平成16年度技術士第二次試験問題(情報工学部門) ●情報システム・データ工学 |
提供:あらあらさん |
必須科目 | |
情報工学一般(記述問題) | |
選択科目 | |
専門問題(情報システム・データ工学) |
情報工学一般(記述問題)
U−2 次の4問題の中から3問題を選んで解答せよ。(青色の答案用紙を使用し、問題ごとに用紙を替えて解答問題番号を明記し、それぞれ1枚以内にまとめよ。)
U−2−1 コンピュータで文字をディスプレーに表示する方式の1つであるアウトラインフォントとは、どのような方式か。また、その特徴とはどのようなものか。ビットマップフォントと対照しながら述べよ。
U−2−2 新しい開発方法として注目されているXP(eXtreme Programming)で掲げられている12のプラクティスのうち2つ以上を取り上げ、XPの特徴について論評せよ。
U−2−3 プログラム、データベース、画像ファイル及びマルチメディアプロダクトのそれぞれについて、法的に権利を主張する方法を述べよ。
U−2−4 VoIP(Voice over Internet Protocol)ネットワークの概要、用途と構成要素を述べよ。
専門問題(情報システム・データ工学)
T−2 次の2問題について解答せよ。(緑色の答案用紙を使用し、問題ごとに用紙を替えて解答問題番号を明記し、T−2−1は4枚以内に、T−2−2は2枚以内にまとめよ。)
T−2−1
生鮮食料品の流通に関し、生涯履歴追跡(トレーサビリティ)のために、
無線ICタグを利用した情報システムを構築したい。ライフサイクルの各段階において、
付加される履歴情報を利用するシステムを構築して次の設問に解答せよ。
(1)ドレーサビリティが、リスク管理や説明責任において果たす役割について述べよ。
(2)無線ICタグの技術的問題点を3つ挙げ論述せよ。
(3)このシステムを、ライフサイクル全体で関係する企業間で運用するためには
克服すべきどのような問題があるか、具体例を3つ挙げて論述せよ。
(4)このシステムを活用して新たにどのようなビジネスモデルが可能になるか、
期待される効果と論拠も明確にして論述せよ。
T−2−2 次の4項目のうち2項目を選んで論述せよ。(1項目1枚以内。)
(1)会話型システムに関するMVC(Model-View-Controller)アーキテクチャーについて、
まず概要を説明し、さらにMVCを採用した場合の開発効率や保守性について論述せよ。
(2)あなたの身近な組織において、ナレッジマネジメントの推進を阻害している人的要因を
3つ挙げ、その解決のためにCKO(Chief Knowledge Officer)の果たすべき役割と権限に
ついて論述せよ。
(3)組織全体の業務・システムの統合化・合理化戦略であるエンタープライズ・アーキテク
チャ(EA:Enterprise Architecture)の必要性について説明し、階層化された4つの
体系(Architecture)について簡潔に説明せよ。
(4)XML形式のデータを格納するデータベースに関して、データ形式、検索・更新方法、
性能・拡張性の3つの視点から、リレーショナルデータベース(RDB)とネイティブ
XMLデータベース(XMLDB)を比較し、論述せよ。