| RCCM資格試験 (H17年度)問題4−1(基礎択一) | 問題と解答案 | ![]() |
| 最終更新:2006.02.17 | ||
1. トランシットの器械誤差によって生じる測定角誤差のうち正位・反位の測定値を平均することによっても消去できない誤差として正しいものをa〜d
のなかから選びなさい。
a. 鉛直軸の誤差
b. 水平軸の誤差
c. 視準線の誤差
d. 鉛直目盛盤の指標誤差
正解はa
トランシットが傾いていたら、正反でも同じように傾いていますから、誤差は解消できません。
2. 測量座標系に関する記述について、誤っているものをa〜d のなかから選びなさい。
a. 日本測地系の平面直角(X,Y)座標系の座標値は、経緯度座標系に変換できる。
b. 平面直角(X,Y)座標系のX 軸は、東西方向の軸である。
c. 日本測地系は、平成14 年4 月から世界測地系に移行された。
d. GPS から得られる座標値は、日本測地系に基づくものではない。
正解はb
X軸は南北、Y軸が東西です。
| 3. 右図の柱の上端(A 点)に水平力P が作用する場合、柱下端(B 点)でのせん断力を表す式として正しいものをa〜d のなかから選びなさい。 a. S=PL2 b. S=PL/2 c. S=PL d. S=P 正解はd 支点反力=せん断力です。 |
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| 4. 矩形断面の中立軸(X-X)に関する断面二次モーメントを表す式として正しいものをa〜dのなかから選びなさい。 a. I=bh3/6 b. I=bh3/12 c. I=bh2/6 d. I=bh2/12 正解はb 教科書通りです。 |
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5. 右図のように下端ピンの門型ラーメンの柱上端に水平力が作用している場合、曲げモーメント図として正しいものをa〜d のなかから選びなさい。
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正解はc
これも教科書通り。
6. 鋼材に長期間引張応力を与えたままにしておくと、しだいに塑性変形を起こし、鋼材に与えた引張応力が減少することの呼称として、正しいものをa〜d
のなかから選びなさい。
a. クリープ
b. リラクセーション
c. パーシャルプレストレス
d. 座屈
正解はb
a・・・・× クリープは、荷重持続作用時のコンクリートの変形ですね。
b・・・・○ その通り。
c・・・・× パーシャルプレストレスは、PC工法において、合成応力度に許容量を超えないある程度の引張り応力度を与えることをいいます。
d・・・・× 座屈は、強度低下を起こした部分が自重に耐えられなくなって折れ曲がる現象です。
7. 鉄筋コンクリートの計算上の仮定として、誤っているものをa〜d のなかから選びなさい。
a. 鉄筋コンクリートの部材の断面決定および応力計算は部材を弾性体として取り扱う。
b. コンクリートの引張応力は圧縮応力の1/3 を最大に考慮する。
c. コンクリートと鉄筋は一体として働くものとする。
d. 部材に曲げモーメントを受けた場合、ある断面に起こるひずみは中立軸からの距離に比例する。
正解はb
1/3ではなく1/10です。
8. 各種舗装の特徴について正しいものをa〜d のなかから選びなさい。
a. 排水性舗装とは雨水を表層、基層、路盤を通して路床に浸透させることができる舗装構造である
b. 橋面舗装は、橋梁床版上に接着層、防水層、下層および上層を設ける舗装である。
c. 低騒音舗装とは車両からの反射音を低減させる機能を持つ舗装で現在は透水性舗装を採用するのが一般的である
d. 砕石マスチック舗装は開粒度タイプのアスファルト混合物層の空隙に浸透用セメントミルクを浸透させた舗装構造である。
正解はb
a・・・・× 排水性舗装は、表層のみを透水性にして、不透水層である基層上面に沿って側溝に排水する舗装構造です。
b・・・・○ その通り。
c・・・・× 低騒音舗装は排水機能も持ちますが、排水性舗装とは異なります。
