インターネットの活用とビル管試験用問題集の流用〜みーのぺさん
<H21 衛生工学部門>

1.受験の動機
自己啓発です。ここ数年で衛生管理者、公害防止管理者(大気、水質、騒音・振動)、エネルギー管理士(熱)などを取得してきたので、これらに関連のありそうな衛生工学部門に狙いを定めました。

2.使用教材
◎ 基礎科目・適正科目
・技術士第一次試験「基礎・適正」科目必須問題150問(日刊工業新聞社)
・過去問H16〜20年(このサイトから入手)
◎ 専門科目
・技術士第一次試験演習問題衛生工学部門100問(テクノ)
・過去問H16・H18〜20年(このサイトから入手)
・ビル管理技術者試験データベース(オーム社)
・その他、公害防止管理者(水質)を受験したときに使った問題集・サブノートなど

3.勉強方法
◎基礎科目
「技術士第一次試験「基礎・適正」科目必須問題150問」を一通り解いてみて「情報・論理に関するもの」とか「解析に関するもの」とか私には理解できない問題が多かったですが、過去問を一通り解いてみたら得意な分野・一般常識だけでも6点以上取れるとの感触を掴みました。(基礎科目は6点取れればOK)
本番では最初から「情報・論理」「解析」を捨ててかかりましたが、それ以外の問題だけでも十分に勝負できました。
◎適正科目
上と同じく「〜150問」と過去問を一通り解いてみて、一般常識だけでも十分勝負できると思いました。
◎専門科目
 手探りでしたが次のように勉強しました。
・「技術士第一次試験演習問題衛生工学部門100問」をやってみた。
衛生工学一次試験用の問題集としてはこれしか無いようなので、とりあえず購入し一通り解いてみました。公害防止管理者で勉強したことのある大気管理・水質管理は別として、環境衛生・建築衛生の分野は経験が無いので問題集の解説を読んでもさっぱりでした。また、「〜100問」だけでは演習量としては少ないし、他の関連資格の問題集・参考書を流用して勉強する必要性を感じました。
・過去問を解いてみた。
 他にどんな問題集・参考書を使ったらいいのか分からなかったので、とりあえず過去問を解いてみることにしました。ただし、正答だけなら技術士試験センターのHPから入手できますが解説が無いため、解らない語句・事柄はいちいち自力で調べながら解き進めました。調べ物にはインターネットを活用しましたが、有用なサイトが結構ヒットするものです。これらを適宜プリントアウトしてファイリングしていったら、自分オリジナルの参考書のようなものが出来上がり、あとあと重宝しました。
 一通り過去問を解くのにかなり日数がかかってしまいましたが、苦労した甲斐あって出題傾向をだいたい把握できたし、基礎的な知識も結構吸収できました。
・「ビル管理技術者試験データベース」を買ってみた。
 どんな資格に関連性があるのか書店へ行って参考書・問題集を漁ってみたところ、ビル管試験の出題範囲・レベルが結構近いと感じました。具体的には廃水処理・廃棄物処理・循環資源・空調設備・室内環境・防災・避難などと言った項目が似通っています。
 そこで「〜データベース」を購入しました。この問題集はビル管の過去問を整理して項目ごとに配列してあるため、特定の項目だけをやりたい私にとっては都合が良かったです。
・他には公害防止管理者(水質)を受験したときの問題集で廃水処理に係わる部分をおさらいしました。

4.結果
 基礎科目 10/15  適正科目 12/15  専門科目 38/50

5.所感
・基礎科目、適正科目
 過去問をやってみれば、的を絞った勉強だけで十分だと気づきます。使用する問題集はどこのものでもいいと思います。
・専門科目
 例年のように過去の類似問題がいくらか出題されましたが、今年は以前よりも少し深い知識を問うようになった気がします。関連資格の問題集にて演習量を増やし少しでも枝葉と奥行きを広げる努力が必要でしょう。 
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おっさんの受験対策〜kenchiさん
<H21 建設部門>

○自己紹介
 40代前半の高専卒、地方公務員です。本サイトのおかげで平成21年度の建設部門一次試験に初挑戦で合格することができました。経歴としては道路、橋梁などの業務に携わってきて、15年ほど前に一級土木施工管理技士を取得しておりました。これから一次試験にトライする方に少しでも参考になれば、と思い体験を記します。

○受験の動機
 以前から技術士の存在は、意識していましたが技術系で最高ランクの国家資格ということで近寄り難かったことと一級土木施工管理技士がそうだったように仕事上の直接的なメッリトはないと考えていました。
 ところが職場でも取得した人やトライしている人が出てきたことから、本屋で参考書(一次対策)を斜め読みしてみると頑張ったら何とかなりそうな気がしたこと。また、何よりも本サイトに触れて自身の資質向上の必要性に気が付いたことが一番です。

○受験対策
1.参考書・問題集
 情報収集を本サイトなどのインターネットで行い、参考書も「本体験記」の先輩方の意見を参考にしつつ、本屋で実物を比較しながら選びました。また、図書館も利用して情報収集を行いました。
 勉強しているうちに確か昔に習ったな〜と思う事が多々ありました。学生時代の教科書等があれば大変役に立ったと思いますが、子供が大きくなるにつれ家も狭くなり、数年前に全て廃棄してしまったことを後悔しました。唯一、就職試験や一級土木施工管理技士受験の時にまとめたノートと参考書を数冊残してあったので思い出すのに大変役立ちました。
《購入した参考書等》 
基礎・適性:技術士一次試験基礎・適性科目完全解答(オーム社)
      技術士一次試験基礎・適性科目予想問題集(日刊工業社)
専   門:完全突破技術士一次試験建設部門編(オーム社)
      技術士一次試験建設部門受験必修過去問題集 解答と解説(日刊工業社)
      技術士一次試験 建設部門受験必修キーワード700(日刊工業社)

