技術士二次試験 専門問題「鋼構造及びコンクリート
(Aグループ)
1.あなたの専門とする立場から、大地震時に特定の部材を塑性化させる設計(損傷制御設計)について、計画、設計上の留意点を延べよ。
2.あなたの専門とする立場から、疲労に配慮した鋼構造物の設計上、製作上の留意点を述べよ。
3.あなたの専門とする立場から、鋼とコンクリートの複合構造における接合部について、設計上の留意点を述べよ。
4.あなたの専門とする立場から、鋼構造物を設計する際の解析モデルの作成における留意点を述べよ。また、その解析結果の評価方法について述べよ。
5.次の5項目の中から2項目を選び、その内容を説明せよ。
@せん断遅れ A連成座屈 B引張ボルト継手 C予熱低減鋼
Dストップホール
(Bグループ)
6.あなたの専門とする立場から、既設鋼構造物の点検方法の現状について述べよ。また、点検結果の評価における留意点を述べよ。
7.あなたの専門とする立場から、摩擦接合用高力ボルトの締め付け方法を列挙し、その特徴と施工上の留意点を述べよ。
8.あなたの専門とする立場から、溶接継手に対する代表的な非破壊検査方法を2つ挙げ、その特徴と施工上の留意点を述べよ。
9.あなたの専門とする立場から、高張力鋼を使用する鋼構造物の製作に当たっての留意点を述べよ。
10.あなたの専門とする立場から、架設時(組立時)の強風に対し構造物の安全性及び作業安全性を確保するための対策と施工上の留意点を述べよ。
(Cグループ)
11.コンクリート構造物の耐震設計において、じん性確保の観点から設計上留意すべき点について、構造物あるいは構造部材を1つ例に挙げて説明せよ。
12.コンクリートを用いた最近の新しい構造形式の事例を1つ挙げ、その技術的特色、設計あるいは施工上の留意点及びその将来性について述べよ。
13.1つのコンクリート構造物を例にとり、その構造物を設計する上での構造解析技術の現状及び将来展望について述べよ。
14.コンクリート構造物のプレキャスト化の長所と短所を各々3つ挙げ、それぞれについて解説せよ。
15.高強度コンクリートあるいは高流動コンクリートのいずれかについて使用上の留意点を3つ挙げ、それぞれの対策について述べよ。
16.暑中コンクリート及び寒中コンクリートに関して、コンクリートの品質確保のための材料及び施工上の留意点について述べよ。
17.コンクリート構造物の施工時の品質管理・検査の現状と今後のあるべき姿について述べよ。
18.環境負荷低減の観点から、コンクリート材料のあるべき姿についてあなたの考えを述べよ。
(Aグループ)
1.性能照査型設計の特徴を述べ、あなたの専門とする立場から鋼構造物の設計に適用する場合の留意点について述べよ。
2.あなたの専門とする立場から、鋼構造物の耐久性に関わる事項を挙げ、それらの事項に対して耐久性向上のための計画・設計上の方策について述べよ。
3.あなたの専門とする立場から、鋼構造物の耐震性を向上させるための留意点を挙げるとともに、今後開発・改良すべき技術についてあなたの意見を述べよ。
4.次の4項目の中から2項目を選び、その内容を説明せよ。
@有効座屈長 Aライフサイクルアセスメント B構造用新素材 C再現期間
(Bグループ)
5.あなたの専門とする立場から、鋼構造物の製作・施工におけるコスト縮減のための方策について述べよ。
6.あなたの専門とする立場から、鋼構造物の出来形を確保するため、現場施工の過程で実施する計測・検査等の項目と手法について述べよ。
7.あなたの専門とする立場から、既設構造物の健全度を評価する手法を挙げ、その適用に当たっての留意点について述べよ。
8.あなたの専門とする立場から、鋼構造物の施工において、厚板を溶接する場合の留意点について述べよ。
(Cグループ)
9.仕様規定型と性能規定型の設計の考え方の違いを述べ、性能規定型設計法をコンクリート構造物の設計に適用する場合の課題について述べよ。
10.コンクリート構造物の施工段階に生じやすいコンクリートのひび割れを3つ挙げ、その原因と防止対策について述べよ。
11.コンクリート構造物の耐久性向上を目的として使用する混和材を2つ挙げ、その効果と使用上の留意点を述べよ。
12.海岸付近に建設される鉄筋コンクリート構造物の耐久性を向上させるための設計上の対策と施工上の留意点を述べよ。
(Dグループ)
13.コンクリート構造物の耐震性を確保するための配筋上の構造細目(詳細)の具体例を3つ挙げ、それぞれの設計上の目的について述べよ。