d・・・・× 砕石マスチック舗装は、粗骨材が多いにもかかわらずアスファルト量が多い(通常、植物性繊維を混入補強する)特殊なギャップ粒度のアスファルト混合物を使用する舗装です。粗骨材のかみ合わせ作用と、粗骨材間の空隙を占めるアスファルトモルタルの充填作用とによって、耐流動性にも水密性にも優れており、重交通道路の表層、寒冷地の表層、橋面舗装の基層などに利用されます。
9. 地質図によって知ることができない事項をa〜d のなかから選びなさい。
a. 岩石層の分布状態
b. 地層の重なりや整合・不整合の成層状態
c. しゅう曲、断層などの地質構造
d. せん断強さ、支持力などの力学的性質
正解はd
地質図が示すのは、岩石層の種類と分布・成層状態、地質構造などで、力学的性質は示されません。
10. 盛土のような静的荷重を受け,内部の間隙水が排水されて土が圧縮する現象をa〜d のなかから選びなさい。
a. リバウンド
b. 圧密
c. せん断変形
d. ヒービング
正解はb
a・・・・× リバウンドは、載荷盛土によっていったん圧密された土が、荷重除去によってある程度吸水膨張し、地盤が隆起する現象です。
b・・・・○ その通り。
c・・・・× せん断変形は、間隙水の排水が行われずに、土が変形します。
d・・・・× ヒービングは、掘削箇所背面地盤中の軟弱粘土が、土留壁の下を回りこんでくる塑性変形現象です。
11. 次の文章に該当する土質調査の名称をa〜d のなかから選びなさい。
「質量63.5kg のハンマーを高さ75cm から落下させ、サンプラーを30cm 貫入させるのに要する打撃回数(N 値)を測定したり、サンプラー内の土試料の採取を行ったりする。」
a. オランダ式貫入試験
b. 標準貫入試験
c. 圧密試験
d. 一軸圧縮試験
正解はb
JIS A 1219に規程されています。ただし、現在は75cmではなく76cmからの落下となっています。
| 12. 図のように勾配が急変する一様勾配水路についての記述のうち、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。 a. ho は等流水深である。 b. hc は限界水深である。 c. 図の範囲では、限界水深となっている断面はない。 d. 等流水深は、勾配に応じて変化する。 正解はc 図の右側が限界水深となっています。限界水深とは、常流から射流に変わる水深(フルード数が1となる水深)のことです。図では、右側の急流部分が射流になっています。射流は、下流からの影響を受けない(堰上げを起こさない)、屈曲部で衝撃波が発生する、下流側が常流になる箇所では跳水が発生するなどの特徴があります。 |
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13. 管路の損失水頭について、誤っているものをa〜d のなかから選びなさい。
a. 管路の損失には、摩擦損失と形状損失がある。
b. 形状損失には、流入、断面変化、曲り及び屈折などによるものがある。
c. 摩擦損失は、管長に比例する。
d. 形状損失は、一般に速度水頭に反比例する形で表わされる。
正解はd
形状損失he=ζ・v2/2gであり、速度水頭はv2/2gですから、反比例ではなく比例です。
14. 河川流域からの流出量を算定する手法として、誤っているものをa〜d のなかから選びなさい。
a. 合理式法
b. 貯留関数法
c. 不等流計算手法
d. 単位図法
正解はc
洪水流出量の推定法には、実測による方法、流出公式による方法(合理式)、比流量による方法、単位図法、貯留関数法、水理学的方法があります。
不等流計算は、流出量ではなく、河川流量の計算式です。
15. 溶接の種類として誤っているものをa〜d のなかから選びなさい。
a. グルーブ溶接
b. すみ肉溶接
c. リベット溶接
d. 突合せ溶接
正解はc
グルーブ溶接は、良好な溶接を行うために、母材端部を加工してつくったみぞ(開先)を加工した溶接のことです。
すみ肉溶接は、たとえば2枚の鉄板をTの字に溶接するときに、隅部分に肉盛して行う溶接です。
