H18技術士二次試験 原子力・放射線部門 択一問題臨時掲示板
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この掲示板は、平成18年度技術士第二次試験のうち、原子力・放射線部門の択一問題について語り合う掲示板です。
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2006.8.6立ち上げ、2006.8.31終了。
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名前:
APEC
投稿日: 2006/08/06(日) 19:38:15
2-1-1 原子炉システムの設計で考慮すべき制限事項についての次の記述のうち,誤っているものを選べ。
(1) 原子炉冷却材圧カバウンダリは,通常運転時,保修時,試験時及び異常状態において,脆性的挙動を示さず,かつ,急速な伝播型破断を生じないことが要求される。
(2) 事故時において,原子炉停止系に含まれる独立した系の少なくとも一つは,炉心を臨界未満にでき,また,原子炉停止系に含まれる独立した系の少なくとも一つは,炉心を臨界未満に維
持できる設計であることが要求される。
(3) 原子炉施設には,原子炉の急速な高温停止ができ,かつ,適切な手順を用いて引き続き低温停止ができる,制御室外からの停止機能の確保が要求される。
(4) 炉心を構成する燃料棒以外の構成要素及び圧力容器内で炉心近辺に位置する構成要素には、「異常状態」を除き、原子炉の安全・・・・要求される。
(5) 原子炉格納容器バウンダリは,通常運転時,保修時,試験時及び異常状態において,脆性的挙動を示さず,かつ,急速な伝播型破断を生じないことが要求される。
2
名前:
電力マン
投稿日: 2006/08/06(日) 20:07:21
これは(4)だと思います。
『「異常状態」を除き、』というのが間違いで、異常状態であっても安全停止及び炉心冷却の確保は必要です。
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名前:
APEC
投稿日: 2006/08/06(日) 19:38:05
2-1-2 今,ここに余剰反応度が0.15△keffを持ち,これを制御体系により補償している原子炉システムがある。これをある設計計算コードシステムの使用による解析評価に基づき,制御体の
設計を行うものとする。この計算コードシステムは,余剰反応度の解析に0.0075Δkeffの,また制御体の補償反応度価値の解析に0.015△keffの評価誤差があることがわかっているとする。こ
の時,この制御体系によってこの体系を0.01△keff以上の未臨界度を持って原子炉を停止できるようにするためには,この制御体系に持たせるべき設計上の反応度価値はいくらにすればよい
か。次の中から選べ。
(1) 0.185Δkeff
(2) 0.175Δkeff
(3) 0.165Δkeff
(4) 0.160Δkeff
(5) 0.150Δkeff
2
名前:
電力マン
投稿日: 2006/08/07(月) 09:16:14
(3)が正解? 0.15+0.0075+0.015-0.01=0.1625
3
名前:
IR
投稿日: 2006/08/07(月) 13:31:59
(1)にしました。
CRが0.15+0.0075+0.015=0.1725のΔKを持てばプラスマイナスゼロ(臨界維持)
さらに0.01ΔKの未臨界度をもたせるためには0.1725+0.01=0.1825
設問は0.01ΔK”以上の未臨界度”なので、0.1825を上回る(1)ではないかと。
4
名前:
No Name
投稿日: 2006/08/07(月) 21:08:18
IRさんのおっしゃるとおりかもしれません。
5
名前:
はげはげ
投稿日: 2006/08/08(火) 12:13:53
(1)でしょう。
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名前:
APEC
投稿日: 2006/08/06(日) 19:37:54
2-1-3 次の文章は「発電用軽水型原子炉施設に関する安全設計審査指針」の指針26(最終的な熱の逃がし場へ熱を輸送する系統)から引用したものである。「最終的な熟の逃がし場へ熱を
輸送する系統は,その系統を構成する機器の( イ )の仮定に加え,( ロ )が利用できない場合においても,その系統の安全機能が達成できるように,多重性又は( ハ )及び独立性を適
切に備え,かつ,( 二 )を備えた設計であること」
文章中の( )部分に入る語句の組合せとして正しいものを(1) 〜(5) の中から選べ。
イ ロ ハ 二
(1) 系統分離 外部電源 冗長性 安全性
(2) 重大事故 非常用電源 多様性 安全性
(3) 単一故障 外部電源 多様性 試験可能性
