。
 B日本の新幹線では、架空電圧は全て直流である。
 C直流電気車の主電動機には、誘導電動機も多く用いられる。
 D列車検知には、列車の車輪がレール間を短絡することで検知する軌道回路が多く用いられる。


[25] RE:05 Name:山弦 Date:2018/07/18(水) 22:15
答:B
日本の新幹線の架線電圧は交流25kVである。


[15] 06 Name:APEC Date:2018/07/18(水) 22:03
6.二次電池に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
 @二次電池とは、充放電を繰り返して反復使用できる電池のことをいう。
 A鉛蓄電池の電解液には、水酸化ナトリウムが使われている。
 Bリチウムイオン電池は、モバイル機器用の二次電池として欠かせないものになっている。
 C可燃性の有機電解液を用いるリチウムイオン電池は、安全性には十分注意を要する。
 Dニッケルー金属水素化物電池のエネルギー密度は、ニッケルーカドミウム電池より大きい。


[26] RE:06 Name:山弦 Date:2018/07/18(水) 22:15
答:A
鉛蓄電池の電解液は硫酸である。


[14] 07 Name:APEC Date:2018/07/18(水) 22:01
7.通信用光ファイバに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
 @コアとクラッドと呼ばれる屈折率の異なる材料からできている。
 Aある程度曲げることができ、軽量かつ接地不要である。
 Bガラス材料を用いたファイバは、主に0.8μm、1.3μm、1.55μmの3つの波長帯で使われる。
 C長距離用にはプラスチックファイバが適している。
 Dシングルモードファイバ中の伝搬速度は、真空中の光速を屈折率で割った値となる。


[27] RE:07 Name:山弦 Date:2018/07/18(水) 22:16
答:C
長距離伝送用の光ファイバは石英ガラスが用いられる。


[13] 08 Name:APEC Date:2018/07/18(水) 22:00
8.三相600V、50kWの交流電動機が100%負荷状態で運転されているときの入力電流に最も近い値はどれか。ただし、100%負荷時の効率を92%、力率cosθ(遅れ)を0.85とする。
 @48A
 A57A
 B62A
 C65A
 D83A


[28] RE:08 Name:山弦 Date:2018/07/18(水) 22:16
答:B
I=P/(√3V×cosφ×η)=50000/(√3×600×0.85×0.92)≒62(A)


[12] 09 Name:APEC Date:2018/07/18(水) 21:59
9.次の記憶装置のうち、電源を切ると記憶内容が失われるものはどれか。
 @SRAM
 Aフラッシュメモリ
 BFeRAM
 CMRAM
 DROM


[29] RE:09 Name:山弦 Date:2018/07/18(水) 22:17
答:@
SRAMはフリップフロップを用いたメモリで、電源を切ると記憶内容が失われる。


[11] 10 Name:APEC Date:2018/07/18(水) 21:58
10.半導体素子に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
 @pn接合には、整流作用がある。
 Aトランジスタのコレクタ損失とは、コレクタ電流とコレクタ・エミッタ間電圧の積である。
 BMOSFETのゲート電極は、酸化膜で半導体から絶縁されている。
 Cホール素子は、磁気や電流の検出に利用することができる。
 D発光ダイオードは、常に単一周波数で位相がそろった光を発する。


[30] RE:10 Name:山弦 Date:2018/07/18(水) 22:18
答:D
発光ダイオード(LED)の発する光の周波数はある程度の幅があり、また位相も揃っているとはいえない。選択肢のDの記述はレーザーダイオード(半導体ダイオード)のこと。


