My Note ハードル
2005.5.16

土曜日(14日)は、以前にも書いたアマモサポーターの活動に参加してきた。アマモを植える予定地の掃除である。
予定地は、波返し護岸と離岸堤の間の幅5m程度の狭い空間。深さ1mまでのけっこうよどんだところで、以前は波が強くて護岸や消波ブロックを築造したが、今は沖にできた離岸堤のために静かになり、砂が溜まり、アマモが生えるとともにゴミもたまりだした。その上釣り人などがいろいろ捨てるものだから、かなり汚い。
掃除は、水産高校ダイビング部の生徒達を中心に、ウェットスーツなどで海に入るチームと、拾ったゴミを陸上で分別したりゴミ袋につめたりするチームに分かれて始まった。私は陸上部隊をお手伝いした。
草木ゴミや海草に混じっていろいろなものが上がってくる。ボートの枠が丸ごと出てきたのにはびっくりした。
2時間ほど掃除し、あの狭い空間にどうやって入っていたんだろうと思うほどゴミが出た。自分の部屋の大掃除と同じ感想だ。^^;
よどんでいるのでヘドロ臭がけっこう強く、全身がくさい。

しかし、高校生達はびっくりするほど素直で人なつっこかった。こちらが恥ずかしくなるようなしょーもないギャグが受けたりする。自分達だけで固まったりもしない。

帰宅してシャワーを浴び、夕方からは「若狭地区少年警察協助員会」の総会であった。まあ補導員ボランティアだと思ってもらえばいい。
総会のあとで研修ビデオがあった。街頭補導の仕方などのビデオである。
出演している補導員さんのコメントが印象的であった。

「こちらが緊張していると向こうも緊張する」

そうだよなあ、やっぱ最初から緊張関係にあると、その場を逃れたくもなるし、不快だから、お互いにとげとげした会話になってしまったりするよなあ・・・・午前中の水産高校生との気持ちよいコミュニケーションの後だけに、妙に納得してしまった。

小学生やそれ以下の子供達とのコミュニケーションの「最初の一歩」はずいぶん慣れてきた。しかし、中学生以上、特に高校生くらいになると、どうコミュニケーションを取るか、最初の一歩が難しいなーと痛感している。
少なくとも「少年警察協助員」と大書きしたベスト(これがユニフォームだが)を着ていると、大変不利である。権威が前に出てしまうのだろう。
そう思って、昨年は防犯広報(高校の校門のところでビラ配り)に変化をつけてみようと、ヌイグルミを着てみたりした。今年もいろいろ試してみたい。

中高生とのコミュニケーションは、最初のハードルを越えてしまえばけっく楽しい。(それは田舎だからかもしれないが・・・・)
そのハードルをいかに下げるか、ホント、むずかしい。


2005.5.16 ブログに掲載