(4) 単一故障 非常用電源 冗長性 経済性
(5) 重大事故 直流電源 信頼性 試験可能性
2
名前:
電力マン
投稿日: 2006/08/07(月) 08:50:13
(3)が正解。(イ)で(3)と(4)に絞り込めます。
3
名前:
魔法使いセンちゃん
投稿日: 2006/08/09(水) 00:35:29
(3)でしょうね
非常用電源は安重なので利用できないって想定にはなってないはず
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APEC
投稿日: 2006/08/06(日) 19:37:43
2-1-4 次の記述のうち,正しくないものを選べ。ただし,用語は「発電用原子力設備に関する構造等の技術基準を定める告示」第1章総則による。
(1) 「膜応力」とは,断面の垂直応力の平均値に等しい当該断面に垂直な応力成分をいう。
(2) 「曲げ応力」とは,垂直応力の平均値からの変化成分をいう。
(3) 「一次応力」とは,外力,内力及びモーメントに対して単純な平衡の法則を満足する垂直応力又はせん断応力をいう。
(4) 「二次応力」とは,隣接部分の拘束又は自己拘束により生ずる垂直応力又はせん断応力をいう。
(5) 「ピーク応力」とは,応力集中又は局部熱応力により生じる一次応力の増加分をいう
2
名前:
電力マン
投稿日: 2006/08/07(月) 21:46:50
(1)が正解。「膜応力」とは、圧力又は機械的荷重によって生ずる膜応力であって、構造上の不連続性及び応力集
中のない部分のものをいう。
私は間違えました。
3
名前:
デンジマン
投稿日: 2006/08/10(木) 10:37:46
発電用原子力設備に関する構造等の技術基準を定める告示によると、(1)の表記は間違っていません。
(5)については「一次応力の増加分」ではなく「一次応力又は2次応力の増加分」が正しいようです。
参照した告示が古いので微妙ですが、正解は(5)だと思います。
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APEC
投稿日: 2006/08/06(日) 19:37:29
2-1-5 軽水炉で3〜4%の濃縮ウラン燃料を,30GWd/t燃焼させたときに蓄積されるプルトニウム中のPu-239濃度として一番近いものを次の中から選べ。
(1) 10% (2) 20% (3) 40% (4) 60% (5) 80%
2
名前:
IR
投稿日: 2006/08/07(月) 09:20:59
(1)。
原子力が開く世紀P189に「1000Kgの3%濃縮UO2燃料を30000MWd/t燃焼させるとPu239が6kg」とある。
(もし発電寄与割合の質問であれば60%であるが)
3
名前:
はげはげ
投稿日: 2006/08/08(火) 12:23:52
(4)が正解でしょう。プルトニウム中のPu239濃度ですから。
30000MWd/t燃えたウラン燃料中のPu組成は
238Pu: 1%
239Pu:60%
240Pu:22%
241Pu:13%
242Pu: 4%
くらいです。
4
名前:
魔法使いセンちゃん
投稿日: 2006/08/09(水) 00:40:08
(4)です
原子力がひらく世紀のP.221の表に
35000MWd/tでPu-239が63.0とあるので・・・
5
名前:
IR
投稿日: 2006/08/09(水) 16:46:53
うぐぅ。「プルトニウム中の・・・」を見落とした。
6
名前:
IR
投稿日: 2006/08/09(水) 16:47:06
うぐぅ。「プルトニウム中の・・・」を見落とした。
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APEC
投稿日: 2006/08/06(日) 19:37:18
2-1-6 原子炉の出力変化に伴う原子炉内のキセノン(xe)濃度の変化を記述した文章として正しいものを次の中から選べ。
(1) 100%出力から50%出力へ原子炉の出力変化を行ったとき,キセノン濃度はいったん低下するが,やがて上昇して100%出力時のキセノン濃度に達し一定となる。
(2) 100%出力から5o%出力へ原子炉の出力変化を行ったとき,キセノン濃度はいったん上昇するが,やがて低下して元の100%出力時のキセノン濃度に達し一定となる。
(3) 50%出力から100%出力へ原子炉の出力変化を行ったとき,キセノン濃度はいったん低下するが,やがて上昇して100%出力時のキセノン濃度に達し一定となる。
(4) 50%出力から100%出力へ原子炉の出力変化を行ったとき,キセノン濃度はいったん上昇するが,やがて低下して100%出力時のキセノン濃度に達し一定となる。
(5) 100%出力から50%出力へ原子炉の出力変化を行ったとき,キセノン濃度はいったん低下するが,やがて上昇して50%出力時のキセノン濃度に達し一定となる。
