一次試験体験記(共通科目)〜NORIさん

@ 教科書を読む
私の選択した科目は、数学と物理です。高専を卒業して何年も経っており、頭のなかは空っぽになっていたので、学生時代の教科書の練習問題を中心に勉強します。(教科書は問題を解くというよりも読むというイメージで勉強するほうがよいかと思います。)私の場合は完全に無の状態であり、さらに普段は仕事をしていることから一科目1ヶ月ほどかかりました。

A 過去問題を解く
教科書の練習問題がある程度解けるようになってから、過去問題に挑戦しました。参考書はテクノ社の技術士第一次試験【共通科目】(解説つき)平成5年度〜平成9年度、平成10年度〜平成14年度がオススメです。過去問を解きながら必要な公式も一緒に覚えていきます。参考書と持ち帰った試験から平成5年度〜平成15年度を3回ほどやりました。(このうち1回は試験直前にやったほうがいいと思います。)

B インターネット
教科書は表現が難しいものが少なくありません。そこで、分からない用語、分野はインターネットで調べました。非常に分かりやすく解説されているサイトがあったりするので、インターネットが使える環境であれば利用しない手はありません。

C 教科書の内容を最終確認
意外と得点アップに繋がりました。時間がある場合は教科書の最終確認をしても良いと思います。

基本的にはこれで合格にかなり近づくと思います。試験内容は大学教養程度とありますが、数学と物理に関しては高校の教科書レベルで6,7割ぐらいの得点は取れると思います。共通科目の合格基準は平均点以上ですが、数学と物理に関しては5,6割がボーダーライン、7割で安心レベルだと思われます。(ちなみに私は数学が19/20、物理が12/20でした。)実際に私は高校レベルの教科書しか勉強していませんでした。

また、数学、物理の受験者の方々は、関数電卓の使用をオススメします。今年度の数学の問題V−4では関数電卓の入力のみで解答できました。また、物理の過去門では、臨界角を求める問題で容易に解答できるものもありました。ただ、関数電卓はほとんどの機種は許可されていませんが、プログラム機能がなく1行表示であるCASIOのfx-260SOLARは受験の手引きにも記載がありませんでしたので使用できると思います。(yeah!yeah!の掲示板で過去に掲載がありました。)値段も2000円以下だったと思いますのでオススメです。

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早めの対策〜ふーちゃんさん

昨年(H15)の合格発表の時に全然勉強していなかった人達が合格し、それなりに勉強した自分が不合格であったことがとても悔しかったので、「何が何でも合格してやる」という気持ちを強く持ち、勉強方法をじっくり見直し、このサイトを参考にしながら自分の弱点を見つけていきました。
とはいっても建設コンサルタントに勤めているため、十分に準備が出来ない環境ですから今回は早めに動くことにしました。
私の合格までの軌跡を書いておきます。

6月  図書館にて適正科目のネタ本を借り、目を通してみる。適正に過去問もやってみる。
7月  基礎、専門科目開始
8月  仕事が非常に忙しくなり、全くと言っていいほど準備できず。
9月  相変わらず忙しいため、隙間時間を使って勉強できるようにカードの表面にキーワードを書き、裏面に解説を書き、昼休みやちょっと空いた時間を利用して準備をした。このころ専門は、過去聞10年分、基礎は3年分を3回やる。
10月 とにかく時間がなかったので過去問10年分の他にこのサイトを利用して最終チェックを行いました。

というような感じでしたが、とにかく時間がとれず、8月の土日もお盆も仕事であっため、ちょっとあきらめていましたが、「絶対に合格する!」と自分に言い聞かせて頑張ったのが良かったと思います。
あとは自分なりに「いつまでに技術士補をになる!」とか「何歳までに技術士を取る!」など目標を設定するのもいいと思います。ちなみに私は、「結婚するまでに技術士補を取得する」という目標を立て、彼女や両親にも言っていました。(笑)
おかげで今回ギリギリですが無事に取得できました。(今春結婚します。)

