平成20年度技術士第二次試験問題 (経営工学部門・生産マネジメント) |
提供:kgtgさん | ||||||||||
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経営工学一般 U 次の5問のうち、3問題を選んで回答せよ。(問題毎に答案用紙を替えて回答問題番号を明記し、それぞれ1枚以内にまとめよ。 U-1 今日の我が国の製造企業が抱える課題とその対応策について、次の問いに答えよ。 (1) 経営工学の視点から最も重要と思われる課題を挙げ、製造企業が置かれた市場環境や時代背景とともに筋道を立てて説明せよ。 (2) 取り上げた課題について、Q,C,Dの中から重要であるものを選び、その対応策を検討せよ。 U-2 サービスマネジメントの本質は価値の高いサービスを以下に行うかにあると言える。サービスの特性として、“無形性”、“生産と消費の同時性”、“顧客との共同作業”、“結果と過程の等価的重要性”、が挙げられている。次の問いに答えよ。 (1) サービスマネジメントでは、この4つの特性に対して、どのような対応を図る必要があるか、説明せよ。 (2) サービスを受ける側によって、これら4つの特性が価値あるものとして評価されるために必要な事柄について述べよ。 U-3 ロジスティクスは、JIS Z 0111:2006物流用語では、次のように定義されている。 「物流の諸機能を高度化し、調達、生産、販売、回収などの分野を統合して、需要と供給との適正化を図ると共に顧客満足を向上させ、併せて環境保全、安全対策などをはじめとした社会的課題への対応を目指す戦略的な経営管理」 (1) 上記の定義を参考にして、具体的に取り組むべきロジスティクス課題を3つ挙げ、その背景を説明せよ。 (2) (1)で挙げた3つの中から、1つを選び、その課題への対応策についてあなたの意見を述べよ。 U-4 次の需要予測の問題について回答せよ。 (1) ある製品の日々の需要量の時系列データが図に示されている。この時系列データに対する適切な予測を行うための手順について述べよ。 (2) 将来、需要の傾向は変化すると考えられる。需要傾向の変化を検出するために必要な方策について考えを述べよ。 U-5 日本の企業がさらされている為替リスクについて、具体例を挙げて説明し、その為替リスクへの対策を述べよ。 |
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専門問題 生産マネジメント T次の2問題(T-1、T-2)について回答せよ。 T-1 製造業(加工・組立)において、仕掛品在庫の削減について、次の問いに述べよ。なお、それぞれにタイトルを付けて簡潔に説明せよ。(問題番号を明記し、答案用紙2枚以内にまとめよ。) (1) 仕掛品在庫が増加する本質的な原因を、3つの内容に大別して述べよ。 (2) 仕掛品在庫の増加防止対策について述べよ。 T-2 次の3設問のうち、2設問を選んで解答せよ。(設問ごとに答案用紙を替えて、解答設問番号を明記し、それぞれ2枚以内にまとめよ。) T-2-1 生産プロセスにおけるモノの流れに関して、次の問いに答えよ。 (1) モノの流れの問題点(改善点)を発見、抽出するための分析法を、内容別に分類し、説明せよ。 (2) 多品種混流ラインを編成する際の留意点を挙げ、その内容を説明せよ。 T-2-2 A社では、ある自動車部品の製造を行っている。最近、顧客より部品の取り付け不具合のクレームが多発している。 (1) 応急対策について説明せよ。 (2) 恒久対策について、設計品質と製造品質(適合品質)の面から説明せよ。 T-2-3 設備保全に関する次の問いに簡潔に答えよ。 (1)@生産保全の考え方と、その保全手段について、代表的なものを4つ取り上げて、その内容を述べよ。 (2)設備の寿命特性曲線(バスタブ曲線)では、故障期間とを初期故障期、偶発故障期、磨耗故障期に大別することができる。このうちの偶発故障期の@内容と、A保全手段(体制)について述べよ。 (3)設備保全を製造現場で実際に遂行する場合のポイントを5つ挙げて、箇条書きで示せ。 |
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