2
名前:
IR
投稿日: 2006/08/07(月) 09:24:25
(3)。
100%→50%:キセノン濃度は一旦上昇し、やがて下降して50%出力時の濃度に達し一定となる。
50%→100%:キセノン濃度は一旦下降し、やがて上昇して100%出力時の濃度に達し一定となる。
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2-1-7
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APEC
投稿日: 2006/08/06(日) 19:37:07
2-1-7 次の記述は,現在の沸騰水型原子力発電所(BWR)と加圧水型原子力発電所(PWR)に関するものである。このうち誤っているものを選べ。
(1) BWRでは炉心内で冷却材である水が沸騰し,発生した蒸気温度はPWRの冷却材温度に比べ高い。
(2) PWRでは制御棒を炉心の上部から挿入するが、BWRでは炉心の下部から挿入する。
(3) 過去に、BWRでは冷却材配管の応力腐食割れ(SCC)のトラブルが多く発生し,PWRでは蒸気発生器伝熱管の漏えいトラブルが多く発生した。
(4) BWRでは炉心冷却水の流量を変えることにより,制御棒を操作しなくても原子炉出力を増減させることができる。
(5) BWRではタービン建屋は放射線管理区域となるが、PWRではタービン建屋は通常は放射線管理区域とならない。
2
名前:
電力マン
投稿日: 2006/08/06(日) 20:12:14
(1)が正解。PWRは加圧することによって沸騰しないようにしているが、蒸気発生器で熱を取り出すために冷却材温度はBWRより高くする必要がある。
3
名前:
放射線
投稿日: 2006/08/08(火) 22:37:26
PWRの直接サイクルではタービンは少なからず放射線を帯びるのではないでしょうか
4
名前:
電力マン
投稿日: 2006/08/08(火) 22:55:47
PWRの直接サイクルってどのようなものをおっしゃっているのでしょうか?BWRのように原子炉の蒸気を直接タービンに送るPWRがあるということでしょうか?
私の知る限りそのような原子炉は見たことも聞いたこともありません。
もしそうならそれはPWRとは呼べないのではないでしょうか。
5
名前:
電力マン
投稿日: 2006/08/08(火) 22:58:12
PWRの直接サイクルってどのようなものをおっしゃっているのでしょうか?BWRのように原子炉の蒸気を直接タービンに送るPWRがあるということでしょうか?
私の知る限りそのような原子炉は見たことも聞いたこともありません。
もしそうならそれはPWRとは呼べないのではないでしょうか。
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APEC
投稿日: 2006/08/06(日) 19:36:50
2-1-8 次の記述は,発電用原子力設備の技術基準のうち,監視試験片に関するものである。文章中の( )部分に入る語句の祖合せとして正しいものを(1) 〜(5) の中から選べ。
原子炉施設に属する容器であって,一メガエレクトロンボルト以上の(A)の照射を受けその材料が著しく劣化するおそれのあるものの内部には,当該容器が想定される運転状態において(B
)を引き起こさないようにするために,照射の影響を確認できるよう次の各号に定める監視試験片を備えなければならない。
一 監視試験片を採取する材料は,(A)の照射領域にある容器の材料と同等の(C)を有するものであること。
二 監視試験片は,容器の使用開始後に取り出して試験を実施することにより,容器の材料の機械的強度及び(D)の変化を確認できる個数とすること。
A B C D
(1) γ線 脆性破壊 製造履歴 破壊じん性
(2) γ線 応力腐食 溶接条件 表面状態
(3) γ線 疲労破壊 合金成分 破壊サイクル数
(4) 中性子 疲労破壊 合金成分 破壊サイクル数
(5) 中性子 脆性破壊 製造履歴 破壊じん性
2
名前:
電力マン
投稿日: 2006/08/06(日) 20:14:05
(5)が正解。中性子による材料の脆性破壊。
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2-1-9
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名前:
APEC
投稿日: 2006/08/06(日) 19:36:36
2-1-9 核燃料サイクルに関する次の記述のうち,誤っているものを選べ。
(1) 我が国のウラン資源は僅少であり,必要量はすべて海外から輸入されている。
(2) 天然ウランから,4%濃縮ウランを1トン(金属ウラン換算)生産するには,テイル濃度が0.25%の場合,約8トンのウラン供給が必要である。
