技術士第一次試験の出願方法は、ネットから書類をダウンロードして記入し、郵送出願します。

  • 出願期間
    • 受験申込書配布期間
      例年6月初旬~
    • 受験申し込み受付期間
      例年6月中旬~末
      窓口・郵送出願は締切日の消印有効です。また、出願受付は土日祝日は除かれます
  • 出願手順
    1. 願書ダウンロード
      技術士会HPより願書をダウンロードできます。
    2. 願書記入
      ダウンロードした願書はPDFファイルですが、記入できるようになっています。
      必要事項を記入してプリントアウトすればOKです。
    3. 願書提出
      郵送にて技術士会に提出します。

基本的な必要書類は、以下のものです。

(1) 受験申込書(受験申込書・写真票・受験手数料払込受付証明書貼付票)
(2) 一部免除を希望する場合に必要な証明書類

適性科目意外免除にかかわる証明書類

技術士第二次試験の合格証番号あるいは登録番号を記入し、合格証・登録証のコピー、あるいは合格証明書・登録証明書(コピー不可)を添付します。


1.受験申込書

(1) 受験地
今年の受験地は、北海道・宮城・東京・神奈川・新潟・石川・愛知・大阪・広島・香川・福岡・沖縄で昨年と同じです。
具体的な会場は9月上旬の官報に公告するとともに、あらかじめ受験者に通知されます。

(2) 受験部門など
「技術部門」は、過去問などを見て、最も合格しやすそうな部門を選択するのが基本でしょう。
二次試験の受験部門は、一次試験の合格部門とはまったく関係ないので、気にする必要はありません。一次試験の合格部門が二次試験の受験部門を制約することはまったくありません
※たとえば私は理学部を卒業して建設コンサルタント会社に入社し、建設部門に係る仕事につきました。しかし卒業してまもないころは地質学の知識は豊富でも土木工学の知識はまだ少なかったため、応用理学部門で一次試験を受けました。このことは、後に建設部門で二次試験を受験するにあたり、何の不都合もありませんでした。
なお、技術士補登録を考えている方は、「指導技術士のいる部門」という条件を考慮されるべきです。ただし、技術士補登録することは、二次受験という点では特にメリットはありません

(3) 最終学歴・勤務先あるいは在学中の学校名
在学中の人は、左のほうの「勤務先の名称又は在学中の学校名および所在地」に学校名・学部学科名および勤務先分類コード(71)を記入し、最終学歴欄には分類コード以外は記入しません
例えば、大学在学中の人は、左欄に大学の住所を書き、学校名に「○○大学」、さらにその下の学部学科名に「○○学部△△学科」というように記入します。最終学歴欄は、分類コード12のみ記入し、学校名・学部学科名は空白とします。ここに卒業高校名を記入するなどしてはいけません
大学院在学中なら、左欄が大学院となり、学校名に「○○大学大学院」、学部学科名に「○○研究科△△専攻」というように記入します。学歴は11、最終学歴学校・学部学科名は空白とします。

(4) 技術士第二次試験合格者の場合
技術士第二次試験合格者は、適性科目以外(基礎・専門の各科目)が免除となります。
なお、技術士第二次試験合格部門と一次試験受験部門が異なる場合は、専門科目が免除対象外となりますが、一次試験の受験部門は狙っている二次試験部門とは無関係ですから、わざわざこのようなことをしても、「腕試し」という以外のメリットはありません。

2.適性科目意外免除にかかわる証明書類
技術士第二次試験の合格証番号あるいは登録番号を記入し、合格証・登録証のコピー、あるいは合格証明書・登録証明書(コピー不可)を添付します。

願書の提出

提出は、1名ずつ封筒に入れて簡易書留で送付します。
念のため、提出前にコピーをとっておくことをお勧めします。
なお、万一内容に不備がある場合、そのまま返送されてきますので、日程に余裕をもって提出する必要があります。
なお、書類に不備があって返送されてきた場合、それを修正して(必要ならば再度書類取り寄せから始めて)再度送付しなければなりません。そういった場合でも、出願期間を過ぎると受理してもらえません