2.勉強の進め方
 最初のうちは特に基礎がチンプンカンプンで購入した問題集をひたすら解いていたのですがなかなか身に付きませんでした。やはり、特に一次試験は在学中か卒業直後の若いうちに受験するのがベターだと感じました。
 過去問を1〜2年分経験して出題傾向のイメージを掴み、本サイトの「オールイン対策ノート」主体で進め、ある程度の理解ができたら過去問を解きまくることをお奨めします。とにかく過去問です。最後の数日間は本番さながらの時間とマークシートで過去問を解きました。
 電車通勤なので常に「オールイン対策ノート」などを鞄に入れていましたが朝は眠気と夜は酔っ払ってなかなか頭に入りませんでした。
 
3.勉強時間
 4月からスタートし8月末までは意思が弱く、週末2時間もすればいい方でした。勉強部屋は勿論、勉強机もなく子供2人が塾や部活動で居ない時に部屋を借りて勉強していました。その結果、一度解いて理解したはずの過去問でさえ、やっと5割程度の正解率でした。それから心機一転、試験前日までは週5日ほど行い、ラスト1ヶ月で100時間は机に向かったと思います。子供には悪かったのですが特に週末は夜中部屋を借りて勉強しました。
 ある参考書に勉強時間の割り振りは、専門6割、基礎3割、適性1割がいいと書いてありましたが私は基礎が全くダメでしたので結果として専門5割、基礎4割、適性1割でした。

○試験結果と考察
 試験結果は、基礎:14/15、適性:11/15、専門:32/50でした。基礎の結果には自分自身ビックリで、本サイトの「オールイン対策ノート」で基本的な対策を身に付けることができたことが大きな要因でした。
 本格的なスタートが遅かったので少し苦労しましたが計画的に夏前位から週末だけでも確実に勉強できれば家族にもあまり迷惑をかけずに済んだのではと思います。計画性と継続実行する意思の強さが必要です。〔試験直前2週間は禁酒を誓いましたが2回守れませんでした・・(>_<)〕
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基礎科目・専門科目の参考書策〜クラスタさん
<H21 機械部門>

大学院生一年生です、院生なら共通が免除かつ2次試験までの時間が2年免除ということで安易に受けようと思い立ちました。また合格率が20年度は7割で択一式ということもありかなり気楽に考えていました。

基礎科目
まずSUKIYA塾等のサイトから基礎科目についての参考書を調べ、書店等で実際に見てみると基礎科目についての参考書がいくつかあり、そちらを解き始めることから始めました。基礎科目の参考書は計算系は重複している内容が多いため最初から内容の分厚いものを一冊、解説の詳しいものを一冊買うといいと思います。
暗記系に関しては某キーワード本も買いましたがざっと見たぐらいしか使わず実際の問題にもあまり関係ありませんでした。
オススメの参考書としては計算系はSUKIYAさんでも紹介している技術士受験を応援する 第一次試験合格法 基礎科目・適性科目編をオススメします。この本は絵も多く、気軽にすらすらと読めるため直前に例題だけやっても効果があると思います。
ただ上の本では暗記系と応用・解析の問題数が不足しているためナステック&アソシエイツの基礎科目予想問題集が基礎・応用の問題数が多く実際に近いものが出たのでいいと思います。他にはオーム社のものや5Doors’のものもやりましたが解説はよかったのですが問題数や試験傾向にやや不満点がありました。
結果は化学系と環境を除いた部分は満点の15点中12点でした。

適性 
上記2冊と技術者倫理関係の教科書を一冊読んだ程度です。合格点を考えると基礎のついでにざっと読み事故の事例や試験制度を抑えるぐらいでもいいと思います。
15点中14点

専門
満点とることよりもまず半分を目標に簡単な問題を中心に勉強しました。
参考書は絵ときでわかるシリーズを使用しました。流体でも参考書ではのっていない水車やポンプについてものっていて絵も多いためかなりオススメします。
4大力学と設計の5冊を買いましたがあとから見返すとかなり出ていました。
また唯一の技術士用の参考書である技術士第一次試験「機械部門」専門科目受験必修テキストも購入しました。こちらは最初はいらないと思い購入していませんでしたが問題集をや過去問を進めるうちに過去問とかなり傾向が一致していることから購入しました。
出題者側もここから選んでいるのでは?と思うぐらい一致している部分が多く実際に今回も4割ほどはこここから出ていました。ただ淡々と書いてあるので上の書籍と併用をオススメします。
問題集は過去問を中心に進めましたが、今回去年の反動でやや難しく(元に戻り?)なり、来年受けるかたは今年の問題や16,17年辺りの問題を練習するといいと思います。実際記述の正否を問う問題でまったく同じ問題もありました。
また過去門以外にもこのサイトで紹介している技術士第一次試験 演習問題もオススメします。1のほうは基本レベルで流体、熱工学は年々楽になっていることもありとても役にたち実際に何問か近いものがありました。
2のほうは応用レベルですが材料力学部分で役に立ちましたが機力、制御、、熱工学は傾向とはずれていたような気がします。
問題数が多くまったく関係ない問題も含まれているため全部やろうとは思わず、過去問をみながらでなさそうなのはばっさり切り捨てたほうが無難だと思います。
本番は20年度の簡単なものとはまったく違い17,18年レベルになり今年も簡単だろうと高をくくっていたためかなり焦りましたが、半分は基礎的なものはきちんと残っていたためなんとか合格することができました。(22点)

最後に今年度から去年とがらりと変わりやや難しくなったこと(というか今までが簡単すぎた?)、逆に基礎は参考書どうりの問題が多くなったことと、選択肢もばらばらでなくきちんと単位系や桁数を理解していない正解しない問題が増え、問題自体も工業力学、設計工学の分野が多く出るようになったと感じました。ですので合格だけを目指すならその他の分野や熱工学のいくつかを切り捨て得点を取りやすい材料力学(全般)、制御工学(フルビッツや振動のグラフ)、熱工学(過去問、演習問題集1、正否問題中心)、流体(演習問題集1,2全般)あたりを重点的にやるといいと思います。
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リハビリ兼ねて受験しました〜JUNさん
<H21 情報工学部門>