14.コンクリート構造物の品質を確保するための施工中の検査の具体的な改善点について、あなたの意見を述べよ。
15.再生骨材とエコセメントをコンクリート構造物に利用するに当たって、それぞれの技術上の留意点及び今後の展望について、あなたの意見を述べよ。
16.既設コンクリート構造物を長持ちさせるための維持管理方法について、あなたの意見を述べよ。
17.PCグラウトの充てんを確実にするための材料選定・施工上の留意点を述べ、さらに検査方法に関する展望について、あなたの意見を述べよ。
(Aグループ)
1.あなたの専門とする立場から、ライフサイクルコストを考慮した鋼構造物の計画・設計上の留意点について述べよ。
2.あなたの専門とする立場から、鋼構造物における騒音又は振動に関し、設計時に考慮すべき事項について述べよ。
3.あなたの専門とする立場から、鋼構造物の材料を塑性域まで許容して設計する場合の留意点について述べよ。
4.次の4項目の中から2項目を選び、その内容を説明せよ。
@地震応答スペクトル A高機能鋼材 B疲労破壊 C風荷重
(Bグループ)
5.あなたの専門とする立場から、鋼構造物の維持・補修技術に関して、現状とその将来展望について述べよ。
6.あなたの専門とする立場から、鋼構造物における現場継手として溶接接合を用いる場合の特徴を述べるとともに、品質管理上の留意点を述べよ。
7.あなたの専門とする立場から、鋼構造物施工時の重大事故の事例を挙げ、その主な原因とそれを未然に防ぐための設計・施工上の留意点を述べよ。
8.あなたの専門とする立場から、鋼構造物の防錆技術に関して、現状とその将来展望について述べよ。
(Cグループ)
9.最近の骨材事情を述べ、良質でない骨材を用いたコンクリート構造物の耐久性を確保するための留意点を述べよ。
10.鉄筋コンクリート構造物の施工に伴って生じるコンクリートの不具合を3種類挙げ、それぞれの発生原因と防止対策について述べよ。
11.既設鉄筋コンクリート構造物の耐震性を向上させるための補強方法を2種類挙げ、設計・施工上の留意点を述べよ。
12.鉄筋コンクリート構造物の劣化が原因となる変状を挙げ、それらを防止するための維持管理技術について述べよ。
(Dグループ)
13.内ケーブル、外ケーブル又は内外併用ケーブルを用いるプレストレストコンクリート構造物それぞれの設計、施工上の留意点について、あなたの意見を述べよ。
14.コンクリート構造物の品質保証の現状と今後の展望について、あなたの意見を述べよ。
15.コンクリート構造物の軽量化を図るための手法を2つ挙げ、それぞれについて軽量化の効果、設計・施工上の留意点、今後の展望について、あなたの意見を述べよ。
16.建設副産物や産業副産物をコンクリート材料として用いる場合の使用上の問題点と今後の展望について、あなたの意見を述べよ。
17.既設鉄筋コンクリート構造物の健全性を調査する技術としての非破壊検査の現状を記し、今後の展望について、あなたの意見を述べよ。
(Aグループ)
1.あなたの専門とする立場から、設計ツールとして高度な解析技術(例えば、立体FEM解析、非線形解析等)を使用する場合の留意点について述べよ。
2.あなたの専門とする立場から、維持管理に配慮した鋼構造物の設計上の留意点と将来展望について述べよ。
3.あなたの専門とする立場から、鋼とコンクリートを用いた複合構造を採用する場合の設計上の留意点と今後の課題について述べよ。
4.次の4項目の中から2項目を選び、その内容を説明せよ。
@脆性破壊 A性能設計 B残留応力 C設計風速
(Bグループ)
5.あなたの専門とする立場から、鋼構造物の精度を確保するための設計、製作あるいは架設上での留意点について述べよ。
6.あなたの専門とする立場から、鋼構造物における架設時の安全性確保について計画及び施工時の留意点を述べよ。
7.あなたの専門とする立場から、既設鋼構造物の耐荷力あるいは耐震性の診断を行うための調査における留意点について述べよ。
(Cグループ)
8.コンクリート構造物のプレキャスト化の現状について記し、設計・施工上の留意点を述べよ。
9.コンクリートに一般的に使用される混和剤及び混和材をそれぞれ1つ挙げて、その特性と使用上の留意点について述べよ。
10.コンクリートをポンプ圧送する場合の材料、配合、品質管理の留意点について述べよ。
11.鉄筋コンクリート構造物の耐震設計上の一般的な考え方、及び設計上の留意点について述べよ。
12.コンクリートと鋼の複合構造物の現状と、設計・施工上の留意点について、あなたの意見を述べよ。
(Dグループ)