[10] 11 Name:APEC Date:2018/07/18(水) 21:56
11.オシロスコープに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
 @時間の経過に対する電圧の変化の様子を観測できるよう工夫した装置である。
 A同一周波数で位相差のある2つの正弦波信号を縦軸(垂直軸)入力端子と横軸(水平軸)入力端子にそれぞれ加えると、位相差を知ることができる。
 Bディジタルストレージ形のものは、アナログ信号を入力することができる。
 C周波数帯域がDC〜100MHzのオシロスコープに、周波数が100MHzで振幅が1Vの正弦波信号を入力すると、振幅が1Vの正弦波が表示される。
 Dプローブの周波数特性を調整するための方形波信号を出力するものがある。


[31] RE:11 Name:山弦 Date:2018/07/18(水) 22:18
答:C
帯域幅100MHzのオシロスコープに100MHz、振幅1Vの正弦波を入力すると、仕様により3dB減衰し振幅は1/√2≒0.707Vになる。


[9] 12 Name:APEC Date:2018/07/18(水) 21:54
12.電子タグ等で使用されている920MHz帯の電波に対する半波長ダイポールアンテナの長さに最も近い値はどれか。ただし、波長短縮率は考えないものとする。
 @2cm
 A4cm
 B8cm
 C16cm
 D33cm


[32] RE:12 Name:山弦 Date:2018/07/18(水) 22:19
答:C
λ=c/f=(3×10^8)/(920×10^6)=0.326m、半波長ダイポールアンテナの長さはλ/2なので0.163m≒16cm。


[8] 13 Name:APEC Date:2018/07/18(水) 21:53
13.長さが50km、損失が0.2dB/kmの光ファイバ伝送路に入力パワーが1mWの信号光を入力した場合、光ファイバ伝送路からの信号光の出力パワーの値は次のうちどれか。
 @10μW
 A20μW
 B50μW
 C100μW
 D200μW


[33] RE:13 Name:山弦 Date:2018/07/18(水) 22:19
答:C
損失は0.2dB/km×50km=10dB。出力/入力の値(真値)をGとすると、g=10×log10|G|=−10[dB]より、|G|=10^(−1)=0.1、よって入力1mWのときの出力は、1mW×0.1=0.1mW=100μW。


[7] 14 Name:APEC Date:2018/07/18(水) 21:51
14.次のうちIP(Internet Protocol)ネットワーク上で音声信号をリアルタイム伝送するVoIP(Voice over
IP)技術において、音声(アナログ信号)のディジタル化及びIP化に関係のある技術又は方式として最も不適切なものはどれか。
 @ラウンドロビン方式
 Aエコーキャンセラ
 Bラスタスキャン方式
 C標本化
 D量子化


[34] RE:14 Name:山弦 Date:2018/07/18(水) 22:20
答:B
ラスタスキャン方式は2次元画像の取得・表示方法である。


[6] 15 Name:APEC Date:2018/07/18(水) 21:49
15.現在一般に使われている携帯電話(スマートフォン含む)を用いた移動体通信システムに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
 @1つの無線地上基地局がカバーする通信範囲は、半径最大数百キロメートルである。
 A低い周波数帯を用いた通信の方が、直接見通せないところまで届く可能性が高い。
 BFM放送の周波数よりも低い周波数帯で通信が行われている。
 C端末が移動して、同一の会社が運用する1つの基地局との通信から隣の基地局に通信が切り替わることをローミングという。
 D同じ基地局を使った携帯電話同士の通信は、その基地局だけで接続するので、基地局制御装置や移動交換機等を経由することはない。


[35] RE:15 Name:山弦 Date:2018/07/18(水) 22:21
答:A
Aが正しい。波長が長い(周波数が低い)方が電波の指向性は小さいから山影でも届きやすい。
@:半径数百kmは大き過ぎ。B:FM放送電波は70〜90MHz程度。移動体通信の周波数帯域はこれより20倍大きく2GHz前後。C:ハンドオーバーの記述。D:経由することは「ある」。