1.受験の動機
 21年度一次技術士試験を受けた者です。受験動機は、息子に就職に有利になると思い受験を進めたのですが、私自身昨年末に体を壊し、ようやく会社に復帰したころで、ついでにリハビリを兼ねて受験を決意しました。(5月末)
2.勉強方法
 受験対策は、お決まりの参考書/問題集を買って通勤等の時間を利用していましたが、一ヶ月過ぎて、技術士受験を応援するページSUKIYAKI塾を見ている内に、WEB内の問題を解けば合格ラインに届く一番の近道と気づき??SUKIYAKI塾と格闘しておりました。
 過去問については、15年度からの問題を3回解いたことが大きな力となったと思っています。その際、SUKIYAKI塾の参考文献、掲示板等で整理しなおし、実力アップにつながったと思っています。
 息子は、通信講座を中心に試験勉強を行っていましたが、結果不合格でした。私は、8割方できて見事合格でした。(基礎科目は解析は初めから捨てていましたけれど)
3.所感
 家族にもあまり迷惑をかけず、自分のペースで試験対策ができたと思っていますが、これはSUKIYAKI塾のおかげと感謝しております。
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人生の総決算と若人への指導の意味でチャレンジ〜あずきさん
<H21 経営工学部門>

1.投稿と受験の動機
10年余り、ISO審査員の資格でマネジメントシステム構築やカイゼン活動に携り、それらの総まとめを兼ねて形あるものにすべく、さらに若い技術者への指導も考えてチャレンジしました。技術士の「経営工学」の内容に関する情報が他部門のような製本がなく、そして乏しい情報の中での準備でしたから、これから受験される人の参考になればと思い、投稿致しました。

2.考え方
二次試験を意識した、一次試験と捉え、土台(基礎)として何が必要かをよく考えてみました。特に専門の範囲が「生産マネジメント、サービスマネジメント、ロジステイクス、数理・情報、金融工学」の内容を調査しました。そして、常に先を見て、NEXT(総監)を目指して、キーワード思考で活動を昨年3月から開始しました。

3.勉強方法
@全体 APECさんの受験サイトがすべてです(本当にすばらしい)。この技術士に関する情報だけでも合格可能と思われます。私の場合はこのサイトを知ったのが6月になってからだったので、下記のような対策をとりましたが、全体を通じてわからないところは徹底してインタネットや図書館で調べ、KW的な自分ノートを1冊作成しました。勉強時間は土日曜入れて平均2Hr/D程度で、いかに集中できるか、暗記よりもいかに理解するかに注力、常に自問自答(2W1H;何が、なぜ、どのように解決するか)、3つの「あ」(あせらない、あわてない、あきらめない)の精神、PDCAサイクル、起承転結を意識しました。先輩でよき、羅針盤的アドバイザーのお陰もあります(油断したらだめetc)。下記の書籍はほとんど中古本です。なぜならあたりはずれが大きいからです。但し、注意すべきは法令が改定されている場合があるので、インターネットで要確認。

A基礎 APEC過去問と基礎科目対策を3回、全般的な受験対策、他に情報処理試験・基本情報(中古本)、インターネット(エネルギー;NEDO、環境;朝日新聞のアスパラクラブ、私立麻布中学入試問題etc)、最新技術動向:日刊工業新聞(スクラップブック作成)etc)、バイオケミストリー(テクノロジー、インダストリー)は大学受験書(東進ハイスクール、生物U合格24講、Gakken、レベルが高く難義したが、21年度の問題はかすった程度で蓋を開けるとこんなものかも知れない)

B適性 APEC過去問と適性科目対策を3回、世の中の動きは朝日新聞から切り抜き、蛍光ペンでマーク。

C専門の経営工学 APEC過去問と専門科目対策(部門は違っても参考になる)を3回、
ずばりのものがないので、中小企業診断士運営管理過去問&テキスト(インターネット、3回)、総監二次択一問題、中小企業診断士z@)試験生産管理クイックマスター(同友館、一次試験問題の解説がすばらしい)を中心に徹底的に理解に努めた。さらに補足的にzA)完全攻略(穴埋め式、これもいいです、法学書院)zB)キーワード1000(日本マンパワー出版)、二次試験もNEXTも視野に入れて、ビジネスキャリア検定問題(1次、2次)、QC検定問題(1次、2次)、東京工業大学・「経営工学」院入試問題、技術士制度における総合技術監理部門の技術体系(第二版、日本技術士会、通称青本、700円)、ITC(コーデイネーター、かなり考え方が総監に近い)などなど

4.試験結果
朝、家を出るときに時計を忘れてしまい、それを本番の試験会場気づき、やむなくいつもの「腹時計」で対応せざるを得なかったので、2分/問のペースとなり所要時間の半分で終了した。どの科目も確実に正解と断定できたものが60%以上あり、特別な見直しはしなかった。
 基礎;10/15、適性;12/15、専門;34/50

5.最後に
SUKIYAKI塾のホームページで合格することができました。ありがとうございました。
二次は筆記も手ごわいが、口頭試問も手ごわい、この1月から着実に前進したいと思います。
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適切な努力をすれば必ず合格できる〜のび太さん
<H21 建設部門>

○自己紹介
 30代前半の大卒、建設コンサルです。受験は3度目。H19,H20,H21受験で今回合格することができました。経歴としては道路、橋梁、砂防、港湾、下水道(NEXCO、国、県、市)の現場監督8年、コンサルに転職して県の現場技術業務1年。8年前二級土木、3年前に一級土木を取得。H19,H20コンクリート技士とのW受験。H21は一次試験のみ受験。

○受験の動機
 大学在学中、恩師が技術士であった為、常に意識してた資格でした。学生時代は遊びに没頭していたため、実質の勉強は卒業してから。業務の必要性からいくと一級土木を取得してからというあたまがありました。しかし、なかなかその一級土木に合格できませんでしたので、一次試験対策をし始めたのは一級土木合格直後の3年前からです。

○受験対策
1.参考書・問題集
 H19:ランパスの受験対策講座(DVD)+本サイト
 H20:本サイト
 H21:ガチンコ技術士の対策講座+ランパスのDVD

《購入した参考書等》 
基礎・適性:H19技術士第一次試験受験対策・基礎適性セット(ランパス)
      H21一次試験対策(基礎・適正科目)(ガチンコ技術士学園)
専   門:H19技術士第一次試験受験対策・専門科目(建設)セット(ランパス)
      H21技術士一次試験の解答例 H21年度版(近代図書)
      H21技術士一次試験 建設部門受験必修キーワード700(日刊工業社)
      H21一次試験対策(建設科目)(ガチンコ技術士学園)