(3) 海外で再処理して回収されるプルトニウムは,現状では海外においてMOX燃料に加工して,我が国に輸送される。
(4) 我が国の軽水炉使用済燃料から,ピューレックス(PUREX)法により高純度のウラン,プルトニウムが回収されるが,この方法はアメリカ合衆国で最初に行われた。
(5) 高レベル放射性廃棄物を処理したガラス固化体には,ネプツニウムなどの超ウラン元素は含まれていない。
2
名前:
電力マン
投稿日: 2006/08/07(月) 08:56:28
(5)が正解。超ウラン元素を若干量含んでいる。
3
名前:
魔法使いセンちゃん
投稿日: 2006/08/09(水) 00:47:27
(5)ですね
親核種のアメリシウムが入ってるんですから・・・
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2-1-10
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名前:
APEC
投稿日: 2006/08/06(日) 19:36:26
2-1-10 熱中性子炉におけるMOX燃料の利用に関する次の記述のうち,誤っているものを選べ。
(1) プルサーマルとは,軽水炉等の熱中性子炉を活用しながら核燃料のリサイクルを図るものである。
(2) 海外では,軽水炉のMOX燃料使用実績がある。
(3) 我が国では,軽水炉においてMOX燃料の少数体規模での実証試験が行われた。
(4) 我が国では,プルサーマル用Mox燃料は既存の軽水炉燃料工場で製造される。
(5) 新型転換炉「ふげん」において,数百体以上のMOX燃料が使用された。
2
名前:
電力マン
投稿日: 2006/08/06(日) 20:17:33
(4)が正解。MOX燃料は、プルトニウムを取り扱うため、ウラン燃料より厳重な取扱いが必要なので、専用の工場を作る必要がある。
六ヶ所村に建設する計画がある。
3
名前:
魔法使いセンちゃん
投稿日: 2006/08/09(水) 00:50:11
(4)ですね
これは常識・・・MOX燃料製造での被ばくはウラン燃料とは比較にならないです
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2-1-11
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名前:
APEC
投稿日: 2006/08/06(日) 19:36:16
2-1-11 核燃料物質に関する次の記述のうち,誤っているものを選べ。
(1) 核燃料物質は放射性であるために,取り扱うには,被ばく管理が必要である。
(2) 裸の金属球形の最小臨界質量は,235Uの方が239Puより小さい。
(3) MOX燃料ペレットの取り扱いは,閉じ込めたグローブボックス内で行われる
(4) UF6は,空気中に流出すると,水蒸気と反応し白煙をあげる。
(5) U02ペレットの特長は,水との化学的共存性が優れていることである。
2
名前:
電力マン
投稿日: 2006/08/06(日) 20:19:30
(2)が正解。239Puの方が235Uより最小臨界質量が小さい。
3
名前:
魔法使いセンちゃん
投稿日: 2006/08/09(水) 00:53:19
(2)でしょう
ATOMICAから・・・
U−235球形金属で約20kg、Pu−239球形金属で約5kgである。
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2-1-12
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名前:
APEC
投稿日: 2006/08/06(日) 19:36:06
2-1-12 核燃料に関係深いアクチノイド元素(Th,U,Np,Pu,Am)についての次の記述のうち,誤っているものを選べ。
(1) 天然のトリウム元素は、232Thの同位体100%より構成されている。その地殻存在度はウラン元素のそれより低い。
(2) ウラン同位体234Uは,238U崩壊系列のα崩壊,β崩壊の結果により生成され,天然に約0.0055%存在する。
(3) ネプツニウム同位体237Npは,標記のアクチノイド元素の中で,その密度(常温)は最も大きい。
(4) 1940年にアメリカで発見された最初のプルトニウム元素は,同位体238Puであった。
(5) アメリシウム同位体241Amは,主に241Puのβ崩壊で生成される。
2
名前:
IR
投稿日: 2006/08/09(水) 16:45:49
(1)との意見あり。
ATOMICAの「トリウムを用いた原子炉 (03-04-11-01)」によると、「トリウムは地殻にウランの5倍以上存在」だそうです。
(他の選択肢は調べてないです。4日で書き込み0ってことはみんな回避?)
