10ヶ月の猛勉強。〜t_levin99さん <電気電子・電気設備> 1. 一次試験 平成21年10月に一次試験を受験。手ごたえ&掲示板による答えあわせで合格を確信し、翌年の二次試験の準備に着手した。 2. 勉強期間 一次試験終了後2週間を休養期間とし、11月より勉強を開始。 主なスケジュールは下記のとおり。 11月:資料収集 12〜2月:資料に関する仮想問題と模範答案の作成 3〜5月:過去問 6〜7月前半:問題集 7月後半:模擬試験 3. 参考書 @技術士第一次第二次試験 電気電子部門 受験必修テキスト(日刊工業新聞社) A技術士第二次試験 電気電子部門対策 解答例&練習問題(日刊工業新聞社) B匠塾 技術士第二次試験合格のための実例に基づくテクニック集(新技術開発センター) Cインターネットやsukiyaki塾の資料、過去問多数 4. 勉強方法 11月は主に資料集めと通読を行った。資料はインターネットの電気設備に関するページ(日本電気技術者協会の「音声付き電気技術開設講座」や水口さんの「電気設備の知識と技術」が非常に役立った)や、雑誌OHM、メーカやコンサルの技報、技術解説のページなど、電気設備に関することなら片っ端から印刷し、ファイルに綴じていった。この作業は試験直前まで続け、最終的には5cmのキングファイル3冊分の資料が集まった。 12月〜2月は集めた資料を600字の筆記試験答案用紙に手書きでまとめる作業を行った。集めた資料を通読し、仮想問題を立てそれに答える形で答案の作成を行った。作成に当たっては資料を見ながら、時間をかけてでも正確な答案を1枚に作成するようにした。この段階ではテーマについてはあまり絞りすぎず幅広い分野に取り組むようにした。比較的大きなテーマについては3枚とした。答案のまとめ方は基本的な表現方法についてはBの参考書が、全体の組み立てについてはsukiyaki塾の骨子法が非常に役に立った。 3月〜5月はとにかく過去問を解きまくった。インターネットを検索したり、オークションやamazon、ブックオフを利用して中古本を入手したりしながら、可能な限りの問題を収集し、解答した。これだけ解答すると何となく全体の傾向や、何度か繰り返して出されている問題があることも分かった。解答するに当たってはインターネットや参考書を参照し、正確な答案を作成した。 6月は新しい問題に対応するため、Aの問題を解いた。全問解答するつもりであったが、思った以上にボリュームがあり、結局時間切れで全問は出来なかった。この作業は7月初旬まで続けた。 7月初旬からは今まで作成した答案の中から試験に出そうなものを選択し、本番を想定して時間を計りながら何も見ずに解答する自己模擬試験を行った。このあたりから得意分野で確実に点が取れるよう、選択と集中を意識した勉強を行った。自己採点を行い、始めは40点くらいだったこともあるが、試験直前になると80点くらいは取れるようになっていた。 5.勉強時間 模擬答案については勉強開始当初1日1枚をノルマにしており、試験までの8ヶ月間に合計300枚は作成するつもりだったが、終わってみれば370枚となっていた。我ながら良く頑張ったと思う。また作成した答案をA5に縮小両面コピーし、通勤電車内や出かけるときに繰り返し読んで頭に叩き込んだ。全部暗記したら絶対合格するだろうと考えていたが、結局暗記はできなかった。 家には妻と幼い子供がいるため、平日は早朝中心に勉強し、土日はどちらかに図書館に通った。図書館は大学の図書館と市立の図書館を利用し、どちらかが休みでも対応できるようにした。大学の図書館はガラガラなので助かった。自己模擬試験は主に図書館で行い、合計65枚の答案を作成した。 合格までの総勉強時間についてであるが、上記答案の作成に平均して1枚1時間ちょっとかかったとすると、合計500〜600時間くらいだったのではと思う。 6.モチベーションの維持について Bの参考書及びsukiyaki塾のともともさんの受験記が大変役立った。合格のためにここまでしなければならないのかと覚悟するとともに、こんなに頑張っている人がいるのかという刺激を大いに受けた。そのため、モチベーションが下がることなく受験日を迎えることが出来た。 7月の自己模擬試験の終盤ではかなりの高得点が取れるようになってきており、短期間の詰め込み学習ではあったが、手ごたえとここまでレベルアップしたことの自信を感じていた。 とにかく一番効率よく、楽をして合格する方法は一発で合格することである、ということを常に言い聞かせながら、勉強するのは今年だけ、来年は楽にさせてもらおうという気持ちで勉強していた。2年も3年も勉強するのは勉強時間もかさみ、周囲にも迷惑を掛けるし、何より技術士として活躍できる残りの人生が短くなってしまうものである。 7. 他の受験生の様子について 周囲に受験を公言しておらず、また受験しようとする人も全くいなかったため、他の受験生の様子が分からなかった。そのため、自分でブログを書いてみたり、同じ技術士を目指す方のブログを見たりして、参考にさせてもらった。 12月に新技術開発センターの無料セミナーに行ったときは、まだ誰も勉強している様子はなかった。3月に一次試験の合格者歓迎会に行ったときも、まだあまり勉強している様子はなかったように思えた。(あえて皆言わなかっただけかもしれないが・・・) 多分自分は周囲の人よりもかなり前もって勉強を始めた方だと思うが、それが合格に結びついたのだと思う。 8. 試験結果 筆記試験終了後は一刻も早く解放されたい気持ちが強かったが、自分の解答だけは残しておかないといけないということで、ビールを飲みながら解答内容をまとめた。 自己採点の結果、必須問題は80%、選択問題は1枚問題が80%、40%、40%、3枚問題が70%くらいの出来だったと思われる。いずれにしてもぎりぎりだと思うが、全く初めて解く問題はほとんどなく、どこかで経験したような問題がほとんどであったので、落ち着いて解答することが出来た。とはいえ、一次試験の時のような自信はなく、筆記合格発表までの日々は悶々と過ごしていた。 合格発表はインターネットで確認した。大学受験の時を思い出すかのような感激であった。 以上 |
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