2.勉強の進め方
 1年目ランパスの受験対策講座をとりました。一級土木の合格の時にDVDで勉強したことが自分にあっていたのでDVDを見て臨みましたが、私では理解できないことが多かった(解説が難しかった)試験3か月前に本サイトを見つけ、問題の解き方を解説を読みながら練習しました。最初から本サイト1本で臨めばよかったと思います。特に建設は範囲が広いので自分ではポイントを絞って勉強できませんので。

本サイトの「オールイン対策ノート」をよく読み、計算問題は最初は見ながら解き、解法を覚えてください。HPを熟読してください。択一試験のセオリーもかなり役立ちます。専門も基礎と同様に進めてください。仕事をしてる方は、勉強漬けになるよう、昼休みに読むとか、トイレに入ってるときに読むとか。試験直前まで読めるようバインダーに綴じておくとよいでしょう。
 ざらーっと読みましたら、簡単だったH19年の過去問を解答を見ないで解きます。それで自分の弱点が解りますから、間違ったか所を重点的にテキストを読みながらなぜそれが間違っていたのか。本サイトなどで調べます。自分で調べると必ず頭に残りますよ。練習を兼ねて別の年度の過去問(同様な問題)を解いて練習します。5択ですから間違いか合ってるかが判断できればいい。位に考えました。考え方が解ると応用問題が出ても対処できます。最後の1カ月は時間を計って、時間内に解けるかどうかの判断に当てました。。
 車通勤時間が片道1時間ありますのでDVDプレイヤーを購入して1年目の対策DVDをひたすら流しました。1年も続けてますと自然に頭に残るようになります。過去問は過去3年分は必ず解くように。

県職員で昨年合格した方に、道路事業設計要領の各項目の冒頭部分を読んだら合格すると教えて頂きました。設計する上での根拠が書かれておりますので、専門の対策にはかなり有効でした。(本サイトの知識があったほうが理解が容易)私は業務の中で、読んだらコピーして…を1年かけてやり自然に問題が解けるようになりました。一緒に受験した職場の県職員(50代前半)は本サイトのみ2回目で合格したそうです。

私は誰かに管理してもらわないと集中力が続かないので、ガチンコ技術士対策講座と併用しました。問題を解いてメールで送らないと解説がもらえないスタイル、受講者の中で順位や偏差値が出ることがモチベーションの維持に繋がりました。それでも、講座・模擬試験では不合格(試験1か月前)でしたが、最後まで絶対にあきらめない。試験では何が起こるか分からない。という気持ちで臨みました。号令がかかる直前まで読むことが大事です。あと、何よりも体調管理!私は熱・せき・鼻水・頭痛の中での試験でしたので。
 
3.勉強時間
 1月からスタートし7月末までは、平日毎日2時間、週末4時間。問題を解かなくても、何か試験のことを読むとか勉強している形が途切れないよう努めました。試験の頭にしてしまうこと。最後の1か月は毎日3時間、週末は6時間を続けました。元々の基礎学力がある方は別ですが、そうでない方は、正攻法の勉強をしたものだけが合格を手にすると確信しています。適切な努力(本サイトの熟読)をすれば合格できない試験ではないです。適性は毎年、8割の正当でしたので、最後の1週間に読む程度で良かったです。私は専門が弱かったので、基礎3割、専門7割、適正0割で勉強しました。用語を知っていないと判断に迷う問題がありますので、受験必修キーワード700を読んで内容がわかる程度にしておくとよいと思います。計算問題は出来ると得点源ですので、逃げずにやってみてください。きっと出来るようになりますから。

○試験結果と考察
 試験結果は、基礎:14/15、適性:7/15、専門:26/50でした。基礎はサイコロ転がしたのが4問、実力は3問ですから、いかにセオリーと日頃の業務に対する感覚が良かったか。ギリギリですがそれでも合格です。
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共通免除の方へ…短時間勉強法〜うそっぷさん
<H21 建設部門>

30代の大卒・共通免除での挑戦でした。
H20年度は2週間ほどしか勉強せず、結果は案の定、
・適性12点
・専門18点
・基礎6点
H21年度の結果は、
・適性15点
・専門38点
・基礎11点
で合格する事が出来ました。

しかしながら、今回も勉強時間は2週間ほどでした。
前回との大きな違いは、勉強方法に迷いが無かった事です。
H20年度試験に落ちた時、各科目の勉強法をメモしておいたのが良かったです。

【メモ内容】
・適性科目
勉強は何もしなくてよい。
試験当日は問題をよく読む。
・専門科目
勉強法はオーム社『完全突破!技術士一次試験ー建設部門ー』と、
本サイトの一次試験専門科目オールインワン対策ノートを並行していけばOK。
基本的に『完全突破!技術士一次試験ー建設部門ー』をメインにすること。
都市及び地方計画・施工計画施工設備及び精算・建設環境に関してはオールインワンをメインにする。
過去問は3年分(解説付きの本を買った方が良い)やるべし。
試験時間はかなり余るので、問題と選択肢をよく読み、
『試験時間いっぱいにとにかく知恵を絞る』こと。
・基礎科目
勉強法は本サイトの一次試験基礎科目オールインワン対策ノートのみやって、
過去問3年分(解説付きの本を買った方が良い)計算問題のみやればOK。
試験時間はかなり少ないと思った方が良い。
5群・技術関連から解いた方が良い(専門科目の知識で解ける問題があるので、試験終了間際に焦りたくないから)
後は計算問題で点を稼ぐ。オールインワンの計算知識だけで5〜6点は稼げる。
全く知らない内容でも、穴埋め問題だと結構いけるので頑張る。
簡単な問題も結構あるので、よく探す。
要は、この科目は計算問題以外は勉強しない。

