技術士(情報工学)第二次試験(口頭試験)再現〜えんなおさん <情報工学・情報システム・データ工学> 口頭試験での質問などを再現した。 1.口頭試験の状況 受験日:2016年12月11日(日) 受験部門:情報工学(情報システム・データ工学) 受験所要時間:約20分 試験官:2名 A氏(男性)、B氏(女性) 2.口頭試験での質問の再現 小生:受験番号○○番の、△△と申します。よろしくお願いいたします。 A氏:どうぞお座りください。 小生:失礼いたします。 A氏:それでは、業務経歴と業務詳細を5分程度で説明してください。 小生:はい、それでは、業務経歴について、説明させていただきます。一つ目の行は…(記載してある通りの5件の業務の説明と若干の補足※約3分) 小生:続いて、業務詳細について、説明いたします。本業務は…(記載してある通りの業務の説明と若干の補足※約3分) A氏:詳細を取り上げて頂いたシステムは、小生さんが中心的な立場であった業務責任者と記載されているのですが、PM的な立場だったのでしょうか? 小生:はい、そうです。 A氏:それ以外の業務に関しては、チームの一員として参画したのでしょうか? 小生:いいえ、2番目の業務以外はPMという立場でした。 A氏:どのくらいの人数で開発を行いましたか? 小生:多い時で5名、少ない時で3名です。 A氏:5名で1年くらいの規模ですか? 小生:はい A氏:具体的にどういう対応を行いましたか? 小生:全てバラバラにあったシステムの共通部分を共通のクラスにまとめ、自治体固有のクラスは共通クラスを継承したクラスで作成しました。 A氏:XMLをサポートしたDBとはどういうDBなんでしょうか? 小生:元々はAccessを利用していましたが、SQL Serverを利用しました。 B氏:詳細の業務じゃないんですけれども、WebGISパッケージを1年で開発といわれてこれはすごいことだと思うのですが。これはスクラッチでお作りになってのですか? 小生:いえ、オープンソースのライブラリを使いまして、 B氏:例えば世界標準でいうと△△さんの製品が世界標準だとおもうのですが… 小生:△△さんの製品はあるのですが、非常に高額でして、 B氏:そうですか、数万でできんじゃないんですか? 小生:いいえ、サーバだけで○○万します。弊社の自治体はお金がないので、なかなか導入に至っておりません。一方で、最近オープンソース普及しておりまして、各自治体さんも利用しているので、そちらを利用しています。 B氏:オープンソースを利用して、5名で構築したのですか? 小生:3名です。 B氏:3名を約1年間で作成したのですか? 小生:作成といっても、ライブラリでほとんど作られていますので、どういったライブラリを選定するかとか、どういうふうにライブラリを使うかといったことを調べました。 A氏:そのような周辺にある、雑然としたとした情報を集めてきて、使いやすく整理するということも、高度な技術者の仕事であると考えますので、今回どのように整理してやってきたかということを聞きたかったんですけどね。 B氏:一般的な業務効率の方法で、再利用性を高めるとか、開発の効率化を図る手法は、外れていないんだけれども、小生さんが、そうなんだけれども、実はこんな努力で、こんなノウハウを獲得してということが聞きたい。 小生:固定資産という機密情報を扱っておりましたので、以前のデータベースでは、情報漏えいの危険性があったため、情報セキュリティーを強化するため、SQL Serverを導入しました。 B氏:その時に、どんな苦労がありました?この業務で苦労した点はありますか? 小生:先ほど共通化を行ったとありましたが、まったく共通化を行えない自治体がありまして、その自治体の処理に関しては共通化を行わず、個別の処理としました。 B氏:この固定資産業務は、自治体でほぼ毎日動かしているシステムなんですか? 小生:いいえ、社内で評価を行う場合だけです。 B氏:ということは、そこで停止できるんですね。 小生:自治体が利用するのではなく、弊社の固定資産グループが評価の際に利用し、評価結果を自治体様にお渡しします。 A氏:元々のシステムのニーズ、要件はどこから来たものでしょうか? 小生:元のシステムは、私が入社する前から、構築しているシステムでした B氏:情報システムを構築するうえで、その部分でもいいですけれども、この作業は自信がある、このノウハウについては更新について指導しているといったものはありますか? 小生:フレームワークを導入しておりまして B氏:何のですか? 小生:アプリケーションフレームワークです。 B氏:ふ−ん 小生:できるだけ知識のないものでも、一定の品質を確保するように考え(中断) B氏:ご自身で作られたのですか? 小生:いいえ。一般にあるものです。 B氏:その使い方に関しては、かなり精通してらっっしゃる? 小生:そうですね。海外のものとか日本のものとかを選定して、どれが使いやすいとかいろいろ試して選定しました。 A氏:今回の件ではないとは思いますが、特許を取ったとか、学会やオープンソースのコミュニティで何か発表したことはございますか? 小生:発表はありません。GISでは、地理情報システム学会というものがございまして、そこで事例などを紹介してもらい、そういった事例を参考にしております。 A氏:学会発表ではない 小生:はい。 B氏:特許ももちろんないでよね? 小生:はい。 B氏:技術士の資格を取ることによって、どういう意味があって、どのように活躍していきたいですか? 小生:技術士を取得して、私がリーダーとなって、技術士の技術力を広め、社内の技術力の底上げに貢献したいのと、香川県の技術士会が主催で、大学などの出張講座を開いておりまして、そちらで講師を行うことで、地域貢献に役立てたいです。 A氏:技術士の3大義務と2責務について説明できますか? 小生:はい、3大義務ですが、信用失墜行為の禁止と、守秘義務、名称表示の場合の義務です。責務ですが、公衆の利益の確保の責務と資質向上の責務です。 A氏:CPD制度についてご存じでしょうか?どいうものでしょうか? 小生:はい、CPDは継続研鑽を意味しまして、技術士がその技術力などの能力を高めるための活動を言います。CPDに関しては目標時間が定められておりまして、1年間で50CPD時間、3年間で150CPD時間が必要となります。 A氏:以上で終了いたします。お疲れ様でした。 B氏:お疲れ様でした。 小生:ありがとうございました。 |
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