APECさんのサイトにはとてもお世話になりました。本当にありがとうございました。また二次試験でもお世話になると思いますので、よろしくお願い申し上げます。

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文系の挑戦〜リンゴ・スターさん

@文系出身の40代後半の中年です。
 ご参考になれば幸いです。

A適正科目について
 過去問をやったとき10題以上正解だったのであまりやりませんでしたが、甘くみると失敗すると思い過去問と通信教育(中部技術試験センター・8月からはじめました。)に絞りやりました。センターの模試では満点でしたがオーム社の模試は8点ぎりぎりでしたので気を引き締めて本番を受けました。(結果は14点でした。)

B専門科目について
 過去問10年分をくりかえしやり、通信教育で120題位やりましたがセンターの模試では13問正解、本番も13問正解で苦しかったです。(14から15題正解が目標でした)

C基礎科目について
 初めて過去問をやったとき7題正解だったので専門に重点を置こうとしましたが通信教育では解析と情報がまったく取れなかったので専門と同じくらいやりました。高校時代は生物が得意だったのでバイオは満点をめざしました。解析と情報はセンターの教科書が特に良く(微分、偏微分がわかり易く書いてありました。)微分の初歩なら得点できる自身がつきました。本番では11問正解でした。有限要素法は模試では失敗しましたが本番ではくらいついてなんとか得点できました。

Dまとめ
 試験期間中、苦しいときはこのホームページの体験記を何度も読み直して頑張れました。精神的に大分救われました。また基礎科目のバイオは当ホームページの問題を何度も繰り返した記憶があります。試験に合格できて技術部から補助のオーケーが出て技術士補になれそうです。これからも頑張るとともにすこしでもAPECさんに報いたいです。ありがとうございました。

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学生体験談〜めたのさえたさん

大学4年で上下水道部門に合格しました(平成16年度)。その体験談をお話します。
私は、大学3年の時、先生に勧められて受験を決意しました。その当時の私のバックグラウンドを説明します。
高専(土木系)卒業→大学編入学(環境系)。高専、大学では下水処理など専門に学ぶ。ちなみに、数学がとっても苦手。

私は一次試験合格のために作戦を立てました。
 @大学3年生で公害防止管理者水質に合格する。
 A共通科目免除で大学4年で一次試験に合格。
共通試験が免除されない状況だったので(しかも数学嫌い)、公害防止管理者合格によって、まず共通試験の免除を狙いました。
公害防止管理者の試験は、環境を専門に学んでいた私にとって簡単で、1週間以下の勉強で合格できました。
それで、大学4年の時に一次試験を共通試験免除で受けることができました。
これでかなり楽に勉強が勧められました。

適性科目
これはほぼ勉強ゼロで大丈夫だと思います。
普通の考えでといていけば正解率半分をきることはないと思っています。
一応過去問で自分の理解具合を確認し、ほぼ全問正解なので勉強しませんでした。
APECさんのページで、3義務2責務ということばだけは覚えました。
結果は14/15でした。

基礎科目
これはAPECさんのページを中心に、かなり真剣に勉強しました。
最初は、とても難しいと思ったのですが、解いていくとすべて基礎的なもので、一度コツをつかめばとても簡単でした。難しいとおもってあきらめずにチャレンジすれば意外と簡単です。
結果は14/15でした。

専門科目
私は上下水道部門でしたが、公害防止管理者の知識があったので楽に勉強できるだろうとおもって、あまり勉強しませんでした。
しかし、それが落とし穴でした。
上下水道部門は下水処理というよりは、管工事や、設計などといった土木系の要素が中心の出題だったのです。
それで直前に勉強しましたが、全くできずに20/50という結果になってしまいました。
専門をなめすぎたことが、今回、後悔している点です。
しかし、基礎科目の貯金により合格することができました。

以下のホームページは参考になります。
公害防止管理者受験に役立つページ
 ネットで学ぼう公害防止管理者水質 http://biokano.fc2web.com
 公害防止管理者集会所 http://www.hatikai.com/
上下水道部門の専門科目の正答論議がされたページ
 正統派異端系 http://ew.sanuki.ne.jp/nsw/
今回の受験で、勝因の最も大きなものは「公害防止管理者試験」に合格できたこ とであると思います。 共通科目免除資格の無い方は、国家資格による免除を目指すのも一つの手です。

