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一次試験は、2011年10月10日(月・祝日)に行われました。 一次試験の合格基準は以下のとおりです。 わかりやすいように、共通科目をのぞいて考えましょう。 合格条件は、以下の4条件をすべて満たしていることです。 (1) 基礎科目 15問×1問1点=15点 40%正解=6問6点以上 (2) 専門科目 25問×1問2点=50点 40%正解=10問20点以上 (3) 適性科目 15問×1問1点=15点 50%正解=8問8点以上 (4) 基礎と専門の合計(15点+50点=65点)で50%正解=33点以上 上記のすべてを満たしていることが合格基準です。逆にいうと、 ●基礎正解6問(6点)未満 ●専門正解10問(20点)未満 ●基礎と専門の合計得点が33点未満 ●適性正解8問(8点)未満 のどれかに該当するとアウトです。なお、共通科目は平均点以上であることが合格基準です。 合否判断は、前記合格基準を満たしているかどうかで決まります。 基礎と専門のところがわかりにくいかと思いますので、図表にしてみました。なお、図はNagaseさんに作成していただきました。ありがとうございます。
なお、「基礎科目で0点の分野があると不合格」というウワサが流れたことがありますが、それはガセネタです。現実に確実に0点分野がある(完全に捨てて解答せず)人も合格してますし、技術士会に直製電話で問い合わせ、「技術士会としてはそのような基準は設けていない」との答えをいただいてもいます。これは某受験参考書にその旨の記載があったのがウワサの元のようですが、無責任極まりない話だと思います。 |
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平成15年度以降の合格率推移をみると、平成20年度以降は35〜40%前後でやや落ち着いていましたが、23年度は大きく合格率を落としました。
一次試験の場合、択一問題のみで機械採点のため、合格率調整のようなことができません。そのため問題の難易度をちょっと変えただけで合格率が大きく変動しているのだと思われます。
一次試験はJABEE認定プログラム履修者と同等の科学技術に関する基礎知識を有することを判定するために実施する試験です。よって問題は技術系大学で教えている内容が基本になります。教育機関の受験生の合格率が高いことや、最終学歴と合格率の間に相関があるのは、こういったことが反映されているのではないかとも思われます。 |
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●一次試験の位置づけ すでにJABEE認定大学卒業生(つまり一次試験免除者)が毎年1万人以上誕生していると推定され、文科省が描いていた 認定プログラムによる高等教育→4年間の実務経験→二次試験受験 →若い技術士が多く誕生→CPD・国際資格 という流れは、一次試験段階では完成しつつあるといえるでしょう。またこの流れは、
このように考えると、一次試験を受けて修習技術者になるという道は「本流」ではなく(それゆえ私は大検に例えています)、「技術士補」という資格もまた「本流」ではないことがわかります。 ところが一次試験が簡単に合格できるとなると、JABEE認定を受ける「うまみ」(大学にとっては学生を集めるアピール度)が減ることになりますから、文科省にとっては面白くないことのはずです。 その一方で、「技術士数を増やす」という文科省の方向性も確かにあるでしょう。 これらのことから、19年度の合格率・合格者数激増は、もしかすると合格者を増やしたいという文科省の以降の現れかもしれないと思っていたのですが、20年度以降の合格率を見ると、ちょっとしたハードルの上げ下げが合格率の乱高下になってしまっている、すなわちそれだけボーダーラインにひしめいている状態なのではないかなと私は思います。 そして、おそらく今後も問題の難度の上下に伴って合格率も上下しつつ進んでいくものと思われます。 ●科目別の傾向 次に、科目別に見てみます。
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