●口頭試験の位置づけ
|
|
技術士試験は、次の3段階で行われる試験です。
|
|
(1) 書類審査 |
|
|
要は受験資格の審査です。
この段階で審査されるのは、「指導技術士・監督技術者の下で4年の修習を経たか」あるいは「科学技術に関わる業務に7年間従事したか」といった内容であり、またあくまで願書に記載された内容での審査です。よってここで落ちることはほとんどありません。
この過程をクリアすれば、受験票が発行されます。
|
|
(2) 筆記試験 |
|
|
技術力が確認されます。確認事項は、受験部門に関する知識および問題解決能力(問題1)、受験科目における専門知識と応用能力(問題2)および問題解決能力(問題3)です。
|
|
(3) 口頭試験 |
|
|
ここでは、経歴(経歴票および小論文)からコミュニケーション・リーダーシップ、評価、マネジメントといったコンピテンシーについて、さらに技術者倫理と継続研さんについて確認されます。
|
|
|
【ポイント】
口頭試験では、経歴と技術力については、それがウソであったことがバレた場合を除き、受験審査や筆記試験の結果が覆ることは基本的にありません。
それらについては「確認済み」ですから、自信を持って臨んでください。 |
|
|
|
●評価事項と配点
|
|
口頭試験では、下記の事項について確認されます。
|
|
(1) 業務遂行能力(コミュニケーションおよびリーダーシップ、評価およびマネジメント) |
|
- 概要
受験願書に付けた経歴票(詳細例=小論文を含む)に関して質問がなされ、その中で業務遂行能力が確認されます。
基本的な考え方 |
確認する能力が専門技術力から業務遂行能力に変わったわけですが、これは「専門技術力ではなく業務遂行能力」ではなく「専門技術力を前提とした業務遂行能力」と考えましょう。つまり、専門技術力を駆使して技術的提案をするわけですが、現実社会では人・モノ・カネというリソースの制限や時間の制限、様々なステークホルダーの要求や社会的要請をくみ取る・両立するといったことができなければ、せっかくの技術的提案はこうの空論化します。つまり技術的提案をして、それをいかに現実社会で実現するかという能力が問われているとお考えください。
ほとんどの技術的提案は現実社会での実現性を最初から踏まえていると思いますから、技術的提案について、多面的な社会的要求に応えているという側面で答えればリーダーシップ(相反する利害要求の調整)になりますし、限りあるリソースをメリハリをつけて最適配分したという側面で答えればマネジメントになります。そしてリーダーシップとしての提案内容を多様なステークホルダーに説明したという部分がコミュニケーションになり、それら全部と技術的内容も含めて小論文全体を現時点評価して今後の展望を述べるのが評価になります。
このような考え方なので、小論文の技術的内容が妥当かどうかという評価項目はないのですが、妥当ではないと判断されてしまうと、それを前提としている業務遂行能力に関するコンピテンシーはすべて妥当ではない(妥当性はない技術提案に基づいて説明したり利害調整したりリソース配分したりしている)と判断されてしまい、業務遂行能力のコンピテンシーが全部×になってしまうことが考えられます。実際、業務の内容に納得してもらえず、全部×で不合格だったという人がおられます。 |
- 2019~2022年度口頭試験での質問内容
- 経歴及び詳細例(小論文)
- 説明を求められないケースのほうが多い (2022年度はおそらく7~8割程度は説明なし)
- 説明を求められる場合、両者で5分、経歴を1分、詳細例を3分といった例が多い
- 技術的内容に触れられないまま終わることが多い
- 技術的内容に触れられる場合、単純に知りたいと思ったわからないことへの質問、妥当性についての質問や妥当性確認をどうしたかという質問が多い
- 「技術士にふさわしいあなた自身の工夫点は」といった質問はほとんどない
カラム:小論文の説明を求められるということはヤバイということ |
小論文の説明を求められることはめったにありません。それはなぜでしょう。
説明を求められるのはラッキーだと思っている人がいるかと思いますが、おそらく真逆です。
