My Note 私の受験前日・当日
2005.5.17

管理職になってから、大阪に泊りがけで行く用事は少なくなって、最近は受験目的ばかりになった。
受験のときは、いつも自宅を出るときから宿に着くまで、ずっと経験論文や様々な答案ネタを頭に入れながら移動している。私は丸暗記はしないので、覚えるのは経験論文のストーリーや記述問題解答のために必要な知識だ。リフィルサイズに印刷したのを薄いシステムノートに綴じて、電車の中でブツブツやっている。
私は詰め込み暗記には絶対の自信を持っているので、試験前日まではボーッと全体像を把握する以上の記憶はしないで勉強している。(唯一の例外は技術士総監部門で、青本というあまり実感のわかない世界のことを勉強したときは、やはり暗記型学習にならざるをえなかった)
この短期詰め込みは、やはり年を重ねるに従って無理が出てきたものの、自分の集中力の確認というか、これができなくなったらオレも終わりという気があるせいか、いまだに続けている。

さて、私は大阪ではいつも御堂筋線動物園前駅近くの「ホテル来山」に泊まる。ここはネットで予約でき、1泊2,000円と安い。部屋は4畳半にも満たず、パイプベッドは体重0.085トンの私が座ると2つに折れるんじゃないかと思うほど華奢だが、テレビもタダで冷蔵庫もある(中身はない)。風呂もトイレも共同だが、私の住んできた下宿は全部そうだったからなんてことはない。
食事も、動物園前周辺はかなり安い。すぐ近くにビックリラーメンもある。ラーメン1杯180円である。いつもここでチャーライ定食を食べる。300円台だと思う。そういえば動物園前4番出口付近の交差点でいつも軽トラで鉄板焼きをやている。いい匂いがして、一度ここで飲みたいなあと思いながら、さすがに試験前日なので避けている。いつか行きたいものだ。
食べたらホテルに戻って軽く復習する。ここでガーッと集中すると寝られなくなるので避ける。風呂に入って寝酒にビールを1缶飲み、12時前には寝てしまう。
翌日はたいてい午前6時台に起きる。早々に着替えてチェックアウトし、再びビックリラーメンで朝定食180円也を食べる。考えてみれば1泊2食で3,000円未満だ。^^;

ここから、いつも延々と歩く。歩きながら今度はガーッと集中して記憶する。私は歩きながら覚えるのが性に合っているようだ。技術士試験は夏なので早々に地下鉄に乗るが、RCCMは秋なので涼しくて気持ちが良く汗もかかないので、谷町筋まで歩いてさらに梅田方面へ歩き、四天王寺か谷町九丁目から地下鉄に乗る。早起きするのはこの「歩き覚え」の時間を取るためだ。
かくしてその日は、試験が終わるまでとにかく集中力を保つ。一言もしゃべらず、思い詰めたように一日過ごす。偶然知り合いに会ったりするとしゃべらないといけないので、これが大変イヤである。だから午前中は早めに終わらせ、一人で昼食を取って、昼休みには教室に戻ってじっとしている。この日の昼食は味わうということは一切しないから、砂をかむようなものである。

午後は技術士もRCCMも択一問題や記述問題だが、いつもかなり早く終わる。私は択一問題の答案見直しということは一切しないので、その分はかなり速いと思う。記述問題も、ざーっと答案ストーリーを考えたら、あとは書きなぐりながら考えていくので、経験論文答案よりかなり速い。
RCCMはいつも2時30分には終わり、試験会場を出ている。自慢するのではなく、私の試験スタイルはそういうスタイルであるためだ。さて、この時間に終わると3時15分大阪発の新快速に乗りたくなってくる。いつも大阪工業大学から競歩並みの速さで駅まで歩き、せかせかと帰る。

梅田地下街にある串かつ屋さんで、串カツをソースにどっぷり漬けて食べながら焼酎を飲むのが大好きなのだが、いつもせかせか帰るので、ずいぶん行っていない。
そういえば、新世界で飲むのも好きだがすいぶん行っていない。ホルモンをたらふく食べて飲むと至福である。
いかん、腹が減ってきた。さっさと寝ることにしよう。


2005.5.17 ブログに掲載