遊んだぁ〜っ!
日曜日に火起こし講師として名田庄村に行ってきた。高2になる息子がアシスタントとして一緒に来てくれた。こういうことに親父と一緒に来てくれることが嬉しい。さて、8:30に現地に着き、道具を運んでいると、周辺市町村から60人強の子供と保護者・引率者がやってきた。
火起こし班・食材班・食器作り(竹で皿とコップを作る)班・魚釣り班に分かれて活動開始である。
私は火起こし班なのだが、大人と子どもの共同作業にしたところ、わずか15分でついてしまった。乾燥していたせいだろうか、ちょっとあっさりつきすぎたようである。
マキまで火を大きくしてからバーベキュー用の炭に火を移す予定だが、時間が早すぎたのでちびちび炭を燃やす。
炭は地元の方が作っておられるもので、ホームセンターに売っている南洋材の炭とは雲泥の違いだ。煙などいっさい出ない。あまり明るくない赤い光を出しながら、しかし遠赤外線が多いのだろう、じっくりと熱が通る。肉などレアになって実にうまい。そして何と言っても長持ちする。ホームセンターの炭しか知らない人は驚くこと請け合いである。
目立たないけれど、こんなところにも我々が失ってしまったものがあるのだ。
食事まで時間があるので、竹を使って竹とんぼを作ったり、草笛を教えたりして時間を過ごした。一生懸命工作したり、草笛が鳴って喜んだり、竹とんぼを飛ばす練習をしたり、こういう時の子どもは「目を輝かせる」という表現がピッタリだ。全身から生命のオーラがほとばしっている感じがする。
午後4時、解散。それから残った食材で打ち上げ。前日釣って冷凍してあったというアユがむちゃくちゃうまい。名田庄村は山村、私は海のすぐ近くに住んでいるので、川魚のうまいのは珍しい。名田庄村のスタッフに混じって一人で5匹も食べてしまった。
さらに居酒屋に移って、今度はギターなど持ち出してワイワイ。
結局帰宅したのは夜10時ごろで、14時間も遊んでいたことになる。煙と汗でドロドロの服を脱いで風呂に入り、爆睡してしまった。
「遊んだぁ〜!」という日曜日であった。まったく、子どもたちと一緒に遊びまくるほど楽しいことはない。
翌日、朝から筋肉痛である。しかも悲しいことに、午後になって痛さが増している。まあ翌日出ているだけよしとするか・・・・
2005.6.13