口頭試験時間が20分しかないのに6つのコンピテンシーを確認しなければならないため、試験官は事前に経歴と小論文を読んで、本番での説明を不要として質問(それも専門技術的な異様ではあくコンピテンシーの内容)から入っていると思われます。
したがって、本番で小論文の説明を求められるということは、「事前によんだけれど理解・納得できなかったから、コンピテンシーの質問に進めない(専門技術的な妥当性がわからないから、それを前提として業務遂行能力の確認に進めない)」ということではないかと思われます。
つまり、説明なしでコンピテンシーの質問から入っている人は、「小論文を読んでおおむね理解納得できたから、その先のコンピテンシーに進んだところから試験を始めましょう」であり、説明を求められた人は、「小論文を読んでもわからなかったから、コンピテンシーには進めない」だと思われます。
ですから小論文の説明を求められたら、「試験官に技術力をアピールする機会がもらえてラッキー」なのではなく「読んでもわからなかったから説明しろと言われている。不合格の瀬戸際にいる」と思って、技術力アピールなど決してせずに、とにかく業務の内容と妥当性を理解してもらうように、わかりやすい説明をするようにしてください。 |
- コンピテンシーのうちコミュニケーション
- 「コミュニケーションについてどうのようにしたか」「コミュニケーションについて工夫した点は」「関係者とどのように意思疎通を図ったか」といった質問が多い
- 質問の対象は、詳細例を対象とするものが多いが、「詳細例だけでなく、これまでの業務経験の中で」あるいは「業務経歴の中で」というように、業務経歴全体に対象を広げて答えればいいという場合のほうが多い
カラム:コミュニケーションはリーダーシップとワンセットで |
次に述べるリーダーシップは相反する利害要求を両立するような技術的中庸案を提案することで、ステークホルダーがそれを納得してくれることでプロジェクトが前に進みます。(そういう意味で「私がプロジェクトを進めた」といいうことでリーダーシップというコンピテンシー名になっているのだと思います)
そこで、ステークホルダーに提案を納得してもらうためには、まずその提案の内容を理解してもらわねばなりません。理解してもらうためには正確に、あるいはわかりやすく説明しなければなりませんが、説明相手が誰なのかよって説明方法を変えなければなりません。専門家には正確に、専門外にはわかりやすく伝える必要があります。この能力、説明相手によって説明の仕方を変えられる能力がコミュニケーションだといえます。
そしてコミュニケーションは、リーダーシップの一部、つまり利害要求中庸案を提案して納得してもらうことがリーダーシップで、そのために説明する部分がコミュニケーションです。ですから、コミュニケーションはリーダーシップとワンセットで考えましょう。 |
- コンピテンシーのうちリーダーシップ
- 「リーダーシップをどう発揮しましたか」という質問が多く、対象はコミュニケーション同様、詳細例だけでなく業務経歴全体に広げて考えればいいものが多い
- 「利害関係調整をどうしましたか」という形で質問されていると思われる例が多い。→ぐいぐい引っ張っていくリーダーシップではなく、調整型のリーダーシップを求めている
カラム:不合格原因で最も多いのがリーダーシップの理解不足 |
「リーダーシップを発揮した内容を説明してください」と言われたら、どんな内容をイメージするでしょうか。一般的な感覚だと、積極的に提案したり、あれこれ段取りしたりして自分が業務を主導した・引っ張っていったというような内容をイメージするのではないでしょうか。
それは間違いです。
コンピテンシー「リーダーシップ」の定義を見ると、「多様な関係者の利害等を調整し取りまとめる」とあります。つまり、多様なステークホルダーの利害要求を調整するのがリーダーシップだということです。これはどういうことでしょう。
皆さんの技術的提案は、「いいものを作る」ということだと思います。生産のQCD(品質・コスト・工期)のうち品質ですね。でも現実には「いいものを作ってくれる」という人もいるでしょうが、「安く作ってくれ」という人もいるでしょう。「早く作ってくれ」という人もいますね。さらに「安全なものを作ってくれ」「環境に優しいものを作ってくれ」という人もいるでしょう。QCDSEですね。
