My Note ギョーザ作り
2005.5.22

今日は国際交流婦人の会の依頼で、「ギョーザ作り」に行ってきた。私が人様に料理をレクチャーするなど、女房に知られたら爆笑されること必定である。
この「芸」はホリデースクールに朴君という中国・瀋陽から来て当社で働いているメンバーがいるからできるもので、彼の奥さんが中心である。
さて、今日は以下のものを作った。

【おかゆ】
中国の朝飯といえばおかゆだろう。米と粟を同量程度用意して洗い、その5倍量の水で炊く。最初は強火、沸騰したらごく弱火にして、20分ほどクツクツと炊く。粘りがでたら出来上がりである。味付けはしない。
粟や稗のような雑穀は冷えるとボソボソしてまずいので、暖かいうちに残さず食べる。

【ピーナツ炒め】
生ピーナツを使う。そのあたりで売っている乾燥ピーナツはダメである。
焦げないようにまぜながら中火で炒める。ポリポリサクサクになったら出来上がり。塩を振って冷ます。これは酒のつまみに最高である。

【ザーサイ炒め】
これも味付けしてないザーサイを購入し、大振りに切って塩抜きする。豚肉、ザーサイ、ピーマン、赤ピーマン、ねぎ、しょうがを短冊切りにして炒める。
まず肉とピーマン、しょうがを炒め、続いてザーサイ、最後にねぎを入れる。
そして醤油・酒・砂糖・味の素で味付けし、ごま油で香りをつける。
これはかなりうまい。おかゆが味付けしてないので、これを乗せて食べるとうまい。

【ギョーザ】
ひき肉、ニラ、ネギ、エビ、卵で具を作る。野菜とエビはみじん切り、卵はたっぷりの油でスクランブルエッグにしてほぐす。
塩とごま油で味をつける。
小麦粉でタネを作り、2時間ほど寝かしたものをよく練って耳たぶぐらいの軟らかさにし、伸ばして棒状にしたものをピンポン玉より少し小さいくらいに切り分ける。
これを叩いて少し平たくし、麺棒で端っこをつぶしながら左手でタネを回し、皮を作る。ここのところは文字では説明しづらい。
市販のギョーザの皮より数段厚めで真ん中が膨らんだ皮を作り、具を包む。
これをゆでるのだが、沸騰してギョーザが浮いてきたら水を入れるのを3回繰り返し、皮がプリプリになったら完成である。
暖かいうちに、醤油・酢・砂糖で作ったタレでいただく。黒酢でもいい。
冷めたらレンジで温めるか、焼きギョーザにする。このように焼きギョーザは余ったギョーザを食べるための措置なので、お客様に出すべきものではないらしい。

もうこのレシピで何回作っただろう。小学校や中学校でも作ったし、親子クッキング、ご婦人方の会など、様々なところでやってきた。不器用な私でもギョーザの皮を作ったり具を包んで上手に閉じることができるようになったし、ピーナツを中華鍋で空中に放り上げながら炒めることもできるようになった。
とはいえ、今でも朴君の奥さんが頼りなんだが・・・・

今日は、あまったタネがもったいなかったので、うどん風に打ってみた。でも薄力粉ではダメで、ゆでているうちに全部ちぎれてしまった。
ところがこれを冷やしうどんにして、みじん切りにしたネギと醤油(調味料がなかったので酒を煮詰めて醤油をまぜただけ)で食べるとけっこう美味かった。
なお、余りを持ち帰ったら女房がスープの具にしていた。なるほどね。


2005.5.22 ブログに掲載