突合せ溶接は、2枚の鉄板を付き合わせた状態で溶接するものです。
リベットは、要はボルト留めのようなもので、溶接とは関係ありません。
16. 海上で長大支間の橋梁を一括で架設する場合に最も適した架設方法として正しいものをa〜d のなかから選びなさい。
a. トラベラークレーン工法
b. ケーブルエレクション工法
c. フローティングクレーン工法
d. トラッククレーンベント工法
正解はc
a・・・・× トラベラークレーン工法は、既設の補剛桁上に据え付けたトラベラークレーンにより順次架設しながら前進していく工法です。
b・・・・× ケーブルエレクション工法は、吊り索により橋体部材を支持しながら架設を進めて行く工法で、桁下空間が高い谷や、水深の深い河川上でのランガー橋・トラス橋などの架設に適している工法です。
c・・・・○ その通り。フローティングクレーン工法は、台船上にジブクレーンなどを設置したフローティングクレーンで、工場等で製作してきた橋桁の全体または数ブロックに分割したものを一括して架けることができる工法です。
d・・・・× トラッククレーンベント工法は、トラックに360度の旋回が出来るクレーン装置を搭載した自走式クレーンを用いて架設する方法で、標準的で一番多い工法です。ベント(仮支柱)設備にて橋桁を支持しながら架設します。
17. 10 進法の10 を2進法で表したものとして、正しいものをa〜d のなかから選びなさい。
a. 1001
b. 1010
c. 1100
d. 1110
正解はb
簡単な解き方。
(1) 10÷2=5 あまり 0
(2) 5÷2=2 あまり 1
(3) 2÷2=1 あまり 0
(4) 1÷2=0 あまり 1
というように、商が0になるまで2で割り続け、「あまり」を逆に(最後のほうから)並べたものが2進数変換した数値です。
つまり、1010。
18. 1から100 までの整数のうち、2でも3でも割り切れる整数は何個あるか。正しいものをa〜d のなかから選びなさい。
a. 16
b. 33
c. 50
d. 67
正解はa
2でも3でも割れる、ということは、2と3の公倍数の数です。
最小公倍数である6で100を割れば答えは出ます。つまり100÷6≒16。
また、100÷3≒33として、3で割り切れる数字が33。これは、3、6、9・・・・というように奇数・偶数の繰り返しで、33の半分が偶数。偶数は2でも割れるから、33÷2≒16としてもOK。
19. ホームページを作成しインターネット上で公開する場合、著作権侵害となるものをa〜dのなかから選びなさい。
a. 試用期間中のシェアウェアで画像を作成し、試用期間経過後もその画像を使用する。
b. 他人のホームページの内容を取り込まない形式でリンクをはる。
c. 購入した本の文書をイメージスキャナで複写して、著作者に無断で利用する。
d. 他人のホームページのフレームの大きさや構成をまねて作成する。
正解はc
a・・・・OK 画像を作成したのは使用者ですから、画像の使用権はソフトウェア作者にはありません。
b・・・・OK 問題ありません。ただ、マナー・モラルとして、リンク許可は得ておきましょう。
c・・・・NG 文書の権利は作者にあります。
d・・・・OK この程度では著作権侵害とはなりません。
20. ネットワークに関する記述のうち、誤っているものをa〜d のなかから選びなさい。
a. 電子メールでは、送信された情報はメールサーバを経由して受信者に送られる。
b. HTTP とはHypertext Transfer Protocol の略で、ネットワーク上やネットワーク間で情報通信を行うための通信規約である。
c. ファイアーウォールとは、主にネットワーク間に設置され、コンピュータへの不正アクセスやウィルスの侵入を防ぐものである。
d. Ethernet とはネットワーク接続のための代表的なプロトコルの一つであり、主に電話やISDN などのダイアルアップ接続の際に利用される。
正解はd
イーサネットは、PCからルータへ、あるいはルータからルータなど、あるネットワーク内で物理的に接続されたノード間での通信を行うためのプロトコルです。よって、記述の前半部分は合っていますが、後半が違っています。