[5] 16 Name:APEC Date:2018/07/18(水) 21:49
16.IP(Internet Protocol)の主要な役割に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
 @インターネットの基本的な伝送単位であるデータグラムの構成を定めている。
 AインターネットのIPアドレス方式を定めている。
 Bトランスポート層とアプリケーション層との間でデータの受け渡しをする手順を定めている。
 Cデータグラムを宛先ホストへ向けて送る経路選択の手順を定めている。
 Dデータグラムを適切なサイズに分割して、また、分割されたデータグラムを復元する手順を定めている。


[41] RE:16 Name:BBB Date:2018/07/19(木) 00:11
Bです。
Bはプレゼンテーション層やセッション層(レイヤ6及び5)の説明です。IP層(レイヤ3)の説明ではありません。

[4] 17 Name:APEC Date:2018/07/18(水) 21:47
17.電波に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
 @電波法で定義されている「電波」とは、3THz以下の周波数の電磁波をいう。
 A標準電波JJYは、はがね山の送信所より60KHzで、おおたかどや山の送信所より50KHzで送信されている。
 B4K・8K衛星放送の右左旋円偏波対応アンテナから出力される信号の周波数帯域は1032〜3224MHzである。
 C無線LAN関連規格のIEEE802.11nha2.4GHz帯及び5GHz帯を使用している。
 D地上デジタルテレビ放送で使用される周波数は、470〜710MHzである。


[36] RE:17 Name:山弦 Date:2018/07/18(水) 22:22
答:A
おおたかどや山の送信所から40kHzで送信されている。


[3] 18 Name:APEC Date:2018/07/18(水) 21:46
18.BCP(事業継続計画)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
 @ディーゼル機関とは、1つの装置で発熱量や性質の異なる2種類の燃料を一方から他方へあるいはその逆に切替えて使用できる機関又は燃料ガスの点火に液体燃料を用いる機関である。
 A建築物等内の電気及び電子システムに関する雷保護の規格の必要性は、雷の電磁気的影響に起因する電気及び電子システムの故障費用の増大によって生じたものである。
 B全国瞬時警報システム(Jアラート)とは、緊急地震速報等の自然災害情報や、弾道ミサイル情報等の国民保護情報といった対処に時間的余裕のない事態に関する緊急情報を、住民に瞬時に伝達するシステムである。
 C国土交通省による「業務継続のための官庁施設の機能確保に関する指針」では、地震については首都直下M7クラスの地震を想定し、停電、商用電話回線の不通は1週間継続すると想定している。
 Dファイアウォールはセキュリティ確保と管理の一元化を実現するために、アクセス認証、トラフィック制御、利用帯域制御、プロトコル/データ変換、侵入検知、ウィルス検出除去等の機能を複合した装置である。


[37] RE:18 Name:山弦 Date:2018/07/18(水) 22:23
答:@
ディーゼル機関の説明として、2種類の燃料を切替えて使用できる機関というのは適切ではない。


[42] RE:18 Name:BBB Date:2018/07/19(木) 00:35
Dです。
@の「2種類の燃料を切り替えて使用できる」は二元燃料ディーゼル機関の説明であり正しい内容です。
DはUTMの説明をしており不適切です。

[43] RE:18 Name:maestro MAIL Date:2018/07/19(木) 10:26
@かと。
確かに軽油と重油とが使えるヂィーゼルもあると思いますが、一般的な説明ではないかと思います。

[44] RE:18 Name:maestro MAIL Date:2018/07/19(木) 10:41
追記です。
ファイヤーウオールとUTMの違いははっきりしませんが、ファイヤーウオールはソフトウエアを指していう事も多いので、「装置」という限定的な言い方は不適切ではないかと思います。

[45] RE:18 Name:ggg Date:2018/07/19(木) 12:00
@を選びました。
ディーゼルエンジンは圧縮した空気に燃料を噴射することで点火しますが、
「燃料ガスの点火に液体燃料を用いる」は上記と合いません。
圧縮しただけの空気を「燃料ガス」とは呼ばないですよね。