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2-1-13
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名前:
APEC
投稿日: 2006/08/06(日) 19:35:49
2-1-13 エネルギーEのγ線が角度θ方向にコンプトン散乱後に持つエネルギーE’は
E’=E/{1+E(1-cosθ)/mec^2} (mec^2:電子の静止エネルギー)
である。エネルギー1 MeVのγ線をNal(Tl)検出器で測定した時にコンプトンエッジは約何MeVになるか。正しいものを次の中から選べ。
(1) 1.0 MeV (2) 0.8 MeV (3) 0.6 MeV (4) 0.4 MeV (5) 0.2 MeV
2
名前:
みのかさご
投稿日: 2006/08/07(月) 19:21:38
(2)が正解
θ=π のときにE'は最小になります。(E’=0.2)
したがって、電子に与えるエネルギーの最大は0.8MeVになります。
私は、勘違いをして間違えてしまいました。
名前:
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2-1-14
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名前:
APEC
投稿日: 2006/08/06(日) 19:35:34
2-1-14 次のラジオアイソトープの利用に関する記述のうち,誤っているものを選べ。
(1) 63Niはガスクロマトグラフの線源に用いられている。
(2) 85Krは厚み計に用いられている。
(3) 89TcはSPECT薬剤に用いられている。
(4) 125Iは永久剌入線源に用いられている
(5) 241Amは煙感知器に用いられている。
2
名前:
みのかさご
投稿日: 2006/08/07(月) 19:29:16
(3)が正解であると思います。
(1)(4)(5)は有名です。
私は(2)にしましたが、後でアイソトープ便覧を見ると厚さ計に使用する線源
としてKr-85を紹介していました。
3
名前:
魔法使いセンちゃん
投稿日: 2006/08/09(水) 01:38:42
引っかけ問題ですね
俺も引っかかりました
SPECT薬剤に用いられているのは 99Tc ですね
4
名前:
小心者
投稿日: 2006/08/09(水) 10:32:28
設問の記載が間違っています。設問は99TCと聞いています。
しかし、SPECTには99mTcを使用しますので、やはり(3)か回答となります。
名前:
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名前:
APEC
投稿日: 2006/08/06(日) 19:35:22
2-1-15 次の記述のうち,正しいものを選べ。
(1) 4MeVα線と1MeV陽子の空気中の飛程は,ほぼ等しい。
(2) 気体のW値は,放射線のエネルギーに比例して増加する。
(3) 電子の阻止能は,一般に,そのエネルギーに反比例して減少する。
(4) β線源は,その最大飛程より厚い物質を用いて完全に放射線が遮蔽出来る。
(5) 鉄(フリッケ)線量計のG(Fe2+→Fe3+)値は,放射線の種類に関係なく一定である。
2
名前:
電力マン
投稿日: 2006/08/07(月) 09:32:35
(4)が正解。
3
名前:
みのかさご
投稿日: 2006/08/07(月) 19:16:35
制動放射があるので(4)は違うと思います。
しかし、どれが正解かはわかりません。失礼しました。
4
名前:
No Name
投稿日: 2006/08/07(月) 21:05:31
私もそれは考えたのですが、ATOMICAで検索したら上記のような記載があったのでつい正解だと思ってしまいました。
どなたかこれが正解と確信もてる解説をお願いします。
5
名前:
電力マン
投稿日: 2006/08/07(月) 22:06:49
放射線概論で調べたところでは、どうも(5)が正解のようです。
6
名前:
放射線
投稿日: 2006/08/08(火) 22:42:49
R=E^2/M・Z^2から@が正解です。
7
名前:
小心者
投稿日: 2006/08/09(水) 09:52:31
鉄線量計は放射線の種類に関係なく・・・ではなく、エネルギーであって100keVのX線から2MeVのγ線までのG値が一定に保たれています。(資料によると)
しかし、正解は良く分かりませんが(1)かな?