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試験勉強としては失敗、しかし得られたものも大きかった〜井戸端さん

みなさんこんにちは。H16にはじめて1次試験(応用理学部門)を受験し、運良く1回目で合格できたものです。
適性10/15、専門15/24、基礎14/15でした。
私の試験までの道のりを箇条書きにて紹介させていただきます。

勉強のやり方
・本格的に勉強を始めたのは試験の2ヶ月前ぐらいだったと思う。
・専門は、専門である地球科学以外、どこから手をつけたらいいのか正直途方に暮れた。
・とりあえず物理、化学、地球科学の本で参考になりそうなものを手当たり次第に図書館で借りてきて読むことを専門対策の中心に据えてしまった。量子力学のおもしろさに気がついたことは、試験への貢献度にかかわらず1つの成果であった。
・物理は「ゼロから学ぶ物理のことば」(講談社)を繰り返し読んで、基礎事項の確認に努めた。
・嫌いな化学は途中で勉強を諦めてしまった。
・適性と基礎は日刊工業新聞社の「技術士第一次試験「基礎・適性」科目模擬問題集」だけに集中した。1回全体を通したあと、わからなかった問題を1回繰り返しました。

受けてみての感想
・基礎科目は勉強した分野/しなかった分野にこだわらず、その場で問題を見てすぐに解けそうな(もしくは合う確率のより高そうに見える)問題を優先的に選択した。時間が少なくなりパニックに陥るのを避けたかったので、速く解けるものから順に解いていった。計算不要な問題を出来るだけ速く解き、余った時間(私の場合30分)をたっぷり計算問題にとっておいた。
・試験は大学専門課程レベルということだが、「試験に通る」ということだけを目標にするのであれば、高校の物理/化学をしっかり復習する方が効率的だと思った。実際、高校レベルの問題も散見される。(バネとか水溶液とか)
・勉強を投げたはずの化学の問題(H16のIV-12,IV-13)に救われた。苦手分野でも常識やおぼろげな知識を総動員すれば解ける問題もある。
・「次の記述で誤っているものはどれか」「正しいものはどれか」形式の問題が多い。キーになる数値をちょこっと変えて「誤」にした選択肢も多い。参考書を読むとき、漫然と読むのではなく、キーとなる数値を心に刻みつけながら読むことが必要だと思う。(例:大陸棚の文献なら、水深が「200m程度」という数値を刻みつける)
・とにかく最後まで諦めないことが大切。配られた専門試験に目を通したとき、自信を持ってわかる問題が少なかったので、目の前が真っ暗になった。それでもとにかく試験時間の最後まで諦めずに、なにかヒントはないか、何か思い出せないかと問題に食らいついた。

正直言いまして、勉強方法としては私のやり方は失敗だったと思います。ただ準備の出来、不出来にかかわらず、試験当日は最後まで諦めず、1点でも上積みするという心意気が大切だと思いました。その悪あがきのおかげで合格できたんだと思います。
また点数にどの程度貢献したかは??ですが、科学書の乱読で数ヶ月間ではありましたが「科学の頭」になれたことは心地のよい経験でした。正直言ってあの大変な1次試験はもう受けたくないが、これからも業務以外の分野の科学書を読むように心がけたいと思います。
また勉強期間を通じて、APECさんのホームページには励まされました。この場を借りまして、お礼申し上げます。

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恐るべし失格〜ぺんぎんさん

 一次試験を受験しました。自己採点では、基礎・専門・適正試験とすべて合格基準を満たしていましたが、受験番号の記入ミス(マークミス)により、失格してしまいました。資格試験は、初めてではなかったのですが、今思えば、どこか気のゆるみがあったのでしょう。失格については、掲示板等で、話題となっていませんが、これから、一次試験を受ける方に、私と同じような悔しい思いをしないよう、失格体験記を記載してみます。

