- 1 名前:APEC 投稿日: 2007/10/10(水)
17:32:02
- 4-5
下図は酸素ガス1モルあたりの酸化物の標準生成ギブズエネルギーを温度の関数として表した図(エリンガム図)であり,この図を用いて種々の金属の製・精錬反応の到達度合を予測することができる。@〜Dの記述のうち,誤っているものはどれか。
@
アルミニウムの線(4/3A1 + 02 = 2/3Al2O3)は鉄の線(2Fe + 02 =
2FeO)より下にあることから,スクラップなどで鉄中に混入したアルミニウムは酸化精錬では除去しにくいことがわかる。逆にアルミニウム中に混入した鉄は酸化により容易に除去できると考えてよい。 A
それぞれの線(2m/n M + O2 = 2/n
MmOn)より上の領域の条件では酸化物が,下の領域では金属が案定であり,酸素ポテンシャルと温度をパラメータとした一種の状態図といってよい。 B
左縦軸上のC点,H点はそれぞれ,2CO + O2 = 2CO2, 2H2 + O2 =
2H20を表す直線の絶対零度軸における切片であるが,その値は各反応のエンタルピー変化を表し,両点を通る直線上では,それぞれ,CO2/CO比,
H2O/H2比の値が一定である。 C
これらの線は,反応物や生成物が純物質(活量が1)であることを前提に作成されているが,実際の酸化精錬反応では,それぞれ金属中不純物あるいはスラグ中に溶解除去された酸化物として存在している。そのような(活量が1より小さい)場合には,これらの線を絶対零度軸における切片を中心に回転して,希釈された分を補正して考えることができる。 D
これらの線のほとんどはほぼ同じ傾きをもち,右上がりになっている。これは,それぞれの酸化反応(2m/nM+02=2/nMmOn)において気体1モルが消失するため,反応のエントロピー減少量がほぼ同じであることを示している。
- 2 名前:No Name 投稿日: 2007/10/10(水) 18:32:08
- @
- 3 名前:No Name 投稿日: 2007/10/10(水) 22:27:47
- @
- 4 名前:No Name 投稿日: 2007/10/10(水) 23:00:48
- @が確実に逆なので。でもCって正しいんですね。
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