通信屋としてDも怪しく思えましたが、
@が最もおかしいと感じました。

[46] RE:18 Name:BBB Date:2018/07/19(木) 12:07
2種類の燃料を使っておき、片方の燃料が途絶えた時に、燃料を別のほうに切り替えるデュアル型のディーゼル機関はBCPの問題としては適していると思います。

ファイヤーフォールはパケットヘッダしかチェックしません。UTMはぺイロードの部分も見てチェックしますのでウイルス検出排除も可能です。

[2] 19 Name:APEC Date:2018/07/18(水) 21:45
19.低圧三相誘導電動機に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
 @契約電力100kWの需要家構内において、定格出力7.5kW×2台(同時始動)の三相誘導電動機(特殊かご形の電動機を除く)の始動装置は、取り付けが技術上困難でない場合でも省略することができる。
 A相誘導電動機の始動方式として、商用電源の電圧と周波数が可変なインバータ始動方式(可変速制御始動)がある。
 B相誘導電動機の電力配線が専用の分岐回路から供給されている場合、点検用の開閉器を省略することができる。
 C3.7kW以下の相誘導電動機は、始動装置を省略することができる。
 D200V相誘導電動機単体に用いる、力率改善用コンデンサの取付容量は、一般に、60Hz地区と50Hz地区で用いる容量が異なる。


[38] RE:19 Name:山弦 Date:2018/07/18(水) 22:23
答:@
内線規程において、契約電力80kW以上の需要場所では、契約電力の1/10以下の出力(同時起動する場合はその台数分合計)の電動機は始動装置を省略することができるが、1/10を超えている。


[1] 20 Name:APEC Date:2018/07/18(水) 21:43
20.絶縁電線の許容電流に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。ただし、次の各選択肢で記載する以外は全て同一条件とする。
 @導体の材料がアルミニウムの絶縁電線より銅の絶縁電線の方が許容電流は大きい。
 A絶縁電線の周囲温度が30℃の場合より40℃の場合の方が許容電流は小さい。
 B金属管に絶縁電線を3本入れた場合より5本入れた場合の方が1本当たりの許容電流は小さい。
 C絶縁物がふっ素樹脂混合物の絶縁電線よりもビニル混合物の絶縁電線の方が許容電流は大きい。
 D絶縁電線は直流を流すよりも交流を流す方が許容電流は小さい。


[39] RE:20 Name:山弦 Date:2018/07/18(水) 22:24
答:C
ふっ素樹脂混合物の被覆の方が、ビニル混合物の被覆よりも耐熱温度が高く、電線の許容電流が大きい。


[50] RE:20 Name:aiw MAIL Date:2018/07/23(月) 11:44
答:Dも不適切なので正解
電線自体の持つ抵抗によってI^2Rによるジュール熱が発生する。そのジュール熱により、おのずから上限電流が決まる。交流の場合には、実効値で、等価な直流電流にて評価する。この実行値は、直流電流を流した場合と同じ仕事をした値である。つまり、交流(実行値)=直流になり、同じ値だけしか流せない。


[51] RE:20 Name:aiw MAIL Date:2018/07/25(水) 00:10
・同軸ケーブルではなく絶縁電線なので交流とは、せいぜい50〜60Hz程度であること(そもそも、絶縁電線は高周波を流すためのものではない)。
・交流はピーク値が√2倍高くなるが0程度に時間があることも含め平均化した実効値により、許容電流が評価されていること。
以上を踏まえれば交流(実効値)=直流となり、やはり記述が不適切な選択肢[5]も、正答ではないでしょうか。


[52] RE:20 Name:ccc Date:2018/07/25(水) 20:33
aiwさんと同意見です。
内線規程におきましても、電線の許容電流に直交流での違いは記載されておりません。
表皮効果の話なら1も怪しくなります。
(銅よりアルミの方が表皮深さが深い)