この勉強法はどうしても時間の無い方への裏技的なものです。
本来は、時間をかけて勉強し、しっかり実力を付けるべきです。
特に基礎科目に関しては、勉強時間1日〜2日でOKな超裏技勉強法だと思いますが、
あくまで最低ラインの6点狙いで、専門科目で絶対に28点取る!というスタイルなので、
基礎に時間をかけない分、専門の勉強をみっちり頑張ってください。

このメモがこれから一次試験を受けるどなたかに参考になれば幸いです。
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建築系にはツライ試験だと思いました〜CAT_Aさん
<H21 建設部門>

【自己紹介】
 三十代後半。専門は建築物の設計。コンクリートをきっちり勉強して技術士を取得しようと考え、一念発起して「建設部門」の一次試験を初めて受験しました。

【試験結果】
 共通--免除 適性12/15 基礎10/15 専門40/50
(試験前の目標:適性12/15 基礎12/15 専門30/50)

【購入した書籍】○:頻繁に活用、△:ときどき活用
○(1)「平成21年版技術士第一次試験の解答例[建設部門]」(近代図書)
△(2)「技術士第一次試験「建設部門」受験必勝キーワード700」(日刊工業新聞社)
○(3)「2009年版技術士第一次試験基礎・適性科目完全解答」(オーム社)
△(4)「技術士第一次試験基礎・適性科目完全制覇」(オーム社)

【勉強方法】
・試験勉強期間は2か月半。
・主な勉強場所は通勤の電車の中や喫茶店。試験直前の週末は図書館へ。
・基本的に上記書籍の(1)と(3)のみを活用。(2)、(4)などの参考書は補助的に利用。
 土木分野の知識が無かったので、勉強の8割以上を専門分野に費やし、過去問を繰り返してやりました。基礎・適性科目は過去問を一通りやって、それなりに対応できることがわかったので、あまり深くは勉強しませんでした。
 過去問中心と何とも味気ない勉強方法ですが、一次試験の合格だけを考えると、過去問を何度も解くことが最も効果的だと思います。
 尚、私の周囲には技術士を受験するような人がいないので、試験の雰囲気や傾向を知るうえで本ホームページがとても参考になりました。

【感想】
 試験内容は土木系の問題が中心で建築系の人間にはやはりキツイ試験と感じました。河川、道路、鉄道、トンネルなど土木分野の知識が皆無でしたので、一次試験の勉強とはいえ苦痛な数カ月でした。
 試験当日は、基礎科目で時間が不足して2問もマークミスをしてしまいました。時間が短いことは覚悟をしていましたが、少し準備不足でした。
 専門科目は例年より易しい気がしました。これも過去問を繰り返しやった効果でしょうか。得点は目標点を大幅に上回っていました。

 これからの1年間は二次試験合格に向け勉強します。また、本ホームページを参考にさせていただきます。(以上)
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ゼネコン勤務者〜WAVEさん
<H21 建設部門>

●自己紹介
 30代後半の大卒、ゼネコン勤務者です。受験は3度目。一級土木施工管理技士とコンクリート技士を持っています。業務内容は、現場で施工管理を行っています。

●受験対策

1.参考書・問題集

 基礎・適性 
       APECさん著書『基礎科目・適性科目編』
       日刊工業社『基礎・適性科目 150問』
       一次試験基礎科目オールインワン対策ノート
       過去3年分の過去問題解説書
 
 専   門
       オーム社『完全突破!技術士一次試験 建設部門』
       日刊工業社『建設部門 必修問題 300』
       日刊工業社『建設部門 受験キーワード 700』
       一次試験専門科目オールインワン対策ノート
       過去3年分の過去問題解説書

2.勉強の進め方

 まず、各試験の合格基準と点数配分を確認すると、基礎40%、専門40%、適性54%以上、(基礎+専門)の合計50%以上ということをよく理解して、勉強する範囲を絞りました。適性については、常識的問題が多いので、過去3年分の問題を解いて、傾向をつかめばそんなに難しい問題ではないと思います。
 基礎については、15問中、6問正解で合格しますので、範囲を絞りました。まず、一次試験基礎科目オールインワン対策ノートと日刊工業社『基礎・適性科目 150問』で勉強し、APECさん著書『基礎科目・適性科目編』で補強しました。毎年、類似問題が出ているようなので、試験直近に過去3年分の問題を解きました。
 専門については、2回目の試験で、適性、基礎、専門とそれぞれの科目は合格しましたが、基礎+専門の合計が合格点に3点足らず不合格になったという悔しい思いをしたので、専門で点数を稼ぐつもりで取り組みました。全体の範囲から60%の範囲に絞り、一次試験専門科目オールインワン対策ノートで基本事項を勉強し、日刊工業社『建設部門 必修問題 300』を繰返し勉強しました。毎年、類似問題が出ているようなので、試験直近に過去3年分の問題を解きました。

3.勉強時間
 
 1月からスタートして、試験1カ月前までに、問題集を3回ほど繰り返し解いて、1か月前からは過去問題及び確認という形で、毎日2時間くらいの計画を立てて勉強しました。子供が小さいというのもあり、家でなかなかゆっくり勉強できないので、会社へ早く出社して勉強していました。

●試験結果と考察
 
 試験結果は、適性:14/15、基礎:9/15、専門:30/50でした。
 2回目の試験で、基礎+専門の合計が合格点に3点足らず不合格になったという悔しい思いをしたので基礎は確実に、専門は点数を稼ぐように計画しました。
 H21年度は、H20年度に比べて基礎的な問題が多いように思いました。結果、合格率も上がっているようです。よく問題を読んで、基礎的な問題を確実に回答する事が重要だと思いました。
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建築の構造設計者の受験〜dkp4y2さん
<H21 建設部門>

【自己紹介】
 建築卒,建築の構造設計(経験年数9年程度),個人の設計事務所勤務
 受験1回目

【受験動機】
 経験年数が一区切りとなるため,これまでの経験の整理と基本を見直すため。
 技術の領域を広げ,より自由な設計をすることができるようになるため。
 建築の構造設計系の資格は全て取得済みであり,新たな資格を勉強の動機づけとして。
 各種資格手当や受験補助は一切ないので,経済的なメリットは全くなしです。
 後輩が1級建築士受験をするため,単に発破をかけるだけでなく,示しをつけるため。