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名前:
APEC
投稿日: 2006/08/06(日) 19:35:11
2-1-16 放射線と物質との相互作用に関する次の記述のうち,誤っているものを選べ。
(1) 中性子が物質中の原子核との弾性衝突で失うエネルギーは,原子核が軽いほど大きい。
(2) α線が物質中を通るときは,主に物質を構成する原子の中の軌道電子との相互作用によってエネルギーを失う。
(3) β線の強度が実質上ゼロになる吸収物質の厚さ(g/cm2)は,物質の種類によらず,ほぼβ線の最大エネルギーにより決まる。
(4) 光電効果では,γ線は軌道電子を電離させ,自らは消滅する。電離した電子のエネルギーは消滅したγ線のエネルギーに等しい。
(5) コンプトン散乱では,γ線は軌道電子を電離させ,自らは入射方向と異なる方向に散乱される。散乱後のγ線の波長は散乱前よりも大きくなる。
2
名前:
みのかさご
投稿日: 2006/08/07(月) 19:25:02
(4)が正解であると思います。
電離した電子の持つ運動エネルギーは、γ線のエネルギーから電子の束縛エネルギーを
差し引いた値であるはずです。
3
名前:
電力マン
投稿日: 2006/08/07(月) 21:16:28
私も確信はありませんでしたが(4)にしました。
4
名前:
はげはげ
投稿日: 2006/08/08(火) 12:28:33
(4)でしょう。電離した電子のエネルギーは消滅したγ線のエネルギーから励起エネルギーを差し引いた値になります。
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2-1-17
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APEC
投稿日: 2006/08/06(日) 19:35:00
2-1-17 成人の身体内に存在する自然の放射性核種4oKの量として最も近いものを次の中から選べ。
(1) 4ベクレル
(2) 40ベクレル
(3) 400ベクレル
(4) 4,000ベクレル
(5) 40,000ベクレル
2
名前:
IR
投稿日: 2006/08/07(月) 08:31:44
(4)が正解。 体重60kgの成人男子で4000Bq(原子数 2E20個)
出展:原子力が開く世紀 P83
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2-1-18
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名前:
APEC
投稿日: 2006/08/06(日) 19:34:19
2-1-18 体外計測法による内部被ばく検査の結果,3,000ベクレルの134Cs(半減期:2.0年)が全身均等に分布していることが分かった。生物学的半減期を100日とすると,1年後に残存する
134Csの量として最も近いものを次の中から選べ。
(1) 70ベクレル
(2) 170ベクレル
(3) 340ベクレル
(4) 500ベクレル
(5) 700ベクレル
2
名前:
電力マン
投稿日: 2006/08/07(月) 09:07:50
(2)が正解。1/T=1/Tr+1/Tbただし、T:実効半減期、Tr:物理学的半減期、Tb:生物学的半減期
より、T=87.95(日) ∴3000×(1/2)^(365/87.95)=169
3
名前:
魔法使いセンちゃん
投稿日: 2006/08/09(水) 01:13:28
(2)かな
電卓無しで可
3000の半減期が3つ半ちょい+半で4ちょっと・・・
1500・750・375・187.5より、ちょっと少ない
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2-1-19
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名前:
APEC
投稿日: 2006/08/06(日) 19:33:49
2-1-19 次の記述のうち,誤っているものを選べ。
(1) 航空機乗務員の高高度飛行に伴う宇宙線被ばくは,ICRPの1990年勧告では,放射線防護の対象とされている。
(2) 数Gyの全身急性被ばくにより,末梢血液中の赤血球は,リンパ球よりも遅く減少する。
(3) 広島・長崎で胎児期に原爆を被爆した子供の精神発達遅滞の調査では,受胎後8週から15週の時期の放射線感受性が高い。
(4) 細胞死は,細胞の形態的変化に着目して,アポトーシスとネクローシスの2つに分類される。
(5) 精巣は放射線感受性が高く,1Gyの急性照射で永久不妊となる。
2
名前:
電力マン
投稿日: 2006/08/07(月) 09:40:40
(5)が正解。4〜5Gyで永久不妊。
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2-1-20
(Res:2)
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名前:
APEC
投稿日: 2006/08/06(日) 19:33:15
2-1-20 非密封放射性同位元素の使用施設で火災が発生し,放射線障害が発生するおそれが生じた。このとき講じられた応急措置に関する次の記述のうち,誤っているものを選べ。
(1) 放射線施設内部及び付近にいる者に,避難するよう警告した。
(2) 密封されていない放射性同位元素を,事業所内の延焼のおそれのない安全な場所に移したあと,その場所の周囲をロープで隔離し,見張り人をつけて関係者以外の者の立ち入りを禁止
した。
(3) 緊急作業に係る線量限度として,実効線量で120mSvまで被ばくできるものとして応急措置を計画した。
(4) 放射性同位元素による汚染が生じたので,速やかに,汚染拡大の防止措置を講じるとともに除染を行った。
(5) 直ちにその旨を消防署に通報した。
2
名前:
電力マン
投稿日: 2006/08/06(日) 20:22:24
(3)が正解。緊急作業時の線量限度は100mSv。
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