4月はじめから続けてきた祭り太鼓の稽古がやっと29日の「稽古上げ」で終了した。大人は4月3日から、子どもは16日から、毎晩練習してきた。
毎年やっている祭りのために1ヶ月も練習するなど、この不況下にアホちゃうかという気もするが、本人たちがそれでいいのだから、いいのである。
うちの区はざっと130世帯、300人強が住んでいるが、その1/6ほどにあたる青壮年約20人、中高生と小学生以下30人ほどが祭りに参加し、運営・演技をする。
「地域づくり」活動として祭り太鼓始めてからまだ10年ちょっとしかたっていないので、40歳以上の壮年の関わりが少ないのが特徴で、いわゆる「長老」がいないため、運営に苦労もあるが「しきたり」にこだわる人もいないので、気楽に運営している。
「稽古上げ」も、ひととおり演技披露をしたら区の会館前の路上で全員でバーベキューをする。祭りに参加する50人ほどに、子どものお母さん方なども加わり、60〜70人ほどの大宴会となって、肉を15kgほどを平らげる(写真)。
子どもたちは実はこのバーベキューを一番楽しみにしており、これが終わると気が抜けて風邪を引いてしまう子が後を絶たないのが悩みの種である。
今日は一休みして、明日5月1日は「本陣作り」、2日・3日が本番の「祭礼巡行」、4日が片付け、7日が打上である「足洗い」と続く。毎年ほとんどこのスケジュールで、GWはほとんど祭りに費やされる。
2日は平日であるが、子どもたちは「公休」扱いとなり、さらに巡行の途中に小学校と中学校に「打ち込み」をする。小学校では全校児童職員が見学する中、子ども一人一人が太鼓演技を披露する。児童数330人ほどの学校であるが、全校児童職員の目の前で自分ひとりが何かをするなどという機会はそうそうあるものではない。子どもたちはハラハラドキドキワクワクである。