つまり、コストや工期などにも配慮した中で要求性能を満たしたものを作ることが多様なステークホルダーの要求を両立することになり、それがリーダーシップだと考えましょう。相反する利害要求を両立する技術的中庸案を提案することだと思っておけばいいでしょう。 |
- コンピテンシーのうち評価
- 詳細例を対象として「現時点評価をしてください」「振り返って、良かった点や悪かった点を」「改善点はありますか」といった質問が多い
- 業務経歴全体を対象として「失敗例はありますか」「失敗経験を生かして改善した例は」というように、失敗例を通して確認したと思われる例もある
- コンピテンシーのうちマネジメント
- 詳細例や業務経歴を対象に、「業務を遂行するにあたって、人員や設備、金銭、情報などが必要になると思うが、これをどのように割り当てたか」というような、ちょっとわかりにくく長たらしい質問が多く、試験官もわかりにくいと思っているのか長々と説明してくれたという例も少なからずある
- 逆に「マネジメントはどうしましたか」といった漠然とした質問をされた例も少しある
- コンピテンシーのうち倫理
- 「業務にあたり倫理についてはどういうことを重視していますか」といった、やや漠然とした質問をされた例が多い
- 3義務2責務を言わせるという例もなくはないがレアケース
- コンピテンシーのうち継続研さん
- 「資質向上のためにこれまでどういったことをしてきたか」という質問をして、その回答に対して具体例を言わせる(つまり裏を取る)例が多い
- 「技術士としてどのように資質向上を図っていくか」という質問もして、そこでは論文発表や講師など積極的な行動を求めることが多い。「技術士として」というところがポイント
カラム:マネジメントはリソースの節約ではない |
マネジメントはリーダーシップに次いで不合格原因になりやすいコンピテンシーです。これは限られたリソースの配分ですが、これをリソースの節約だと思ってはいけません。コストを縮減したとか作業を効率化して省人化したなどは違うのです。
大事なところには重点的に、そうではないところには必要最小限に、メリハリをつけてリソースを割り当てるのがマネジメントです。限られた予算を大事なところにつぎ込んだとか、限られた業務期間だが重要なところの解析考察はしっかり時間をかけてやったとか、そういったことも述べつつ、そのかわり重要ではないところはできるだけコストも時間もかけず、効率化を中心に考えたといったことですね。 |
- 推定される主な質問
経歴/小論文/これまでの業務の中でのコミュニケーション能力・リーダーシップ・マネジメント能力の発揮内容/現時点評価と今後の展望/失敗例・成功例(コンピテンシー「評価」の一環) - ポイント
- 2019年度から従来の「経歴及び応用能力」ではなく、コミュニケーション・リーダーシップ・評価・マネジメントの4つが評価項目になっています。このことから、特に小論文の技術的妥当性や「技術士にふさわしい工夫」といった従来の技術力を評価するという視点から、業務遂行能力を評価する視点にシフトしています。そのいっぽうで、だからといって技術的妥当性はまったく問題にしない(極端な話、技術的におかしいのではないかと思うような小論文であってもスルーする)こともなく、その場合は技術的妥当性を前提にした利害関係調整(リーダーシップ)や評価、マネジメントといった項目で×になっているようです。
- 以上のことをふまえると、以下のような準備が必要であろうと思われます。
- 経歴と小論文の内容を簡潔明瞭に説明できるようにしておく
- 技術的妥当性について試験官が納得できるようにしておく (できれば小論文を読んで納得できるのがいいが、それが難しいようであれば補足説明ができるようにしておく)
- 業務の中でのコミュニケーションをどのようにとったかを言えるようにしておく
- 業務の中でのリーダーシップをどのようにとったかを言えるようにしておく
- 業務の中で限られたリソース配分(マネジメント)をどのように行ったかを言えるようにしておく