【勉強方法】
 書籍による自学自習です。
 休日は月に2,3日程度,帰宅も午前を回ることから,とにかく細切れの時間を大切にしました。
 記述式とは違い,一度始めたら数時間止められない訳ではないので,時間は何とかなります。

 勉強期間は,別試験終了後の8月〜2か月ちょっとです。
 書籍を調達したり,受験の工程管理などの下準備はそれ以前からで含みません。
 集中力を維持する期間としては,この位が丁度良いのではないかと思います。

【参考図書】
 (1)「技術士受験を応援する第一次試験合格法」(鳥居直也 著/トリフォリオ)
 (2)「技術士一次試験 建設部門@土質及び基礎〜」(桜井ら 共著/オーム社)
 (3)「技術士一次試験 建設部門B河川,砂防及び〜」(田口ら 共著/オーム社)
 (4)「技術士一次試験 建設部門C道路・鉄道・トンネル〜」(小林ら 共著/オーム社)
 (5)「技術士一次試験「建設部門」受験必修キーワード700」(杉内正弘 著/日刊工業新聞社)
 (6)「技術士一次試験「建設部門」受験必修過去問題集」(杉内正弘 著/日刊工業新聞社)
 (7)「技術士第一次試験 基礎・適正科目 完全回答」(オーム社 編/オーム社)
 (8)「技術士第一次試験「建設部門」受験必修問題350」(杉内正弘 著/日刊工業新聞社)

 (1):
 一次試験の構成の把握,全体を俯瞰するの大変役立ちました。
 各論を詰めて行けば,果てしなく深いので,概論となる本書は良書だと思います。
 最初だけでなく,原点に還るため,途中何度も読み直し,演習をしました。
 やることが多くなり,不安になったときに読み返すことは,特に有益でした。

 (2)〜(4):
 専門は,専ら土木分野の出題ですので,建築の方は,概念すらなく,用語の意味が分かりません。
 結果,質問の意味すら分からないことが多々だと思います。
 役割(思想,精神)と説明及びポンチ絵を中心に,概念の把握に努めました。

 (5):
 文字のみの用語集ですので,概念がないと意味が分かりません(例えば,霞堤)。
 理解度の把握と先述の3冊を持ち歩くのは辛いため,有益でした。

 (6)(7):
 試験制度が変わった年度以降の過去問題を何度も解きました。
 あまりにも関連がない分野(交通量の計算など)は,正直捨てました。
 業務に比較的近いものは知識を深める意味においても,興味を持って勉強できました。

 (8):
 過去問題を何度か解くと,無意識に答えを覚えてしまうので,予想問題をランダムに解き,思考が硬
 直化しないよう心掛けました。また,本書は,分野毎に出題されているため,得意分野に集中して解
 き,補強に努めました。

【同業の方へ】
 土質,鋼・コンクリート,施工計画,建設環境は比較的馴染みがあると思います。
 プラスアルファとしては,トンネル,ダム,河川,堤防,電力土木は同じ構造物ですし,問題も平易
 かつ知識の幅を広げるために良いと思います。
 
 専門といっても(範囲は広すぎますが)あくまで基本的な事柄ですので,暗記ではなく,概念を教養
 として知ることは必要なことだと思います。

 また,基礎なしで具体的な計算を解くことは,暗記と同義で,あまり意味があるとは思えません。
 それよりは,仕組みや思想を知ることが重要だと思いました。

 アレルギー反応さえなければ,1次は何ら難しいことではないです。
 特に,ここ数年は問題が素直で,過去問の類似も多く,難易度は低くなってきているよう感じました。

【結果】
 詳細は忘れましたが,大体8〜9割位だったと思います。

【感想】
 自分の技術の分野は,ほんのごく一部であり,まだまだ勉強することがあるのを思い知らされました。
 (それだけでも価値があったと思います)
 単に資格ではなく,技術者として将来どうしたいのか,を考えさせられました。
 今頃になり,人間的に2次試験の受験資格があるかなど,かなり迷いが生じました。
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過去問をひたすら解いて合格できました〜Nokia N95さん
<H21 電気電子部門>

1.自己紹介
 30代半ばの工業高校(電気科)卒、現業職の公務員です。
 経歴としては、電気設備の維持・補修業務10年目、エネルギー使用合理化業務3年目です。
 高校卒業前に電験3種、平成17年にエネルギー管理士(電気)を取得しております。
 技術士第一次試験は今回が初めての受験で、電験2種と電工1種(実技試験)との併願です。

2.受験の動機
 自身の資質向上のためです。以前より技術士の資格の存在を知っておりましたが、いずれは部下を指導する立場になること、将来必ず技術士の資格が必要になると考え、平成21年4月ころに受験を決意しました。

3.試験対策
 先にも記したとおり、電験2種と電工1種(実技試験)との併願のため、電験2種1次試験終了後(平成21年9月上旬)からはじめました。

 ◎参考資料
  @技術士第一次試験問題集 基礎科目・適性科目 平成13〜20年全問題と回答
   (通商産業研究社)
  A技術士第一次試験 「電気電子部門」択一式問題200選(第2版)
   (日刊工業新聞社)
  B技術士第一次試験電気電子問題徹底詳解
   (電気書院)
  C電験二種完全マスター(理論・電力・機械・法規)
   (オーム社)
  Dこのサイト
   
 @ABをひたすら解きまくり、Cは確認用としました。Dは基礎・適性科目対策と試験体験記が大変参考になりました。
 最初のうちは、基礎科目(特に情報・論理と解析)と専門科目の一部(電子応用・情報通信)が解けませんでしたが、繰り返し問題を解くことによって解き方を覚えていきました。
  
4.試験結果
 共通科目:免除、適性科目:14/15、基礎科目:10/15、専門科目:24/50。

5.終わりに
 短期間での試験勉強で詰めが甘かった部分もありますが、何とか合格することができました。しかし、肝心の電験2種が1次試験不合格(理論)となってしまいました。
 次は第二次試験ですが、経験と実力をしっかり積んでから挑戦したいと思います。 
 