1.失格内容
 専門試験の答案用紙に、氏名、技術部門、受験番号(数字・英数)を記載、受験番号をマークシート欄へ着色。このときに受験番号”1○N○○1○○”を着色したつもりが、最初の1を、マークシートの0(ゼ ロ)欄に着色してしまった。他の数字は、すべて正しく着色してありました。
 *試験時の答案用紙は、日本技術士会(技術士試験センター)にいけば、閲覧させてくれます。詳細は再度確認してください。

2.原因
 1=マークシート欄の一番上という、思いこみがあり、マークシート0欄へ安易に塗りつぶしを行ったのではないか。しかし、百の位の1は、正しくマークシートの1の欄に塗りつぶしをしていた。
 基礎科目・適正科目は、すべて氏名からマークシートの塗りつぶしを行っていた。

3.結果
 上記の内容により、失格となった。
 技術士第一次試験成績通知書には、
 ************************************** 
  成績及び、結果:以下の理由により失格
  科 目     失格理由
  専門科目    受験番号マークミス

  *失格の場合、すべての科目が採点の対象となりませんのでご了承ください。  
 **************************************


 と記されていました。

4.来年度への向けて(再発防止)
 解答後に、答案用紙をなんども確認したが、解答数と、解答番号のマークチェックにのみに気を配りすぎた為、受験番号のマークチェックに油断が生じた。今年から、問題用紙の持ち帰りが出来るようになったので、問題用紙へ解答番号を控えるのと、マークシートから受験番号の再記入を行ってみようと考えた。

5.来年度受験する方へ
 私自身、少ないながら他機関の資格試験を受験しており、勉強不足による不合格も何度かありましたが、今 回のような形での失格は、初めてでした。失格内容には、選択問題数オーバーもあります、また、自分の解答を答案用紙に転記ミスをし不合格になることもありますが、それ以前の受験番号ミスでの失格(不合格) には、肩を落としました。
 これから、受験される方には、同じような思いをしないように、受験番号にも気を付けてみるとよいでしょう。
 私の中では、珍しい内容での、失格なので成績通知書を額にいれて残しておきたいと思います(笑)

 最後に、私もAPECさんのサイトにはとてもお世話になりました。本当にありがとうございました。気をとりなおして、試験準備をしたいと思います。

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一次合格〜圭介さん

皆さん、初めまして。
今年1回目の挑戦で、無事建設部門1次試験合格する事が出来ました。
ちなみに適正13/15、基礎9/15、専門32/50と言う結果でした。

今年はコンクリート診断士の試験(合格)もあったので、実際に1次試験の勉強に取り組み始めたのは8月に入ってから、実質2ヶ月ちょっとの準備期間でした。
最初はかなり焦ってましたが、とにかく自分の出来る範囲で頑張ろうと開き直る事にしました。

勉強の中心資料はもちろんAPECさんのHP。
過去問をやり、間違ったとところなどはHP内の参考資料ページを良く見直し自分なりに整理しました。
また基礎科目を集中的にやったら、次は専門科目を集中的にやり、次に基礎科目に戻ったら程よく忘れているので(苦笑)、また過去問をとき補足資料を読み反復して頭にたたき込みました。

また仕事が終わってからの時間を勉強に当ててはいましたが、1時間半取れればいい方なので、まず自分の不得意な分野は最初から切り捨てました。
不得意な分野に時間を割いて覚えるなら、得意分野を確実に点を取れるようにした方が得策だと思いました。(HPにも書かれていましたので・・)
そして適正は前年の過去問を解いたのみ、これは何とかなるだろうと践んでました。

試験が終わって、ぎりぎりのラインかなぁと思ってたので、敢えて答え合わせはせず合格発表の日を待ちました。
発表の日、ネットで自分の受験番号と名前を確認した時は本当に嬉しかったです。

随分とバタバタした受験でしたが、時間が足りない分集中して出来たのが好結果につながったのかなと思います。
これから二次試験に向けてまた頑張らねばと、思っている所です。