- 業務を振り返り、現時点評価や今後の展望が言えるようにしておく
- 上記の4つのコンピテンシーについて答えられるためようにするため、コンピテンシーの内容をしっかり理解しておく(これが一番合否を分ける)
- 小論文(業務内容の詳細)については、近年は3分程度で、あるいは経歴と小論文をセットで5分程度で、説明を求められた受験生が多くなっています。今年度は評価基準が変るのでどうなるかはわかりませんが、経歴2分+小論文3分程度でのプレゼン(説明)準備をしておきましょう。
よいプレゼンができるか(内容を理解してもらい、問題解決内容について評価してもらえるか)が勝負です。(そのためには、プレゼンを意識した小論文が書けているかどうかが重要です)
この小論文評価が口頭試験の最大のヤマになると思われます。
- ただし小論文のプレゼンの中でコンピテンシーの内容まで積極的に述べなくてもかまわないと思います。なぜならコンピテンシーの質問は必ず来るのでそこで答えればいいからです。プレゼンの中で説明したからもう質問が来なくなるということはありません。ですから小論文のプレゼンは技術的な妥当性の説明にとどめ、コンピテンシーに関しては質問の中で答えると割り切ったほうがいいと思います。
- 経歴票と小論文の間に矛盾がないことが最低限必要です。
- 筆記答案に関して質問が来ることもあります。間違っていたところを修正しておくのは無論、一歩踏み込んだ議論(たとえば施策の実現策)にも対応できるようにしておきましょう。
- 公表されている配点
60点(コミュニケーション・リーダーシップ:30点、評価・マネジメント:30点)
|
|
(2) 技術士としての適性(技術者倫理、継続研さん) |
|
- 概要
技術者倫理と継続研さんについて、技術士としての適性を確認します。 - 主な質問
業務の中で技術者倫理として重要視していることは何か/3義務2責務に関連した質問(以前に比べればほとんど来なくなっています)/資質向上・CPDに関して実施していること・技術士になったらやろうと思っていること/CPDの仕組みの内容 - ポイント
- 倫理は、コンピテンシー「技術者倫理」の定義を読めば、ほぼ公益確保の事を言っていることがわかります。従って業務の中で重視していることとしては鋼橋の安全と環境の保全の事を述べれば良いと思われます。
- ただしそういったお題目だけで終わらず、小論文の中で具体的にどのような配慮をしているかまでまとめておいた方がいいでしょう。これには二つの視点があります。業務が安全や環境をできるだけ損ねないようにするという配慮が一つ、業務が安全安心な社会や地球環境など持続可能な社会の形成に貢献している(例えば道路改良工事をすることにより交通安全に寄与するとともに、交通流の円滑化により温暖化ガスの排出抑制につながる)という視点が一つです。
- 継続研さんは、資質向上のために日頃どういったことをしているかを素直に述べれば良いでしょう。専門誌の購読や講習会の参加などですね。
「技術士になったら資質向上のためにどのようなことをしたいか」と問われることもあると思います。その場合は従来と同じような事を継続するとともに、より積極的に業務発表や論文投稿などを行うというような姿勢を見せるといいと思います。技術士会に入って交流するというのもいいですね。
- 公表されている配点
40点(技術者倫理:20点、継続研さん:20点 )
|
|
|
【ポイント】
多くの場合、(1)→(2)の順で口頭試験が進みますが、まれに逆(倫理から入る)こともあります。
|
|
|
|
●合格基準は?
|
|
◆全項目60%以上が合格ライン |
|
|
文部科学省発表によれば、口頭試験の合格条件は評価項目全てが60点以上であることです。筆記試験も合格ラインは60点であり、これは他の国家試験と同じです。
すなわち、
(1) コミュニケーション・リーダーシップ
(2) 評価・マネジメント
(3) 技術者倫理
(4) 技術士制度の認識その他
の全てが60%以上の評価を取っていることが合格条件となります。1つでも60%未満の項目があってはいけません。つまり、 配点ウェイトは関係ありません。
|
|
|
|
●どうやって採点している?