13.コンクリート構造物の性能設計に関して、その現状と今後の展望について、あなたの意見を述べよ。
14.コンクリート構造物のコスト縮減に効果があると思われる材料又は施工法を適用した事例を挙げて、その特徴と将来展望について、あなたの意見を述べよ。
15.コンクリート構造物の維持・補修技術の現状を記し、今後の展望について、あなたの意見を述べよ。
16.コンクリート分野における品質管理・検査の現状と課題を記し、品質保証を前提とした改善策について、あなたの意見を述べよ。
(Aグループ)
1.あなたの専門とする立場から、鋼構造物の耐震設計法の現状における問題点と将来展望について、意見を述べよ。
2.あなたの専門とする立場から、既設構造物を補修、補強することにより、グレードアップあるいは長寿命化を図る方法について具体的に述べよ。
3.あなたの専門とする立場から、鋼構造物の疲労現象の概要と設計、施工上の配慮について述べよ。
4.次の4項目の中から2項目を選び、その内容を説明せよ。
@鋼材の降伏比 A局部座屈 B溶接われ Cガスト応答
(Bグループ)
5.あなたの専門とする立場から、鋼構造物の現場溶接部の品質を確保するために施工上留意すべき点と検査方法について述べよ。
6.あなたの専門とする立場から、鋼構造物の塗装による防錆について、配慮すべき点を述べよ。
7.あなたの専門とする立場から、鋼構造物の設計、工場製作あるいは架設における品質保証の留意点について述べよ。
8.鋼構造物の製作、施工における省力化達成のために、あなたが特に工夫した事例を挙げ、その内容について説明せよ。
(Cグループ)
9.コンクリート構造部材の曲げ破壊とせん断破壊の一般的な特性を示し、それらに対する設計上の留意点を述べよ。
10.コンクリート構造物のひび割れの発生原因となる3種類の体積変化を挙げ、それらによるひび割れの特徴と抑制対策について述べよ。
11.コンクリート構造物に生じる劣化現象とその原因について記し、耐久性を向上させるための設計・施工上の留意点を述べよ。
12.次の4項目の中から2項目を選んで説明せよ。
@高性能AE減水剤 A低熱ポルトランドセメント
Bコンクリートの自己収縮 Cコンクリート用の混和材
(Dグループ)
13.高流動コンクリートの特徴と設計・施工上の留意点を記し、今後の展望について、あなたの意見を述べよ。
14.コンクリート構造物の省力化施工の現状について記し、今後の展望について、あなたの意見を述べよ。
15.コンクリート構造物の免震技術について、その基本的な考え方を記し、今後の展望について、あなたの意見を述べよ。
16.既存コンクリート構造物の評価と補強について、現状と課題を記し、補強のあり方について、あなたの意見を述べよ。
17.コンクリート分野における資源の有効利用の現状と課題を記し、今後の展望について、あなたの意見を述べよ。
(Aグループ)
1.既設鋼構造物の耐震性を向上させる方法とその設計施工上の留意点を述べよ。
2.鋼構造物の不安定現象の概要と設計上の対策について述べよ。
3.鋼材料の特性を活かした、あなたの理想とする構造物の将来像について述べよ。
4.次の4項目の中から2項目を選んで、説明せよ。
@SN鋼材 A耐候性鋼材 B非破壊検査 C遅れ破壊
(Bグループ)
5.鋼構造物の架設時における事故発生原因のうち主要なものを挙げ、それぞれに対する事故防止対策を述べよ。
6.高張力鋼・極厚板を使用した鋼構造物における品質を確保するために製作上留意すべき点について述べよ。
7.鋼構造に溶融亜鉛メッキを施す場合の設計、施工上の留意点について述べよ。
8.既設構造物の補強工事を行う場合、設計、製作、架設(建方)上留意すべき点について述べよ。
(Cグループ)
9.コンクリート構造物の長寿命化のための、設計、施工、維持管理の段階における技術について述べよ。
10.コンクリート構造物の施工中におけるコンクリートの品質管理の項目を挙げ、それらの要点について述べよ。
11.セメント及び混和材料に関する最新技術のうち3例を挙げ、それらの特徴と使用上の留意点を述べよ。
12.RC、PRC、PC構造の特質と適用性について、設計面から述べよ。
(Dグループ)
13.コンクリート構造物の景観設計のあり方を記し、それに伴う建設コストについて、あなたの意見を述べよ。
14.外ケーブルを使用したプレストレストコンクリート構造物の特徴と、設計、施工上の留意点について、あなたの意見を述べよ。
15.高強度コンクリート使用の現状を記し、設計あるいは施工上の課題と今後の展望について、あなたの意見を述べよ。