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一次試験体験記〜hiroshi1118さん

こん○○は。hiroshi1118です。
今回で新旧制度あわせて三回目の受験で合格しました。
合格部門は情報工学部門です。

各分野の勉強方法
0.共通科目  大学は工学部を卒業したので、免除です。
1.適正科目
2.基礎科目
3.専門科目
 上記3つについては通信教育を利用していました。情報工学部門に関しては、あまり情報がないので手っ取り早い方法として選択しました。
去年も同じ通信教育を使用したのですが短期集中(2ヶ月)を選択してしまったために、解く問題数が
 1.50問/月
 2.10問/月
 3.100問/月
 #このくらいの数字だったか漠然ですいません。
のため、自分では解く問題数が少ないとゆう不安を抱えながらの受験でした(案の定H15年は不合格でした)
 今年は、嫁さんに頭をさげ、合格しなければ【離婚】という言葉(多分ジョークだと思いますが) を聞きながら、猛勉強しました。
 去年よりは、解く問題数も倍になり(短期集中はやめ、じっくり型に通信教育を変更(4ヶ月)) また、去年は翌週に情報処理技術者試験があるのを受けなかったのですが問題量を増やすために、翌週の情報処理も受験しました(こちらは落ちましたが(-_-;) )

 3回受験して思ったのですが、他のサイトなどを調べていても「ソフトウエア技術者試験レベルだ」とか「その間」とかあったのですがそんなことはないと思います。
 専門知識がないと結構解けない問題があり(情報処理レベルでも解ける問題も数問あるが) 前年度で解き方や語句の意味がわからなかったりすると図書館で専門書を調べるようにしました。
 1.適性は送られてきた問題で不正解の部分に関しては問題と解答をノートに張り、仕事の休憩中や出張先でノートを見ていました。
 2.基礎に関しても同様です。

 今回はたまたま、自分が解いていた問題がパターンにはまっただけかもしれませんが 多くの問題(過去問)を解くことで自分の苦手部分が判明すると思います。

 以上のことが参考になるかどうかわかりませんが、来年度受験する方のちょっとした参考に なれば幸いです。

 #通信教育として利用した会社:http://www.ctsc.co.jp/(株)中部技術支援センター
 #利用したサイト(無料)携帯版もあり http://www.online-pe.com/cgi-bin/mem/login/

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結構がんばったよ〜たっくんさん

原子力・放射線部門一次試験に合格したものです。成績は基礎・専門科目とも約70 %くらいでした。適性は2問失点でした。

昨年の3月に受験を決めたとき、このHPで一次がどんなものかを把握しました。
私は結構忙しい人間で、仕事で帰宅は午前さま・・・・・。いったい、いつ勉強 するんだろう?と考え込んでしまいました。皆さんの参考になればと思い、私の1 次試験対策を以下に書きました。

【基礎科目/適性科目対策】
1.過去問題:HPからDLしてH13年度〜H15年度についてザット解いてみました。し かし、学校の勉強とも仕事上の知識とも距離があり、これは理系おたくの問題だ 、何か対策をしなければと実感しました(3月)
2.岩波の現代工学の基礎を地元の図書館で借りて、下記についてはノートを作成 しました。選択したテーマは普段の仕事や専門に少しでも関係のありそうな「エ ネルギー」、「環境学」、「解析力学」、「解析材料力学」はノートをつくりま した。後で読もうとおもいながら、結局殆ど読めませんでしたが、整理をして書 くことで頭に知識を刻みつけたのだと思います。電磁気はマクスウェルの式から して全くあたまに入らず、1週間我慢して読んだ結果、電磁気はあきらめようとい う結論に至りました。
3.演習は「基礎科目と適正科目100問」を6月と8月と10月取り組みました。できな かった問題や知らなかったことは回答を読んでノートに整理しました。なるべく コンパクトにまとめて、最低覚えるべきこととして暗記をしては問題にとりくみ ました。結局この問題集はほとんど覚えたように思います。
4.情報系が極めて不得手(2進計算も完全に忘却のかなただった)だったため、情 報処理午前に関係するWebの問題集サイトでの問題に取り組みました(8月)。
5.生物は高校1年を最後に全くやったことがない!HP「遺伝子の部屋」とゲノム関 係の雑学事典2冊を8月に読みました。結局、遺伝子の部屋を読むことで、かえっ て生物は得意科目になりました。
6.テクノ社のメールマガジンで、少なくとも基礎科目と適性科目についてはほぼ 毎日過去問題を繰り返し解いていました。(適性はほぼこれだけ)。