 まだまだ先は長そうです…(ToT)。
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3試験を同時期に受けてみました.〜masashiさん
<H21 情報工学部門>

【自己紹介】
40代前半、高卒、ゼネコンを経て、地方コンサルの情報部門に勤務。
受験1回目、一級土木を持っているので共通は免除です。

【受験動機】
ゼネコン勤務時から現在に至るまで、主に社内向けのソフトを作っていましたので、資格が無くても業務上まったく支障がありませんでした。
しかしながら、ここ数年、社外の仕事をする機会があり、社外に向かって自分の技術レベルがどこにあるのかを客観的に示す必要性を感じ、受験を決意しました。

 ちなみに、今回は『技術士1次』、『基本情報技術者』、『RCCM建設情報部門』を同時期に一気に受けることを(受かること)を最大のテーマにしています。

【学習方法】
本格的に学習を開始したのは4月からで、都合6ヶ月間勉強しました。
折り悪く、業務の関係で連日帰宅が遅かったのですが、就寝までの1〜2時間を何とか確保して学習しました。
帰宅後の時間は主に専門分野対策に、基礎対策には通勤時間と就寝前を使いました。

@専門分野
専門分野は、SUKIYAKI塾の過去問で確認したところ、基本情報レベルでは若干足りないように感じましたので、『応用情報技術者』の過去問を徹底的にやりました。

A基礎対策
基礎対策は、【参考図書】に挙げた書籍を、通勤中や就寝前に読みました。

『情報・倫理』に関する問題は、情報処理と被るので特にやりませんでした。
『解析』がまったく苦手なので、早い段階で見切りをつけて、『化学・バイオ』に的を絞って学習しました。

過去に落ちっぱなしで放っておいた『基本情報技術者』も受験したので、これの午後試験対策をどこで確保するのか悩みました。
結局のところ4月〜5月の比較的早い時期に参考書をやり、あとは週末のまとまった時間を使って過去問をみっちりやりました。

【参考図書】

@専門分野
・ SUKIYAKI塾の過去問
※SUKIYAKI塾の過去問のおかげで本当に助かりました。提供していただいた皆様に改めて感謝申し上げます。

・ 2009 合格への総まとめ 応用情報・高度 午前共通知識対策 (ITEC刊)
・ 応用情報技術者試験 午前―精選予想600題試験問題集(東京電機大学刊)
※どちらも過去問主体の問題集ですが、編者の好み?なのか、微妙に過去問のチョイスが違います。
したがって、1社の問題集だけでは偏ってしまう危険性があったので、上記2冊を使いそれぞれ3巡解きました。ITECの本は解説が丁寧かつ秀逸で良いです。

・ 情報工学概論(第2版)(森北出版)

A基礎対策
・ スーパー合格 過去問+本年度予想 技術士第一次試験 基礎・適性科目対策(秀和システム刊)
・ 技術士第一次試験「基礎・適性」科目必須問題150問〈平成21年度版〉(日刊工業新聞社刊)

・ 技術者倫理の世界 (森北出版)
・ 暗記しないで化学入門―電子を見れば化学はわかる (ブルーバックス)
・ DNA複製の謎に迫る (ブルーバックス)
・ 材料化学の最前線―分子一個、原子一個をどう操るか (ブルーバックス)
・ 新しい生物学―生命のナゾはどこまで解けたか (ブルーバックス)
・ 理系なら知っておきたい化学の基本ノート 物理化学編(中経出版)
・ 理系なら知っておきたい生物の基本ノート [生化学・分子生物学編] (中経出版)
・ DNA(J.D.ワトソン)(講談社)
・ iPS細胞 世紀の発見が医療を変える(平凡社新書)
・ その他、基本情報処理用とRCCM用の書籍を数冊

※ブルーバックスの本は、記述も平易で、広く浅く知識を得るのにちょうど良かったです。本試験では、バイオ関連の問題で、ブルーバックスの記述を思い出して命拾いしました。Amazonで中古を安価に入手できますので、お勧めです。

※近年の一次試験にはDNAネタがあまり出なくなっているようですが、J.D.ワトソンの『DNA』は読み物としても最高に面白い一冊でした。
また過去に一次で出たDNAネタはほとんど全てこの本に載っていました。ひょっとして問題のネタ本だった?

【試験結果】
適正:12/15 基礎:8/15 専門:36/50
基礎対策にたくさん本を読んだ割りには・・・な成績なのが残念でしたが、 専門はそれなりに取れたので良かったと思っています。

【感想など】
よく言われることですが、情報工学1次試験の問題レベルは、『応用情報技術者』レベルの知識があれば大丈夫のようです。
ただ、情報処理試験と技術士1次試験では、レベルはほぼ同じであっても 『問題の切り口』が違うように感じました。
また、題意をよく読まなければわからないような引っ掛け問題もあります。(今回は『カルノー図として』正しいのはどれ?で引っ掛かりました)
したがって、知識レベル向上のために情報処理の問題集で学習するのはもちろんですが、早い段階で技術士の過去問にも触れておくことが必須と感じました。

個人的に、今回は3試験を同時期に受験しましたので、スケジュール的にタイトでキツかったです。
特に後半にはRCCMの論文対策や土木一般知識の学習もしなければならなかったので、就寝が2時、3時になってしまうことがしばしばでした。

結果は技術士1次と基本情報は合格、RCCMはまだ発表されていないのでわかりません。(2010年1月現在)

現在は、技術士2次と4月にある情報処理の高度区分試験に向けて学習中ですが、技術士2次の情報工学部門に関する情報が少なくて困っている次第です。ぐずぐずしてると、すぐ時間が経ってしまいそうで怖いです。
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私も過去問をひたすら解きました〜ラムネ氏さん
<H21 建設部門>