16.非線形性を考慮した鉄筋コンクリート構造物の耐震設計法の基本的な考え方を記し、今後の展望について、あなたの意見を述べよ。
17.コンクリートと異種材料を組み合わせた複合構造物若しくは合成構造を1例挙げ、その特徴を記し、今後の展望について、あなたの意見を述べよ。
(Aグループ)
1.既設鋼構造物の地震時損傷例を挙げ、それに対する耐震設計上の留意点について述べよ。
2.鋼構造物を設計する際、構造の簡素化・統一化に関して現状とその将来展望について述べよ。
3.次の4項目の中から2項目を選んで説明せよ。
@テーパー鋼板 A渦励振(風琴振動) B地震時保有水平耐力 C局部座屈
(Bグループ)
4.既設鋼構造物の補修・補強に現場溶接を用いる場合の留意点を述べよ。
5.鋼構造物の工場製作の省力化策と、それに関する品質管理のあり方について述べよ。
6.鋼構造物の架設(建て方)計画を作成する上で、必要な事前調査事項とのその内容を具体的に説明せよ。
(Cグループ)
7.マスコンクリートの温度ひび割れの発生要因を挙げ、その防止対策について、設計、使用材料、配合及び施工上の留意点を述べよ。
8.コンクリート構造物に用いられる鉄筋継手工法の種類を挙げ、それぞれの特徴と設計、施工上の留意点を述べよ。
9.コンクリートの劣化現象とその要因について説明し、設計、施工及び維持管理上の留意点を述べよ。
10.コンクリート構造物の非破壊試験方法の種類を挙げ、それぞれの特徴と今後の展望について述べよ。
(Dグループ)
11.炭素繊維、アラミド繊維等を使用した連続繊維補強材について材料的特徴を挙げ、それを用いたコンクリート部材の設計上の留意点について、あなたの意見を述べよ。
12.プレストレストコンクリート構造物におけるグラウトの役割と、設計・施工上の留意点について、あなたの意見を述べよ。
13.コンクリート構造物の施工の自動化、機械化の現状を記し、今後の展望についてあなたの意見を述べよ。
14.建設副産物としてのコンクリートの再利用の現状を記し、今後の課題についてあなたの意見を述べよ。
15.既設鉄筋コンクリート柱部材又は橋脚について、耐震性の評価方法を記し、補強設計方法及び補強工法に関するあなたの意見を述べよ。
(Aグループ)
1.あなたの専門とする立場から、鋼を用いた合成構造物あるいは複合構造物の例を挙げ、設計上の留意点とその将来展望を述べよ。
2.あなたの専門とする立場から、鋼構造物の寿命に対する考え方を述べ、延命のための設計、製作、架設上の具体的方策について記述せよ。
3.あなたの専門とする立場から、鋼構造物の地震に対する安全性を確保するための考え方、留意点を述べよ。
4.次の4項目の中から2項目を選び、その内容を説明せよ。
@横倒れ座屈 A構造減衰 BTMCP鋼 C単層ドーム
(Bグループ)
5.あなたの専門とする立場から、鋼構造物のトータルコストを下げるために、設計、製作、架設及び維持管理の上で、どのようなことが考えられるか記述せよ。
6.あなたの専門とする立場から、鋼構造物の架設(建て方)について、工期短縮という観点から、その課題と将来展望について述べよ。
7.鋼構造物を工場で全塗装する例が見受けられるが、これに対して、あなたの専門とする立場から意見を述べよ。
(Cグループ)
8.コンクリート構造物の震害例を挙げ、それに対する耐震設計法についてあなたの意見を述べよ。
9.コンクリート構造物のプレハブ化の現状とその技術的課題について、あなたの意見を述べよ。
10.使用目的の異なるコンクリート用混和材料を3つ挙げ、その効果を説明するとともに、使用上の技術的留意点について、あなたの意見を述べよ。
11.コンクリート構造物の設計、施工において耐久性を向上させる要因を挙げ、耐久性設計の観点からあなたの意見を述べよ。
(Dグループ)
12.高強度コンクリートを使用する際の、材料、配合(調合)、及び施工上の留意点について、あなたの意見を述べよ。
13.プレストレストコンクリート構造物に外ケーブルを使用する場合の得失(?)と留意点について、あなたの意見を述べよ。
14.高流動コンクリートの特徴を述べ、使用するに当たって留意すべき点について、あなたの意見を述べよ。
15.周辺環境と調和の取れたコンクリート構造物を造るために、設計及び施工上配慮すべき事項についてあなたの意見を述べよ。
16.既設コンクリート構造物の健全性を評価するうえで、検討すべき診断項目と内容について、具体的な構造物を例に挙げて、あなたの意見を述べよ。