【専門科目】
原子力の知識を大学時代から現在までの経験で分類してみると、@原子炉物理、 A核燃料サイクル、B放射線、C燃料・材料工学、D安全工学・システム工学か とぼんやり考えました。
日本原子力学会が作成した模擬問題を見ると、やはり@とBが大きなヤマであと は時間が許す限りで広げて考えようということにしました。
@については平川直弘著「原子炉物理入門」の式を一つ一つ導出しながら読みま した(6月〜7月)。Bについては放射線取り扱い主任者のテキストと例題を一通 り読みました(9月)。原子炉安全については平素のお仕事なので特に勉強はしな いことにしました。

【時間の使い方】
とにかく、まとまった勉強時間はとれず、通勤電車(往復80分)と就寝前の1〜2 時間を使いぬくしかありませんでした。そのため、A4コピー用紙とペンとテキス トはとにかくどこにでも持ってあるきました。
受験前はいつも勉強してないなぁと思っていましたが、後で考えると学生時代よ りも勉強していたかもしれません(笑い)。結構充実した6ヶ月でした。

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あがきと運で受かりました。〜again3さん

 皆さん、はじめまして。建設コンサルタントに勤務し、10年目の技術者にも関わらず、今回、おそらく、5回目くらい、建設部門での受験でした。
基本的には、真面目にコツコツと受験勉強を進めることが基本だと思いますが、私のようなタイプもいると思い、体験記として紹介することとしました。

◆自己分析
これまで、技術士補試験にかぎらず、多くの資格試験の申し込み(今年は、6受験)をしてみましたが、受験申し込みをした時点では、非常にテンションがあがり、毎日勉強するものの、受験が近づくと、仕事の忙しさのせいにして、受験勉強をしない。あげくのはてには、受験さえしないということがありました。その原因の一つには、心底から受かりたいと思う強い意志がなかったこともあります が、なめていたんだと思います。
そこで、今年はあえて、受験前(1〜2週間)のみに絞り受験勉強し、時間がない状況にした上で、プレッシャーをあたえ、試験に臨むこととしました。

◆試験前日〜試験当日
【前日】

もちろん、APECさんホームページ(「直前シート」や「模擬試験」)が中心ですが、それ以外にも、市販の受験対策本 専門・基礎 各1冊ずつを、まず、1回目は、ざっと解き、おっけいなものを○、全然だめなものを×、一応あったけど、試験直前に確認したいなぁと思うものに△をつけました。
2回目には、△、×のみを確認し、同じく、チェックするといった方法で、2〜3回ずつ、一気に覚えこみました。
皆さんも同じと思いますが、適正は無視しました。
【試験当日】
前日の睡眠時間が、2〜3時間という中での受験日なので、一番怖いのが寝坊でした。そのため、当日は、AM7:00くらいに家を出発し、そのまま会場へ向かい、AM8:00くらいにつきました。
会場についたものの、もちろん会場の設営さえもできていない状況で、右往左往していると、試験主催者側の責任者のような方に声をかけていただき、本部の前まで一緒に連れて行っていただきました。実は、この移動の際、心温まる応援のお言葉をいただき、より一層やる気になれました。
もちろん、会場でも、周りの目を気にせず、一心不乱に覚えなおしました。

◆結果
結果は、専門;26/50、基礎;7/15、適正;13/15と、見事にぎりぎりで、ここで公開するのも恥ずかしい結果でした。本当に運がよかったと思いました。事前に山をはった問題は、全くでず、専門の試験問題を一読した時点でも落ちたと思いました。
ただし、直前だけにでも、がむしゃらに受験勉強を行うことで、運良く通ることもあることがあるため、来年、受験を控えられている方についても、最後まであきらめられず、受験されてみては、と心から思います。

◆最後に
私自身を見返した場合、間違いなく、直前、つめこみ型なのですが、なんとか技術士だけは、長期的を戦略をねりつつ、一発で受かりたいと思います。
また、昨年、技術士補に落ちて以来、APECさんの掲示板での皆さんのやり取り等を拝見し、本当に励みになりました。ありがとうございました。今後は少しでも還元できるよう、頑張りたいと思います。

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一次試験体験記〜スキマ時間の活用〜〜manaさん

1. はじめに
皆さん,はじめまして,manaと申します.(30代男性,ソフトウェア関連の技術屋です)
平成16年度の技術士一次試験(情報工学部門)に初受験ながら合格することが出来ました.
今後,一次試験を通じて修習技術者を目指される皆さんの何らかの参考になればと思い,投稿させて頂きます.