【自己紹介】
 大学院建築卒、建築の構造設計(経験年数25年程度)、S造・RC造・SRC造・木造の経験あり、現在ゼネコンの工事監理部署勤務、受験1回目

【受験動機】
 日本で技術の最高峰の資格を是非取りたいと考えた。また、今までの設計・工事監理の経験を整理し、自分自身の基本的な技術を見直すため。


【勉強方法】
 まず、「完全突破!技術士一次試験−建設部門編−(オーム社)」を8月始めから2週間程度で全問題を解き、どのような試験内容か確認しました。次の2週間でAPECさんの「一次試験基礎科目オールインワン対策ノート」と「一次試験専門科目オールインワン対策ノート」を読んでいきました。9月は「技術士第一次試験「建設部門」受験必修問題350(杉内正弘著)」をひたすら解きながら「技術士一次試験「建設部門」受験必修キーワード700(杉内正弘著)」を読ました。最後の2週間は過去問(基礎・適性・専門)を10年間ひたすら解きました。過去問をやっていると、はじめは大変苦痛なのですが、そのうち解けることが快感になってきます。勉強時間は通勤の行き帰り1時間と会社の残業をしないで、図書館に直行して6〜8時までの2時間。

【建築の技術士】
 試験内容は 土質・基礎、鋼構造・コンクリート、都市計画・地方計画、河川砂防海岸、港湾空港、電力土木、道路、 鉄道、トンネル、施工計画・設備・積算、建設環境と土木中心の専門科目で、鋼構造・コンクリート、都市計画と一部土質・基礎くらいは知識がありましたが、他の科目は全くよくわかりませんでした。しかし、勉強してみると非常に面白いことがたくさん経験できました。特に土質・基礎は建築構造でも大変重要ですし、鉄道や河川の内容も日本の社会基盤整備を背負っていく気概を感じました。

【結果】
 試験結果は、適性:13/15、基礎:11/15、専門:38/50でした。

【感想】
 自分の技術分野の狭さを思い知らされました。しかし学ぶ楽しさを知ることができたことが良かったと思います。今年、二次試験に挑戦し、1回でとりたいと思っています。(年を取っているので早く取らないと気力・体力が続かない)
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50才の挑戦、基礎問題がネック50才ぱーさん
<H21 建設部門>

[自己紹介]
地方公務員(土木職)、管理職50才
異動先の職場の若手が技術士を受験していると聞き、自分でも不思議なくらい受験へ気持ち高揚してきた。若いもんに負けられないという感じ。1級土木施工管理技士以来かれこれ4半世紀ぶりの挑戦。6月末にギリギリで出願。

[傾向と対策]
過去問を見て基礎科目がチンプンカンプン。範囲が広すぎる。専門は少し勉強すれば大丈夫そうだ。たまたまHPで「SUKIYAKI塾」を知り、試験の概要を勉強。基礎科目が最大の弱点と知る。

[スケジュール]
土日中心の勉強。
6月中旬〜7月上旬
大学の教科書で構造、土質、水理の基礎を勉強。知識が錆びついている。
7月
応援する「基礎科目・適性科目編」を購入し基礎科目で6点とるため、コツコツやる。本当に成果は出るのか。
8月(暑くて、なかだるみ時期)
専門科目の過去問題集(5年分、日刊工業新聞社)に挑戦。18〜20問程度はいける。海岸、電力などなじみのないジャンルは捨てて、構造などの基礎教科と道路、河川などに集中。気分転換に適性科目を読む。技術者倫理が結構面白い。
9月〜
基礎科目を中心に全般的に復習。過去問にも挑戦。  

[結果]
適性 13/15 基礎 11/15 専門 24/25で合格。今年は少しやさしかったか。

[まとめ]
基礎科目が本当に心配だったが、APECさんの対策本のおかげで、何とかなりました。ポイントを絞った内容で解説があるので、問題集を片っ端に解くより、理解が進むように思いました。それにしても仕事は忙しいですし、モチュべーションを維持するのは大変です。そんな時は受験体験記などを読んだりして、受験情報から離れないようにすることも大切かと思います。
試験を通じて、専門も含め知らないことが結構あるなと勉強不足を痛感しました。
単に試験に受かるだけではなく、知識の整理が少しできたこともよかったと思います。試験後の何とも言えない解放感は久しぶりでした。ビールがうまい。
来年の二次は受験するつもりだが、どうなることやら。
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繰り返し学習の成果t_levin99さん
<H21 建設部門>

1. 経歴
平成6年3月に大学の機械工学科を卒業し、大型機械の設計をやるつもりで電機メーカへ就職するも、配属されたのが志望外の電気通信設備の試験、評価部門であった。同一部門で12年勤務し、設計経験のないまま、某インフラ関連の会社へ転職。入社2年目で電験三種を取得、翌年技術士一次試験を受験。

2. 受験動機
転職を機に、自分のスキルが極めて狭い特定分野に限られたものであることを自覚したため、技術の幅を広げ広く世間に通用し認められる技術者を目指すため、勉強の必要性を痛感するとともに、勉強だけでは目標に具体性がないので資格取得を決意した。大卒後15年経過しており、取得するのであればそれなりに高度な資格が求められる年齢となっていたため、どうせなら一気に技術系頂点の資格を目指そうということで、技術士に挑戦した。

3. 勉強期間
平成20年の秋に受験を決意。勉強は平成21年4月中旬より開始。

4. 参考書
@技術士第一次試験 電気電子部門 問題徹底詳解(電気書院)
A技術士第一次試験 電気電子部門 択一式問題200選(日刊工業新聞社)
Bsukiyaki塾 一次試験対策ノート(基礎、適性)

5. 勉強方法
@ABの全問題について、解けるまで繰り返し学習。2回目以降はそれ以前で解けなかった問題を解答。最終的には解き方を全問暗記した(つもり)。
4月中旬〜6月中旬 :@1回目
6月中旬〜7月下旬 :A1回目
8月上旬〜8月下旬 :B1,2回目、@2,3回目
9月上旬〜9月下旬 :A2,3,4回目
10月上旬 :@AB全体の復習

6. 試験結果
適性科目:12/15 専門科目:48/50 基礎科目:9/15 専門+基礎:57/65
  専門科目は自分でもびっくりする点数が取れた。出題された35問を全て解き、自信のある問題から順に25問を選択してマークした。結果的には35問のうち11問は不正解であったが、正解の24問を全てマークしていたため、高得点に結びついた。


以上
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