I-1 我が国の食料の安定供給に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
@食料自給率は、国内の食料消費が国内の生産でどの程度賄えているかを示す指標であるが、我が国の農林水産業が有する食料の潜在生産能力を示す指標としては一定の限界がある。
A総合食料自給率は、供給熱量ベースでは平成9(1997)年度以降は40%前後、生産額ベースでは平成7 (1995) 年度以降は60%台後半から70%台前半で推移している。
B家畜の飼料となるとうもろこしや食用油脂類の原料となる大豆等の多くを輸入に頼っており、肉類及び油脂類の増加といった食生活の変化は食料自給率を低下させる要因となっている。
C食料自給力指標は、「花等の食用以外の農作物が作付けられている農地も含め、米やいも類を中心に作付けしたら」といった仮定の下で試算したものであり、同じ農地面積でも、作付けする農作物によって、その数値は変わる。
D食料自給力指標は、平成2 (1990) 年度までは減少傾向で推移したものの、近年は汎用田面積の増加、面積当たり収穫量の増加等から緩やかな増加傾向にある。
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