2. スキマ時間の活用
春に受験は決意したものの,転勤(それに伴う手続き,準備,引越し等)や仕事の納期が度重なる等,まとめて勉強する時間が殆ど取れませんでしたので,通勤時間(片道30分程度)や仕事の休憩時間,休み時間等の「スキマ時間」を活用しました.
通勤時間は本やWebコンテンツをプリントアウトしたものを読む,PCの前にいる時は調べものをする等,TPOに応じて勉強方法は変えました.「時間が無いから勉強出来ない」のではなく,「1日5分でも,10分でもいいから,何処かに勉強する時間を見つけ出す努力をする」ことが,まずは大切ではないかと思います.

3. 勉強方法
この「技術士受験を応援するページ」の「一次試験対策コンテンツ」のうち,「専門科目(建設部門)」以外のものを少しずつ,最終的には一通り読みました.「受験者の方々の生の声」が凝縮されていますから,どの参考書よりも有益な情報源となりましたし,このサイトに出逢えたお陰で合格することが出来たと言っても過言ではありません.その他には「技術士第一次試験を解こう!」の「メールマガジン」をクイズに挑戦する様な感覚で活用しました.

4. 科目別コメント
<共通科目>
 免除(理工系大卒の為)

<適性科目> 目標:8/15 → 結果:14/15
「3大義務2大責務」を念頭におき,過去問題とその解説にあたりました.APECさんも仰られていますが,出題者側の用意した「正解」に達するにはある程度の「割り切り」が必要だと思います.このサイトの「適性試験対策」や「役立つ情報リンク」にある『「社会のための技術」講義ノート』のコンテンツは非常に役立ちました.

<専門科目> 目標:24/50 → 結果:34/50
過去問題にあたりましたが,数問を除いて最初は殆ど解けませんでした.情報を求めてネット上や書店を徘徊しましたが「これは!」と言うサイトや書籍は見つけられませんでした.そこで,問題特有の言い回しに慣れる事と,分からない,知らない用語があった場合にはネット検索等で調べる癖をつける&身に付ける様にしました.
計算・トレース問題は「何故この解答になるのか」を・・・最終的には自分で導き出せるようにして,ある程度の自信を持った上で本番に臨みました.

が,本番では60分経過した時点で数問しかマーク出来ておらず,かなり焦りました.
そこで,とにかく「少しでも解けそうな問題」を探しました.「もう60分経ってしまった」ではなく,「あと60分もあるんだ,○問は出来ているから,あと△問解けば良いんだ」と気持ちを切り替えたことで「焦り」をかなり抑えることが出来たと思います.結局,25問マークすることが出来ました.

「情報処理技術者試験のソフトウェア開発技術,高度区分の午前問題」に似ている面も確かにありますが,計算・トレース問題等はそのレベルよりも難しく感じられました.90分で50問に対し,120分で25問ですから,それなりに難しくなっていると思います.「知識があればすぐに解ける問題」もありますが,「与えられた条件を理解した上で,地道に計算・トレースして解に辿り着ける問題」の方が目立ったような印象を受けました.

<基礎科目> 目標:10/15 → 結果:13/15
得意な分野を2分野以上作り,確実に得点に結びつけられる様にすることが大切だと思います.逆に「苦手分野」でも問題文中にヒントが隠されていることもありますので,得点のチャンスはあると思います.これは,基礎科目に限ったことではありませんが,試験終了の合図がある最後の最後までは,諦めないで下さい!