解答見直されることを期待しています。

[53] RE:20 Name:ccc Date:2018/07/26(木) 15:16
補足しますと、

絶縁電線の許容電流については、電気設備技術基準・内線規程を参考にする事が一般的だと考えます。
(内線規程は電気設備の技術基準の省令・解釈に定められている技術的な内容を展開した内容で、日本電気協会が発行。)

その上で、問題に対する解答としては、

@・・・○
 電気設備の技術基準 第146条の146-1,2表に記載
 例)導体の直径1.0〜1.2mmの許容電流:銅=16A、アルミ=12A

A・・・○
 電気設備の技術基準 第146条の146-3表に記載
 例)ビニル混合物の場合40℃で許容電流補正係数:0.8

B・・・○
 電気設備の技術基準 第146条の146-4表に記載
 電流減少係数は3以下=0.7、5=0.56

C・・・×
 電気設備の技術基準 第146条の146-3表に記載
 例)周囲温度30℃以下の許容電流補正係数
   ビニル混合物:1.00又は1.22
   ふっ素樹脂混合物:2.15又は1.27

D・・・×
 許容電流は同じ
 電気設備の技術基準および内線規程ともに交流・直流による許容電流の補正は無い

が妥当と考えます。

Dを『表皮効果で抵抗が増加』で○とした場合、近接効果や高周波を含め様々な条件を解答者が任意に設定し、「選択肢記載以外の条件を同一条件とし比較するとこうなります。」と問題が成立しなくなります。

掲示板の管理者の方から日本技術士会へお問い合わせして頂けると非常に有り難いです。

[54] RE:20 Name:aaa Date:2018/07/27(金) 10:07
ccc様

apecさんは電気電子の専門家ではないと思います。
そのため、会に問い合わせするとなると、上記の内容が妥当か否かも、判断、検証に時間を割かなければならないかと。
まずはご自身で問い合わせされてはいかがでしょうか?
apecさんをはじめとした既技術士の方はあくまでもご好意でアドバイスをして下さっているだけ、という事をお忘れなきよう。

[55] RE:20 Name:ccc Date:2018/07/27(金) 21:34
aaa様

aaa様のおっしゃる通りです。
管理人様、失礼しました。
書き込み前に問い合わせをしようと技術士会のHPを確認したところ、試験問題・正答に関する問い合わせは一切受け付けないとの記述があり、もしかしたら管理人様なら何らかのツテがあるのかもと思い甘い考えでお願いしてしまいました。申し訳ありません。

数ある試験問題の一つなので、そこまでムキになる必要も無いかと思い至りましたので、もう大丈夫です。
お騒がせしました。

[56] RE:20 Name:あくあ Date:2018/07/27(金) 23:38
この問題は、(2015年度)平成27年度の過去問題です。
添付しましたが、I-17の正答は、3 となっています。

よって、今年度の場合は、
「C絶縁物がふっ素樹脂混合物の絶縁電線よりもビニル混合物の絶縁電線の方が許容電流は大きい。」が正答となります。



[57] RE:20 Name:maestro MAIL Date:2018/07/28(土) 01:55
皆さんご指摘のとおり、この問題には正答が二つ存在します。出題ミスです。しかも、過去問で全く同じ問題が出ており、訂正されないまま、再度の出題ミスとなってしまいました。
事務局がミスを認めて公正な判断をされる事を希望します。
技術士の倫理に沿って。

[58] RE:20 Name:ccc Date:2018/07/29(日) 08:25
技術士会のHPを再度見ますと、「試験問題に関する問い合わせ等に対しては、受験票に記載されているとおり、個々には回答いたしません。なお、今回実施した平成30年度の択一式問題に対して問い合わせ等がございますが、今後、訂正等がある場合は、ホームページにて発表いたします。」と、ありましたので、皆さん気になる問題は問い合わせしているんだと思い、とりあえず私が記載した内容は技術士会の問い合わせフォームに記入して送信しました。