|
|
◆加点方式だと考えておこう |
|
|
口頭試験は評価項目ごとの総合評価あるいは加点方式であり、持ち点から減点していくような方式ではないと思われます。
すなわち、0点から始まって、評価項目それぞれで60%相当の点数を獲得するか、「これ以上の得点は無理」と判断した時点で次の項目に進んでいるのではないかと推定されます。
ただ採点は、細かくチェックシートのようなものがあって点数を刻んでいくようなものではなくて、各評価項目に関する質問を出して、その回答に対してざくっと評価して進めている可能性が高いと思われます。
全体としては項目ごとに進行しており、それぞれの中で60%以上の評価ができるまで(あるいは試験官が得点上積みをあきらめるまで)質問を繰り返すと思われます。
|
|
◆とにかくシンプルに短く答える |
|
|
試験時間は原則20分です。最大10分延長できますが、各受験生に通知した試験開始時間はおおむね20分おきに設定されていますから、20分後には次の受験生が入ってきます。
ですから、受験生の出入り時間・試験官のとりまとめ時間なども含めると、20分より少し短い、17~19分が実質試験時間と思われます。
その中で6つのコンピテンシーを確認していかなければなりません。少し時間的に余裕が持ちたいと思えば、コンピテンシー1つあたり3分程度で進めていかなければならなくなります。さらに経歴や小論文の説明をさせたら1つ当たり2分くらいしか取れなくなります。なのに質問への回答を2分も3分も喋ってしまったら、ひとつのコンピテンシーで1回の質疑しかできなくなり、その回答が不適切だったらもうアウトです。
100点取ろうと思ってはいけません。完璧な回答を目指してしまうと、どうしてもあれもこれもと盛り込んで回答が長くなります。1分以上喋られても人間は頭に入り切りません。増してあれもこれもと盛り込まれたらなおさらです。
よって、短くシンプルに答えることが非常に重要になります。特にシンプルに答えること、「要はどういうことなのか」というコアの部分だけをざっくり伝えることが非常に重要になります。
制限時間内に各項目で60%の点数を獲得できるかどうかという試験になります。ですから、もたもたしていてはいけません。わからない設問に何とか答えようと考えに考えて回答が間違っていたら、貴重な時間を費やして加点なしになってしまいます。わからなければスパッとあきらめて「わかりません。勉強します」と言って、次に行ったほうがはるかに得策です。
また、質問意図を取り違えないことも非常に大事になります。貴重な時間を的外れな回答で浪費してしまっては全く加点できませんし、自分自身が焦ってしまって力を発揮できなくなります。中には「技術士の倫理について話してください」などという非常に抽象的な、あるいは遠まわしな質問も考えられます。こういうときは「こういうことをお答えすればいいでしょうか」「ご質問の主旨がわかりません」などと確認等して、的外れにならないようにしましょう。
なお、本当のタイムリミットは30分です。これは、20分でまだ不十分と判断した場合には最大10分延長してなんとか合格させようとするといった対応を想定していると思われますが、延長をすると次の受験生を待たせることになります。おそらく20分サイクル数回ごとに「空きの20分」が設けてあって、延長時間分の調整や試験官のとりまとめ・休憩にあててあると思いますが、それでも次の受験生が待っている状況で、気軽に延長はしないと思います。まして今年度はコロナ対策で消毒作業などもあるようですからなおさらです。
ですから、20分弱で終了することを目標に試験官は質問してくるでしょう。ですから簡潔明瞭に次々に質問をこなし、効率的に加点しましょう。
|
|
|
【ポイント】
筆記試験への点数上積みではなく、口頭試験自体の点数で合否が決まります。
したがって、筆記で90点だった人も、筆記で60点ギリギリだった人も、同じスタートラインからの試験になります。
加点方式だと思って、制限時間内に効率よく点数を稼ぎましょう。わからない問題でモタモタしていては時間の浪費です。
筆記がよくできた人は油断せず、筆記がイマイチだった人は気を楽に持ってチャレンジしてください。 |