(1)設計・計画,(2)情報・論理
過去問3年分にあたり,頻出問題の解き方をこのサイトで掴みました.専門とも重なる分野に思えたので,これ以外の対策はしませんでした.

(3)解析
自信が無い分野でしたので「バネ」,「偏微分」,「有限要素法」にヤマをはりました.が,物理や数学の基本公式とその意味を理解しておくことで,どれかしら1問は解けるのではないでしょうか.

(4)材料・化学・バイオ
バイオ分野に絞り,一から学習するつもりで「役立つ情報リンク」にある「遺伝子の部屋」のコンテンツに一通り目を通しました.「学習マンガ」を読む様な感覚で,バイオの基礎的な知識+αを身に付けられますのでお奨めです.

(5)技術連関
全くわからなかった場合は「勘」や「試験セオリー」に頼るつもりでいたので,過去問で「解き方」を身に付ける以外の対策はしませんでした.本番では何かで読んでいたり,目にしていたり,業務を通じて経験していたといった分野の問題が出題され「机上の勉強だけではなく,実務上の経験も関係している」ことを痛感させられました.

5. 最後に
一時は「受験するだけで精一杯」と考えるまで追い込まれていましたが,ある日,それまでは「解けそうも無かった問題」が「解けそう」に思えて来たり,実際に「解ける」ようになったりし・・・「受験するからには合格したい!」と言う気持ちに変わって行きました.(受験の約2週間前のことです)色々と重なって「勉強する時間が取り難くなった」ことで逆に「スキマ時間内の勉強での集中力が高まり,効率的に勉強することが出来た」からではないかと思います.

ノウハウの面でも,精神的な面でもこのサイトには大変お世話になり,本当にありがとうございました.私は二次試験までは数年の経験を積む必要がありますが,こちらのサイトを通じて引き続き,色々と学ばせて頂きたいと思っています.今後ともよろしくお願いします.

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きつい共通科目〜yammay27さん

建設コンサルに15年ほど勤めています。(高卒です)
専門は情報工学です。

H9頃から2次一発を何度か受け、その後閉門...
散発的に(苦笑)1次を受け続けH16にやっと合格出来ました...
お恥ずかしながらあと一歩で転落でしたw

@共通科目(地学11/20 生物学7/20)
 私感ながら、大学受験をしたことがない私には「天上から垂れる蜘蛛の糸を掴むが如く」...
 合格発表を見ても、受験番号の末尾にABCDEがついている方々は(共通を受けなくてはならない人)圧倒的に少ないですよね。
 昨年3月に近所にある代ゼミの書店へ出向き、大学受験に使うものと思われる地学・生物学の参考書を買い求めこれを毎日数ページずつ読みました。(数研出版チャート式 新地学・新生物IB・U)
 読めば結構おもしろくて、読み物を読んでいる感覚でした。(H16地学V-3などは上記参考書の28Pにそのまま答えが出ています)
 全てが参考書でまかなえる程簡単ではないのですが、半分程度は回答できるようになれると思います。

A専門科目(18/25)
 30問中25問選択です。
 これは参考書を元に勉強するしかないですね。
 しかし、参考書でもどうにもならない程難解なものが散見されます。
 計算問題で点数を落とさないように過去問題を解いておきましょう。
 特に関数実行時に与えられる引数から最後の値を答えるものは、何度も解いてスピードアップを図りましょう。

B基礎科目(12/15)
 参考書が大いに役立つ科目です。
 広く浅く知らなければならないため一番手間取りそうですが現役コンサルとして活躍されていれば素でもなんとかなると思います。

C適性科目(9/15)
 H16から成績通知が届くようになりました。
 見てびっくり!あと1問落としていたらアウトでした。
 過去問題を何度か解き「当たり前だよな〜」とタカをくくっていたのが誤りでした。
 持ち帰った問題を何度か読み直しましたがやっぱり難解です。
 技術者倫理とふるまいの何たるかをはっきりと認識しておかないとダメですね。

※(正答数/設問数)

最後に


共通科目に正面から向き合っても何とかなるのではないでしょうか。
平均点以上が必要ですがご覧の通り合格出来ていますしw
各共通の平均点って何点なのでしょうかね?

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