わたしの技術士対策(環境部門)〜まさふみさん

<環境・自然環境保全>

わたしは、環境省の請負業務を行う組織に勤務しています。技術士(環境部門)が、入札要件になることがあるため、受験を決意しました。職場には技術士はいません。情報が限られる状況だったため、受験対策会社のセミナー付き通信添削講座を活用することにしました。

一次試験は、制度のうえでは他部門で受けても構わないことになっています。しかし、二次試験の択一試験でも、同じような問題がでるため、素直に環境部門で受験しました。2013年に、1度で合格しました。

セミナーの効果は、基礎科目、適性科目、専門科目のうち、基礎科目で高かった実感があります。というのは、なじみのない問題で、理解しなければいけないものか、解法を覚えてしまえばよいものか、わかったためです。

二次の筆記試験は、環境部門(自然環境保全)で受験しました。これも翌年に、1度で合格しました。同じ対策会社の、手厚いサポート講座を受け、直前模試も受けました。技術士に求められている要件は何かを、徹底的に理解するようにしました。講師の先生がアドバイスをくださったことを、しつこく反芻しました。

択一問題対策では、過去問とその類題を、繰り返し、解いて、訓練をしました。過去問は、平成13年以降の全問を対象にしました。難なく合格される方は、きっと笑われるでしょうが、わたしは1問あたりの解く回数は、10回を目安としました。勉強場所は、平日には、通勤に使うバスと電車のなかと、湯船のなかでした。休日にも、問題集を持ち歩き、クルマで助手席に座ることがあれば、たとえ2、3問でも確認するように心がました。

論文問題対策では、基本方針の理解を重視しました。あらゆることを「現状把握→課題・問題点の抽出→解決策立案→期待される効果」の4つのステップで、考えることにしたのです。

また、リスクマネジメントに関する出題が増えてきていることから、「解決策立案→業務実施手順と留意事項→想定されるリスク→その低減策」の4ステップでも考えるようにした。これらの考え方を、自分のアタマのなかに定着させるために、書籍やインターネットで情報をこまめに収集しました。

二次の口頭試験は、対策会社に加えて、Sukiyaki塾の模擬試験を2回受けました。そして、知り合い2名を前に模擬面接をしてもらい、妻を前にした模擬面接も行い、本番に備えました。

受験申込の際に提出した業務経歴票も、添削を受けて、入念に準備していました。そのため、試験当日には、すべての質問に冷静に答えることができました。

技術士の試験制度を通して、自分の業務を振り返り、自分のスキルを高めることができました。驚くことは、業務が充実することが多くなりました。それは、問題解決、課題遂行のやり方が、正しく身についたからだと思います。

基本を守り、適切な時期に、適切な訓練を行うことが成功の鍵だと、私は考えます。
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